貴方の病んだ幻想入り   作:回忌

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ペット

さて、その…古明地さとりだったか…そいつについて行っている

最初はここ(地霊殿)の主であると知って警戒したが、犯人では無いらしい

ペットが凄い力を手に入れて地上を侵略しようとしているらしい

その凄い力が何か分からない…

貴方達は廊下を歩いていた

その…蜂起したペットの所にである

 

「にゃーん」

 

 ん?

 

ふと鳴き声がしたので見てみると猫が居た

見た限り普通の猫…

 

「そいつ猫又じゃないか?」

 

猫の後ろを見ると尻尾が2つあった

なるほどこれは妖怪だな

先程から普通の動物ばかり見ていて感覚が狂っていた

いや、動物に紛れてキメラのような奴も居たが…

 

「お燐?お空は今どうしてるの?」

 

「にゃにゃにゃにゃー」

 

「そう…少し急いだ方がいいかも知れませんね」

 

「にゃー」

 

心が読めると動物との会話も可能らしい

出来る人は出来るらしいが…知らんな

 

「にゃ!?」

 

「んん?」

 

猫が突然あらぬ方向に目を向け驚く

貴方達の視線はそちらに向いた

 

「何もないじゃないか、どうしたんだ猫ちゃん」

 

「いゃーそうでもないかもね」

 

「あぁ…そうだな…」

 

 …誰だお前!?

 

一瞬見逃していたが2度見してしまった

赤髪おさげのゴスロリ少女が目の前に居た

さっきの猫が変身したのだろうか

 

「そんな回りくどい…」

 

霊夢が思わず呟く

 

「変身している時を見せるのは恥ずかしいのさ」

 

「そういうもんかね」

 

変身する時にアレな姿(スッパテンコー)になることは無い

聞く話では煙が服とか一瞬で終わるとかそんなところである

 

「にしてもお燐もよくあんな事するわ」

 

「いやーあれしか方法がなかったというか」

 

 なんの事だ?

 

「間欠泉から出た怨霊ですよ」

 

その言葉で全てを察した

 

「なるほどあんたが間欠泉から怨霊出したのね死になさい」

 

「い、いやー」

 

「で、その…ペットととやらは何処にいるんだぜ?」

 

魔理沙が聞いてきた

貴方達も聞きたいことである、特徴とか

何よりも能力だ

 

「霊烏路空、私たちはお空って呼んでいます。種族は地獄鴉」

 

 地獄鴉だ?鴉にこんなこと出来たら今頃地上滅びてるよ

 

「でしょうね」

 

さとりは否定すること無くそう言った

そんな鴉が居たら地上どころか博麗大結界も吹っ飛ぶ

恐らく誰かが力を与えたのだろう

 

「私もそう思いますね」

 

「それだったらソイツに聞けばいいじゃない」

 

しかしさとりは首を振った

 

「彼女は…覚えてなかったので」

 

 凄まじい力を手に入れて何も覚えていない?阿呆ゥ

 

そこにお燐が付け加える

 

「あいつは…頭が少し…」

 

 なるほど、❾ってところか

 

頭が残念って事はそういう事だろう

恐らく力を与えた誰かも覚えていない

 

「…あ、でもある単語は覚えていましたね」

 

「単語?どんな単語かしら?」

 

「確か…守矢神社だったよ…う…な…」

 

 …ははは。成程、そういう事か

 

貴方はワラッタ

なるほどそういう事だったか奴らが関係していたか…

自分達は関係していないなんてほざいておきながら…

 

「ねぇ、せん?」

 

 どうした、霊夢

 

「死なないくらいにしておきなさい」

 

 分かった、

 

「…そうね」

 

霊夢は何処かしら諦めた顔で言った

何、神は信仰で生き返る

死んだ瞬間信仰が無くなるという事は無いだろう

早苗は多分知らないだろうから、止めておこう

 

 

「…ともかく、止めてください」

 

さとりは話を戻した

 

「止めればいいのかしら」

 

「そうです、バカですからスグ忘れます」

 

 少し面倒な予感がする

 

「さっさと帰って寝ましょう」

 

そこでさとりは何かを思い出したようだった

 

 

 

 

 

 

「それと天の火でしたか、そんな事を言っていました」

 

 

 

 

 

 

 天の…火

 

凄まじく嫌な事を聞いた気がする

 

「天の火?なんだそりゃ」

 

「もしかして…八咫烏かしら」

 

 …八咫烏

 

神だと言うことは有名だろう。火を操ると言わている…

ちなみに所以は武蔵の国に伝わる伝承だ

なんでも作物が枯れるほど晴天が続いたらしい

驚く事に太陽が2つ、天に浮かんでいたそうだ

天子という人が大層心を痛めてこう思った

 

あの2つの内どちらかが偽物だろう

 

んなもん当たり前だろという答えを出した天子は弓の名人を武蔵に派遣した

やっとこさ名人の大男が辿り着いたが暑さが急に強まったらしい

それも大男の髪が焼けるほどの、だ

進めば進む程暑くなり遂には服が燃える始末

 

…ここまでか

 

と大男が思っていると日が沈み、大男は助かった

次の日太陽が上がってくる時間に丘を上りどちらが偽物か判断しようとした

すると片方が大男を焼き殺さんとばかりに迫ってくるので大男は反射的に撃つ

すると大きな断末魔が聞こえ、何かが地面に落ちた

 

と、言う話である

神か、と聞けばどちらかと言えば妖怪だろというものだ

というか初めて聞いた時は神とは全く思っていなかった

 

「八咫烏ですか…確かに熱を使えるようになっていますが…」

 

 が?

 

「あれはどちらかと言うと…マグマというか、なんというか」

 

「八咫烏である事は間違いなさそうね」

 

能力が何であれぶっ飛ばすだけである

なんの問題も無い、いつも通りである

最早親の顔より見た光景である

 

「そうですね…貴方達の間ではそれが主流のようですし」

 

そう言うと歩を止めた

そこにはガラスがはめ込まれてあった

覗いてみると円筒状になっていた

底にはマグマと…雪の結晶のような足場ぎあった

その中央に女が居た、黒い翼、白いブラウス、緑の霊夢のようなリボン。

ここから見えたのはそれと左手の木の棒

 

 …核?

 

ぽつりと貴方は呟いた

 

「さ、やりましょうか」

 

 …そうだな

 

貴方達はガラスを開け、中に飛び込む

熱風が文字通り暑い歓迎をしてくれた

そして女の前に浮かぶ

 

「…誰だ」

 

女とは思えない低い声

胸の赤い目と緑のスカート

 

「さっさと止めてくれないかしら」

 

「無理だ、地上を灼熱地獄にするまではな」

 

そういうとこちらを見る

 

「…お前は」

 

 なんだ、知人にでも似ていたのか

 

そういうとお空は笑った

 

「お前の事を忘れたことは無い、博麗せん

 

 …お前が何故知っている

 

「私たちの主にあんな事をした事を後悔しろ、懺悔しろ!」

 

途中から叫び声に変わっていく

貴方は先祖に何かされたと理解した

 

 お前は昔に取り憑かれているだけだ!

 

「黙れ!貴様だけは殺す!」

 

 こうなったら実力行使だな、気を失ってくれよ

 

「やるしかないのかしら」

 

「こりゃやばそうだな」

 

魔理沙は冷汗をかいた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「地獄の業火に焼かれてしまえ!」

 

お空は叫んだ




さぁ、地獄の業火を鎮圧しよう!

紫…?そんな人いましたっけ
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