とある少女の異変解決   作:ナキツセ

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プロローグ

柵川中学に入学してから2年たった。

この2年間はここ学園都市や世界中にてそれぞれ争いなどが起き、平和とは程遠い、この世は荒れていた。

しかし、ツンツン頭の高校生らしき人物を中心とした小規模な勢力が、この世界を変えていった。最終的には私達の知らないところで世界の存亡をかけて、その高校生が決着をつけ、この世は平和に向かって前進し始めた。

 

 

学園都市も、上層部の人間が争いの中心人物だったらしく、彼らを処罰し、新しいトップを作った。

はじめはその人物も問題児のようなイメージが先行していたせいか、学園都市の将来が不安視されていたが、それとは真逆に周りの人たちに支えられながらも、彼は平和に向けて様々なアクションを起こし始め、今では世界も多少なりとも信頼を得ている。流石は学園都市の第一位というところか。

 

ちなみに能力開発は今も行われており、それを戦闘で使うためではなく、日常生活や社会で役に立つようにという方針を取った。能力開発開発の機材や方法も大分進み、今では学生の半分以上が低レベルながらも能力開発に成功し始めている。ただレベル5の人数は未だに7人のままであり、順位に変動もない。やはりその次元にたどり着くには波ならぬ努力も必要不可欠だろうが、才能などもやはり関係してくるのではないだろうか……

とはいえ、それでも開発できずにレベル0の学生も半分以下ではあるがいるわけで、今でも少ない奨学金とにらめっこしながら日々暮らしている。

 

 

 

 

私、佐天涙子もその1人である。

空気使いという能力が、幻想御手を使ったときに発動したのであるらしいがレベルは0。

これでも一応努力はしてきた。授業もしっかり受け、今までの薬品や電極を使った開発方法を始め、新しい方法も片っ端から受けてきた。

それでも最後に帰ってくる結果はいつも無能力者の判定ばかりであった。2年前に言われた才能がないというのは本当だったのかな……まぁこの結果じゃ反論の仕様がないかな。

 

そんなことを考えながら私は今、よく来る公園のベンチに腰をかけている。凹んだりしたときは最近ではいつもここにきてはしばらくぼーっとして、落ち着いたら帰るというのが、私の行動パターンになっている。

今日は快晴。季節も春になりだいぶ暖かい。散歩や日向ぼっこにはちょうどいい感じの気温だ。

 

 

「このままだと何のためにここに来たことになるんだろうねー…未だに無能力者って……」

 

ポケットに入っている母からもらったお守りを握りながらそうつぶやく。周りは誰もいない。完全に独り言だ。

自分のわがままでこの学園都市にきてこの様だ。流石に焦りもあるし、こんな自分を送り出してくれた家族にも申し訳なく感じる。

 

 

しばらくそんなことを考えていたが、最近の能力開発の授業の疲れやこの陽気のせいか、急に睡魔が襲ってきた。いつもなら耐えられるが、今ばかりはちょっと厳しかった。

私はそのままその場でしばし寝てしまった。

 

 

 

 

 

ここから起きた、まるで非日常的な、いや、幻想的な出来事が、私の環境を大きく変えることになった。

 

 

 

こうして私だけの物語が、今、始まる。

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございます。
初SSなので駄目文ばかりでしょうが、もしよろしければこれからもお付き合いの方よろしくお願いします。
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