貴方の病んだ幻想入り 作:回忌
私がめんど…思いつかないから少ないだけです
にわかだからいちいち調べているんですよね。スペカとか
貴方はなんとか大図書館に逃げ込めることができた
本当なら玄関から出ることができていたが邪魔されていたし
そもそも瓦礫のせいで出ることもできなかった
振り返ると紫色の魔法陣ができていたので助かったようだ
後でパチュリーに礼を言おう…生きていれば
記憶が正しければレミリアは一回弾幕ごっこで退治されている
今回は本気だからどうなるかわからない。
でも、考察なんて意味がない
貴方は考えを振り払うと狭い階段をとぼとぼと歩いて行った
無論事腕を支えて、痛さを食いしばって紛らわせて。
大図書館は四分の1が吹き飛んでいること以外は変わりなかった
司書と管理人がいないだけでこんなにもシーンとしている
確か隠し階段が何処かにあって、そこから脱出できた筈。
貴方はあらぬ方向に曲がっている腕に手を伸ばす
そして手のひらを持つと、思い切り曲げる
耳鳴りがして周りの景色が白っぽくなる。
曲げた後に店主…たしか名前はダレナだったか…
彼から貰った注射器を腕に刺す。
すると心拍数が下がり、腕が動くようになる。
あまり気持ちが良くないが、これでいい。
不快感は拭えないけれどあのままよりはマシだ
といってもドカンゴガンと爆発音が鳴っている時に
出てしまえば見つかって捕まるかもしれない。
何とかして暇を潰す必要がある。貴方は辺りを見渡した。
相当慌てていたようで本が所々ばら撒かれ、本棚が倒れている
あの魔法陣はかなり上位である事が魔法素人の貴方にも
直ぐに分かったので直ぐには来ない筈だ。
それも彼女達が奮闘して食い止められればの話だが
今のところ戦闘の破壊音が聞こえてくるのでまだ
攻めてくることは無いだろうな。
貴方はここで読みたかった本を片手に本棚を起こしたり
ばら撒かれた本を本棚に戻したりした。
何かをしながら何かをするのは難しい
例を上げればゲームをしながら勉強する。
寝ながら運転に動画を見ながら仕事。
ピアノ両手で引く等。
人間…主に男子が苦手傾向にあり女性はその反対だ。
それは貴方も例外では無く普通のスピードどころか
亀かナメクジのようなスピードで本を動かしていた。
本を読みながらやると言うのは難しものだ
貴方は飽きたのか棚に戻す途中の本を投げて読んでいた本を
片手ではなく両手で、本棚に縋って。
最初の目次しか見た時に興味が湧いた。
そして見てみるとこれまた面白いのだ
私のココロの中に
いつの間にか出来てしまったもの
どんなに調べても分からなくて
でも
分からない気持ち悪さではなくて
むしろ心地よい気持ちなの
誰か早く私に
これの名前を教えて…
どさり
貴方は何かが倒れた音に気づいて振り向く
すると、ボロボロの咲夜が倒れていた
貴方は本を机の上に置くと近くに行く
ちなみにその本の作者名はパチュリーだった
題名はポエム集。
「ごほ…げふっ…」
所々に青いアザができており口の端からは血が流れている
黒いタイツには大小の穴が空いていて片方は膝から切れて亡くなっている
銀色で美しかった髪ももう汚れている
しかし咲夜は気にせず、もしくは耐えながら口の血を拭った後言う
「そろそろ…限界…です…あれが…」
隠し扉?
「どうし…て…もしかして…」
咲夜はあることに気づくと軽く笑った
「わかった…わ。なんとかして…食い止めるから…!…逃げて!」
貴方は頷くと、隠し扉へと向かう
ドゴンと入り口が爆発すると同時に霊夢が入ってくる
「…何処に隠した」
「答える…義務はない…わ」
「退きなさい。さもないと私はあんたを殺さないと行けなくなる」
咲夜はナイフを太腿のホルスターから抜いて構える
「私は…何処にでもいる完璧なメイド…!」
貴方は本棚の裏側にある隠し通路から逃げる
もう、息も絶え絶えだけれども鞭打って。
また捕まったら、何をされるか分からない
彼女たちが時間を稼いでいるうちに逃げないと。
光が見えてきた。
もうすぐだ
もうすぐで逃げられる
外に出た。
瞬間に風切り音が聞こえたんので貴方は咄嗟に避けた
見てみれば、それは佇んでいた
誰と言う必要はなかった。ただ浮かぶのは疑問
どうして美鈴は正面じゃなくて隠し扉を守っているのか
「お嬢様が出すなと言われたので…と言うのは建前」
恐らく外は危険だから出すなとかそういうものだったんだろう
この門番はその仕事を全うする気がないように見えるのだ
寝ている間に認識が変わったにかもしれないっておい待て
「本当は危険だからと言われましたが個人的に戦いたいので」
お嬢様の命令無視どころか完璧な妨害である
もし戦闘音でバレたら美鈴を囮にしようと考える貴方
その間にも話は進んでいく
「私は能力を一切使わずにいく、覚悟しろ」
口調がいつものうっかりさんからコマンダーのようにキビキビとした口調。
それに加えて声も何処か渋い声になる
片足を上げて中国独特の構えをした後言う
「来い!」
研究結果
蘇生剤について
兄さんに言われて作ってからかなり経つこの薬だが
実のところこれに再生能力はないと書いておく
この蘇生剤はあくまで心臓付近の再生力を促進させるのだ
それでそこだけが常時と何も変わらない状態になる
足や腕が線切れたり骨が折れたりしたときにこいつを使っても
意味はない。
精神が治ると信じていたら多少はマシになるかもしれないといった所。
モーティマーを使って実験した時も治ったのは心臓付近だけだった
なお、これの効果があるときは槍で突こうが銃で撃たれようが
何をしても生きているのだ
ただし、これは相当精神の強い者でないと効果はない
なぜかというと痛みや視覚的精神攻撃などによって
ショック死してしまうからだ
腕が切り飛ばされたくらいで死ぬなんて…もっと鍛えようよ
唯一この心臓以外を治せないという欠点を治す方法がある
それは人間をやめることである
妖怪化したモーティマーにこれを与えたのち腕を切り飛ばすと
瞬く間に再生を始め、数秒で完璧に再生し終わる。
ただこれは
(紙はここで破られている)
さぁ、拳で語り合おう!