僕と兄貴と銀河天使と   作:HIGU.V

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第二十話 主人公が初めてヒロインに迫られる話

 

 

 

 

「本当にご迷惑をおかけしました」

 

 

結局、クロミエがクジラルームのロックを解除し、ブリッジに通信で伝えたため、ひとまず艦内のラクレット探しは終わった。しかしながら、それによって夜勤スタッフの皆様や、その他大勢の人々に迷惑がかかったのは事実であり、ラクレットはとりあえず艦長であるタクトに謝罪をしたのだ。

 

 

「いや、無事だったならそれでいいんだよ。心配したけどね」

 

「全くだ。今後あのような行動は慎むように」

 

 

ブリッジへクロミエを伴い出頭したラクレットは、レスターとタクトからそれぞれらしいコメントを頂戴したのだが。

 

「にしてもラクレット、なんか変わった? というか、体は平気なの?」

 

それはともかく、どこか今までとは違う雰囲気のラクレットに、タクトは少し思うところがあるのか、軽くたずねる。

 

「はい、まあクロミエに諭されて心構えを少し変えたと言うか、そんな感じです。体のほうは、別に怪我をしていたわけでもなく、異常有りません」

 

胸を張って答えるラクレット。その表情は少し吹っ切れたようなもので、今までどこかにあった達観と言うか一歩引いたような何かはなくなっていた。タクトはいい兆候だといいなと軽く結論をつけて、一応ケーラ先生に明日見てもらうようにと指示を出して、夜も遅いから二人とも早く寝なさいと告げて退出させたのであった。

 

 

 

そして、翌日

 

 

 

 

「今まですいませんでした」

 

そこには、朝食をとっている途中のミントに謝罪するラクレットの姿が。

 

「あのー……色々言いたいことはありますが、お体はもう大丈夫ですの?」

 

困惑の表情を浮かべつつも、ミントは2つめのデザート『宇宙レインボーゼリー』をすくい上げようとしていた右手のスプーンを止めてそう問いかける。一応朝の放送でラクレットが無事退院したことは伝えられたのだが、それでも昨日気絶した人間がこんなにも元気そうにしているのだ。体調を気遣うのは当然である。

そんなミントに対して。あくまで憑き物の取れたかのような、非常に爽やかな笑顔でラクレットは答える。もう一度言おう爽やかな笑顔だ。 これほど、彼に似合わないものは無いであろう。どっちかと言えば、下卑た笑いとか、そこまで行かなくとも顔面神経痛を引き起こしたような笑顔が似合う少年なのにである。

外見はそこまで悪いわけでもないが、中の下と中の中 の間くらいの彼では、不信感しか与えないのだ。

 

 

「はい、体はもう全然。それよりも、今迄色々とご迷惑を掛けてしまい、申し訳ありませんでした」

 

「は、はぁ」

 

 

あいまいな相槌を打つしか出来ないミント、誰かこの良くわからない人物から助けてくださいませ。と頭の中で電波を送ってみるが、悲しいかな。それを読み取れるのはまさに彼女だけだった。しかし、仲間の絆と言うのは時に理屈を超えるものなのか、そこに救世主が現れる。

 

 

「あれぇ? ラクレット君だ。もう体は平気なの?」

 

「あら、ミルフィーさん助かり……いえ、おはようございます」

 

 

ミントに声をかけたのは、トレーにオレンジジュースとスクランブルエッグ、トーストを乗せたミルフィーユだった。彼女はミントの向かいの席につき

「おはよーミント、ラクレット君」と返した。

その後「いただきます」と元気良く合掌しトーストに手を伸ばした。

その一連の動作を、ミントとラクレットの二人はただ無言眺めていただけだったか、ラクレットが突然何かを閃いた様な顔をして、ミルフィーユに話しかけた。

 

 

「そうだ、桜葉少尉にも言わなければいけないことがありました」

 

「え? 私に言いたいこと?」

 

 

ミルフィーユはオレンジジュースを飲み終えたタイミングでラクレットにそう返した。

 

 

「はい。むしろエンジェル隊全員に言わなければならない事です……ですから、この後僕の部屋に来ていただけませんか?」

 

 

そこでラクレットは一端区切り、ミントの方を一瞬向いた。ミントはとりあえず先程まで混乱していた頭から切り替える時間はあったので、今は冷静にラクレットの言動を考察していた。熟考を開始した。『なんか怪しい』 瞬間的にそう結論が出た。

 

 

「エンジェル隊の皆さんは1時のクロノドライブまで特別予定は入ってなかったと思いますので、11時ごろに皆さんでお越しいただけないでしょうか?」

 

 

その間にもラクレットは話を続けていた。ミントは考える。なぜそこまで自分たちの予定を知っているかは別に不思議では無い。似たような所属だからだ。だが今迄自分たちとあまり交流を持たなかった彼が、いきなり自室にエンジェル隊全員を招くなどと言い出せば、何かあるのではないかと疑ってしまう。

まあ、ラクレットが出来そうなことなどたかが知れているので、そこまで問題はないかもしれない。とミントは結論付けミルフィーのほうを見る。

ミルフィーは、なにやら呟きながら考え事をしているようだ。耳を傾けて見ると

 

「えーと、ランファは暇だって言ってたから良くて、フォルテさんはお茶会をするなら呼んでくれって言ってたからたぶん平気。ヴァニラはわからないけど……」

 

とのことで、どうやら行くつもりのようである。まあ、たまには良いでしょうか。と結論付け、彼女がこちらを見たタイミングでウィンクをした。

 

 

「わかった。皆には私から言っておくね」

 

「はい、お願いします。それでは僕はこれで。お持て成しの準備をしなくてはいけませんから」

 

 

ラクレットはミルフィーのその言葉を聞くと、素早く席を立ちその場を後にした。ミントとミルフィーユはその背中を数秒見つめてから向かい合う。

 

 

「……なんか、変わったね。ラクレット君」

 

「そうですか? 私には少々変だったとしか言えませんが……」

 

 

ミントはミルフィーユからの突然の言葉に少々驚きつつも、自分の思ったことをそのまま伝える。実際ランファさんやフォルテさんも、きっと同じでしょうね。と思いながらであったが。

 

 

「うん、なんか前みたいに硬い感じじゃなくなっていたって言うのかな~?」

 

「……そうでしたか?」

 

 

言われて見れば、何時もみたいに馬鹿丁寧ではなかったかもしれない。目を見て話をする彼にも少し違和感もあった。何か要因があったのかと考えるも、一番有力なのが『昨日の怪我により頭を打った』だったのでミントはそこで考えるのを止め、食後の紅茶を飲みながらミルフィーユに付き合うのであった。

 

 

 

 

 

 

「お邪魔しまーす」

 

「はい、どうぞ」

 

 

ラクレットはドアの開閉ボタンを押して部屋に招きいれた。エルシオール内では通例、部屋の主がどうぞと言えば、客が自らドアを開けて入るのだが、しばらく入ってこないので自分で開けたのである。彼は現在キッチンに立っているため、様子を見れないが、話し声や足音から察するに5人全員来てくれたみたいだ。思わず顔を綻ばせつつも、これから話すことを考え緩んだ頬を引き締める。

 

 

「あ、靴はここで脱げばいいの?」

 

「はい、それでお願いします」

 

 

ラクレットは玄関部に買ってきた水色のテープで境界線を引き、そこに自分の靴を並べている。さながら前世での日本の住宅のつもりなのだ。ちなみに、玄関で靴を脱ぐ風習は別にそこまで珍しいわけでもない。靴を脱ぐ姿をみたいな。女性のふくらはぎが好きな彼は少しそう思ったが、手を離すわけにもいかないので、我慢することにした。

 

 

「どうぞその辺のソファーなり、クッションなりに座っててください。いまお茶の準備をしていますので」

 

 

ラクレットの部屋は、エンジェル隊のソレよりは幾分か狭いが、それでも一人で暮らすには十分な広さを持っている。現代日本で言うと1LKにユニットバス付きといったところか。カーテンで部屋を二つに区切り、奥側を自分の私室にしているが、今迄数度だけクロミエが来ただけのこの部屋は、正直あまり使われてなかった。それでも絨毯がひいてあり、二人がけのソファーとテーブルがあるが、それだけだった。彼の趣味であるジグソーパズルの完成品は、まだ自分のベッド周りに飾れるだけしかないのだ。

 

 

「意外と片付いてるじゃない。というか、妙に殺風景ね」

 

「男性の部屋ですから、こういうものではありませんの?というより、少年ですか」

 

「そういや、まだ14だったね。たまに忘れそうになるんだけどね」

 

「ラクレットさんの部屋初めて入りました」

 

「そういえばそうだねー」

 

「あら、ミルフィーさんもヴァニラさんも初めてなんですの?」

 

 

なにやら、早速何時もの空間を作り上げているエンジェル隊に若干苦笑しつつ、ラクレットはトレーにお茶とお手製のお茶菓子をのせてリビングに向かう。

 

 

「というより、クロミエ以外この部屋には来たことがありません」

 

 

ラクレットはとりあえずテーブルにトレーを置くとソファーに座るミントとフォルテの前に2つ、絨毯のクッションに座る3人の前にも、それぞれ3つのティーカップを置き自分の分は目の前に置き席に着く。

ちなみに長方形のテーブルの短い辺のほうにラクレットが座り、そこから左側の辺にミルフィー、ランファ、対面にヴァニラで、右側のソファーにミント、フォルテである。

 

 

「あ、これお口にあうか解りませんが、作ってみました。サーターアンダギーって言って、甘くて食べ応えがあるんですよー」

 

 

ラクレットは、先程揚げてすこし冷ましておいたソレをテーブルの真ん中に置く。彼は最近前世の記憶を頼りに色々作っているのだ。理由はポピュラーなお菓子だとミルフィーユが既に作っているからだったりする。最も、前世ではたいした料理も出来なかったので、このように簡単なものばかりだが。それに一度作れば、ミルフィーユは自分以上の味でさらにアレンジも加えて作るのだからあまり意味は無いのだが。それでも、珍しそうに自分の作ったサーターアンアダーギーをみるエンジェル隊の顔を見て少し誇らしげな気持ちになるのであった。

一つ言うとすれば、揚げ菓子である為カロリーが高いものを、女性5人に出すというのは、少々冒険しているという所か。

 

 

「それで、話ってのは何なんだい? わざわざ部屋に呼ぶくらいだ、それなりに重要なものなんだろ?」

 

 

皿の上のサーターアンダーギーがなくなった頃フォルテがそう切り出した。それまで、質問に答えながら、エンジェル隊の様子を眺めていたラクレットは、一瞬だけ顔を強張らせるも、すぐに何時もの顔に戻した。

 

 

「ええ、それでは、聞いていただきたいんですけど、その前に一つ」

 

そこまで言うとラクレットは一端うつむき、自分に言い聞かせるように何かを呟くと顔を上げ口を開いた。

 

 

「僕は、エンジェル隊は出動とか、出撃するものじゃなくて、降臨するものだと思ってるんですよ」

 

そう前置きして、彼は語り始める。

 

 

「初対面の時も言いましたけど、僕はエンジェル隊の皆さんに憧れていたのですよ、生まれて物心ついた時には既に。恐らくコレといった理由はありません。ただ、エンジェル隊に憧れてしまったんです。それでですね、自分の中で彼女たちはこうであろう見たいな物が出来ていたんです。うまく言語化できませんが。無理に名前を付けるとすれば、バイアスといった所でしょうか? つまるところですね、貴方たちを理想扱いしていたんですよ、僕は。神聖視とも言うんでしょうか? しかも、本人たちに会ってみてソレに拍車がかかってしまいました。お恥ずかしい限りです。ですが皆さんが想定よりも何倍も素敵でしたからですね」

 

 

全く間に挟みこませずに捲くし立てるラクレットは、そこまで言うと一端話すのを止めてエンジェル隊の反応を見る。最初の前置きの時点で混乱し始めたのか、彼女たちは良く自分の話を飲み込めていないみたいだ、と思いなおしたのである。

案の定ミントとランファはポカンとしてる。ミルフィーとヴァニラは良くわかっていないみたいだとことを確認し、苦笑しながらフォルテを見た。唯一フォルテはラクレットの事を探るような目で見ていた、ラクレットは笑顔でしばらくフォルテの目線に答えるものの、フォルテがソレをそらすことで終わった。

 

 

「続けますね。まあそんなわけで、貴方達にお近づきに成りたかった僕は、シャトヤーン様に預けてあった発信機━━━アレが動いたなら、きっと何かあったのだと思いここに来ました。その後は知っての通りです」

 

「ちょっといいかい?」

 

「はい、なんですか?」

 

 

続きを話し始めたタイミングで、フォルテが口を挟む。ラクレットはそれすらも予想済みだったのか、すぐに反応し対応する。

 

 

「発信機のことは聞いてたけど、アンタの話じゃまるでいずれこんな馬鹿みたいな戦争が起こるって知ってたみたいじゃないか? そいつはどういったことなんだい? というか、もし無かったらどうするつもりだったんだい?」

 

「ああ、いずれ何か起こるんじゃないかなー。程度には思っていましたよ。だって実際にそれから数年後に、エオニアが一回反乱を起こしましたし。皇帝に刃を向けたのに国外追放ですよ? 政治的な事情や市民からの人気。そういった物があったとはいえ、軽すぎでしょう。エオニアに賛成する派閥がいなくとも、皇王への不満はありましたし。一部貴族の不穏な動きはありました。それを踏まえると、もうすぐ何か起こると考えるのはおかしくないですし。仮に何も起こらなかったとしても、自分には『エタニティーソード』があり、将来的には白き月の警護部隊になるのに、丁度良い人材だとの自負はありましたから。特に何かをするとは思いませんよ」

 

「へぇ……筋は通ってるって訳だ」

 

「ええ、まあ………でも今は、なんというか、『皆さんに自分のイメージを押し付けていた』と言うか、そういう先入観みたいなものを持っていた自分が恥ずかしいくらいです」

 

 

フォルテを真っ直ぐに見つめる、彼はあまり人の目をまっすぐに見つめ返すということを得意としていなかった。しかし今朝からはきちんと心がけて話している。。

 

 

「皆さんも一人の人間で、僕も別に特別な人間でもないんですよね。ようやく気付けました……本当に今更ですけどね」

 

「そうだね、まあ気付けただけよかったじゃないか」

 

 

いつの間にかフォルテと二人の会話になっており、残りの4人は固唾を呑んで見守っていた。彼が次に何を話すべきか考えている間、フォルテは余裕たっぷりの仕草で紅茶に口をつける。そんな約一分ほど続いた沈黙を破ったのは、ラクレットだった。

 

 

「でも……今は違います。本当に今更でおこがましいですけど。僕は一人の人間として貴方達の力になりたいんです。貴方達を守れるようになりたいんです!」

 

「へぇ……言うじゃないか、私たちの力になるなんて」

 

 

馬鹿にしたような雰囲気はないが、茶化すようにフォルテはそう返す。ラクレットは、焦らないで自分の中を見つめ直し、再び想いを言葉に紡ぐ。

 

 

「ええ、結局は何所まで行っても僕は僕のままです。そしてやはり、皆さんは輝いています。僕は貴方たちを守り、助けたいんです。僕じゃ出来ないことも皆さんなら出来る気がするから、そのお手伝いをしたいんです。今はまだ露払いすら怪しいでしょうが」

 

「それが、アンタの答えって事かい」

 

「はい」

 

 

自分で言葉にして、ようやく自分がいかに大層な事を考えていたかを理解したが、本心なので肯定した。そもそも自分は最初からぶっとんでいたのだから、この位いいのではないかと言う、開き直り的な思考もあったのだが。

 

 

「それで、皆はどうなんだい?……特にミント」

 

 

しばらくラクレットのことを見つめていたフォルテは含み笑いを見せると、エンジェル隊のほうに向き直り尋ねた。いきなり話を振られたミントはビクッと背筋を伸ばしてしまった。他の面々もミントほどではなかったがいきなり話が回ってくるとは予想していなかったのか、微妙に慌てている。

 

 

「こいつは、尊大にも『尊敬している私たちを守ってあげたいから、今までの行動を無かったことにして欲しい』って言ってるんだ。答えは決まっているようなもんだと思うがね」

 

 

フォルテのその言葉に、ラクレットは引きつった顔を浮かべる、事実なので全く反論できないのだ。ミントは一瞬意外そうな顔をしたものの、すぐ合点が行ったのが、面白い悪戯を思いついたような童女のような顔をしてフォルテのほうを見た。

 

 

「ええそうですね。それならば、相応の誠意と言うものを見せていただきたいものですね」

 

 

ミントのその言葉に、ミルフィーは困ったような顔を浮かべる、今まで難しすぎてよくわかんないなーとか思っていたので、反論してラクレットを助けようにもできないのだ。ランファとヴァニラは怪訝そうな顔でフォルテとミントの二人を見ている。

 

 

「ほうほう、いい提案だね。よし隊長命令だ、ミント。相応の誠意を見せるに相応しい案を一つあげてくれ」

 

 

ここに来てヴァニラとランファは我らが隊長と参謀の意図を理解した。要するにコレは、フォルテなりの歓迎の印なのだ。ようやく本音を明かしてくれた少年が『仲間』になったことの。ミルフィーは相変わらずどうしてそんな意地悪するんだろー? と考えていたのだが。これは彼女が馬鹿なのではなく、人の悪意をよく知らない為、そのラインの区別が良くわかっていないからだ。

 

 

「そうですわね…………それでは、私たちのそれぞれどのような所に惚れ込んだのか……それを教えてくださいませんか?」

 

「惚れっ!!……まあ、否定はしませんが」

 

 

悪魔のようなミントの提案に大きく反応してしまうラクレット。というか、それって自分の初恋経験みたいなものなのだから、あまり人に明かしたくない。などと思っているものの、唯一反対してくれそうだった、ミルフィーもそれなら別にいいかもーみたいな表情でこちらを見ている。つまり彼に逃げ場は無かった。

 

 

「さ、まずは私のを言ってみるかい? ラクレット」

 

「いいえ、ここは私からでどうでしょうか? ラクレットさん」

 

「あら? 私からでもいいわよ、ラクレット」

 

 

生まれて始めて女性に迫られると言う経験をしたラクレットは、フォルテ、ミント、ランファに始めて名前を呼ばれたと言う事実に全く気付かなかった。

 

 

「……それじゃあ、ミントさんから」

 

 

同様に、自分が彼女たちの名前を自然に呼んでいる事にも気付かなかった。残念なことに彼が大好きな『呼び名交換イベント』は起きなかったが、それ以上の影内の無い事を彼は体験できた。

そして一生彼女たちの背中を追いかけて、頭が上がらないことを宿命づけられたともいえる。その事に彼は全く悪い気はしなかった。

 

 

 

 

 




ミルフィー 流し目
ランファ  髪を払う仕草
ミント   口元を抑えた笑顔
フォルテ  帽子を鞭で整える姿
ヴァニラ  ナノマシン集合体が頭に乗って重そうにしている所
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