始まりはとある国からだった。
2030年4月、アメリカ合衆国ルイジアナ州。
とある怪獣がその地に降り立った。
その日を境に世界各地で怪獣が出現し始めた。
名の知られていないウルトラ戦士たちが現地でEDA各国支部隊員の1名とそれぞれ一体化、局地的にその地を死守していた。
まだ怪獣が現れていない日本では雄斗たちEDA日本支部隊員たちが訓練をしていた。
それを近くで見ているEDA日本支部首脳陣。
光一「とうとう日本だけになってしまった。」
海子「怪獣が現れていない地がですか?」
光一「そうだ。」
隆信「嵯峨首相が警戒レベル発令と非常事態宣言の発出を視野に入れているそうです。」
光一「らしいね。専門家の見識によると、怪獣災害によって半封建社会は崩壊する可能性が高いとのことだ。」
俊三「ということは私の実家もそうなるってことですか?」
光一「ああ、2000年近くも続いた大中臣神祇伯家も没落するだろうよ。」
それだけではない、世界経済が停滞の一途を辿り、失業者で街は溢れていた。
華族はその人たちに衣食住を提供、このことにより半封建社会は、崩壊寸前にまで追いやられていた。
光一「都道府県知事や市区町村長の世襲もなくなるだろうな。こんなこと、雄斗には言えないよ。」
海子「そうですね。」
隆信「戦後、華族制度は形式的なものとはなったが、GHQの占領が終わってからは、戦前のように社会に影響を与えてきた。」
俊三「それが怪獣災害で今度こそ崩壊ですか。」
その時、警報装置が鳴り響いた。
『警戒レベル4発令、総員直ちに配置につけ。繰り返す。警戒レベル4発令、総員直ちに配置につけ』
司令室に戻った隊員たち、隊長である正順が指示を出した。
正順「美郷、晴子は状況を確認!雄斗、憲三郎、李莉子、勝子、加奈はいつでも出撃できるように準備しておけ!ガイさん、ジャグラーは、いつでも変身できるように!」
全員「了解!」
美郷「上空より3体の光、降下してきます!」
晴子「巨大生命反応確認!怪獣かと思われます。」
宇宙空間のとあるところ。
ウルトラマンゼロが何か察知していた。
ゼロ「まずい!このままでは日本までやられてしまう。待ってろよ、オーブそれにジャグラー。一刻も早く着かなくては!トゥインクルウェイ!」
地球へ向けて飛行速度を速めるゼロ。果たして間に合うのか!?
その頃、日本、首相官邸
嵯峨「何!?警戒レベル4発令!?」
七山「はい。ですから住民の避難を開始しています。」
嵯峨「我々はどうする。」
幸三郎「とりあえず、この官邸の地下壕に避難しましょう。」
嵯峨「記者たちはどうする?総理番の記者たちは?」
憲仁王「先に安全な場所に避難させました。」
嵯峨「わかった。」
TKBテレビでは西島まどかレポーターが中継をしていた。
西島「番組の途中ですが、速報です。先程、政府はEDA日本支部と共同で声明を発表しました。それによりますと、首都圏から半径30km圏内に警戒レベル4を発令したとのことです。怪獣襲来に警戒せよです。住民の皆さんも一刻も早く避難してください。繰り返します。先程、政府はEDA日本支部と共同で声明を発表しました。それによりますと、首都圏から半径30km圏内に警戒レベル4を発令したとのことです。怪獣襲来に警戒せよです。住民の皆さんも一刻も早く避難してください。」
カメラマン「まどかさん、ここにいては危険です!早く逃げましょう!」
西島「はい!」
皇居の吹上御所。
ここでも宮内省の職員が皇族に避難を促していた。
職員「陛下!防空壕に逃げますよ!」
天皇「わかっとるよ!」
皇后「嫌やわ、怪獣が日本にまで来るとは。」
皇太后「私はもう無理。」
森吉「何を言いますか。お祖母様。逃げますよ。」
精神体となった上皇も諭す。
上皇「逃げろ!」
皇太后「はい!」
引き続きEDA日本支部司令室。
正順「対怪獣ミサイル発射準備!」
憲三郎「発射!」
しかし、対怪獣ミサイル3発は、無効化してしまった。
李莉子「なんで!」
正順「やむをえん!雄斗、憲三郎、李莉子はEDAセイダーで出撃!」
雄斗&憲三郎&李莉子「了解!」
正順「勝子、加奈はバックアップ!」
勝子&加奈「了解!」
正順「ガイさんとジャグラーは現場周辺で待機!」
ガイ「ああ」
ジャグラー「わかった。」
その時、光一たちが入ってきた。
光一「これが初めての実戦だ。気を抜くなよ。」
全員「了解!」
正順「EDA日本支部、出動!」
全員「GIG!」
首相官邸地下壕
嵯峨「EDA基地からEDAセイダーが緊急出動?」
家春「はい、雄斗も乗っているそうです。」
嵯峨「そうか、引き続き情報収集に当たってくれ。」
家春「はい!」
そして、3つの光が着地、怪獣の姿が露わとなった。
ジャグラー「ガイ、あれは…」
ガイ「間違いない。宇宙斬鉄怪獣ディノゾール、宇宙凶険怪獣ケルビムそして…」
ジャグラー「凶暴宇宙鮫ゲネガーグだな。」
画面越しから正順が声を発する。
正順「知ってるのか?」
ジャグラー「ああ、前にいた地球で戦ったことがある。小惑星や怪獣をも飲み込んでしまう。」
美郷「小惑星や怪獣をも!?」
ガイ「デビルスプリンターの一騒動で光の国でも大暴れした怪獣だよな。」
ジャグラー「そんなこともあったな。」
正順「よし、総員攻撃開始だ!」
全員「了解!」
ガイはウルトラマンオーブに、ジャグラーは魔人態からの巨人化へと変身した。
インナースペースに入っていくガイ。
ガイ「まずはこれだ!」
ウルトラマンのカードを取り出し、
ガイ「ウルトラマンさん!」
[ウルトラマン]
次にティガのカードを取り出し、
ガイ「ティガさん!」
[ウルトラマンティガ]
ガイ「光の力、お借りします!」
[フュージョンアップ、ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン]
オーブ「俺の名はオーブ。闇を照らして悪を撃つ!」
ジャグラーはというと、魔人態になり、何やら謎の呪文を唱え始めた。
ジャグラー「星のまたたく狭間の闇よ、暗黒のパワーを我にもたらせ。光から闇へ、闇から光へー!」
どこからともなく溢れ出てくる光と闇が魔人態のジャグラーを包み込み、巨大化へと変貌させた。
正順「EDAセイダーで我々も攻撃だ!」
雄斗&憲三郎&李莉子「了解!」
雄斗「EDAセイダーα、宇宙斬鉄怪獣ディノゾールに攻撃を開始する!」
憲三郎「EDAセイダーβ、宇宙凶険怪獣ケルビムを攻撃しているウルトラマンオーブを援護する!」
李莉子「EDAセイダーγ、凶暴宇宙鮫ゲネガーグを攻撃しているジャグラスジャグラーを援護する!」
オーブは、ケルビムに近づこうとするが、尻尾で攻撃をしかけてくるため、なかなか近づけない。
オーブ「こうなったら、リスクを冒してでも。スペリオン光輪!」
スペリオン光輪でケルビムの尻尾を破壊した。
しかし、
憲三郎「どういうことだ!尻尾が生えてきてる!」
正順「迂闊には攻撃できないというわけか、同時に攻撃しろ!」
正順&オーブ「了解!」
正順「スペシウム弾頭弾発射!」
オーブ「スペリオン光輪!」
しかし、無傷のケルビム。
光一「こりゃ何者かに改造されてるぞ。」
一方、ディノゾールに苦戦している雄斗。
雄斗「スペシウム弾頭弾発射!」
しかし、一瞬で相殺された。
雄斗「え?嘘でしょ!」
美郷「よく分からないけど、超高速で動く舌があるみたいね。」
雄斗「そんなあ。」
ゲネガーグと交戦中の李莉子とジャグラー。
李莉子「超強力レーザー発射!」
ジャグラー「邪心剣新月斬波!」
しかし、ゲネガーグは無傷。
李莉子「そんな…」
ジャグラー「セレブロはいないはずだ。」
ディノゾールに苦戦している雄斗はあることに気づいていた。
雄斗「燃料が残りわずか…やるしかない。って逃げやがった。」
宇宙空間へと逃げる雄斗はディノゾールの前方に回り込み、集中砲火をし始めた。
しかし、警告音が鳴ったかと思うと、超高速の舌によって、両翼を切断され、大爆発、雄斗は宇宙空間へと放り出された。
雄斗「うわあー。」
晴子「EDAセイダーα応答せよ!EDAセイダーα応答せよ!雄斗先輩、応答してください!」
雄斗「こちら雄斗、EDAセイダーαは破壊され、僕は宇宙空間に放り出された。」
憲三郎「こちらEDAセイダーβ、オーブと共にケルビムを倒してから、お前を迎えに行く。なんとか持ち堪えてくれ!」
雄斗「了解!」
そして手にしていた光線銃でディノゾールを攻撃するが、びくともしない。
雄斗「ダメか、酸素ボンベの残量も残り少ない。どうすれば、いいんだ。」
その時、眩い光と共に声が聞こえた。
?「諦めるな!」
雄斗「あなたは?」
ゼロ「俺の名はゼロ、ウルトラマンゼロだ!」
この声は、地上にいる正順たちにも届いていた。
オーブ「ゼロさん!」
ジャグラー「遅いぞ!ウルトラマンゼロ!」
ゼロ「ヘっ、よく言うだろ。主役は遅れてくるってな!」
雄斗に向き直り、話続けるゼロ。
ゼロ「俺は名乗ったぜ、お前の名は?」
雄斗「綿部雄斗だ。」
ゼロ「雄斗、お前は酸素ボンベの残量が少なすぎて、もうすぐ死んでしまう。俺も宇宙を飛び回って、エネルギーが残り少ない。ウルティメイトブレスから供給されるエネルギーも残り僅かだ。そこでだ。一体化しよう。一体化すれば、ウィンウィンな関係になれるわけだ。」
雄斗「わかった。その話受けることにする。」
ゼロ「よし!」
雄斗は光に包まれ、目の前に物体が幾つか現れた。
雄斗「これは?」
ゼロ「俺に変身するためのウルトラゼロアイだ。普段はお前の腕に装着されるウルティメイトブレスに収納されて、戦闘時に出てくるが、初回だからな。そして、これはライザーとニュージェネレーションカプセルαとβ。ウルトラマンゼロビヨンドにネオフュージョンライズする時に使う。」
雄斗「わかった。ゼロ、変身だ!」
ゼロ「よし、行くぞ!雄斗!」
雄斗「ジュア!」
そして、地上で、眩い光と共にウルトラマンゼロが姿を現した。
正順「これがウルトラマンゼロ…」
勝子「目つき悪いわー。」
加奈「不良…」
海子「雄斗と一体化したの?」
美郷「雄斗なの?」
オーブ「ゼロさん!」
ジャグラー「ゼロ!」
ゼロ「さあみんな、反撃開始だ!」
全員「おー。」
インナースペースでガイの姿に戻ったオーブは新たな姿へと変えた。
ガイ「ギンガさん!」
[ウルトラマンギンガ!]
ガイ「ビクトリーさん!」
[ウルトラマンビクトリー!]
ガイ「エックスさん!」
[ウルトラマンエックス!]
ガイ「三つの光の力、お借りします!!オーブトリニティ!!!!」
[トリニティフュージョン!、ウルトラマンオーブ オーブトリニティ!]
オーブ「俺はオーブトリニティ。三つの光と絆を結び、今、立ち上がる!」
そして、ジャグラーも新たな姿へと変えようとしていた。
EDA対怪獣兵器研究所の研究員と開発したジャグラーリングと自身の記憶から作り出した怪獣カードを取り出し、
ジャグラー「ゼットンさん!」
[ゼットン!]
ジャグラー「パンドンさん!」
[パンドン!〕
ジャグラー「マガオロチ!」
[マガオロチ!」
ジャグラー「闇の力、再びお借りします!」
[超合体!ゼッパンドン!]
正順「総員、反撃開始!」
全員「了解!」
憲三郎「超強力磁気嵐!」
オーブ「トリニティウムシュート!」
李莉子「物質破壊レーダー!」
ジャグラー「ゼッパンドン撃炎弾!」
雄斗&ゼロ「ワイドゼロショット!」
ケルビム、ゲネガーグ、ディノゾールはこうして倒された。
美郷&加奈「ヤッター!」
元の姿に戻った雄斗は自分の中にいるゼロに話しかけた。
雄斗「ゼロ、初めてにしてはどうだった?」
ゼロ「ああ、素晴らしかったよ。これからもよろしくな、相棒。」
雄斗「ああ、よろしく。」
正順「おーい、雄斗ー!」
雄斗「隊長!それにみんな!」
ガイ「これでお前もウルトラマンだ。」
ジャグラー「お前はゼロで、ゼロはお前だ。」
雄斗「ああ。」
そして、みんなと帰っていく雄斗。
それを物陰で見つめていた2人の男がいた。
1人は行方不明のはずの東園転鬼羅だった。
転鬼羅「笑っているのも今のうちだぞ、雄斗。いや、ウルトラマンゼロ。」
もう1人の男、伏井出ケイもそばにいた。
ケイ「さあ、行きましょう。ベリアル様がお待ちです。」
二人は闇へと消えていった。
光の国。
ゼロの父であるウルトラセブンが別宇宙にいる息子の様子に感づいていた。
セブン「うん?」
傍にいるのはウルトラ兄弟やセブン一門でセブンの弟子でありゼロの師匠に当たるウルトラマンレオら。
レオ「どうしました?セブン。」
セブン「どうやらゼロはオーブやジャグラーと合流し、地球人の青年と一体化したようだ。」
ゾフィー「安否を確認できたな。」
マン「全宇宙で様々な強敵が蘇っている。」
ジャック「何ですって⁉︎」
エース「闇に堕ちる前のベリアルとトレギアの目撃情報がある。」
タロウ「まさか、アブソリューティアンまで復活したのか。」
80「そのようです。ユリアンら王族への警備態勢を最大限に引き上げます。」
アストラ「なんとか彼が頑張ってくれればいいのだが。」
メビウス「信じましょう、彼の力を。」
こうして宇宙全体を揺るがす大事件が始まろうとしていた。
[次回予告]
ゼロが地球に降り立ち1ヶ月。
地球では様々な怪獣が出現していた。
防衛の為に出動するEDA隊員たち。
そんな彼らの前に強敵が立ち向かう。
第5話「立ち向かう戦士たち」
次回もお楽しみに!
トゥインクルウェイは全ウルトラ戦士共通の技です。光のワームホールを作り、何万光年も離れた場所を移動することができます。
TKBテレビの西島まどかはウルトラマンオーブにも出てきましたね。