楽しんでいってね!
弓道場。そこには一人の少女が弓を引いていた。
時刻は午前七時半。差し込む朝日は柔らかく、そして小鳥のさえずりは耳をくすぐるように。普通自動車やタクシー、貨物を乗せたトラックがエンジンの駆動音を響かせてながら車道を行き交い、サラリーマンやアルバイト、学生らが時間に追い立てられるように、足早に歩いて行く。
そんな中、少女は弓を引き絞る。朝ののどかさや、都会の喧噪などを置き去りにし、目の前の標的を撃ち抜くことに集中する。
狙いを定め、そして───放った。
手元から離れた矢は加速し、飛んでいく。
その矢は───寸分違わず、的の中央を射抜いた。
少女は残心の後、構えを解く。
道着を纏った少女の名は
元より色黒なのであろう、褐色の肌は軽く汗をかいている。また、邪魔にならないように後ろでくくられた、赤銅色の頭髪は風に吹かれ、なびいていた。
そろそろ終わるか、と呟き、ふぅ、と息を吐く。道具を片付け始めたその時、
「今日も精が出るわね」
「シズク。来てたんだ」
後ろから声を掛けられる。
琴葉が振り返ったその先にいたのは、黒髪の大和撫子。八重樫道場の跡継ぎであり、剣道の才女でもある、
「朝練よ、朝練。シズクは?」
「私もそんなところ。今、その帰りかな」
「そっか。じゃ、私もそろそろ終わるから、一緒に行こ?」
「ええ」
琴葉は自分の道具を片付け終えると、弓道場の掃除を始めた。彼女にとって、それは日課であった。手際良く進めていく。
「手伝うわ」
「アリガト」
雫が参加し、数分後、掃除を終わらせることが出来た。
「着替えてくるから、待ってて」
そう言い残し、琴葉は更衣室へと入り、道着を脱ぐ。シャワーを浴び、汗を洗い流した後、身体の水分を入念に拭き取る。学校指定の制服に着替え、髪を一房、サイドアップで留める。学生鞄を持ち、彼女は更衣室を出た。その先では、雫が彼女を待っていた。
「お待たせ」
「じゃあ、行こうか」
「うん♪」
琴葉と雫は弓道場を後にし、校舎へと向かった。
───これは、少女の物語。
───『錬鉄の英雄』ヘと至り、『神殺し』を成し遂げる
───馬鹿げた理想を追い求めた、
───少女は未だ知らず。
───己に待ち受ける『
キャラクター設定
名前:衛宮 琴葉(イメージCV:斎藤千和)
性別:女性
年齢:17
誕生日:7月20日
身長:152cm
体重:44kg
バストサイズ:B
当小説の主人公。
容姿は褐色の肌に赤銅色の長髪、琥珀色の瞳。
元は戦災孤児で、ただ死を待つだけだったところを、後に彼女の養父となる
切嗣が話してくれた、『正義の味方』に憧れており、幼少の頃は本気で夢を見ていた。彼の死の際には、『私が代わりになる』と言った程。
だが、年を重ねるごとに、その夢が如何に無謀であるかを実感するようになり、現在は半ばその夢を諦めている (心の奥底では『正義の味方』になることを渇望していた)。
そんな折、彼女らクラスメイトは異世界に召喚されるのであった。
※ネタバレ注意な
トータス転移後、天職が『弓兵』であることが発覚。これにより、彼女はより実践的な訓練を行うことになる。技能欄にあった『軽業』によるアクロバットを用いた弓術を習得し、【オルクス大迷宮】に挑むが、途中で檜山大輔が放った火球によって橋から落ちる南雲ハジメを救おうとするが、同じく彼女も火球を受け、奈落へと落ちてしまう。奈落ヘと落ち、気絶している際に、精神世界にて彼女の可能性未来の姿である英霊エミヤと対峙する。英霊エミヤによって自身の理想を否定されるが、彼女は奮起。死力を尽くして英霊エミヤに一撃を与えることに成功する。『そこまでなりたいのなら、なってみせろ』と心中を吐露した後の英霊エミヤに言われ、力と意志を託される。目覚めた後、迷宮脱出と南雲ハジメ捜索の為に行動を開始する。投影魔術で武器を投影しながら迷宮の魔物を倒していく過程で、魔物を捕食する。その際、神水を予め飲んでいたことが幸いしたのか、何とか生き延びることが出来た。その代わり、赤銅色の頭髪は色が抜け、桃色掛かった銀髪へと変貌してしまう(見た目がプリヤのクロエ・フォン・アインツベルンになる)。魔物特有の技能を手に入れながら、彼女は先へと進む……。
イメージOP
Aimer「StarRingChild」
イメージED
酸欠少女さユり「月と花束」
琴葉にヒロインムーブはありません。期待していた方には申し訳ないです。
ユエは琴葉の姉ポジションになります。ハジメは悪友ポジションです。
アンケートの結果、「続けろフェイカー」が多ければ、連載を決定いたします。皆様、投票の程、よろしくお願いします。
感想、評価を頂けると嬉しいどす。
続ける?
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続けろフェイカー
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辞めろ未熟者