貴方の病んだ幻想入り 作:回忌
鎌鼬が周りを切り裂く
貴方は刀を右手で抜き斬る
こちらに直撃コースの鎌鼬を叩き切るとそのまま離れる
辺りは竜巻が発生して今貴方と文はその中心にいるようだ
さて、どうするか
貴方は真っ先にそれを考えた
刀は長刀。それに対して相手は扇。
聞くだけなら大した事は無いだろうが恐らくそれは無い
貴方が霊力を刀に込めるように大体が妖力を込めているだろう
本当なら二刀流で行きたいところだが、花があるので無理だ
貴方は花を抱き抱えるようにすると構える
文の戦闘方法は大体分かっている
1回当てたら逃げて、1回当てたらまた逃げる
要するにヒットアンドアウェイである。
これは主に狙撃手やゲリラが好んで使うがこいつら天狗の場合はこれが通常戦法となるのだ
生まれつきの速さを活かして一撃離脱戦法を繰り返すのだ
攻撃に全振りした脳筋からすれば腹立つことこの上ない
誘導兵器のような攻撃方法…それこそ霊夢の様な弾幕があれば倒せる
今の貴方にはそれを作り出す事も出来るだろうが今するのは愚策だ
何よりあれは重いので的になりかねないのだ。
文が扇を振ると、そこから斬れる風が襲ってくる
それをきりもみ回転しながら移動して避けると刀を仕舞う
そして、手の中にマシンピストルであるスコーピオンを出す
ハッキリ言って対空には向いてないが無いよりはマシだ
なんなら
しかしそれだと花を落としてしまう可能性があるのでこちらにした
文が放ってきた弾幕に照準を向けて引き金を引く
パパパパと乾いた音を連続させながら弾丸が飛ぶ
それらは数個の弾幕を相殺するがそれを超える数が飛んでくる
横に飛行して避けるとマガジンを交換する
これではこちらが弾丸を消費するだけだ。いつかやられる
地上付近を低空飛行しながら考えた
「隙あり!旋符「紅葉扇風」」
少し体が軽くなったかと思うと竜巻が自分を中心に発生。
そのまま天へ打ち上げられる
迫り来るGを歯を食いしばって耐えながら貴方は刀を横に降った
瞬間竜巻が横一文字にぶった斬られる。
クルクルと数秒回っていたが意識を何とか取り戻し構える
先程の竜巻でスコーピオンが吹き飛ばされた
「突符「天狗のマクロバースト」!」
かと思えばいきなり上から大小の弾幕が張られる
最早腹を括るしかないこれで風見とかいう奴に文句を言われても知らん
花を上に投げてその滞空時間の合間に左手でもう1つの刀を抜く
そして霊力を込めて胸の前で交差させると思い切り切り飛ばす
すると身長程の交差した刃の波動が飛ぶ
それらは弾幕を切り裂いて文に向かっていく
左手の刀を仕舞い落ちてくる花を取る
「突風「猿田彦の先導」!」
花を取った左手を掲げていたら腹に衝撃が加わる
腹に文の頭がめり込んでいる
内蔵がぐちゃぐちゃにかき乱されそうになったが
そうなる前に文を蹴飛ばす。
風を纏っていたので硬かったが何とか蹴った。痛い
食道から混み上がる血の塊を吐き出すとさらに嘔吐く
花にかすりもしてないのは不幸中の幸いか。
ともかく不快感が凄まじい。
そろそろ決着をつけなければいけない。
貴方は地上に急降下するとわかりやすい花の近くに花を置く(?)
そして、左手で刀を抜いた
お荷物が無くなったから、これで殺りやすくなった。
何、天狗だから切り傷くらいすぐ治るだろう
思い切り地を踏んで飛ぶ。
「やっと本気を出しましたか?さっこれはまだ序章ですよ!」
我ながらどうしてこうも妖怪に絡まれるのか分からない
ただ、普通に会話やらをしているだけなのだ
そんなことはどうでもいい…早く倒してしまおう
「風符「天狗道の開風」!」
目の前から大きな竜巻が横向きに飛んでくる
避ける事に問題は無い。貴方は刀をクルクルと回す
そして竜巻の白い風はまるで綿菓子のように刀に集まる
「な…!」
風符「人間道の開風」
…人間が使うとなったらこんな感じだろうか
貴方はそう思いながら文に向けて竜巻を飛ばす
無論の事自分が使っている技なので避けられる
それを狙っていたのだ…貴方は不敵に笑う
刀を仕舞い、手にある物を創る。
それは緑今の筒と箱が合体したような見た目だった
筒前方にある箱から持ち手が付けられている
その名は
1981年に採用された防空ミサイルシステムだ。
これが他のロケランと何が違うのかというと追尾能力があることである
追尾能力がある事で左右にフラフラと避けるヘリを撃墜するのだ
しかし赤外線妨害への抗堪性に問題があったが
ここの住民は赤外線なんて出さないだろう
スコープを覗いて文を中心に捉える
ピピピピという短間隔の高い音が鳴った後ロックオンマークが
赤くなったかと思うと高い音が鳴り続ける。
引き金を引くと小さな爆発音がした後ミサイルがヌルッと出てくる
そして少し落ちた後ブースターが点火される
発射されたミサイルは文に一直線に飛んでいく
文は自慢のスピードで逃げるがそれを追いかけるミサイル。
そしていきなり空中で文は静止した
貴方は瞬間持っていた弾切れの
文も黙っていはいない。怒涛の弾幕を放ってきたのだ
それを避けながら貴方は閃いたのだ
善は急げ、だと思いながらあるものを創る
後はタイミングを見計らって投げるだけだ
…今だ!
「きゃ…!?」
瞬間視界が白く染まる
いや、染まっているのではなく光っているのだ
M82スタングレネード
フラッシュバンや閃光発音筒とも呼ばれるものだ
最大180デシベル、100万カンデラ以上の閃光を放つ。
閃光についてはいきなり目の前でライトを付けるとか
したら立ちくらむだろう?それだ
音については耳がキーンとなる時があるだろう?それだ
ともかく体験してみれば全て分かる…いや、やるなよ?
閑話休題
妖怪であろうと聴覚や視覚は人間と同じくらいだ
種族によってそれは違うがフラッシュバンはそれを覆す
耳が良かったり目が良かったりすれば尚更だ
文でさえきりもみ回転して落ちているのだから。
スティンガーの照準を合わせ、発射。
目の前で起きる爆発に対して貴方は吐き捨てた
…汚ぇ花火だ
幻想の文屋(笑)
きめぇ丸
等いろいろなあだ名がある文。
物凄く皆から愛されているんですねぇ…