明日はちょっと長めな文字数の投稿あります。
それまでの繋ぎに過去公開していたSSを再掲載したので良かったら読んでください。
ゴールドシチー
そのウマ娘の名前は知っていた。
むしろ、知らないウマ娘のほうが少ない。
人呼んで ── “ 神が愛した太陽王 ” 。
連対率100%のスーパーウマ娘。
国内外で走り、クラシック二冠、海外G1連勝。
特に欧州での活躍は現地のウマ娘を退けて年度代表ウマ娘に選出されるほど圧倒的。
それにあの美貌。
誰もが見惚れずにはいられない完ぺきな美の結晶は、ウマ娘としての強さと両立していた。
強いのにかわいい。
かわいいのに強い。
どちらかひとつだと思ってた。
だって、今までアタシのことを顔で見る人ばかり。
顔じゃなくって、スタイルじゃなくって、お人形扱いなんかじゃなくって。
アタシの走りを、ターフにいるときは走りだけを見てって思ってた。
だって。
強くなるためにはかわいいはセーブしなくっちゃ。
かわいくいるためには強さは求めちゃだめだって。
でも違った。
共存できる。
両立できる。
かわいいも、強いも、体現できる。
その見本が、彼女 ── サンジェニュインだった。
メイクデビューより先に芸能デビューしたのも。
類まれなる美貌の持ち主として脚光を浴びたのも。
アタシとサンジェニュインは同じだった。
けど、なかなか勝ち上がれなかったアタシと違って、サンジェニュインはメイクデビューこそ2着だったけどクラシック二冠ウマ娘。
かわいいだけ、の前評判なんか一瞬で消えて、レース場には彼女の美と並んで強さが語られる。
憧れた。こうなりたいと思った。
ウマ娘の本能なのか、身体の奥底から沸き上がったレースへの渇望が迸る。
走ることこそ本懐だと思い至った時から彼女に出会うまで。
これだと思えるトレーナーに出会ってからも、それでも残り続けた濁りをキレイにするための光。
それをサンジェニュインに見た。
アタシと似たような立場にいるサンジェニュインなら、きっとアタシの気持ちをわかってくれる。
でもそれって、独りよがりなんだよね。
『サンジェお前、疲れないか?』
『ふぁんへ?』
『こら、口に物入れたまま喋んな。……いや、ここ最近インタビューでレース以外のことも聞かれるだろ?鬱陶しいなら全部切るぞ』
『んぐ……いいよ芝里くん、切らないで。確かにウゼーと思うこともあるけど、あの人らはそれが仕事じゃんね。それに──』
“ どうでもいいよ。そのうちにさ、嫌だと思ってもオレの走りにしか目がいかなくなるだろうから ”
そうしてみせる、という自信じゃなかった。
そうなる、という確信。
未来を微塵も疑っていなかった。
聞く人が聞けばなんて傲慢な、って思うかもしれない。
生意気だとか、上から目線だとか。
でも、サンジェニュインの言葉が真実だと思った。
次元が違った。
見ているそもそもが違った。
同じだと思ってたけど、勝手に親近感を覚えていたけど。
ほんのちょっぴりだとしても傷のなめあいを求めてしまったアタシとは違う。
きっとサンジェニュインにはちょっとした迷いもないんだろう。
どうやったらそんな風に考えられるの?
ほとんど似たような環境だったはずなのに。
どうしてサンジェニュインだけが?
だって、他人の視線って気になる。
そういう世界だったじゃん、
なのにサンジェニュインには他人の視線はどうってことないみたい。
そう思えるマインドが彼女を高めているのか。
それは生まれつきなのか。
それとも後天的に得た目線なのか。
どっちにしろ、今のアタシにはないものだ。
共感と親近感が濁り始めているなんて、そんなこととっくに気づいていた。
胸の奥がずっと痛い。
アタシってこんなに弱かった?
自問自答が終わらない。
サンジェニュインはなんにも悪くないのに。
勝手に期待してさ。
勝手に裏切られた気になってるだけ。
それでも行き場のないアタシの感情は、同類だと思ってたサンジェニュインに向いた。
「アンタ、あんなこと言われてよく涼しい顔してられんね。やっぱ、G1勝つと周りはどーでもよくなるカンジ?」
違う、こんな意地悪な言い方がしたかったんじゃない。
頭の中ではわかってたのに、すぐに謝んなきゃって思ってたのに。
どうしてか口が動いてくれない。
また開いたら取り返しのつかないことを言いそうで、アタシは吐き出した言葉も回収できないまま口を閉じた。
たまたまバッティングした仕事の合間。
隣に座るサンジェニュインの反応が怖くて、目を合わせることもできなかった。
「5分間ってどれくらいかわかります?」
「……ハ?」
アタシの言葉に答えず、サンジェニュインはそう切り出した。
「5分ってね、日本ダービー2回分くらいなんですよ。あの5分間にダービー2回分の価値がありますか?」
今回の仕事にはアタシとサンジェニュイン以外にもモデルがいた。
彼女たちは走ることを選ばなかったウマ娘。
モデルとレースの両方をとったサンジェニュインやアタシのようなウマ娘を執拗に狙い、破滅させるのが趣味だという悪趣味なやつら。
前評判は最悪だけど、事務所社長の孫娘だとかで逆らえるやつはそういない。
それを知ってるマネジは、アタシが絡まれないようにずっと盾になってくれてた。
一方のサンジェニュインはフリー。
だから今回は彼女が狙われた。
たった5分しかなかった撮影前の休憩。
取り巻きともどもサンジェニュインを取り囲み、厭味ったらしい言葉を吐き捨てていく。
聞くに堪えない暴言に、けどサンジェニュインはガン無視を決めた。
表情を変えることも一切なかった。
あれだけうるさかった罵詈雑言も、透明人間のような扱いをしてくるサンジェニュインを前に心折れていくのが見えた。
アタシのマネジやほかのスタッフが止めようかと思ったくらいのひどい言葉の数々。
それを受けてなお、サンジェニュインは涼しい顔をしていた。
「お叱りと罵詈雑言は違うんです。前者はタメになるけど後者は害でしかない。わざわざ毒を飲み込んでやる理由もないし、罵詈雑言で買えるほどオレの5分間は安くないんです」
あんたもそうだろ、とサンジェニュインの目が訴えてくる。
アタシは咄嗟に言葉がでなくて詰まってしまった。
「モデルとウマ娘って根本的なところは同じだと思いますよ。どっちも、その5分間でどれくらいの枚数の写真が撮れるか、どれくらいトレーニングが積めるか。奇跡の1枚が撮れるか、奇跡の1着を獲れるか。モデルは容姿と時間の商売。ウマ娘も脚と時間が肝心。どっちでも、売れっ子ほど時間がない。無駄にできない」
わかる、と思った。
時間は無限じゃない。
アタシだって決して余裕のあるスケジュールじゃないもん。
レース後にそのまま仕事にいくことだってあるし、トレーニングの途中で前倒しになった仕事が舞い込んでくることもある。
企業はアタシを、アタシたちモデルを容姿で選び、その時間を買っている。
トレーナーはアタシたちの脚を信じて、限りある時間を惜しみなく使ってくれる。
確かに、そう考えると5分間はあまりにも重く、その5分間と引き換えに罵詈雑言を聞いてやるのかと言われたらアタシだってヤだ。
けど、そこじゃないんだ。
罵詈雑言も誹謗中傷も、聞こう、見ようと思わなくても耳に入ったり目に入ったりする。
さっきなんて距離は1メートルも離れてなかった。
決して聞こえてないわけじゃないのに、それでも聞こえなかったかのように振舞える。
それを、アタシは異常だと思っている。
だからってさっきの言葉の選びが正しいと思ってるわけじゃない。
それはそれでちゃんと謝らなきゃ。
「オレはね、オレの記憶はキレイなもので満たしたいんです」
アタシの気持ちを知ってから知らずか。
歌を歌うようにサンジェニュインは言う。
「自分勝手って言われても結構。むしろ自分勝手の何が悪いのか?オレの命はオレのもの。
【自分にしかなれない】
その言葉に、サンジェニュインのすべてが詰まっていると思った。
「オレを満たして良いのは幸福だけですよ。それも大勢からじゃなくていい。愛されたいと思った人たちに愛された記憶で満たして、命の終わりに満足したい。そのために罵詈雑言なんてどうでもいいんです。いらないんです。オレの命に責任を持てるのはオレだけなんだから、オレ以外の生命体に何を言われても意味ないでしょ」
まあ一切傷ついてないわけじゃないんですけどねえ、と笑うサンジェニュイン。
いや、笑うところじゃないでしょ、と素でツッコミを入れると、またサンジェニュインが笑った。
「でもねえ、だからどうでもいいんですよ。どうでもいい、お前らなんか気にしてない、目に入ってない、何を言われても気にしてない、オレの人生に一切影響はない。結局はそういう態度が一番相手に効くんですよね。たまにいるんですよ。相手を傷つけてでも心の中に残りたいって奴が。残してやるかっての。オレを傷つけたいなら、オレをレースで完膚なきまでにボコれって話なんすよね!」
えぐいな、こいつ。
無邪気な笑顔の裏に、自分の脚への自信と、罵詈雑言を浴びせてくる奴にそれができるわけない、という傲慢さが滲んでいる。
けど、その傲慢さは呆れるほど事実だった。
結局口だけのやつが勝てるほどサンジェニュインは弱くないし、レースは甘くない。
「それで?」
「えっ?」
「ゴールドシチーさん、オレになんか聞きたいんすよね」
まっすぐ見てくるサンジェニュインの目は、黙秘を許さないほど強い光を放っていた。
アタシはどう言おうか、悩んで、アレ?と首を傾げた。
なんか、アタシが前に見た時と今、かなり口調も雰囲気も違くない……?
気づくのが遅くなったけど。
前に見たときはもっとお嬢様感、というか、もっと落ち着いた雰囲気だったような。
深窓の令嬢って感じの。
置かれた環境は似てるけど、アタシとはずいぶん違う性格だなー、なんて思ってたっけ。
だけど今、目の前にいるサンジェニュインときたらお嬢様とは呼べない。
むしろ近所の悪ガキのほうがちょっと雰囲気似てるまである。
しかも無邪気なままアリの巣に水を流し込むタイプのやつだ。
これが素だとして、じゃあアンタ普段演技してたの?とか聞いていいのかな。
いや、今、聞きたいのはそれじゃなかった。
「オレ、今は何言われても気にしないですよ」
それ、気にしてないんじゃなくて興味がないだけじゃん?
またズバッと言いかけて飲み込んだ。
かわりに小さく息を吐いて、アタシは口を開いた。
「……あの、さ」
「はい」
「……マジで気になんないの?」
「というと?」
アタシが目を背けた一瞬で、サンジェニュインはおやつらしきものを口に詰めてた。
ちょっと、これから質問するっていうのに何食べてんの。
こいつさてはマイペース極まってるな。
「だから!……見た目のこととかさ、そればっかり言われて、走りのこととか、見られなかったとき、あるでしょ」
「ああ~……あるあるですね」
「えっ、そ、そう?」
「あるあるです。オレたちみたいにモデルスタートだとあるあるっぽいです。たぶん。そんな気がします」
「実はあるあるじゃないでしょ?」
「いや、オレ的にはあるあるですね……」
もしかしてアタシが思ってる以上にサンジェニュイン、ダメな子なんじゃ?そんなことが頭をよぎったけど、きっと気のせい。
お茶目な性格なのかもしれない。
「アタシは、モデルが長かったから認知度もそれなりにあるし、レースでは見た目から先に評価が入る」
「ゴールドシチーさん有名ですもんね」
「アンタに言われてもね……ま、それだからちょっと、うんざりっていうかさ。もうちょっと走りも見てほしいって思うわけ。応援してくれてるファンには、ちょっと、あれかもだけど」
ファンが嫌いなんじゃない。
でも、レースでは、アタシがターフに立っている時だけは、走りを見てほしい。
そう思うのってわがまま?
「全然フツーでしょ。オレも走ってんのに見た目のことだけ褒められたら『ハ?ニワカ?滅びの爆裂疾風弾!』って思いますもん」
「アタシそこまで言ってないけどね……っていうか最後のなに?」
「滅びの爆裂疾風弾です」
「だからなに!?」
おやつを飲み込んだサンジェニュインが、つまり、と口を開いた。
「ゴールドシチーさん。ゴールドシチーさんが自分の走りを見てほしいって思う気持ちはわかりますよ。オレも腹立つことあるんで。けどそれって、ある意味仕方ないんですよね」
「仕方ない?」
「はい。だってオレたち、ほんとに顔良いんで。事実でしょ?」
めっちゃ当然のように言ってくる。
確かに間違ってないけど、謙遜が1ミリも入らないところがすごい。
そう言うと、サンジェニュインが苦笑した。
「いや、オレが謙遜すると嫌味にしか聞こえないでしょ、この顔じゃ」
「まあそうだろうけど。……なんかゴメン」
「いいっすよー。ラインクラフトちゃんにもよくこれでネタにされるんで」
「ネタにできるのすごいな」
そう!オレの友達すごいんすよ、と笑うサンジェニュインは嬉しそうだ。
褒めたわけじゃないんだけど、という言葉は飲み込んだ。
こんな顔されたら言えない。
それに、嬉しそうに、楽しそうに自慢されるその友達とやらが、ちょっと羨ましくなった。
アタシの近くにこんなバカ、じゃなくて底抜けに明るくて振り切ったヤツがいたら。
もうちょっと早く、前を向けたかな。
「でもねゴールドシチーさん」
秘密を話すような声でサンジェニュインは言う。
「こんなにかわいいかわいいオレが、芝が抉れるくらい力強く駆け抜けたらねえ、んふっふ、もうね、言えないんですよ」
くすくすと笑う。
「『顔だけ』なんて。……オレのレースまともに見てない節穴に評価されたって、そんなの全部、無効です。意味ないです。傷にすらならない」
ああきっと、この割り切りと、自分への自信がサンジェニュインの根本の強さだ。
「オレはかわいいって言われて悪い気はしないんです。なんでかわかります?」
「……褒められるのが好きだから?」
「それもあるんですけど。……んふふ、一番はね── オレのことかわいいかわいいって言ってたやつらが、レース終わった後にオレのこと『カッコイイ』っていうからです」
顔じゃなくて、その走り。
可憐な容姿から繰り出されるそれは重戦車のような迫力。
なのにスピードは落ちることなく、最高速度でゴールへと向かうその軽やかさ。
「かわいいは言わせとけば良い。レース場に来るのは8割がライト層。ショーを見に来てるんです。オレたちの美貌というショーに惹かれ、最後は脚でハマる。大事なのはこの最後。このために走りを追求し、磨き、たたき上げる。最後に『すごい走りだった』って言わせれば、99回のかわいいがすべて報われるんです」
── 99回のトレーニングが、たった1回のレースのためにあるのと同じように。
それが、たぶん、欲しかった答えのすべてだった。
アタシはもしかしたら、認められたかったのかもしれない。
『ターフの上で輝くアタシ』で在るための努力。
アタシは1回のトレーニングでそれを求めたけど、きっと、残り98回の隠れた部分まで認められたかった。
モデルのゴールドシチー、シチーちゃんとしてじゃなくて、ウマ娘のゴールドシチーが輝くための、すべて。
「……次、かわいいって言われたら、笑おっかな」
「いいんじゃないすか?オレもかわいいって聞こえると反射的にオレかなって思って振り返るし」
「それは強すぎじゃない?」
事実なんで!と鼻を鳴らすサンジェニュインがおかしくて笑った。
するとサンジェニュインが「それだ!」とアタシを指さす。
「なんだ~、ゴールドシチーさんフツーに笑えるんすね。オレもお嬢様プレイするんでわかるんすけど、意外と表情作るのってバテますよね!」
「そだね……ん?お嬢様プレイ?」
「あ、オレの番だ!じゃあゴールドシチーさん、機会があったらレースで!」
「えっ、ちょっと!」
サンジェニュインの名前が呼ばれて彼女が立ち上がる。
着ていた白いコートから顕になる、その美しい姿に四方から声が上がる。
こんなにも白が似合うやつなんて早々いない。
白毛だからか、肌が透き通るほど綺麗だからか、それとも別の理由か。
全身純白に包まれた身体で、サンジェニュインはポーズを取る。
ポーズと言っても、ただ立って腰に手を当てるだけ。
モデルと名乗るなら基本的なポーズだと思う。
それなのに、サンジェニュインがそれをやるとひたすら様になった。
ただの撮影スタジオが、緑のカーテンが揺れているだけの部屋がまるでパリコレ。
さっきとは違う。
結構コロコロと変わっていた表情がすっかりと落ち着き、逆に感情のない顔が服装とマッチしていた。
さっき、サンジェニュインはお嬢様プレイと言っていた。
もしかしたらずっと演技をしていたのかもしれない。
みんなが望む姿ってやつ。
一瞬哀れに思って、でも頭を横に振った。
そう思うことがサンジェニュインへの一番の侮辱だと思ったからだ。
「……ほんと、悔しいけどカッコイイよ、サンジェニュイン」
もしほんとにずっと理想の自分を演じていたとして。
その辛さを誰の前にも見せなかったのだとしたら。
サンジェニュインというウマ娘は大した女優だ。
理想を理想のままに。
美しくあるまま走り抜ける。
感情を乗せずにカメラを睨み付ける、その横顔にサンジェニュインのプライドをみた。
アタシは次の仕事がある。
サンジェニュインが終わるまで待つことができないと思って、メモを残した。
【話、聞いてくれてありがと。それから、最初に失礼なことをいってゴメン】
そこまで書いて、スタッフに渡そうとしてちょっと待ってもらった。
メモの端っこに付け足しをする。
【次は、レースで会おう】
仕事から帰ったらトレーナーに連絡しなきゃな。
明日からできるだけ仕事はいれないようにして、しばらくトレーニングの時間をもらおう。
99回の努力を重ねて、すべてたった1回のレースと、最後のカッコイイを目指して。
胸の奥の濁りが少しだけ澄んだ気がする。
完全に晴れたわけじゃない。
今後も気にすると思う。
でも、たぶん。
今度は下じゃなくて、上を向けるようになると思う。
そんな気がした。
ゴールドシチーさん
きっともっと、肩の力を抜いても良い
熱血漢トレーナーと二人三脚で元気に活動中
長いことサンジェニュインに夢を見ていたのでちょくちょく美化してる
サンジェニュイン
こいつそんなに深いこと考えてないよ
思ったことが脳みそから直送されて吐き出されているだけ
オレはかわいいがカッコよくもある!カネヒキリくんもそうだと言っている
滅びの爆裂疾風弾
某ブルーアイズホワイトドラゴンのやつ
第◇回サンジェニュインのお嫁さんレース(敬称略)
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エアグルーヴ
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ハルウララ
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ウオッカ
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カレンチャン
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海外牝馬組