蜘蛛の英雄学校   作:ノリと勢い

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連投。

色んな意味でやばくなった。

前回とは違いシリアスの分のコストを
ギャグに全てブチ込んでいくぅ!!




我ながらキモいと思う。

 

 

俺は迷子になっていた。

母にお使いを頼まれ、マキ兄と燐姉と一緒に買い物に行く途中だったのだが、人の波に押されてしまうなど色々あってはぐれてしまったのだ。

 

この辺りにはあまり来たことが無いから道も殆ど覚えていないし、携帯電話やスマホも当然持っていない。

 

(ヒッ……知らない所怖っ…………)

 

そして俺は、知らない場所が大の苦手であった。

 

(え、え、どうするの????119?110?駄目だ電話持ってねえやべえよやべえよとりあえず海行くか(?)とりあえず海行って待っていればきっと来るよねそうだよねというか何で手を繋いでなかったの馬鹿なのふざけんなよ見晴らしのいい海に行けばきっと見つけてくれるはずだよなまた(ヴィラン)とかに出会ったら今度こそ洒落にならねえぞああ今4時くらいか2時間くらいで暗くなってしまうそしたら見えにくくなってさらに見つけられなくなってしまうかもしれないやばいどうしよう海だよ海に行くんだよ落ち着けもちつけ深呼吸だ俺)

 

「すぅ〜〜〜〜〜〜〜〜はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜」

 

よよよ良しこれで大丈夫だ、

うう海へ行けばきっと何とかなるさ、うん

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

海へ来た。誰も居ない。

 

やめてくれよ空暗くなって来たじゃんか……

一人は怖えよぉぉ………

 

待て!!!人が居たぞ!!!!

落ち着けって俺。

良し、ここは静かに近づくんだ。

あくまでも迷子になってしまっただけで、

少しも怖くありませんよ〜という気丈さを

アピールするんだ。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ん?良く良く見たらあれ幼女じゃね?

大人よりは頼りないけど居ないよりマシだろ。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

おっしゃ!かなり近づいた……けど………

何か体育座りして膝に顔うずめてね?

落ち込んでるのか?まあ誰でも良いーーッ!!

 

何だ?今の感覚は。何が起きた?

確かこの娘の足の方を見てーーーーーーー

 

 

俺は今、

何が俺の魂に響いてきたのかを理解した。

 

一瞬にして俺の脳内の思考を乗っ取った二文字。

それはーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

太もも

 

 

 

 

太ももとは人間の腰から膝にかけての絶妙な脂肪量と筋肉量が合わさって生まれ出る絶対領域でありその魅力は多くの人間を虜にする。女性のポテンシャルやステータスの内のひとつでありその部位ひとつだけでも添い遂げる価値のある究極の領域でもある。数ある太ももに関係する事象の中でも特に目を引くのは女性にされたら勝ち組までとも言わしめる膝枕であり、それは奇跡の柔らかさと少しの硬さがマリアージュして生み出されるまさに人の創る世界であ

 

 

何言ってんだ俺はぁぁぁ!?!?

 

 

落ち着け。

いや、マジで落ち着け。

 

………何だ今のは?

 

 

 

待て、今はこの少女の事の方が先決だ。

 

 

少女の方を向くともう一度太ももが目に入る。

 

 

 

太ももとは人類の歴史と言っても過言では無いと言えるだろう。それは自国の民を尊び養う柔らかさという優しさと他国の国々を敵対し攻撃し、自国の糧にするという硬さという冷酷さの2つの、全く別々であり正反対ですらある両方の性質を兼ね備える両面性を使い生き抜いてきたとい

 

やかましいわ!!!

 

 

ホント何なのこの意思!?

滅茶苦茶太もも推してくるんだけど!?

 

 

( ゚д゚)ハッ!

 

 

………………完全に理解した。

これ、多分個性のデメリットだ。

 

 

そう、俺は見ていたのだ。

 

 

シバ兄がどんどんホモ色に染まって行くのを……

 

燐姉が、どんどんレズ色に染まって行くのを……

 

 

悲しみながらも、生暖かい目で見ていたのだ……

 

 

だからこそ分かる。個性のデメリットだと。

 

 

あァァァァァんまァァァりィだァァアァ

 

HU☆ZA☆KE☆RU☆NA!!!!

 

誰が(デメリットを)創ってくれと言った!

誰が(デメリットを)創ってくれと頼んだ!

私はこの世界の(デメリットの)全てを恨むゥ……

 

 

 

いや、強いんだろうけどさ、蜘蛛。

きっと強いんだろうけどさ、個性。

 

デメリットに〔変態〕は無いだろ変態は!?

せめて付けるにしても普通のやつにしてくれよ!

 

Oh No………

 

ふざけんなよ………

 

もうツッコむ気力が無くなってきたわ………

 

お家帰りたい…………

 

とりあえず話しかけるか。

 

「こんなところにすわって、どうしたの?」

 

うん、噛まずに言えた。上々だ。

 

「…………え?」

 

ん?どうしたこの子。困惑してんのか ッ!!!

 

ん"ん"ん"ん"ん"ん"ん"んんんんんんんん!!!!

どストライクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!

 

え?かわゆ。kawaii!!kawaiiぞこの子!!

初恋なんだが?

精神年齢結構高いのに幼女に惚れていいのか俺!

 

八脚A『良いんじゃね?』

 

八脚B『身体年齢は子供なんだから良くない?』

 

八脚C『可愛いし良いと思います』

 

八脚D『八脚もそう思います』

 

八脚E『我は反対せり』

 

八脚ABCD『『『『何故だ八脚E!!』』』』

 

八脚E『常識的に考えるがいい。精神年齢は既に

    前世を合わせて17歳以上なのだぞ?

    身体年齢がどうこうの問題では

    無いだろう。』

 

八脚B『なら、天才児(ギフテッド)は同じ年齢の

    幼女を好きになったら駄目なの?』

 

八脚E『ぬぅ……』

 

八脚C『なら聞きますが、

    Eはこの子が好きなのですか?』

 

八脚E『………まあ…好きだ……』

 

八脚A『なら良くね?精神年齢なんて所詮は

    想像上のもの。そりゃあ、普通の

    おっさんとかが手ぇ出すのは駄目

    だけどさ、俺はこの世界に〔転生〕

    したんだろ?』

 

八脚B『だからさ、思いっきり〔第二の人生〕を

    楽しんだ方が良いと思うよ、E。』

 

八脚D『八脚もそう思います』

 

八脚C『Dはもっと喋った方が良いですよ?』

 

八脚E『…分かった、負けだ。俺も認めるさ。』

 

八脚オリ『確認を行う!意義はあるか!!』

 

八脚ABCDE『『『『『異議なし!!』』』』』

 

 

 

 

惚れたわ。え?冗談抜きで可愛いんだけど?

嫁にしていい?

 

 

………待って、この子、泣いてる。

というか涙を流している。

 

え?俺何かやっちゃいました?(ガチ焦り)

 

あ、今この子の口動いた。喋るか?

 

 

「あなた、わたしが………、見えるの?」

 

 

……………ん?

 

 

「やっと…………見られた……………っ」

 

 

待て待て待て待て!ちょっと察して来たぞ!?

これ………

 

 

「……ひぐっ、ぐすっ、えぐっ……………」

 

 

 

 

これ、ホラー展開っすか?

 

 

 

 

 

 

 






いっやー、ラブコメを書くのは
実に疲れるねー。(すっとぼけ)

ねえねえ、この幼女、葉隠透だと思ったー?

思っちゃったのかな?思っちゃったのかな?

騙される方が悪いのだよ(ゲス顔)


つい先日、興味を持ったので京都大学の
スローガンのまとめサイトを軽く開いたら、
失礼ながら3分間くらいずっと大笑いしてました。

あと八脚くんは知っているところではとても安心するけど知らないところに来ると途端に臆病になって気弱になるっていう人です。

猫みたいだね。
作者(俺)もこんな感じなんだよなぁ……(悟り)


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