旅の道連れが三人になります。
それぞれの生活をしていたはずが、不可思議な世界に迷い込んでしまった二人は食事を済ませ軽く会話をすると一夜をそこですごす事になった。
そして一夜が明けたが、これからどうするか何をするのかすらも定まっていない二人は、
この地の者すなわち地元民を探そうと辺りを探索し始めた。
戻らなければならない地があるのは、どちらも同じ事いつまでここで迷っているわけにも行かずツバメは辺りを見渡し人を探そうとする。
だが考えなしに探したところで大きな進展も得られるわけもなく項垂れていると離れた処を調べる剣心の姿があった。
「ねぇねぇ何をしてるのだ?人も探さずに、ここから帰れなくてもいいの?駄目だよね」
「いやツバメ殿あても無く人を探すより痕跡を探した方がよいでござるよ」
そう言って剣心は調べていた処を指さて話す。一体は草の茂る森であるがその場所は草も生えて無く道となっている上に車輪が道に沿って行き来した後がある。
ここに往来があるというのならば道に沿って行けば、その人物とも会えることは出来るであろう
根拠としてはなんとも乏しいが、それでもあても無く探すよりは幾分なりともましであろうと
刀を持つ二人は道に沿って歩き始め車輪の跡をにそって歩みを進めれば一角獣のような角を生やした兎だのゲル状の液体いわゆるスライムといった物に襲われ続けるも戦いになれた二人ならでは労する事も無かった
そうして半里ほど歩を進めたところで大きな荷馬車の後ろ姿を見つけ二人は声をかけようと近づき前に回り込めば荷車を引くロバの手綱を持つ麦わらの男がいた。
どう声をかけた物か思案するでも無くツバメは話しかけるも、寡黙な男は二人を一瞥するのみに留めた。
いきなり距離を詰めすぎたツバメに変わり剣心が男に話しかける。
「いきなりこの様な事を言われ困らせるかも知れぬが、拙者とこの子は別の場所から迷い込んだ様で難儀していて・・・・・・おろ」
幕末の京都を数多の死線を踏み越えてきた人斬りとは言え異常な事態を、どう話すか此処において自分達のような事がどの程度起きているのか分からない故に言葉も詰まるが寡黙な男が口を開く
「・・・・・・お前達も迷い人か?なら俺も変わらないし答えられる事もそうない。この先に村がある乗るというなら荷台に乗るんだな」
麦わら帽子が特徴的な男は年の頃は緋村剣心より少しがかり上に見える見かけからして農家の男という風体で愛想が良いとは言えないが悪い者ではないと判断した二人は荷台に腰を下ろし
彼の言う村を先ずは、目指すことにした寡黙な男は迷い込んだ時期が少々先だっただけだと言う
今はこの世界の住人達から話を聞くことにするのだった。
荷馬車に揺られら道を進むなかで、また先ほどのようなモンスターに襲われるも二人は撃退しながら進むが男は肝がよほど据わっているのか平然としている戦闘に慣れているいるであろうか
「むぅお前達、気をつけろ。まさかコイツまで現れるとはな」
麦わらの男は声を荒げ馬車から飛び降りると彼が警戒するモンスターに対し拳を握り戦闘態勢をとる
これまではツバメと剣心を信じてのうえか戦闘を任せていたのだが
「どうしたのだ?別にさっきまで兎と、あんま変わんないの。今回も任せてもらって大丈夫なの」
「いやあの化け物を彼は知っているのでは?それに囲まれいるでござる」
またモンスターかとさほどの警戒もせず背中の太刀を抜くツバメに、ツバメほどでは無い物のそこまで警戒していな剣心も剣心も麦わらの男の態度に警戒を一段階上げ
その場が囲まれている事を察するのだった。