とあるocgプレイヤーの決闘日記《凍結中》   作:花岡隊長

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今回のアークV、メビウスもリベリオンも恰好良かったし結構見応えがあったと思います。
大分遅くなりましたが今回でもう一人のキャラが登場します(日記に)。


疑問

〇月△日

 

 

 最近、日記を書いていなかったので久々に更新しようと思う。

アトラの蠱惑魔との契約を終え、自分の部屋に戻った俺達は今後の動きについて話し合うことにした。

どうすれば世界を越えられるか? その方法はどうするか? などお互いに意見を出し合ったが一向に解決策は見つからなかった。

そもそも、この世界と元の世界の作りが不明な今世界を越える方法なんて言っても見つかるわけなかった。

 

GXの三期の終盤でユベル曰くこの次元は12の世界があり、それがばらけて一つの次元になっていると。それがこの世界の基盤らしいんだが昔の記憶を思い出す限り世界や次元などは複数存在しておりどれが元の世界だとか座標やら何やら元文系の俺に分かる筈がないのでその時点でもう詰んでる状態だと言える。

たしか原作ではアインシュタインもどきのキャラクターが登場していたのでそれに頼むというのも一つの策と考えることは出来なくもないのだが接点なんて存在してないし、第一に俺が異世界人なんて信じる筈がない。

...いや、原作だとあの人物の登場回で三沢が一気にネタキャラになったんだ。なんか信じるかもしれないと思えてきた。

 

そうだ! 三沢で思い出した。あいつ、その回でそいつの助手になるんだったなぁと思い出し接点を作ってもらうことが出来る! いやこれも駄目だ。時間がかかり過ぎるし確実性が存在しない。俺は早く戻りたいのに1年半もかけてられない。

あれも駄目、これも駄目とその日はアトラの蟲惑魔とアイデアを出し合いながら元の世界に帰る方法を話し合うのであった。

 

 

  〇月◇日

 

何度も話し合いをしたが結局いい考えは出ることなく何日も過ぎた。

よく朝食を共にする三沢からは寝不足か? と心配されたが取り敢えず大丈夫と伝えて授業に臨んだ。

何度もあの話をしているとネガティブな考えになりそうなので、今日のところはこの学校の授業内容について書いていこうと思う。

さて、デュエルアカデミアと名付けられたこの学校だが作中には出てなかったが実は結構理系科目の多いところである。平然と物理学や化学、数学などの授業が重なる日や、錬金術なんていう普通なら絶対将来なんの役にも立たないだろう! って授業もある。

俺からしてみれば完全に理系分野だよこの学校って中身の授業をしているので文系な生徒などにはきついと思う。ていうか、俺がもう限界に近いので早く帰りたいという思いが日に日に強くなってゆく。

 

閑話休題

 

そんな地獄みたいな場所ではあるが意外と解りやすく教えてくれる教師がたくさんいる。

例えば、物理担当のイエロー寮寮長のエアーマン元祖こと樺山教諭など内容を一つ一つ丁寧に教えてくれるし、どこが重要なポイントなのかも丁寧に板書してくれる。

作中では嫌味ったらしくしか授業してなかったクロノス教諭でさえもポイントなど分けて説明してくれるのでとても理解しやすい。

昔、大学にいた説明するだけ説明して終わる奴よりははるかにマシな存在である。

こういう点を見るとやっぱりこの学校、教師の質ちょーたけぇと思わされた。

 

 

と思わされるようなことがあり、三沢とデュエル理論や戦術について話したり、理系科目を教えてもらったり密かに丸藤先輩と1キルについて語り合ったり、アトラの蟲惑魔、いやなげーからアトラでいいや。アトラとこれからの方針を決めながらとうとう数日後に試験日が迫ってくるのであった。

 

 

 

 〇月▽日

 

 

試験日当日。

 

やべぇ、理系分野超やべぇ。と思いながらやってきてしまった筆記試験。埋められるところは埋めて分からなかった部分はネタを挟みつつ適当に仕上げてしまい筆記終了後、軽く絶望しそうになった後その日実技試験をした。

あ、筆記の時間終了10分前に我らが主人公。遊城 十代ともう一人のレッド生であり、多分なんか俺の同類であろうと見受けられる遊崎 行人(ゆうざき いくと)が入室してきた。

こいつらやって来たはいいもののすぐ寝たりしてたらしいのでこいつら本当に進学する気あるのか? とつい思ってしまった。

主人公遊城 十代の方はまだ理解できるのだがもう一人の同類遊崎 行人の方は全く考えが分からないのでその時は大分悩んでしまった。

 

 

 

 

実技の結果を書くと俺はその時は多分三沢辺りのだろうなぁと思いながらデッキ調整をしていたのだが俺の実技試験の対戦相手は未来で決闘王(デュエルチャンピオン)のデッキを盗み、無双をした神楽坂だった。

俺はこの時は正直やばいと思った。だって登場人物の中で主人公補正なしで王様のデッキ紙束を回した人物が相手なんだ。警戒しないわけがない。しかもあいつの中の人は真ゲ〇だ! 心理フェイズに入ってしまったら俺の勝ち目が無くなってしまうことを念頭に入れ、デュエルに取り組んだ。

 

結果は俺の勝利だったのだが、たしか神楽坂は人のデッキレシピのコピーをしてその人に成りきってデュエルをするプレイスタイルだった。そのおかげか原作でもあんな一般人じゃ回せるわけない常識外の王様デッキを回せた理由も理解出来た。

 

俺が対戦したのはクロノス教諭のコピーデッキだったのだが本当にその人物にそっくりだったのだ。

多少の誤差はあると思うがほぼ本人に近い考えとプレイスタイルだった。

そしてその時、俺はこう思ってしまった。

 

 

 

 

 

あれ、こいつに元の世界の環境とか流行りデッキとかメタなど間接的に教えれば最強じゃね。

あいつこの学校に存在する人間のデータがほぼ記憶してるんだし相手に合わせて最適なメタとれるんじゃねぇ?

そう考えたら即行動で試験終了後すぐ神楽坂を捕まえ交渉した。

その時言った台詞は覚えていないのだが気が付いたら何か神楽坂と師弟関係っぽいものになっていた。

 

「どういうことだ。まるで意味が分からんぞ!」 

 

寮に帰った後、そう叫びながら思い付きで行動してはいけないということを今日この日深く心に刻んだのであった。

 

その際ネットをしていたアトラに軽く引かれていたことを気づかずに。

 

 

 

 

まぁ師弟関係はともかく実はもう一つ大きな発見があった。

何と、遊崎以外にこの世界に存在しない召喚方法の一つシンクロ召喚を使っている奴が現れたのだ!

そいつの名は相川 冬華(あいかわ とうか)という女性徒で使用デッキは夢も希望もない当時最強と呼ばれていたBFデッキだ!

 

 

おのれ! 姑息な手を! (実技試験で【蠱惑魔AF】を使用しながら)

 

え? お前も十分ガチじゃねーか! だって?

 

俺はいいんだよ! シンクロ、エクシーズに縛りしてるし、使用してないし!

 

それはともかくあの女このゆっるゆっるな禁止制限の中ほぼ全盛期のBFを使っていやがった!

 

てめぇ! 俺の帰還計画を邪魔するつもりか!

 

そう内心思いながら、隣に座っている三沢と神楽坂に気づかれないように静かに怒っていた。

 

さて、ここでさっき登場したBFについて解説するとしよう。

 

 

【BF】とは?

シンクロ最盛期、クリムゾン・クライシスに初収録される。

5D‘sでクロウ・ホーガンが使用。作中で出てきたデッキの中でも根強い人気を誇った。

一言でその強さを言うなら超強い。それで完結してしまうくらい強かった。

それはもう誰が使っても勝てるデッキとして当時有名だった。

インチキ効果もいい加減にしやがれ! という台詞は有名になったくらいだ。

まぁ、その後にお前が言うな! という言葉がつくが。

ではこのBFというカテゴリのどこが強いのかと言うと、

まず第一に展開力の高さが挙げられる。こいつらもうわんさか出てくる。

1ターンにフィールドを全部埋めることだって出来るくらい湧くのだ。

 

第二にアドの取り方がもうすごい。

カードゲームとは手札の量が重要になるゲームだ。遊戯王もまた然り。一部例外は存在するが。

BFには《黒い旋風》と言うカードがあり、テキストを見てほしい。

 

《黒い旋風》

魔・永・効果

 

自分フィールド上にBFと名のついたモンスターが召喚された時、そのモンスターよりも低い攻撃力を持つBFと名のついたモンスターを手札に加える事が出来る。

 

そしてこいつらがサーチされることになる。

 

《BF-疾風のゲイル》

モンスター・星3・闇・鳥獣族

 

自分フィールド上に《BF-疾風のゲイル》以外のBFと名のついたモンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚する事が出来る。1ターンに1度、相手フィールド上のモンスターを1体選択して発動できる。そのモンスターの攻撃力・守備力を半分にする。

 

 

《BF-月影のカルート》

モンスター・星3・闇・鳥獣族

 

自分フィールド上のBFと名のついたモンスターが戦闘を行うダメージステップ時、このカードを手札から墓地へ送って発動できる。そのモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで1400ポイントアップする。

 

 

 

 

強い(確信)

 

旋風がある限りBFはガジェットと化す。

つまり、召喚しただけで1アド取れるということになる。そのおかげで手札を減らさずに攻めることが出来るということだ。

 

 

そして最後にこいつらはサポートカードが豊富に存在するということだ。

鳥獣族なら入る《ゴッドバードアタック》や闇属性の《ダーク・アームドドラゴン》などのサポートも充実しており、シンクロしやすいテーマでもある。

流石に今はカードプールが増えたおかげか中堅クラスなのだがこの世界だと関係ない。

しかも全くの規制なしの状態だ。勝てるデッキなんて限られてくる。

そんなチート臭いデッキを奴は使用しているのである。驚かない方がおかしい。

 

そんなデッキと戦うなんて不憫なと思い、先ほどと打って変わって遊崎頑張れ、超頑張れ! と応援するのであった。

 

 

 

 

 

 

 

試験終了。まさかの遊崎の勝利。

隣の三沢なんかは両方興味深い内容だったなんて言っているが、俺は正直信じられないでいた。

確かにあの女が使用したBFはどっちかといえばガチ寄りじゃなくて若干アニメよりだったんだが、遊崎の【オノマト連携(ペア)】ならぬ遊馬デッキに負けるなんてあり得ない。

いや途中までは相川の方が有利だったが遊崎の鉄壁入ってからの逆転であえなく敗北。詳しい内容は後日記そうと思うが、そんな逆転劇をした遊崎の姿はまるで主人公だった。

 

俺は三沢と神楽坂と別れ部屋に戻った後そのことに対し疑問を持ちながらアトラとフリーデュエルをするのであった。

 

 

 

 

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