僕と兄貴と銀河天使と   作:HIGU.V

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第22話 ヴァインと言う男 ルシャーティと言う女

 

 

 

 

 

 

もう何年、何十年と利用してきた薄暗い廊下。その右端を歩きながら、ヴァインはゆっくりと自室ではなく、捕虜用の部屋に向かっていた。現在の彼の立場はヴァル・ファスクの実務にあたる人員の中では実質のトップだ。軍のトップが戦死し、遠征部隊のトップが命令違反を繰り返し、敗走を重ね、元老院は半数が死亡した。そういった中で、元老院直属の特機師団の隊長であり、困難とされる潜入任務を実質単独で成功させ、敵の主兵装を奪取したのだ。その後ゲルン直々に部下に成れという勧誘までされた。この戦争が終われば自然にNo.2の座を得るであろう。

しかしながら、ヴァインには別段野心というものはなかった。ただ自分の力を漠然とではなく、明確な目的を持って使用し、種の繁栄の礎となればよかったのだ。そういった意味では、無用の嫉妬ややっかみを買ってしまうかもしれない、この立場は彼を知る者からすれば、彼にとっての無用の長物と納得するであろう。

そして事実、これは彼にとって大きな独活であり、そして同時に些事でもあった。彼にとっての懸案事項や、優先事項はそのようなくだらない権力の力学問題ではない。ゲルンの実質的な後継者を狙う者どもからのやっかみでも断じて否。彼にとっての一番の苦しみは、ルシャーティを殺せと言われてから、今まで少しずつ、初冬の雪の様に少しずつ降り積もってきたノイズのような不明瞭な感覚が、雪崩を起こしたかのように思考の多くを占有することになっている事だ。

 

 

「無理だ……これを自分で整理することなど、僕には不可能だ」

 

 

ヴァル・ファスクは、仮に客観的にそう分析しても、決して口には出さない。そう言いながら代価案を模索し目的自体を遂行するものだ。何せ弱気な発言は最悪の場合、謀反の兆候と見られてしまうような風潮があるのだから。

しかし、それでも彼はこの『不調』に関して進退窮まっていた。何をすればいいのかが分からない。今まで鋼鉄の刃の様に鋭くあった、この不調が始まってからもそれだけは揺るがなかった自分の中の確信めいた『何か』ですら、先ほどから揺らいでしまっている。どうすれば良いのであろうか、それが全く考えられず、いやすでに答えが出ているような感覚があるが、それが一切わからない、そのような摩訶不思議な感覚に苛まれているのだ。

 

 

「あの女なら、姉さんならば、何かを知っているかもしれない……僕の隙を見て、毒を持ったのかもしれない」

 

 

これこそ、まさにヴァル・ファスクならばありえないような発想だ。自分より下の種族であり、しかも自分が監視し、管理していた人間が、自分の隙を突いた? それこそナンセンスだ。自分がヴァル・ファスクであるならばその様なこと考えるに値すらしないような、愚かなものだ。彼もそれに思い至ったのか、何とか頭を振ることで、思考を正す。

そしてそのまま、いつの間にかたどり着いていた、ルシャーティの入れられている、捕虜用の部屋の扉に触れることでドアを解放した。こういった細かいところにも当然Vチップが使われている。

 

 

「入るぞ」

 

 

監視等もなく、元より、複数ある鉄格子のうち使われているのはたった一つ。それが使われる前は、作ったは良いが非常時に危険分子を隔離する程度でしか使用されなかったこの部屋。ヴァインは耳が痛くなりそうな静寂に自分の靴音が良く響くのを感じていた。

 

 

「……」

 

「姉さん、今日はあなたに聞きたいことがあってきました」

 

 

もう『エルシオール』でもないというのに、姉と呼んでしまうのは無意識によるものなのか。虚ろな目で空虚を見ているルシャーティの前まで行き、彼はそう話しかけた。

もちろん答えなんて帰ってこない、彼女は今完全に意識を奪われているのだ。睡眠状態に近い。命令を送ればその通り動く人形である。ヴァインは無言で彼女の体の自由は奪ったまま、意識を覚醒させることにした。彼女からすればぼんやりと、まるで寝起きの様な、寝ぼけてふわふわとした浮遊感と共にある様な状態であろう。金縛りに近いが意識も朦朧としているのでそこまでの不快感が有るものではない。

体をうまく動かすもできないので、脱出するのも難しい、早い話が尋問用の状態である。彼女の頭に付けているそれは、本来そう言った使い方をするものである。

 

 

「……ヴァイン? 」

 

「ええ、そうですよ。ヴァインです。姉さん」

 

 

そういえば、自分がこの『女』を姉さんと呼ぶようになったのはいつであろうか? 確かまだ自分の方が大きかった、彼女が小さい時にせがまれて読んだような記憶がある。そんなことを思いながら、ヴァインは質問を続けようとする。しかし、それを遮るように、ルシャーティが口を開く。

 

 

「ヴァイン……こっちに……」

 

 

今まで少し距離を置いて、座っているルシャーティと向かい合う様に立っていたのだが、ルシャーティのその声に導かれるように、ヴァインはルシャーティの隣に腰かけることにした。右の肩にまだ、少しだけ高いところにあるルシャーティの肩が当たる。ヴァインは、まだ何か話すかもしれないと、特に声を出さずに彼女の反応を待っていた。

 

 

「…………」

 

 

しかし、どうにも何も反応がないので、ヴァインは、仕方なく口を開いて当初の通り質問を始めようとするが、その前にふと思い当ったことがあり、彼女の体の自由を少しだけ緩めてみる。すると案の定と言うか、彼女の手がゆっくりとヴァインの頭に延びてきて、優しく膝の上に導いた。此処を出立する前と同じ膝枕の姿勢になったのである。

ヴァインは、前回感じなかった胸の中がもやもやしながらもどこか心安らぐという相反した感想を覚えた。それがもしかしたら今回の原因かもしれないと、ヴァインはようやく推論に至った。

しかしそこでルシャーティがゆっくりと、ヴァインの髪を手で梳きながら話し始めた。

 

 

「……悩み事ですか? 顔色が優れませんよ」

 

「ええ……そうですね、自分がわからない」

 

 

ヴァインはもう、正直限界だった。ずっと続く不調のようなノイズ。それは先ほど大きくなった時に自分を保っていられなくなるような、そんな強い強迫観念に捕らわれたほどだ。

自分が自分じゃなくなっていく、言葉にすると簡単であるが、体験してみれば絶大な恐怖だ。どこまでも暗く、光の差し込まない深淵に引きずりこまれていくような、そんな錯覚を覚えるほどだ。

 

 

「まあ……大丈夫ですか? 」

 

 

どこか魔の抜けたような、しかしそれでいて他人を不快にさせない、気遣いが見える声をヴァインは上になっている左の耳で聞いた。少しくすぐったかったが、久しぶりに誰かに心配された彼は、ふと疑問を覚えた。

 

 

「あまり大丈夫ではないのですが……貴方は、なぜ僕を気遣ってくれるのですか? 僕はあなたを操って自由を奪ってきました。それなのに」

 

 

そう、それだ。結局のところ、たまに洗脳を緩めても、抵抗は少ないのだ。それどころかこのように、彼女の意志に任せると、いつも身体的接触を求めてくるように、甘えてくるのだ。ヴァインはそれがどうしてか謎であったのだ。

ルシャーティは、ヴァインの言葉に、一瞬きょとんといった、表情を浮かべる。思考が単純化されているので、あまりにも想定外な質問には、こういった反応が出るのだ。そのことからヴァインは、自分の質問が彼女にとって意外であったのだろうと推察した。

 

 

「……それはですね、ヴァイン。私があなたを大切に思っているからですよ」

 

「大切に思う……愛着があるってことですか」

 

 

ヴァインとて、馬鹿ではない。それなりに心と言うシステムについて勉強はしている。しかしそれでも理論は理解できるが実体験がないので、全く持って共感できない。サヴァン賞を始めたとした、特殊な脳の障害による症状について勉強しても、どういったものか、夢想するのが精いっぱいというのと同じだ。

 

 

「……ヴァインは、昔から難しく考えていましたね。頭が良いからでしょうけど……大切に思っているというのは、その相手からも大切に思われたいという事です」

 

「大切に思われたい? 姉さんは僕に大切に思われたい? 」

 

「……モノを大事にするのは、自分がそれを気に入っているから。でも、人にやさしくするのは、その人と仲良くなりたい……大切にされたい、したい。そういう心があるからですよ。ヴァインにはヴァインだけの大切にしたいという気持ちがあるはずですよ」

 

「僕の、心……」

 

 

ヴァインには、正直一切理解できるような話ではなかった。何を言っているのか伝わってこない。そもそも会話に意志を伝えようという意図が読めなかった。しかし、それでも何か自分の中に落ち着くものがあった。

時間があれば彼女と過ごしていた自分。用がないときは意味もなく洗脳をといていた自分。彼女にいいように髪を梳かれても抵抗をしない自分。彼女と二人で部屋にいると落ち着く自分。それがすべて自分の心の動きによるもの。彼女を大切だと思い、彼女に大切にされたいという気持ち。自分自身の心。

そう認識してしまえば、後は簡単だった。一切の合理性はない、しかし純然たるエネルギーの塊のようなもの。それが心だ。指向性は自分で決める、いや自分でもきめられないうちに何かの拍子で決まってしまうようだ。なにせヴァインの心には

 

 

「姉さん」

 

「はい」

 

 

彼女が、流れる様に揺れるシルクのような髪を持って、儚げだけど自分を持っていて、運命をヴァル・ファスクに狂わされた哀れな存在で、自分の事を刷り込みの様に信頼していて、そしてなにより、ここまで自分が連れまわしてしまった彼女だけがいるのだから。

 

ヴァインは涙した。ああ、これが心なのだ。こんな何でもない様な、そしてずっと思考の裏にあったようなもの。不合理の塊なんかではない。思考そのものを動かすエネルギーが、それが心なのだ。

 

この心が理であるのならば、ヴァル・ファスクは、なんてちっぽけで愚かなものなのだろう。自分の理はこの種族になんてない。彼女の為に命を燃やすことが、

 

 

「僕の合理《こころ》なんだ」

 

 

この瞬間、世界で誰よりも、盲目で直向きで愚直なまでの合理主義な存在が、生まれた。

 

 

 

 

 

 

 

「ヴァイン様、捕虜を連れてどちらへ? 」

 

 

先ほど一人で歩いた薄暗い道を、ルシャーティを引き連れて二人で進む。あれほど薄暗く、物々しく感じたこの廊下は、ルシャーティの手を取っているだけで、全く別のものに感じられるのだから不思議だ。ルシャーティにはある程度の意識を戻し、着いてきてと、しゃべらないでとだけ指示している。

そのように彼女を連れて、全く急ぐ様子もなく歩いていると、ヴァル・ファスクとすれ違った。あまり覚えがないが、恐らく軍服ではないので文官であろう。元老院直属であった彼は、文官の多くよりも上の立場にある。その文官はヴァインが捕虜であるライブラリーの管理者を連れ出して歩いているのを見つけてすぐさま話しかける。当然であろう。

 

 

「いや、処刑を命じられてね。どうせだし最後に久しぶりに、生殖行為でもしようかと魔がさしてね」

 

 

全く焦らず、当然の如くそのように答えるヴァイン。より説得感を出すために、ルシャーティの腰を抱き寄せている。もしこの様子を人間が見たら、年上の女性にちょっかいをかけている、いたずら小僧に見えたであろうが、彼は真面目であった。

ルシャーティはヴァインの突然の行動に声を上げそうになるものの、何とかこらえる。最も声は出せないようにされているので、あまり問題はなかったが。

 

 

「……行為自体にとやかく言いませんが、捕虜の部屋でも良いのでは? 」

 

「女性は清潔なベッドの上でこそ輝く、この前読んだ人間の学術書にあった文献さ。その実験も兼ねている。来週にはレポートを上げるつもりだ」

 

 

ヴァインはこういった人体実験の様なものを今までに何度かしている。ライブラリーの管理者に、心と言うシステムが関連しているとしたら、それを御すればライブラリーの英知が手に入るのではないか、という目的の元にこういった研究は多々あるのだ。

その第一人者が言うのだ、しかも自分の管轄の捕虜の扱いである。多少の不自然さはあるものの、納得できない者ではない。

 

 

「……そうですか、それでは」

 

「ああ、また」

 

 

そのまま文官が通り過ぎるのを見送り、ヴァインは自室へと足を向けた。

 

 

「……よし、装備はこれで大丈夫だ。『H.A.L.Oシステム』の研究の許可も偽造だけどとった。機体には乗れる。あとはたどり着くだけ」

 

「ヴァイン……」

 

 

自室で役に立ちそうなもの、ヴァル・ファスクの資料などを手早くまとめるヴァイン。その間にルシャーティは、初めて入る異性の部屋を興味深げに見回していた。すでに軽く説明は受けている。目の前のヴァインは自分の弟ではなく、自分を管理するための存在。此処はヴァル・ファスクの本拠地ヴァル・ランダル。紋章機を奪取してここまでやってきた。でも、ヴァル・ファスクではなく、ルシャーティという個人と共に生きることを決めた。嫌だったら言っても良い。それでも君をここから逃がす。そうでないと君は処刑されてしまうから。

聡明な彼女でも、急転直下な状況に少し慌てたが、ヴァインの真剣なまなざしに質問は落ち着いてからにしようと決めた。殺風景で、どこか近未来的な部屋をルシャーティは見回す。ここ十数年はほとんど帰ってきていない(ルシャーティの監視であったから当然であるが)ものの、長年使用していたせいか、どこか彼の匂いを感じるような気がする。

 

 

「姉さん、いきますよ」

 

「ええ……お願いします」

 

 

そうしてルシャーティは、ヴァインの手を取った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「逃げたぞ!! 追え!! 」

 

「B17ブロック 隔壁閉鎖……完了、しかし目標未だ逃走中」

 

 

白き月の様に、一切のプロテクトがない場所とは違い、さすがにうまく行かないようで、格納庫のあるBブロックまでは来られたが、そのあたりでアラートが鳴り響いた。彼らが知る由もないことだが、先ほどの文官が、あの会話の直後にメインシステムにつなぎヴァインかルシャーティが格納庫や空港のある区画に立ち入った場合、警報が鳴るように設定したのだ。その用心深さに、ヴァインは苦しめられていた。

 

 

「あと、もうすこしです、姉さん、大丈夫ですか」

 

「……」

 

 

ルシャーティは、アラームが鳴り響いたときに、すぐさま自分の体をヴァインに動かしてもらうように頼んだ。そうでもしないと体力のない自分は途中で足手まといになるであろうから。少しだけ筋肉のリミッターを外してでもいいから、彼と一緒に逃げる為の彼女の決意であった。

ヴァインは提案を受けた直後に却下しようとしたものの、有意性を認めて承諾した。話す余裕のない、ルシャーティを励ますように話しかける彼の額にも汗が浮かんでいた。汗をかくほど体を動かしたのなど、いつ以来であろうかと考えながら、急ぎ足で格納庫に向かう。

 

 

「目標補足!! 撃て!! 」

 

 

この基地には、セントリーガンと言ったものはない。そもそも乗り込まれることを想定していない上に、すぐに障壁を落せるからだ。むしろヴァル・ファスクの謀反が起こされた場合に敵が保有する武器が増えるリスクを考えれば当然か。

その為今まで運よく逃げてくることができたが、とうとう、武装している兵士と鉢合わせしてしまった。

 

 

「っく!! 」

 

 

背後から赤く鋭いレーザーが二人に追随する。紅い命を刈り取る矢。この必殺の攻撃を、良くありがちな水蒸気を発生させて防ぐということもできない。そんな水蒸気で減衰するようなレーザーではないからである。しかし、彼はいま偶然にもとある装備を持っていた。ルシャーティをそのまま格納庫に先導させ、自分は彼女の後ろを守るように立つ。

 

 

「! 歪曲フィールド」

 

「人間の技術も、捨てたものじゃないな……借りておくぞヴァルター」

 

 

彼が発動させたもの、それはラクレットが『偶然置き忘れた』レーザー銃の歪曲装置である。ヴァル・ファスクにも、このような装備はないこともないが、かなり珍しい。そもそも白兵戦などしない種族であるからだ。しかしこの状況では、この装置の優位性は偉大であった。

実弾など装備していない兵士たちが、素早く判断しすぐさま、装備を破棄し走ってくる。その判断はさすがと言えるが、すでにヴァインは、7号機の座席にルシャーティを乗せていた。

 

 

「ヴァイン! 」

 

 

息も絶え絶えであろうが、声を張り上げるルシャーティ。その声を聴きながら、ヴァインはタラップを駆け上がりすぐさま後部座席に着く。それを確認するとルシャーティは機体を浮上させる。その位なら彼女にもできるのである。

 

 

「さらば、ヴァル・ランダル。我が故郷」

 

 

ヴァインはそう言い残し7号機を発進させた。

今後のヴァインのおおよその計画では、ひとまず落ち着ける宙域まで離脱する。その後、ルシャーティが望めばEDEN本星に彼女を戻す。彼女が自分とくるのであれば、どこか辺境の星でCQボムの被害をやり過ごす。長い命だ。人の一生分くらい彼女に費やすことに、ヴァインは何の抵抗がなかったのだ。

ヴァインは前を見つめる。先ほどの逃走劇のせいで体力を使い果たしたのか、ルシャーティは気絶している。それでもライブラリーの管理者だからなのか、きちんと正常にエネルギーの供給はなされている。

 

 

「クロノドライブ! 」

 

 

ヴァインは最高速でヴァル・ヴァロス星系を離脱することを決めた。短いが1時間ほどのクロノドライブが可能なコースで離脱することを選択した。

サブウィンドウに、少し苦しげな彼女の寝顔を表示させる。少しべたついている髪を撫でて整えてやるとヴァインは背もたれに体を預ける。そして先ほどから思っていた疑問を口に出してみることにした。

 

 

「姉さん、貴方に教えてほしい……愛とはなんでしょうか? この体を突き動かしている万能感、それが愛だとするのならば、僕はなんて愚かなことをしていたのでしょう。ヴァル・ファスクが、愛で戦う人間にかなうはずがないじゃないか。姉さん、これが愛だとすれば、僕はあなたを愛しているのかもしれない」

 

 

そう言ってヴァインは仮眠をとるのであった。

その言葉を彼女が聞いていたかは誰も知らない。

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴァインの逃走劇はもう少しだけ続きます。

 


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