貴方の病んだ幻想入り   作:回忌

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今日からこの作品ともう1つの作品を重点的に投稿します
…消した理由はあまり聞かないで下さい


「そして誰も居なくなるか?」

吹き荒れていた風が止む

あの天狗達の戦いが終わったようだ

残るのは…

 

「私達だね、お姉様」

 

「フラン、もう一度言うわ、もう戻る気はないのね?」

 

フランは固いケツイを持った瞳で言う

 

「うん、もう戻る気はないし…戻れない」

 

「そうだったわね、愚問だったわ」

 

レミリアは少し表情を崩し、言った

 

「どっちが勝っても、恨みっこ無しよ?」

 

「負けたら負けたで仕方ないもん」

 

レミリアは紅い槍を手にする

 

グングニル

 

その紅き神槍に貫けぬ物は無い

 

「私は負けない、絶対に!」

 

フランは捻れた針のような物を手にする

 

レーヴァテイン

 

その信念は全てを貫く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「行くわよ!」

 

「壊れないでね!お姉様!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「神槍・スピア ザ グングニル」

 

 

先手はレミリアだ

神速の槍がフランに向けて放たれる

 

「ふっ」

 

それを横に避け、接近戦を仕掛ける

レミリアもそれに備え、新たなグングニルを生成する

 

「やっ!」

 

「ふっ」

 

紅と赤が弾け合う

どちらとも譲り合う気の無い、本気の戦いだ

 

「燃え尽きろ!禁忌・レーヴァテイン!」

 

知らないでは無い、燃え尽きてしまえ

そんな信念を込めて針を音速に回す

 

「くっ…」

 

両端から赤いビームが持続的に発射される

その回転する軌道上に赤い弾幕が追加生成される

この速度だと軌道上で避ける事も困難だ

レミリアはそう判断し、後退する

そして充分な時間がすぎるとレミリアは宣言する

 

「紅符・不夜城 レッド」

 

十字状のとても大きなレーザー弾幕が1つ展開される

そしてそのレーザーの中心から全方向に弾幕が放たれる

 

「その密度なら攻めれる!」

 

フランは確信した声で叫び、翔ぶ

近距離に行けば行く程十字と弾幕で大変だが、だからなんだ

その位で負けてたまるか

 

「禁弾・スターボウブレイク!」

 

「くっ」

 

フランの背中にある宝石が光り、弾幕が飛び出る

それぞれその宝石と同じ色の弾幕だ

スタタタタと横に厚く貼られていく

 

「危ないわね」

 

「これもの為だもん」

 

「私も、同じよ」

 

「私達って何処で道を間違えたのかしら」

 

「そうね…」

 

レミリアは悲しそうに笑った

 

 

 

 

 

 

「生まれた時から、かしら?」

 

「そう…そうかもね」

 

少し…納得出来る事だった

あの時からフランは自分の力に気づいた

…母親を殺してしまったあの日から

その日からずっと地下室に篭って、篭って、篭って…

 

気づけば400年以上経過していた

そして、彼があの日に来た…母の誕生日に

私はまた彼を殺してしまうと思ってしまっていた

狂気はあの時彼の霊力を見て、出てしまった

 

だから彼も死んだと思った…

けど生きていた、彼は強かった

それが私にとって嬉しかったのだろう、彼と合う度遊んでいた

 

ある時変な感情が湧いてきた

私にとってわからなかった感情…恋だ

最初は彼を見る度心が温まっていく感じだったけど…

なぜだか彼がほかの女とつるんでいるとイライラするのだ

狂気が殺せ殺せと叫んでしまう程に

 

でも…それで彼は喜んでくれるのだろうか

 

ある時それを彼に告白したのだ、その気持ちを

 

貴方が他の女とつるんでいると殺してしまいたくなると

 

すると…彼は言った、笑顔で

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…それをしたら、お前はお前じゃない、俺は退治するだろうな

 

 

 

 

 

 

「私が私じゃないなら…しない方がいいわ」

 

「それじゃあ今やっている争いを止める?」

 

フランは首を振った

 

「今止めてもまたするだけ、それじゃあここで終わらせた方がいいわ」

 

 

どんなに後伸ばしにしてもそれはいつか立ちはだかる

いつか必ず、だ

それならば…

 

「今終わらせた方がいいわ!」

 

「さぁ!第2ラウンドよ!」

 

フランは叫ぶ

 

「舐めプで瞬殺してあげる!」

 

レミリアは不敵に笑う

 

「それは此方のセリフよ!地べたを舐めさせてやる!」

 

 

再び弾幕がぶつかり合う

 

 

 

 

 

 

 

私はせんの部屋に居た

彼はベットに寝て、霊力を蓄えているようだった

 

「ここじゃ…ダメね」

 

私はそう思った

ここに居るだけでは何の影響も無い

スキマを開き、私は友人の元に彼を送る

彼は何の抵抗も…無いわけではなかった

いきなりの奇襲に驚いたのだろう。バッと目を開き、スキマの端を掴む

 

…八雲…紫?

 

「こんにちは、そしてさようなら」

 

…何故

 

彼は落ちる前にそう呟いた

私は妖怪らしい笑みを作り、言う

 

 

 

 

「貴方がここに居られては、幻想郷に刺激がありませんので」

 

その時の彼の顔は…

 

 

何故だか、笑っていたような

 

 

 

「貴方も、狂ってる、皆狂ってる…ふふふ…あはははっ」

 

私も何故だか笑いが出てしまった

 

 

「このっ!やぁ!」

 

「ぐぎっ…らぁっ!」

 

「うぐぅっ!?」

 

戦いは既に終わりを迎えようとしていた

双方防御を捨て、殴り合いに走っている

フランの拳がレミリアの頬を飛ばす

それに耐えて鴨居に正拳突きを当てる

それでもなお、彼女達の闘志は消えず、逆に燃えていた

 

「なかなかやるじゃない」

 

「お姉様も、ね!」

 

拳が交差し、蹴りがぶつかり合う

それはいつしかの蓬莱人の戦いのようだった

服は最早ボロ切れと化し、防御力なんて無かった

 

「これで…最後よ…フラン」

 

「奇遇だね…私もそう言おうと思っていたの」

 

息は絶え絶え、最早立つことも困難だ

それなら、最後の一撃に全てを託そう

 

「終われ!」

 

「貴女がよ!」

 

2つの正拳突きがぶつかり合う

辺りを更地にし、それでも飽き足らず窪地を作るほどに

 

煙が辺りを覆い尽くす

 

その煙が晴れ、立っていたのは…

 

 

 

 

狂気の妹だった

 

 

「終わった…終わったよ…貴方…」

 

「妹様」

 

咲夜が現れる

 

「ごめんなさい…少し運んで…」

 

「承知しました」

 

次の瞬間、彼女達は跡形もなく消えていった




今後の流れ

主人公、いつの間にか冥界→幻想郷オールスター→霊夢と和解→ハッピーエンド

以上!閉廷!解散!

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