貴方の病んだ幻想入り 作:回忌
弾幕ごっこなんて関係無し、か
開幕放たれたぶっとい熱線を見て貴方は呟いた
あれに当たれば髪も残らない程に焼けるだろう
触れた部位だけ消えている、なんて事もありそうだ
「はっ」
針を数十本投げた後札を同じくらい投げる
それを右ロールで回避し、赤い弾幕が飛ぶ
「邪魔」
それをビームで薙ぎ払い、消す
その隙に貴方は後ろ側に回り込む
囲いこんで袋叩きにするのだ
「くらえ、「ブレイジングスター」!」
「魔理沙…」
このバカ…
空気の読めない1人によって囲い込みは失敗した
彗星の如く魔理沙が突っ込む
「カモだな」
「くっ!?」
その正直な攻撃方向に弾幕が置かれるが止まり、弾幕で相殺する
体の体温がどんどん上昇していく
興奮、もあるだろうが下に溜まっているマグマのせいだろう
「弾幕で少しずつ削るわよ!せんは近距離攻撃!タイミングを合わせてよ!魔理沙!」
「そんな事朝飯前よ!」
さっき突っ込んだバカは何処のどいつだ?
「恋符「マスタースパーク」!」
おいこら
話を聞かない魔理沙からビームが放たれる
ただ、相手は神だ、それも核融合の、八咫烏
色は違うが同じようなビームで相殺される
よくみれば魔理沙の方が押されていた
「ツツ…ウチのは弾幕用だっての…!」
「夢想封印「瞬」」
霊夢から虹色の弾幕が展開、名前通り瞬時にお空に迫る
流石に避けないとよろしくないと判断したのかビームを、止めて避ける
3人だ、お前が相手しているのは
「っ!」
そこに貴方が入り込み、切る
下、上、右、右、あらゆる方向から刀を振る
「痛っ…」
その内1つが太ももを掠める
一文字の傷から血がちろりと現れる
「離れろ!核熱「核反応制御不能」」
いきなり目の前で爆発のような…爆発だ、爆発がおきる
弾幕かと思ったがちゃんとした弾幕であった
っ、危ない野郎だ…?
貴方の耳が何かを拾った
ギギギ…とまるで歯ぎしりをするような音がしている
!?…グボエェ!
喉から上がる何かを吐き出した
なんとも言えぬ色の、しかもジェル状の何かが出てきた
核…原爆症…?
それは自分の体を見て確信した
痣、口から出る血、怠さ、目眩。
それ以前に目のピントがぼやけている
「せん!?大丈…」
こっちに来るな!お前もそうなる!
貴方は永琳に貰った万能薬を使う
錠剤状のそれを口に放り込み、砕く
見る見る内に出てきた
先程の症状が全てなくなり、霊力も戻っている
あー…
あまりいい気分では無い
「奴の攻撃したところには留まらない方が良いみたいね」
そうだな
「遠距離しか出来ないのか?」
…いや、それは無いな
「どうしてよ」
あいつが放射線を発しているわけじゃない
「ほうしゃせん…?まぁいいか」
それに…
「ん?」
お返しも必要だろうな
貴方はピッと指を指す
貴方の後ろに霊力が集まる
それは貴方の後ろに現れた
目を見張る巨大な機構
見たものを圧倒するそのサイズ
鈍く輝く三連の砲身
「oh......」
「久しぶりだわ、こんな気分」
視界を覆う閃光と煙
切り札はこれに限る(限るとは言っていない)
貴方はぽつりと呟いた
「いてて…」
煙の中からお空が出てくる
「っ…」
霊夢は大幣を構える
「まだやる気か?」
魔理沙は八卦炉を向ける
やめとけやめとけ、復讐程醜い物は無いんだ
2振りの刀を構える
しかし、お空は首を傾げて
「え?何を言っているの?」
「「「は?」」」
そんな声が貴方達の口から出た
〇
「言ったと思いますが彼女、控えめに言ってバカなので」
「さとり様!私はバカじゃないです!」
「はい私がさっき言った言葉は?」
「何でしたっけ…」
…バカだな
「バカね」
「バカだわ」
「馬鹿だねぇ…」
異口同音
いつの間にか実態化したにとりもそう言った
三歩で忘れるじゃないくて3秒で忘れる、か?
「そうともいいますね」
「それよりも、ちゃんと管理しておいてよ」
「はいはい分かりましたー」
手をフラフラ振りながらさとりはそう答えた
ジトりとした目がさらに苛立ちを呼ぶ
「…本当に管理するのでしょうね?」
「私、嘘は嫌いなので」
そういうとそのままどこかにいってしまった
「変な奴」
吐き捨てるようにそう言った
「さとり様を侮辱したなー!」
「1+1は?」
「それを答えるのはとても難しいわね
普通の計算で行けば2でしょうけど
相手によれば田んぼの田なんてあると聞くわ
つまりこれは心理戦よ
貴女が普通なのか巫山戯ているのか、どちらか決めるためのね
貴女がひねくれていれば田んぼの田だし正常であれば2
簡単な話でしょう?それに…」
「この前の会話は?」
「なにをいっているの?」
「…そういう事ね、かんっぜんに理解したわ」
霊夢は最早諦めたようだ…
終盤に入って…ると思う