とある鎮守府の戦争番外編   作:秋月雪風

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最終話(戻るべき場所)

2010年4月3日秋雪鎮守府以外の基地閉鎖

 

同年4月14日三郷諸島防衛響島本部基地建設開始

 

11月16日響島基地完成

 

12月5日秋雪鎮守府閉鎖

 

2011年3月11日元アメリカ、カナダ、メキシコが合併、アメリカ連邦国建国

 

2015年2月10日アフリカ大陸奪還完了

 

深海棲艦は衰退し、艦娘がいなくなった世界は徐々に復興していった。

 

2018年7月6日には南米奪還、これにより深海棲艦は壊滅した。

 

生き残った深海棲艦は小さな無人島でひっそりと過ごすことになった。

 

また桜達もそれぞれ違う道を進み始めた。

 

2019年6月

 

響島秋雨家

 

桜(29歳)「・・・クークー・・・」

 

???「桜さん!起きてー!!」

 

桜「・・・んあ?・・・もう朝か・・・」

 

奏音(三日月)「おはようございます!」

 

桜「おはよう・・・奏音。朝ごはんは?」

 

奏音「準備してありますよ」

 

桜「ありがとう。よいしょ・・・」

 

ベッドからおりてキッチンに向かった。

 

初霜「あ、おはようございます」

 

桜「おはよう初霜、朝ごはんいつもありがとうね」

 

初霜「どういたしまして!」

 

桜「今日は、墓参りか」

 

初霜「はい。夏菜さん達も来る予定です」

 

桜「そうなんだ。じゃあ早く行かないとね」

 

初霜「そうですね!じゃあ私も準備してきます」

 

桜「うん、わかった~」

 

初霜はそのまま自分の部屋に戻っていった。

 

桜「・・・早く食べて準備しないと」

 

艦娘をやめて10年が経ち、三日月は16歳、初霜は17歳になった。

 

また元人間だった三日月達は子供の頃の名前に変えたが初霜だけはずっと艦娘で名前も決まらなかったからそのままになった。

 

数時間後

 

秋風島秋雪鎮守府跡地艦娘の墓場

 

基地はすでに撤去されており、今は敷地の8割を終戦記念館、2割を艦娘のお墓、そして浜辺には戦死した艦娘、妖精、人間全員の名前が掘られた石碑があった。

 

夏菜(電)「あっ、桜さーん!こっちでーす!」

 

桜「夏菜、おはよ~」

 

夏菜「おはようございます!」

 

桜「夏菜って今年でいくつだっけ?」

 

夏菜「今年で21です!」

 

桜「そっか~もう大人か~」

 

夏菜「はい!」

 

山上「ははは、こいつ、見た目は大人だが中身は子供のままだからな~」

 

夏菜「もう、兄さん!」

 

夏菜は怒ると山上をぽかぽかしだした。

 

花香(弥生)「あ、皆さんもう着いてたんですね」

 

桜「花香、おはよ」

 

花香「おはようございます」

 

桜「今年で・・・16歳だったね」

 

花香「はい。奏音と同じ年です」

 

桜「そうなんだ。大野・・・、そっか、大野元帥はもういないんだ・・・」

 

大野昌山は2年ほど前に病死、享年70であった。

 

雫「最後の言葉が、最後まで暴れられてよかった。ですからね・・・」

 

桜「なんやかんや、ミッドウェーまで生き残れたからね・・・」

 

花香「・・・あの、お父さんが死んだあとに話し合って決めたことなんですけど・・・」

 

桜「ん?なに?」

 

花香「私達を防衛基地に雇ってください」

 

夏菜「私達もです!」

 

桜「・・・ほんとにいいの?また、戦場に行くんだよ?」

 

拓磨「さすがに慣れましたよ。死ぬぐらい」

 

山上「もともとは志願した者で作られたんだ。別にいいでしょ?」

 

桜「・・・うん、いいよ。でも、まずは、お墓参りを終わらせましょ」

 

初霜「まだ全員揃ってませんよ」

 

桜「・・・少し待とっか」

 

その後も生還した隊員達が続々と集まった。

 

桜「・・・よし、これで全員だね。・・・総員、整列!」

 

隊員達はすばやく桜の後ろに並んだ。

 

そして桜から順番に石碑に花を置いていった。

 

桜「・・・よし、全員置いたね。・・・総員、英霊に向かって、敬礼!」




ここまで読んでくれてありがとうございました。
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