貴方の病んだ幻想入り 作:回忌
ぼちぼち描いていきます
優先はこっちですけど。
貴方は今神社の縁側にいる
ミーンミーンとセミが木々から忙しくないている。
そしてその隣には巫女…霊夢が扇子をパタパタとさせながら涼んでいた
「暑いわねー」
貴方はそうだねと言葉を返す。
人里で生まれた身としては少し気温が下がったように感じるが
この腋巫女はそんな事は気にしないらしい
貴方は近くに置いてあるお盆から湯呑みを取る。霊夢は既に
冷たいお茶をずずずと飲んでいる様だった
普段飲むのは井戸水とか川の水とかだったからこういうのは新鮮だ
…外の世界では筒から汚れが一つも無い水が栓を捻るだけで出るらしい
多分そこまで技術が発展しているなら妖怪なんて信じられていないのだろう
香霖堂から買ったり無縁塚で入手する銃やカラクリを見てみれば
幻想郷と外の世界なんて死ぬほど違うのだろう
外来人だったか、彼らがここに来れば即下界への帰還を願うだろうな
不便な暮らしをしてでも暮らすメリットが無い。
ある奴にはあるのだろうか
貴方の仕事は妖怪退治。
里の友人や慧音とかの人から追い払ってくれとかやっつけてくれとか
それで任務をこなしていき報酬で暮らす
楽な暮らしでは決して無いけれどそれでも楽しい生活だ
暇な時はこうやって博麗神社に来てお茶を頂いでいる。
10銭を入れるだけであれだけ喜んでお茶をくれるのだから
1文なんて入れたらどうなることやら。
ちなみに霊夢がいないときにはレミントンm700とかいう猟銃を持って
猪やら兎やらなんやらを狩って帰るのだ。
はっきりいえば刀で斬った方が早いけれど銃の方が
いちいち動かなくて済むのだ。つまり面倒くさい
余った干し肉とかは友人だったり里の子供達に渡したりしている
これでも信用されている方だ、貴方は。
「ぷは…今日もいい天気ね」
貴方は空を見上げた。
雲一つない青々とした空がどこまでも続いている
太陽は爛々と今日も自分の仕事を全うしている
…赤いジャージの男がいるような、いや赤ん坊の顔か?
背後に太陽神とかまさに外道とか見える気がするが貴方は気にしなかった。
ともかく今日は本当に晴れ晴れとしているのだ、不自然なくらいに。
このまま何も起きてほしくないものだ。
と言った瞬間だった。
青い空に急に雲がかかったかと思うとそれが全て赤くなった。
見るもの全てがものの見事に真っ赤っかである
貴方がペチンと額に手を打ち付けた、霊夢も同様である
「何をどうしたらこうなるのよ…全く」
ものすごいイライラした表情の霊夢。
おそらくこれからあいつが来るだろうと考えていた、それは貴方も同じだ
こういうことがあるとすぐに来る
「れえええええええいいいいいいいいむうううううううううう!」
ほら来た
普通の魔法使いこと霧雨魔理沙。
なんでもマジックアイテムに触れて髪の色が金色に変わり
そこから魔女になりたいと願い、親とは勘当という形で
縁を切っている。と言っても仲良く話をする姿がよく見られているが。
「うるさいわよ」
「私はそんなの気にしないぜ!お?ーーもいるじゃないか!」
貴方はお邪魔しているとだけ言っておいた
そして貴方はこの後に起きることが何かもう大体わかっている
「霊夢!ーー!こりゃ異変だ!」
「そうね」
貴方はぶっきらぼうに返事をする
「だから解決しようぜ!」
「いやよ。1人でやってなさい」
右に同じく。
はっきり言って異変解決なんてそんな大層な事したくない
…のは建前で普通に面倒だからである
こういうことができるのは大のつく妖怪くらいだ
つまりすごく強い。
さて、ここいらで話を切り上げてさっさと家に帰ろう。
貴方は里の様子を見てくるというと立ち上がる
そしてそのまま去ろうとー
「お、待てい。そう簡単に逃げられるとでも?」
「そうよ。あんただけ逃げるのは癪だわ」
多数決によって全員で元凶を探すことに決定した
ともかく早く探さなければ。
魔理沙の話によればこの紅霧には有毒な物質があるらしい
このまま放置すれば妖怪の賢者が何か言って来そうだ
「来る前に終わらせるわよ」
「それじゃあいくぞー!」
なぜだろうか、昨日の妖怪狩りの疲れがとれない。
ため息をついて縁側に置いてある二振りの刀を手に取り
帯に差すとその横に置いてあるソーコムを手に取り
スライドを引く青い透明の弾丸が供給されたのを見ると
カチャリと魔理沙に向ける
「にしてもお前はおかしいカラクリをよく扱えるな…後眩しいぜ!」
ピカピカライトを光らせて遊ぶ貴方
「じゃ行きましょう」
「いくぜー!」
○
「で?どこにいくんだ?」
「アンタがいうな」
勢いよく空に飛び出したのはいいものの当人がこれである
そう、魔理沙は無計画of無計画なのだ
そういえばこいつのモットーは当たって砕けろだったか
貴方は思い出さなくていいことを思い出す
こいつの家に行った時は酷かった。
内装は魔女らしく壺やら本やらたくさんあったが
むしろそれらのせいで部屋が汚かった…ごちゃごちゃしているという意味で。
足の踏み場なんて人1人入れるか怪しいくらいだ。
この前なんて自分の本棚に勝手に押し倒されていた
はっきり言って自業自得だが死んだらもう悲しくなるなんて
非じゃないくらいになる
「多分こっちじゃないかしら」
「お!そうだな」
しかし貴方たちには秘密兵器がある
そう、霊夢の勘だ。
彼女の間というのは恐ろしいほど当たる。
それは未来予知でもしているのかというくらいには。
そうやって霊夢についていっていると真っ黒い球体が出てきた
「なんだぜ?あれは」
それは宙にゆらゆらと浮かんでいる。
が突然それが弾けた
「!」
霊夢は札を構えて迎撃体制。
魔理沙はミニ八卦炉を構えていつでも撃てるようにする
貴方はソーコムとナイフを逆手に取り出して構える
「う〜ん」
中から出て来たのは幼女だった。
金髪の幼女だった。
「もしかして、ルーミアか?」
「そうなのだ〜」
ルーミアは伸びた声で応える
「私たち急いでるから邪魔しないでね」
「それは無理なのだ〜」
「どうしてだぜ?」
貴方は近づく
「なぜなら〜
ルーミアに食われr」
貴方はルーミアの顔面…主に目ん玉に向けてソーコムのライトを
焼き付けるように点けた。
「いやあああああああ!?目が!目があああああ!」
ものすごい奇声を上げながら地面で目を押さえながらジタバタと転げ回る。
慧音先生かルーミアは闇を操るからその逆で行けば問題ないと言っていた
でもなぜか先生はどこかやっちまったなぁという顔をしていたのだがなぜだろう
にしてもすごい効果だ、逆に可哀想…なわけあるか
相手は妖怪。腕が再生するような奴が可哀想もあるか
これが貴方が時たま依頼で殺す人型妖怪からの罪悪感を無くす方法だった。
しかも女性率高すぎて笑えない。
行こう
「お…おう」
「そうね、雑魚に手間をかける必要はないわ」
珍しく今日は霊夢と意見が合致する
なおその理由は“早く帰って寝たい“という庶民的なものだった。
ソーコムは貴方の愛用銃です。
決して作者に趣味ではありません
初期案がグロックだったとか死んでもいえない