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Pab新歓コンパ会場Aテーブル周辺。
そこには異様な光景が広がっていた。
「こら伊織。きちんと乾杯しないとだめだろ。」
「まったくだ。ほら乾杯をやり直すぞ」
「ちょっ…待っ…いやああああああぁぁぁぁぁ!!!」
「”杯を乾かす”と書いて!」
「「「かんぱーい!!!」」」
常人ならば一杯飲めば病院に担ぎ込まれる殺人飲料を飲み干す伊織。
ウォッカはジョッキで飲むものではないので、よいこの諸君はマネしないでほしい。
このタイミングだな。
「行くぞ、耕平」
「ああ」
「やっぱり濃いなぁもう!」
「水を飲まないと倒れるぞ」
「ウォッカに合うチョコレートがあるんだが1つどうだ?」
「あぁどうも」
そういってウォッカとウイスキーボンボンを差し出す屑ども。
馬鹿正直に渡されたものを食べ、くぴくぴと酒を飲む伊織。
「…」
一拍おいてチョコレートのパッケージを確認し、渡された飲料をライターで点火する。ボッと青白い炎を上げて燃える飲料。燃やさなきゃわからないのか…(恐怖)
「アルコールぅぅぅううううう!!」
渡されたチョコレートとウォッカを投げ捨て、慟哭を上げる伊織。
「いい飲みっぷりだな、北原伊織」
「ジョッキウォッカおかわりとは常軌を逸した酒狂いだ」
「耕平に金一!これは復讐のつもりか!?」
「そんなつもりはないが、一人ぐらい潰して入会させないと脱出できないように見えてな」
Aテーブル中心部で行われている狂気の宴をみつつ遠い目をする耕平。
_ッ!
瞬間、金一に電撃は走る。
あれ?待てよ??
別に生贄が複数あってもいいよな?何ならそっちのほうが俺の生存確率は上がるのではないか?
ささっとその場においてあるウイスキーとウォッカでカクテルを作ってと...
「俺たちを連れてきたのはお前なんだから、責任を取って
ほれ、とPab式ウーロン茶を耕平に手渡す金一。
すまないな、とくぴくぴ差し出されたウーロン茶(哲学)を飲む耕平。
「…」
一拍おいて渡された飲料をライターで点火する耕平。
ボッと青白い炎を上げて燃える飲料。燃やさなきゃわからないのか…(2分ぶり2回目)
「薬院貴様ぁぁぁッ!!」
「別に生贄が一人だけである必要はないよなぁ!お前ら二人が俺のデコイになってくれや」
「誰かを生贄にするってのは確かにナイスアイディアだぜ。俺のために潰れてくれや金一、耕平!!」
「自分だけ助かろうなどと何て醜い奴らなんだ。母親の胎内に真心と道徳観を忘れてきたようだな!!」
自分のことを棚に上げ、厚顔無恥にものたまう金一。
3人で揉み合いになりながら続く醜い争いを見かねたのか、時田が仲介に入る。
「こらこら、喧嘩はいかんぞ。どうしても揉めるんなら勝負にしろ」
「「「勝負?」」」
「Pabでは喧嘩はご法度。飲みのゲームで雌雄を決するんだな。」
こいつら馬鹿どもに負けるわけがないが。飲みのゲームともなると、ある程度こちらも飲む必要があるだろう。アルコールで鈍った頭でこのサークルから脱出できるのか?ここは冷静にこの場を離脱して…
「なんだ金一、ビビってんのか?」ププッ
「しっぽ巻いて逃げ帰るなんて、情けない奴だな薬院」ププッ
「やってやろうじゃねえか!!」
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「「「おぉろろろろろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」」」
「やっぱりこうなったか」
「1年坊はまだ飲み方を知らないんだろ」
視界がおぼつかない上に気持ち悪りぃ…
Pabの先輩方が何かを言っているようだが正直何言ってるかわからん。
見かねた寿先輩があきれたようにコップを持ってきてくれたようだ。
ほれ、と手渡されたコップを受け取る。
「すみません..」
「ありがとうございます…」
「助かります…」
口々に感謝の意を伝え、くぴくぴ差し出された何かを飲む俺たち。
「「「…」」」
一拍おいて渡された飲料をライターで点火する。
ボッと青白い炎を上げて燃える飲料。燃やさなきゃわから (ry
お前らがそんなにシャイボーイだったとはなあ などと嘯く寿先輩。
手元の瓶には燦然と輝くSPIRYTUSの文字
「強い酒がほしいなら次からは遠慮せず言えよ?」
「「「酒ぇぇぇぇぇええええええ!!!」」」
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新歓コンパ翌日。伊豆大学のとある教室には下着一枚のみを着用した男3人組が目撃されたという。
「本当にあのバカは…」
千紗ちゃん可愛い...可愛くない?
5000文字近く書いてようやく女性キャラのセリフが出てくる小説なんて、あるわけないじゃん(無邪気)