貴方の病んだ幻想入り 作:回忌
貴方の感覚は全て、水の冷たさとそれが流れていく
感覚だけだった。
貴方は川で流されながら、ぼ〜とした頭で記憶の一部
を思い出すことに成功した
貴方は幻想郷の里の住民で、妖怪退治を仕事に
していた。貴方の実力は異変に参加出来る
ほど強く、またそれのせいで今までの狂った愛が
生まれるきっかけにもなった。
貴方は今まであった人の顔だけを思い出すこと
が出来ない。服装も、名前も少し、思い出せるのに
顔だけが綺麗に記憶から無くなっている
そんなことをずっと考えていると、流れが弱まり
貴方は海月のように浮く。水面上から見えた景色は
霧に包まれた湖だった。貴方の体が浮き沈みを
繰り返す。貴方は息をありったけ吸い込み、
なんとか浮かぼうとしたが、数秒後には
ズブズブと体が沈んでいく。
下半身に人魚の様な物が付いているが、
それどころではない遂に貴方の顔面が水中に沈み
貴方は最後の悪あがきで
腕を水上に伸ばしてサムズアップして、沈んだ。
…その手を誰かが掴み、貴方は沈まなくなった
朦朧とする意識の中、水中で目を開くと、
歪んだ銀髪の女性が貴方の手を掴んでいた。
先程の女性では無い、と貴方が思うととも
に女性を懐中時計をカチッと押し
貴方の意識は暗くなった
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ベッドの中で貴方は目が覚めた
文の布団の様な日本式ではなくバリバリの
洋式である貴方は内装を見たあと、
ここは紅魔館…だったかと思った
壁が全て赤く、この館の所有者の性格が透けて見える
そうやって部屋を眺めているとコンコンと
ノックがした。貴方が入室の許可をすると
銀髪を女性が入ってくる
「体は大丈夫ですか?寒かったら言ってください」
と、スープを横の机に置くと、近くの椅子に座った
貴方は「貴方が十六夜さんですか?」と聞くと
女性は少し驚いたような顔をするとこちらに質問する
「…そうですが、いいですか?…ここの所有者の名前は?」
貴方は頭に手を当て、思い出そうとした、が貴方が
辛うじて思い出すことが出来たのは
ここの所有者にカリスマなど無く、
幼女ということだけだ貴方がそれをありのまま話すと
「あら、そこだけ覚えているのね。
異変のことは覚えて無いのかしら」
と少し笑いながら言った
異変。確か幻想郷で異常な自体が起きる事だったか。
貴方はここの所有者は誰なのか聞くことにした
「この館の所有者はレミリア・スカーレット。言い忘れたけど、私はそのメイドよ」
と所有者の名前を告げた
貴方の頭の中で何かのピースが嵌った
紅い槍と紅い月
金髪の︎︎ ︎︎ ︎︎"︎︎妹様︎︎ ︎︎ ︎︎"︎︎
貴方の戦術
この館での記憶
その全てが蘇った
貴方がそんなことに惚けていると咲夜がこちらに笑み
を浮かべて「思い出した?」と聞いてきた。
貴方はそれにこっくりと頷くと咲夜は
「今から会いに行きましょう。この館で世話になるでしょう?」
貴方はベッドから立ち上がり、ドアに向かう
…その前に自分の装備品を見た
ナイフとホルスターもある。リュックは壁に
かけられている。特に没収品は無さそうだ、
と貴方は思うとドアを開けて外に出た。
咲夜が「ついてきて」と前を歩いたので
貴方はそれに続く。
貴方はコツコツと足音を響かせながら進む咲夜を
見ながらこの館はとても広いと思った
なんせ先が見えないし、ドアがあり過ぎる
そんなことを考えていると、目の前に巨大な扉が
現れる。さっきまで無かっただろという
貴方の視線を無視して咲夜は言う
「お嬢様に挨拶をお願いね」
大きな音を立てながらト扉が開く
咲夜がレミリアに言う
「お嬢様。今連れてきました」
「ありがとう。下がって良いわよ」
咲夜はお辞儀をすると消えた。文字通りに消えたのだ
そういえばこの館のメイドには時間を操る能力を
持っていたなと貴方は思い出した
「こんにちは。…唐突だけど、貴方は今から
どうしたいのかしら」
威厳のある声でこちらに語りかけてくる
貴方はレミリアがこんなに威厳のある奴だったか、
と疑問に思ってしまった。
貴方はその考えを振り払うとレミリアに
この館で世話になることは出来ないか、と聞いた
するとレミリアは
「そうね、こちらの言いつけを守る代わりに
この紅魔館で暮らしてもいいわ」
貴方は安堵すると言いつけが何なのか聞いてみた
「それに関しては明日言うわ…自分の起きたあの部屋が貴方の部屋よ」
貴方はお礼を言うと扉に向かって歩き始めた
そんな貴方にレミリアが質問する
「貴方は私…私達の事を覚えているのかしら」
貴方はレミリアについては覚えている
運命を操る能力。妹を持つ吸血鬼。
…幼女。カリスマブレイカー等。
そんなことを思っている貴方を見透かした様にレミリアは
「貴方は変な所を覚えているのね…」
呆れたように呟いた。貴方は他の人も会えば
思い出すだろうとレミリアに言った
「そう…それじゃあゆっくり休みなさい」
何か運命が見えているのかそんなことを言う
貴方は二つ返事で扉を開けると、待っていた咲夜に
自分の部屋まで案内して貰った
「運命は運命。絶対に拒否することは出来ないわ」
そんなレミリアの面白そうに言う言葉は、貴方には聞こえなかった。
その顔は、まるで文と同じような顔だったというのに
読みにくい所を修正していってます
…え?本文書け?
書いてますよ(最初だけ)