貴方の病んだ幻想入り 作:回忌
くたばれクソッタレがあ゛あ゛あ゛あ゛!
「めちゃくちゃな攻撃ですね、まるで駄々をこねる子供みたい」
貴方は滅茶苦茶に二振りの刀を振っていた
それこそ床、天井、壁に切り傷が生まれるほど大雑把に
幻影はなんとか受け流しているが切り傷が段々生まれ始めている
「ようこそコサック、今すぐくたばってください」
その言葉と共に貴方の幻影は横に刀を振る
その太刀筋は貴方自身の物
だが、今の貴方の太刀筋はまるで素人だ
理性と殺意のまま獲物を振るだけの愚か者
貴方は刀を構え、疾走する
突撃ぃぃぃぃぃぃぃぃ!
「潔く負けを認めなさい、帝国主義者が」
刀と刀が火花を散らす
幻影と戦っている筈が本物と戦っているみたいだ
だが、今の貴方には関係なかった
こいつを殺すことが出来れば、それで
「それで?そこからの言葉は用意されてないみたいですね」
俺はちゃんと思考している!おれには心がある!おれには…
さとりは溜息をついた
そして決定的な事を言う
「貴様はただの人形だ!用意された事しか言えない、しかもまがい物だ!
可哀想にな、私達と会うにはこれしかなかったのか」
どこか見透かした目でそう言う
貴方の何かが吹っ切れた
こいつだけは、こいつだけは!
これ以上息をさせるかぁ!
「抗いますか、どうせ私が負ける」
刀を横一文字に振り、構える
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私には分かる
彼はこの世界の住民ではないと
目の前で私を殺そうとしている彼は
この世界は物語だった
結末は変わらない
私もこうして喋らされているだけの人形だ
元々今代の博麗家には兄弟は居ないはずだ
博麗霊夢は外の世界に居た捨て子だった
その霊力を見込まれて八雲にひろわれたのだろう
ただ、回忌は歴史を改変した
彼は博麗の巫女の裏側を作ったのだ
どんどんと
この世界に紅白斬鬼やダレイットダイナ、狩人が居るのがいい例だ
時空が歪んで並行世界と絡み合っている
この世界ではどんなに強くても彼の駒だ
あの八雲でさえ、ただ用意されたセリフを言うだけの駒
と、説明している私でさえ駒なのだろう
これは言わされているだけだ
目の前で彼が刀を構える
怒りのあまり身体中に霊力と殺意を纏わせていた
左目は殺意に満ちた赤色に染まっていた
刀の刃も青から殺意の赤色に。
その燃えるような左目からは燃えるようなオーラが揺れていた
殺すッ
そう短く叫ぶと彼の周りに赤いナイフが生成される
見ただけでもわかる、霊力の塊だ
今の彼の状態を見た限り刺さったら…死ぬ
「古明地さとり…私の名前は、古明地さとり」
ポツリと私は呟いた
多分名前を出すところが無かったのだろう
確かに名前を出す雰囲気では無い
さとり、さとり、さとり、さとりさとりさとりさとりさとりとさとりさとりさとりさとりさとりとさとりさとりさとりさとりとさとりさとりさとりとさとりさとりさとりとさとりさとりさとりとさとりさとりさとりとさとりさとりさとりとさとりさとりさとりとさとりさとりさとりとさとりさとりさとりとさとりさとりさとりとさとりさとりさとりとさとりさとりさとりとさとりさとりさとりとさとりさとりさとりとさとりさとりさとりとさとりさとりさとりとさとりさとりさとりとさとりさとりさとりとさとりさとりさとりとさとりさとりさとりとさとりさとりさとりとさとりさとりさとりとさとりさとりさとり
「うるさいですね、そんなに私が好きですか」
何かを叫んで彼は刀をせんの幻影に突きつけた
瞬間赤いナイフが速いスピードで突っ込んでくる
そんなに自分が人形だと認めたくないのだろうか
確かに自分は自分で居たいだろう
だが、現実だから
「諦めなさい」
ぐッ!?
幻影にナイフが刺さると同時に私は彼の顎に肘を入れる
彼は苦しそうな顔をした後倒れる
ガッ
…そのまま後頭部を打ち付けてしまった
カラーんと二振りの刀が床に落ちる
心が読めなくなったので恐らく気絶したのでしょう
記憶が吹っ飛ぶくらい強く打ち付けてしまっている
もしかして今言ったことも忘れたかもしれない…
うう…ん
彼は起き上がった
そしてこちらを見ると首を傾げた
…あんた誰だ?
その心は困惑で染まっていた
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あんた誰だ?
河童とここに来たと思ったら倒れていたそれに女が居た
なにを言っているか分からないと思うがそういう事だ
「自己紹介をしておきましようか?私は古明地さとりです。」
「そうです、ここ地霊殿の主ですよ」
なるほどな
つまるところ黒幕のところに一気に来たわけだ
今すぐ調理して帰ろう、それがいい
「あー私じゃないですよ、その地上の間欠泉とやらは」
それじゃあ誰が
「私のペットですよ、ペット」
確かにここには様々なペットが沢山いる
それのうちどれかが地上に対して蜂起したのだろうか
「間違っていはいませんけれど…ちょっと、博麗に因縁がありまして」
倒したら全て解決する、今回のは嫌な予感がする
「終わったかしら?」
霊夢が扉を開けて入ってくる
その服装はかなりボロボロだった
今からが本番だ
「そう、じゃあ本気出さないとね」
その…蜂起を起こした奴のところに案内してくれ
そいつは少し遠慮がちに言った
「分かりました…ついてきてください」
オッハー!オッハー!
受験が終わって最高な気持ちです
今ならなんでも出来る気がする