貴方の病んだ幻想入り 作:回忌
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貴方は勇儀の首を彼女の体に向けて放り投げた
原理は分からないが首は上手く調整して体にハマる
そしてムクリと体を起こすとグギグギと首を回す
「いやー!久しぶりにいい相手と出会った!」
そうだな
貴方は刀を仕舞うと踵を返す
その後ろ姿に勇儀は残念そうに話しかけた
「なんだ?もう行くのか」
待たせてしまっているからな
霊夢達が今どうなっているのか分からないため早く安否を確認したい
そう思っていると勇儀は笑った
「いい兄だねぇ」
褒めても何も出ないぞ
「嘘つけ、何か出るだろ」
何だと思う
「そうだな、刀とかどうだ」
当たり
風切り音を立てながら斬る
が、勇儀は刀を素手で受け止めた
貴方は少し納得した顔をした
さっきは油断でもしていたか?
「否定はしない…ゴク」
少し笑うと盃を傾ける
その姿は誰かに似ていた気がした
その記憶辿って言ってみるとある事に気付いた
そのまま吹かれちまえばいいのに
「どうした?疲れてるのか?」
…
貴方はクイッと首で指す
勇儀がその方向に顔を向けて納得したような声を出した
「あー、たしかにそうだな」
だろう?萃香
「いやだねー風程度には吹かれないよ」
目に見えるくらいに粒子が大きくなり、一点に集まる
人型のそれはやがて粒子を消した
そこにいたのはいつかの異変の元凶、伊吹萃香
記憶にある範疇だと人を萃めて宴会を連発したと言うことだ
なんでも冬が終わらない異変で宴会が短すぎるという意味分からん事を理由にやったらしい
目の下にクマができた人妖をみるとその能力は凄まじい事が分かる
嫌であっても行かなくてはならないという使命感を感じるのだろうか
それとも無意識にそう思っていくのだろうか
貴方には分からなかった
「ところでせん」
何だ
「もう少し飲んでいかないかい?」
…少しだけな
貴方は座り直すとジョッキを傾ける
喉が焼けるような痛みが襲ってきた
その上夢心地な気分になってきてしまった
貴方は自分にビンタするとジョッキを置く
そんな貴方を笑いながら2人は見ていた
「はは!意外と酒に弱いんだな!」
ここの酒がキツすぎるんだ
「上のと下のじゃ度数が桁違いだからねぇ」
ニヤニヤと萃香はこちらをみながらそう言った
コイツ多分どうなるか分かって見ていたクチだ
最低なヤロー…
「そんなに言わなくても良いじゃないか、はは!」
豪快に笑い上がって…
貴方はこの場をどうにかすべく話題を探す
そして、彼女達にピッタリな話題を見つけた
そういえば2人はどうした
「二人?」
四天王と言われていたらしいじゃないか、お前達は
「あー」
少し椅子を傾けて口から流れ出る言葉
そして数十秒後、元に戻して口を開ける
「私は星熊童子だっけか、懐かしい名前だな」
「私はー…酒呑童子だったか…皆酒飲みだけどねぇ」
大層な名前だな
「所詮人間がつけた名前さね」
「で、残り2人だったか」
頬杖を着きながら萃香はいつの間にか椅子に座って言った
「茨城童子だっけな」
それだ、そんな名前だった
「彼女はー腕を切られてどうしていたんだか…」
…腕
一瞬脳裏に右腕が包帯に巻かれた仙人が見えた
いや、まさか…でもそんな名前だった気がした
貴方はそれを振り払い、続きを促す
最後の1人は?
「「…」」
急に二人が黙り込んだ
その様子に貴方は少し驚いた
もしかして…いや、そんなはずは…
忘れた…のか?
「そのとおり!忘れた!」
萃香が開き直って胸を貼って言った
勇儀は申し訳なさそうに言った
「悪い…コン…なんとかなのは覚えていたんだが」
覚えてないじゃないか!
絶叫した
嘘を見抜く目を持っていても頭は違ったらしい
だが、うーんと唸りながら考えている姿から本当に忘れている…
まぁあいつ旧作のキャラだし忘れても仕方ないか
「何か言ったか?」
数百年も前なら仕方ないといった
「そうか…そうだよな…」
勇儀は納得したような顔で頷いた
貴方は立ち上がると立てかけていた刀を取り差す
「もう行くのか?」
そうだな
「地霊殿はー…外出よう」
勇儀は勘定として金を置くとそのまま外にでる
いつの間にか萃香はいなくなっていた
どうせ、博麗神社のところに行っているのだろう
あそこには美味しい酒があるからな
外に出ると勇儀がどこかを見ていた
その方向を見ると色とりどりの光が点滅していた
ありゃ…
「派手にやってるねぇ」
説明するまでもなかったな
「は、どうかね」
どういう事だ?
勇儀は指を差した
その方向をみると暗闇だった
…暗闇だった?
もう終わったのか?
「いや、私らが途中から見たかもしれないね」
むう
少し困った
このまま行けば迷う気がする
奇跡的に地霊殿の横を通るような気がする
しかし勇儀はそんな問題はないという顔だった
「地霊殿は見たらわかるさ」
どんな感じか教えろ
「光ってる」
何が
「窓とか床とか…見たらわかるさ」
もしかしてステンドグラスの事を言っているのだろうか
いや、それだったら光る床は意味が分からない
何かの光る鉱物を埋め込んでいるのだろうか
恐らくそうだと思う…確証はないが
ともかく行かせてもらう
「行ってらー…グビ」
手を振って酒で喉を癒す、最高に意味が分からない
ともかく霊夢達をさっさと確認しよう、そうじゃないと…
「あ!せん!」
うん?
聞き覚えのある声がした
振り返ると水色が居た
「にとりだよ!誰が水色だよ!」
そうとも言うな
「それしかないよ!」
キー!と顔を赤くさせる河童
こいつは河城にとり、妖怪の山に住む河童だ
貴方が使う銃や家のコーヒーメーカーの点検等をしてもらっている
報酬として無縁塚から撮ってきた機械等を渡している
ただ、今はご機嫌ナナメの様だ
「あのfuckin'spiderが…クソッタレ」
キャラが吹き飛んでるぞ
「吹き飛んでなんてないさ!」
水質が酷くなるのがそんなに嫌か?
「外の世界にある川には入りたくない」
どうやらあの蜘蛛人と戦争をしたようだ
かなり昔から土蜘蛛を敵視しているのは知っている
おそらく問答無用で吹き飛ばしたことだろう
「盟友が教えてくれた大和の46cm砲で吹っ飛ばしたんだ!」
原寸大か?
「いや?小さくしてある、でも威力は同じだよ!」
これが河童クオリティ、出来ぬ事は無い
ともかく恐ろしい技術力だ
ここに来るまでステルス迷彩を使っていたのか?
「そうだよ、一応盟友用にもう1つ取ってきたんだ」
そう言うと来ている服と全く同じ服が出される
貴方は服を脱ぎ捨てるとそれを受け取る
「内側の胸辺りに起動システムがあるんだ」
なるほど、これは使えるな
カチカチとシステムを起動する
シュンッと言う音と共に貴方の姿が消える
実用的な機能だ、貴方はそう思いながら実態化する
ありがとう、じゃ行くか
「そうだね、熱源を使ってやりたいこともあるし」
貴方は飛翔した
ふと、妖夢に憑依する作品がない事に気付いた
学園物もやりたい
…書くかぁ!(書くとは言っていない)