アインがクラリッサの強化装備を見て気絶したアインは次の日には目覚めた。
アインはクラリッサと共に基地司令の部屋に向かっていた。
「すまない、クラリッサ昨日は迷惑をかけた。」
アインがクラリッサに昨日のことを謝るとクラリッサは「いや、気にしないでくれ」と笑顔で返してくれた。そのクラリッサの言葉に改めてアインは(良い女だな)と思った。
アイン達が司令がいる部屋に入るとそこには初老の軍人がいた。
「司令、アイン・ハルフォーフ中佐及びクラリッサ・ハルフォーフ大尉出頭しました。」
アインとクラリッサが敬礼をするとその司令も敬礼を返し、口を開いた。
「中佐、今回君たちを呼んだのはな、まずフランスで君たちを襲った男達は金で雇われた町のゴロツキどもだ、尋問したが残念ながら雇い主は分からなかった。」
「次に休みあけにどうやらIS学園に第2の男性操縦者が入ることが情報部が調べて判明した。」
「「なっ!?」」
アインとクラリッサは司令から聞いた情報に耳を疑った。アインが司令に何か聞こうとしたが司令が再び喋り始めた為口を閉じた。
「それでその第2の男性操縦者はフランスの出身であることがわかった、今回の君たちへの襲撃が偶然だとは私は思えん、だから十分注意してくれ。」
司令からの警告を聞くとアイン達は敬礼をして部屋をあとにすると格納庫に向かった。
格納庫に着くと中では隊員達が新型機のメンテナンスをしていた。アイン達はが現れると隊員はアイン達に敬礼した。
「諸君、楽にしてくれ。ところでラウラ少佐は居るか?」
アインが訪ねるとその名前の少女がやってきた。
「なんでしょうか?アイン中佐。」
「ラウラ少佐、司令から聞いていると思うがお前も俺が学園に戻る際共に行くことになっているので準備を今日中にしておけ。」
アインの言葉ににラウラは「はっ!」と答えると次にアインは「それでどうだ新型は?」と尋ねた。
「はい、配備された隊員用IS【ジムⅢパワード】は第3世代に匹敵する機体で隊員達も良い訓練結果を出しています。」
「また、私とクラリッサに配備されたRGM-89DS【ジェガンD型S】は隊長のジェダに匹敵する高性能機であります。これで我々も隊長と共に戦えます。」
ラウラの感想を聞き隊長達を見ると全員一緒に戦えることに嬉しがっており、彼女達の瞳には(もう我々はお荷物じゃない)といった闘志が感じられた。
アインは隊員達に「今後も日々精進し機体の力を出せるように」と激励した。その後隊員達に昨日束が作ったISスーツ【強化装備】をクラリッサと披露すると「「「キャー」」」隊員は歓声をあげ「お兄様、お姉さま」と言う有り様だった。
その夜アインは自室にてIS学園に向かう準備をしていた。
「それにしても、流石束さんだな。俺が渡したデータからジムⅢパワードだけじゃなくジェガンも作り改修までするんだからホント天才で相手からしたら天災だな。」
アインが準備を終え寝ようとした時ドアがノックされ開けるとクラリッサが寝巻き姿でいた。
「クラリッサ・・・」
俺が名を呼ぶとクラリッサは「アイン、しばらく・・・会えなくなるからその・・・今夜は一緒に良いか?」
頬を染めながら言う彼女にアインは「ああ、良いよおいで」と手を差し出すと「ああ」と答えアインの手を取り部屋に入った。
その夜は2人の声が兵舎中に聞こえたとかどうとか。
翌日アインはラウラを連れIS学園に向かった。だがアインはまだ気づいていないあるシステムが起動しようとしていることに。
-----VTS----&
---/nEWTYPE iNJECTION tRACE rEFOMED oLDTYPE
【n_i_t_r_o】(ナイトロ)---スタンバイ----
-------------------------
【ジムⅢパワード】(色は原色の白→黒、赤→紺色)
正面から見て右肩に部隊マーク、左肩に番号が施されている。
束がアインから提供されたデータから作られた機体。
アインとの連携を考慮してファントムスイープに配備されたこの機体が選ばれた。
【武装】ビームライフル、ビームサーベル、ジム・ライフル、ラージシールド
いかがでしょうか?次回は学園の話です。クラリッサとラウラの機体解説はまた別の時にします。ではまた金曜に会いましょう。
ヴァルキリーズの登場は?
-
嬉しい
-
予想してたよ
-
他のキャラも出して