貴方の病んだ幻想入り 作:回忌
「おめでとう、霊夢」
「おめでたいぜ!霊夢!」
「おめでとうございます」
「ありがとう、皆」
ありがとう
2人はこの式に立ち会ってくれた皆に感謝の言葉を飛ばす
この2人が結婚するという話は直ぐに広まった
皆、祝いの服装だ
いつもの奇天烈な服をした者なんて何処にも居ない
ましてや、貴方を奪おうとするものなんて
「貴方」
霊夢な貴方の方に顔を向ける
「私に、永遠の愛を誓ってくれるかしら」
もちろん
合間を入れず、瞬時に答える
その答えに嬉しそうに言う
「ありがとう、それじゃあ…」
「「「「乾杯!」」」」
〇
あの後、貴方は博麗神社に居た
無論の事霊夢を介抱するためである
色んな所の骨が折れ、重症だった
あれを治してくれた永琳達に感謝である
「…」
お粥だよ
「食べさせて」
分かったよ
貴方が作ったお粥を霊夢に食べさせる
口に運び、入れる
「…美味しい」
ありがとう
貴方は礼を言った
「…ごめんなさい」
霊夢は突然謝る
なぜ謝るか、それは大体把握できる
「私、貴方に盲目になっていたみたい」
「貴方の事を考えていると、幸せになれるの」
「いつ、どんな事を、どんな風にするか」
「私の楽しみだった」
霊夢の顔が少し悲しくなる
「でも、それを貴方は…」
…
嫌、だと思っていたのは否めない
なぜなら記憶が無かったからだ
あれば把握は出来ただろう
記憶が無いから、それは不可能だった
「嬉しかったのは、貴方が変わっていないこと」
「貴方の姿形、どれも変わっていない」
「貴方の中が何であろうと…私は貴方を信じる」
霊夢は貴方に抱きつく
「…好き、大好き」
耳元に口を寄せて、熱い息を吐く
「もう、絶対に手離したくない」
舌を首筋に這わせる
「だから、ね?」
袴を上げて、貴方に跨る
まだ、式を上げてないぞ
「大丈夫よ、何の問題もないわ…ちゃんと気持ち良くさせるから」
…お手柔らかに
その日、貴方は生きている中で最高の日を過ごした
〇
「美味いぜ!いつもより美味い!」
今回の宴会は白熱していた
それもそのはず、博麗霊夢の結婚祝いだからだ
「いつもより手を入れたわ、美味しいはずよ」
咲夜は自慢げに言う
すまないね
「この程度、朝飯前です」
「すみませーん!貴方に結婚の感想を聞きたいんですけどー!」
はいはい、己は最高に楽しいですよー
貴方は適当に返す
霊夢は少し気に入らなかったようだ
「何よー恥ずかしがり屋ねー」
ほんのりと赤面している
酒が効いているみたいだった
身重なんだから控えろよ
「やーだ」
「…さん、もしかして」
椛が聞いてきた
察してくれ
「…ズルいですよぅ」
…それからというもの毎日誰かに襲われるようになったのは別のお話
それはともかく、楽しい
「こんなに楽しいのは初めてですね!」
早苗が楽しそうに言う
「あぁ〜霊夢さんと〜彼が〜結ばれてぇ〜」
妖夢は泥酔して変な踊りを踊っている、コワイ
「たまには白玉楼にも顔を出して頂戴」
幽々子がふわふわと言う
気が向いたらな
貴方はそういうと食事をする
「まずは腹ごしらえか?」
そうだな
腹が減っては戦は出来ぬ、これは古事記にも書かれてる
空腹では何も出来ない
美味しい
「今回は食材も料理の方法も最高だ!飲め飲め!」
萃香や勇儀が杯を振るう
みんな楽しいそうだ、楽しい
いい風景だ
いままで貴方を狙っていたものたちが仲良く宴会をしている
これは貴方がささやかに思っていた事だ
…仲良く、宴会をしたい
「わーい!肩車だぁー!」
こいしがいつの間にか肩に乗っていた
「わたしもするー!」
霊夢が膝に倒れ込む
「わ、私も!」
椛が背中から抱きついた
「お兄様ー!」
フランが万円の笑みをして、腕に
「人気ものだな」
魔理沙が笑っていう
貴方は苦笑した
そして、天を見上げる
星々が輝くその様は、まさに美しい
これから、貴方"達"は幸せな毎日を送る
俺は、祝福する
ありがとう、友よ
これからはお前が、俺になる
幸せに暮らしてくれ
完結?
まだなんだなこれが