現代 地球
JAPAN EDAの総監執務室では、最高幹部らが集まっていた。
光一「光の国の情報によれば、全宇宙でベリアル軍の攻撃が激しさを増しているようだ。」
海子「ガミラス帝国の帝都バレラスは陥落、大公一族は光の国に亡命したとか。」
隆信「未だ徹底抗戦を続けている星は太陽系とガトランティス、デザリアム、ジレルです。」
俊三「イスカンダルとテレザートは中立のままのようです。」
光一「なるほど。」
そこに隊長である正順もいた。
正順「ゼロと雄斗の行方もわかっていません。」
俊三「そうか、しかし、君の部下の話によれば、遥か数万年前の世界に飛ばされ、そこで怪獣と戦っているそうではないか。」
正順「確かにそうです。とある遺跡の発掘調査でそういうのが描かれた遺物が見つかってますし。」
海子「タイムパラドックスが生じないかしら。」
俊三「タイムパラドックス?」
海子「時間旅行者が過去の時間に行って、その影響によって歴史が変わってしまうってことよ。」
正順「しかし、彼らが過去の時代に介入することによって成し遂げられた歴史も存在するのでは?」
光一「例えば?」
正順「源頼朝鎌倉幕府設立、織田信長天下統一などなど。」
俊三「なるほど。では、こうしよう。これからは過去の遺跡で彼らに関する文献とかを見つけて、その都度教科書を見よう。そして、そこに書かれていることが我々が昔学んだ内容と違うということであれば、問題にするということで。」
隆信「名案だ。」
話はおかしな方へ進んでしまい結局は何を議論しているのかわからなくなってしまった。
そのようなことで会議は終了し、一行は解散した。
その頃、ガイとジャグラーは電波を調べていた。
電波を調べることでゼロと雄斗がどこにいるのかがわかるのではないだろうかと考えたのだ。
ガイ「しかし、これって本当に意味があるのかねえ。」
ジャグラー「空間移動光跡をトレースして探し出す、簡単なことではないか。」
ガイ「ってことで、ワープしようじゃないか。」
ジャグラー「は?」
ガイとジャグラーは開発されたばかりの恒星間瞬間移動戦闘機を使って、1万光年ごとに移動し始めた。
地球から1万光年付近
ジャグラー「言っておくけど、それ、若干の誤差があるぞ。」
ガイ「何でよ。」
ジャグラー「その時代に1年間滞在していたら誤差は生まれん。ゼロだってそんな長い間滞在できないだろ。」
ガイ「ってことは3ヶ月程度?」
ジャグラー「そうだ。」
地球から2万光年付近
ガイ「反応ねえな。」
ジャグラー「そりゃそうだ。」
地球から3万光年付近
ガイ「なんだこの電波。」
ジャグラー「EDAの通信機が発する電波じゃないか。」
ガイ「でも長くは続いていない。滞在していたのは数ヶ月程度ってとこだな。この時代は?」
ジャグラー「後期旧石器時代だ。」
ガイ「わかった。ってことはもう縄文時代に来たってことだな。」
ジャグラー「そういうことになる。あまりここには長居できん。ベリアル軍にいつ襲われてもおかしくない宙域だからな。」
ガイ「よし、帰還する。」
ガイとジャグラーは急いで離脱した。
しかし、機体がベリアル軍太陽系方面侵略作戦艦隊最高司令艦隊に太陽系を出る時からずっと監視されていたのには気づいていなかった。
ケイ「ほう。オーブにジャグラー。飛んで火にいる夏の虫とは貴様らのことよ。者ども行け!フハハハハハハ!」
ケイが率いるベリアル軍の一部隊が、ガイとジャグラーの乗った戦闘機を追跡する。
ガイたちの乗った戦闘機では、警告音が鳴り響いた。
ガイ「どうしたんだ?」
ジャグラー「おい、あれを見ろ。」
四方八方をベリアル軍に囲まれていた。
ガイ「くそ!もはやこれまでか。」
ジャグラー「ワープ!」
ワープを敢行した。
ケイ「ワープしても無駄よ無駄。到達予想地点で待ち伏せよ。」
「は!」
数分後、ガイたちは到達地点である太陽系外縁部にワープを完了した。
しかし、
ケイ「フハハハハ。お前たちはここで終わりだ。行け!」
ジャグラー「くそ!何か手はないのか。」
ガイ「あるだろ。お前、この前、魔王獣のカードを複製してただろ。」
ジャグラー「そうだった。行け!マガタノゾーア、マガゼットン、マガバッサー、マガグランドキング、マガジャッパ、マガパンドン、マガオロチ、マガタノオロチ、ゼッパンドン!」
[マガタノゾーア、マガゼットン、マガバッサー、マガグランドキング、マガジャッパ、マガパンドン、マガオロチ、マガタノオロチ、ゼッパンドン!]
9体の複製魔王獣が召喚され、ベリアル軍は大混乱に陥った。
マガパンドンとマガゼットンが目眩し用に各々、火炎や光球を放射し、マガバッサーが戦闘機に対して追い風を吹かしたため、ガイとジャグラーはその隙に離脱した。
他の魔王獣はベリアル軍の燃料を吸収するなどしてベリアル軍の戦力に大損害を与えた。
ケイ「くそ!逃げ足の速いやつらめ。追いかけるのはやめだ。」
ベリアル軍はこれ以上の追走は無意味と判断し、撤退した。
しかし、ケイは密かに再戦を心に抱いたのであった。
縄文時代 地球
ゼロは変身を解き、雄斗の姿に戻って、ワームホールのゲートから出てきた。
雄斗「ここは一体...」
ゼロ「子供の頃の修学旅行の時、光の国が元々あった宇宙の地球で修学旅行で行ったんだが、よく覚えている。ここは縄文時代の地球だ。」
雄斗「縄文時代...」
その時、どこからか矢が飛んできた。
「何者!?」
雄斗は必死に避けた。
「その動き、もしかして遥か昔からの伝承に聞く光の勇者様とそのお仲間でございますか?」
雄斗「そうですけど。」
「やはりそうなのですね。我々のご先祖は『世界が危機に瀕した時、天より光の勇者が現れる』と言い伝えられました。」
雄斗「もしかして、あなたは僕らが接触した一族の末裔?」
「はい。我ら一族はあの日以来、数万年の時を経て最強の一族となりました。さあ我らの集落をご覧に入れてあげましょう。」
雄斗は、その人と共に集落に向かった。
雄斗「ここが縄文時代の集落。」
「ここは集落の外れにあるゴミ捨て場とお墓です。」
雄斗「すごい。」
ゼロ「様々な次元宇宙の地球を見てきたが、時間旅行みたいなことをするのは今回が初めてだ。」
集落の中心部に着くと、ちょうど田植えの時期なのか、稲が植えられている最中であった。
しかも頭に怪我の跡がある人もいた。
雄斗「今の人は大丈夫なのか?」
「一応簡易的な手術です。あなたたちの時代の方が遥かに進んでいると思いますけど。」
ゼロ「犬もいるな。」
雄斗「ああ。しかも土器まで作られている。」
そして集落の長がいると思われる住居に到着した。
「長、入るぜ。」
長「おう、入れ。」
雄斗は、そこに入ると長の顔を見つめて呟いた。
雄斗「ベク...」
長「わしはベクではない。ベクというのは、言い伝えに残るわしのご先祖様じゃ。」
雄斗「そうですか。」
長「その方、もしかして、語り継がれている光の勇者様と一心同体の怪獣使いの青年ではないのかね。」
雄斗「いかにも。」
長「おお、ついに現れてくれたか。」
雄斗「ついに?」
長「『世界に大いなる災いが降りかかる時、天より光の勇者らが降臨する。』この地に何千年も何万年も伝わる伝説じゃ。」
長は雄斗を連れてきた青年に向き直るとこう続けた。
長「すぐに皆を集めよ。」
「は!」
そして、集落全員が集まると長は話し始めた。
長「皆の衆、よくぞ集まってくれた。今日は皆に話しておきたいことがある。まずはこちらの方を紹介しよう。」
全員が長が示した方向にいる雄斗を見つめた。
長「この方は、我らの先祖が宇宙悪魔ベゼルブの脅威にさらされた時、遥か未来の世界から降臨した光の勇者ウルトラマンゼロと一心同体であられる怪獣使いの青年綿部雄斗様じゃ。」
これを聞き、全員が雄斗に平伏する。
そして、長は続けた。
長「皆も知っているであろう。この地に古くから伝わる伝説を。闇の魔王獣マガタノゾーア、大魔王獣マガオロチ、超大魔王獣マガタノオロチが世界を闇で覆い尽くし、この世界を滅亡に追いやるという伝説じゃ。」
雄斗「僕らがいる世界ってどうなっているんだ。」
ゼロ「この世界のことがようやくわかった。ここはオーブの世界、トリガーの世界、怪獣はいるがウルトラマンが一度も現れたことのない世界などが1つに混じり合った時空の分岐点。」
雄斗「つまり?」
ゼロ「元々は存在しない次元宇宙だったが、それらの次元宇宙が隣同士にあり、共鳴度が高すぎたために発生した超特異的次元宇宙ってことだ。」
雄斗「そうなのか。」
ゼロ「かつてお前は言った。この世界ではウルトラ戦士を題材とした作品があるとな。」
雄斗「お祖父様がこの世界に辿り着いたのもある意味必然的な現象ってことか?」
ゼロ「そういうことだ。」
空想と現実が入り混じった超特異的次元宇宙、雄斗たちが存在する宇宙のことだ。
どの宇宙の影に隠れており、ベリアル軍が攻め入るまで、光の国のウルトラ戦士だけでなく、ノアを除きどの次元のウルトラ戦士も見つけられなかった幻の次元宇宙なのである。
2人だけの世界に入っている間にも長の説明は続く。
長「3体の魔王獣は、光の勇者様によって倒されるであろう。皆の者、安心するがよい。」
「うおー。」
長「これにて解散。」
そして、雄斗を連れてきた青年に向かって言った。
長「キョウよ。勇者様を連れて行け。」
キョウ「わかりました。さあ参りましょう。」
雄斗「はい。」
キョウの住居に到着した雄斗は、そこで過ごすことになった。
そんなある日のこと。
周辺の集落の長同士の会議で様々な情報交換が行われ、雄斗とゼロもキョウと共に長に同行することとなった。
長同士の情報交換は1ヶ月に1回行われることになっており、気になることがすぐに手に入るようになっていた。
開口一番、とある集落の長がとんでもないことを言い始めた。
「実は、我が集落で怪鳥のような生物を時々見かける。」
キョウ「何ですと!?」
雄斗「詳しく教えて下さい。」
「言い伝えによると、その怪鳥の出現は闇の魔王獣マガタノゾーア出現の予兆らしいのじゃ。」
ゼロ「それは危ない。」
「では、厳戒態勢を敷くおつもりか?」
「ああ。我らに同行している者は今すぐ集落に帰って、皆に伝えよ。『闇が来る。』とな。」
「は!」
そして、その長は続けた。
「しかし、どうすればいい。今の我らにはどうすることもできん。せめて光の勇者様の伝承が本当にあればなあ。」
雄斗が滞在している集落の長が続ける。
長「光の勇者様はわしの集落に数週間前から滞在しておる。何ならわしの隣に今おるわ。」
長全員が雄斗の方に注目した。
「確かに。」
「おるわ。」
雄斗「僕とゼロで例の場所に行きます。」
長「大丈夫か?」
雄斗「大丈夫です。」
ゼロ「俺たちが負けるのは2万年早いですから。」
長「そうか。生きてまた会おう。」
雄斗はその足で蛇昇村の長についていった。
蛇昇村長「いや、ありがたい。着いてきてもらって助かった。」
雄斗「お礼は大丈夫ですよ。」
そして、集落に着いたのだが、集落は人1人もいない廃墟となっていた。
雄斗「遅かったか。」
ゼロ「くそ!」
その時、先程まで冷静だった蛇昇村長の態度が一変した。
蛇昇村長「フハハハハハ。まんまと罠に引っかかってくれましたねえ。光の勇者様、いやウルトラマンゼロ!」
雄斗「あんた、何者だ!」
ゼロ「姿を現せ!」
蛇昇村長「こういう者ですが。」
そう言うと人間とは思えない姿に変化した。
雄斗とゼロは、その姿に見覚えがあった。
雄斗「ジャグラー!どうしてここに。」
ゼロ「お前、俺たちの仲間じゃなかったのかよ。」
蛇昇村長「俺はは貴様らの知っているジャグラーではない。貴様らの知っているジャグラーが光の勢力に舞い戻った際に、奴が無意識に抱える闇から無自覚に生まれたダークジャグラーよ。」
雄斗「この次元宇宙、この時代に来た理由を教えろ。」
闇ジャグ「全てはベリアル様のため。本物がどこかの次元宇宙に旅立ってしまい、途方に暮れていた私はベリアル様の配下であるストルム星人に拾われた。その時からベリアル様の為に尽くそうと思った。そしてもう1人の配下である地球人の青年によって、後期旧石器の時代に送り込まれた。そして、あらゆる怪獣を呼び出したのだよ。」
雄斗「ベゼルブを呼び出したのもお前か。」
闇ジャグ「そうよ。あの後、貴様らの前に姿を現そうとしたが、あの時代から飛び立った後だった。そこで私はこの集落の長になりかわり、数万年の長い間、待ち続けた。貴様らの為にな!」
雄斗「その伝承というのもお前が作り出したのか。」
闇ジャグ「そうよ。貴様らが来る保障はどこにもなかった。しかし、貴様らは現れた。今日、それを確信したよ。この村の住民全員をあの会議の前に始末しておいて本当に良かった。フハハハ、フハハハ、フハハハハ!」
雄斗「貴様!」
ゼロ「貴様だけは絶対に許さねえ!」
雄斗「怪鳥の出現も嘘だったのか。」
闇ジャグ「そうよ。そのようなことを聞けば、貴様がのこのこと着いてくる。そう感じたのよ。」
雄斗「くそ!」
ゼロ「なんて野郎だ。」
ダークジャグラーは何やら呪文を唱え、そして、
闇ジャグ「いでよ、闇の大魔王獣マガタノゾーア!」
魔王獣の1体であるマガタノゾーアが出現し、周囲の物体を闇で飲み込んでいった。
闇ジャグ「さらばだ!フハハハハ!」
雄斗「ゼロ、行こう!」
ゼロ「おう!」
ウルティメイトブレスレットからウルトラゼロアイを取り出した。
雄斗&ゼロ「ジュワ!」
マガタノゾーアから少し離れた場所にゼロは着地した。
周辺の集落はマガタノゾーアの出現で大パニックになっていた。
しかし、それよりもショッキングなことは、蛇昇村が既に壊滅しており、その長が全ての元凶だったことである。
「逃げるぞ!」
「この世は終わりじゃ!」
ゼロは周りに人がいなくなってから攻撃を始めた。
雄斗「ゼロ、まずあの闇をどうにかしよう。」
ゼロ「おう。ワイドゼロショット!」
しかし、ワイドゼロショットは闇の力によって、無力化してしまった。
雄斗「何!?」
ゼロ「こうなったら!」
ゼロはウルティメイトシャイニングウルトラマンゼロへと姿を変えた。
ゼロ「シャイニングウルティメイトゼロ!」
巨大な光の矢がマガタノゾーアに突き刺さり、爆発した。
雄斗「よし!」
しかし、マガタノゾーアは闇を放出する力を失っただけで無傷だった。
雄斗「嘘だろ...」
ゼロ「想定内だ。」
通常形態に戻ったゼロはマガタノゾーアにキックやパンチを喰らわせた。
それでも動じないマガタノゾーアは、触手を伸ばし、ゼロを拘束、エネルギーを吸い取り始めた。
ゼロ「グワアー。」
悶え苦しむゼロ。
近くで見ていたダークジャグラーは勝鬨をあげたかのように笑っていた。
闇ジャグ「フハハハハ!ここで果てるがいい。ウルトラマンゼロ!フハハハ、ガハハハ、ウハハハハハ!」
雄斗「うわあー。」
ゼロと一体化している雄斗も苦しみ出した。
雄斗「でも、このままではいけない!」
インナースペース内でレイモンの姿になった雄斗は、ギガバトルナイザーNEOで対抗しようとした。
レイモン「行け!ゴモラ!リトラ!」
[ギガバトルナイザーNEO、モンスロード!EXゴモラNEO!EXリトラNEO!]
雄斗がレイモンになったことでゼロも姿を変えた。
通常形態の赤と青に黒と紫が混じった形態『ウルトラマンゼロ レイオニクスノーマル』である。
ゼロ「雄斗、感じるぜ。お前の力が、ベリアルとは違うレイオニクスの善なる力、レイより受け継いだ力が!」
闇ジャグ「なんだあれは。」
逃げている最中に振り返った人々も驚愕する
「あ、あれは。」
「神の力を持って悪魔の力を制御した聖なる姿じゃ。」
闇ジャグ「くそ!」
ゴモラとリトラの攻撃でゼロを拘束していた触手は切断され、まだゼロを拘束している触手にはレイオニクスノーマルの持つ強大なエネルギーが流れ込んだ。
マガタノゾーアには、このエネルギーが耐えられなかったのか、苦しみにも似た咆哮をあげ、ゼロを放した。
ゼロ「お返しと行きますか!ブラックホールが吹き荒れるぜ!」
レイモン「おう!」
通常形態よりも威力が強いキックやパンチがマガタノゾーアを襲い、その度に火花が散った。
闇ジャグ「このままでは、終われん!」
先程と同じ呪文を唱えると、
闇ジャグ「出よ、魔王獣の頂点に立つ大魔王獣マガオロチそして、超大魔王獣マガタノオロチよ!」
マガオロチとマガタノオロチが出現した。
レイモン「うわ!また怪獣!」
ゼロ「くそ!そういえば、地球に行く前に親父からカプセル怪獣を貰ったんだった。いけ!ウィンダム、ミクラス、アギラ!ゴモラとリトラに協力しろ!」
ゼロが密かに持っていた収納ボックスから3体のカプセル怪獣が召喚された。
「うわ、怪獣が増えたぞ!」
「よく見ろ!光の勇者様の配下の怪獣様よ!」
マガタノゾーアにはゼロとゴモラ、マガオロチにはリトラとミクラス、マガタノオロチにはウィンダムとアギラが対峙した。
闇ジャグ「この怪獣たちが倒されると、弥生時代と古墳時代は怪獣が現れない時代となってしまう。しまった!これは私の失態だあ!」
別に良くない?
マガタノゾーアに対し、ゼロはゼロスラッガーを投げ、ゴモラは尻尾で攻撃していた。
レイモン「これでとどめだ!ゴモラ、超振動波だ!」
ゼロ「ワイドレイオニクスゼロショット!」
ワイドレイオニクスゼロショットと超振動波が混じり合い、超振動ワイドレイオニクスゼロショットとなって、マガタノゾーアを飲み込み、マガタノゾーアは爆散した。
リトラは上空からマガオロチを攻撃し、怯んでいる所をミクラスが突進した。
しかし、長くは続かず、2体は吹き飛ばされた。
それでも起き上がると、リトラが口から吐いた火球とミクラスが口から発車した熱光線によりマガオロチは爆散した。
ウィンダムとアギラはマガタノオロチに苦戦を強いられていた。
そこへマガタノゾーアを倒したゼロとゴモラ、マガオロチを倒したリトラとミクラスが合流した。
闇ジャグ「マガタノオロチよ、地球を喰い尽くせ!」
ダークジャグラーの命令に応えるかのようにマガタノオロチは咆哮し、地球のエネルギーを吸い始めた。
その途端、雷が鳴り響き、地面が揺れ、全ての山が噴火するなど天変地異が発生した。
「この世は終わりじゃあ!」
人々は逃げ惑うばかりであった。
闇ジャグ「フハハ、フハハハハ、フハハハハハ!滅びよ!滅びよぉ!」
ゼロ「まだだ。まだ終わってなんかいねえ。」
レイモン「そうだ!ここはあんたらの星、あんたらが今いる時代だろ!諦めてどうする。諦めたら、未来の世代まで繋がんねえんだろがよ。だから諦めんな!」
2人の呼びかけに人々はハッとする。
「そうじゃな。」
「そうよ。」
「私たちは、」
「わしらは、」
「おいらたちは、」
「俺らは、」
「「絶対に諦めない!!」」
その時、彼らの言葉に応えるかのようにどこからか光が出現し、巨人の姿になった。
レイモン「あれは、」
ゼロ「ウルトラマンノア!」
人々もノアの姿を見て歓喜し、拝む者まで出てきた。
「ノアの神じゃあ。」
「ありがたや、ありがたや。」
ノアはゼロや5体の怪獣に頷くと、マガタノオロチに対峙した。
レイモン「みんな、行くぞ!最後の戦いだ。」
5体の怪獣も咆哮した。
ゼロは『レイオニクスノーマル』から『ウルティメイトシャイニングウルトラマンゼロ レイオニクスノーマル』に姿を変えた。
この姿はウルティメイトシャイニングウルトラマンゼロとどう違うのかというと光り輝く色、紫、黒に順番に変化する形態である。
つまり、ウルティメイトシャイニングウルトラマンゼロの通常の色から順番に紫に変化し、その後、黒に変化し、それを順番に繰り返していく形態なのだ。
ゼロ「シャイニングウルティメイトゼロノーマル!」
ゴモラは超振動波、リトラは火球、ミクラスは熱光線、ウィンダムはレーザーショット、アギラは角からエネルギーを発射した。
肝心のノアはノア・インフェルノを放った。
これらの攻撃が合わさり、マガタノオロチに直撃、衝撃があまりにも大きかったため、マガタノオロチは大気圏外にまで吹き飛ばされ、全身から8匹の赤黒いヘビの形をした邪気を放出し、爆散した。
その邪気もノアが密かに放ったグラビティ・ノアで消滅した。
レイモン「やったな。」
ゼロ「ああ。」
ゴモラとリトラはギガバトルナイザーNEOに、ウィンダム、ミクラス、アギラはカプセルの収納ボックスに戻っていった。
ノアはいつの間にか消え去り、天変地異も収まった。
ダークジャグラーは邪気も消滅したため、呆然とした。
闇ジャグ「約3000年、あいつらの再来を待たなければいけないのか...これもベリアル様、ケイ、東園の為...トホホ...」
そのまま闇に消えていった。
集落に平和な雰囲気が戻り、雄斗は人々に別れを告げた。
雄斗「お世話になりました。ありがとうございました。」
キョウ「もう行ってしまうのか?」
雄斗「ああ。何千年後の遥か未来で怪獣が暴れている可能性がある。僕はその時代の人たちを助けながら、自分の時代へと戻っていく。」
長「あなたたちのことは絶対に忘れぬ。元気での。」
雄斗「はい。」
ワームホールが出現し、雄斗は、ゼロと共に入っていった。
現代 地球
晴子が遺跡からまた何かを発掘したようだ。
晴子「縄文時代の遺跡から見つかった遺物です。」
美郷「これが。」
憲三郎「なんて書いてあるんだ。」
晴子「『ある日、蛇昇村が壊滅し、闇の大魔王獣マガタノゾーア、大魔王獣マガオロチ、超大魔王獣マガタノオロチが現れた。しかし、未来から来たという青年がウルトラマンゼロに変身し、仲間の怪獣5体とノアの神と共に倒した。これ以降3000年に渡って、この地に怪獣が現れることはないということが保障された。』って書いてあります。」
李莉子「ってことはこれが書かれた年代は?」
晴子「縄文時代ってさっきから言ってますけど。後期あたりですかね。」
勝子「ってことは、次に怪獣が現れるのは飛鳥時代ってこと?」
晴子「そうなります。」
雄斗とゼロが時空の彼方に飛ばされて6日経った頃のことであった。
593年 地球
時代は飛鳥時代のことである。
雄斗とゼロは飛鳥豊浦宮郊外に到着した。
雄斗「ここは奈良県明日香村あたりだな。」
ゼロ「そうだな。しかし、どうするか。」
その時、後ろから声がした。
「待っておったぞ。遥か何万年も続くと言われる倭の伝説にのみ出てくる怪獣使いの青年と光の勇者様。」
雄斗「誰だ?」
声を発した者とは別の者が声を発する。
「無礼であるぞ。この御方を何と心得るか。恐れ多くも日嗣の皇子である上宮太子厩戸豊聰耳王さまであられるぞ。」
雄斗「は、はい?」
厩戸王「そなたのような後世の人間は、私をこう呼ぶ。『聖徳太子』又は「厩戸皇子』とな。」
雄斗&ゼロ「えー!?」
〈次回予告〉
飛鳥時代にタイムスリップした雄斗とゼロは、そこで聖徳太子として知られる厩戸王と対面する。
時は、推古朝の時代、推古天皇に仕えることになった雄斗は蘇我馬子や厩戸王と共に政治に参加することになる。
文官として活動しながら、武官として怪獣と戦うことになった雄斗。
果たして雄斗の運命は!?
第14話「飛鳥時代の漂流記〜聖徳太子伝説〜」
次回もお楽しみに!
如何だったでしょうか?
ジャグラーが無意識に持つ闇から無自覚に生まれたダークジャグラスジャグラー。
今後、物語にどのような影響を与えるのか楽しみにしていてください。
次回は史実を織り交ぜながら、進めていきます。
よろしくお願いします。
ウルトラマンゼロ レイオニクスノーマル
身長 ミクロ - 50m
体重 4万トン
必殺技 ワイドレイオニクスゼロショット
ウルティメイトシャイニングウルトラマンゼロ レイオニクスノーマル
身長 50m(ウルティメイトイージスを含むと56m)
体重 6万トン
必殺技 ウルティメイトシャイニングワイドレイオニクスゼロショット