「早く異変解決するわよ!」
「わかってる。終わったら宴会か?」
「それもいいわね。早く片付けましょう。」
私と魔理沙は紅い館に足を踏み入れた。
霧が発生した時は勘に任せて飛んでみたけど着いた先がこの不気味な館だ。まぁ門番みたいなのも入口守ってたしここで決まりね。
「それにしても見渡す限り紅一色ねー。ここの持ち主の趣味は最悪ね。」
「まさか中まで紅いとはな…流石にこれはないな。」
目が悪くなりそうなくらい紅い。
異変の犯人はここにいるに違いない。ここまで紅にこだわってるやつなんだから。早くここから出たい。
「まぁちゃっちゃとすませて帰り…ん?」
「ん?どうした、霊夢?何かあったか?」
「あの魔法陣…」
なんか部屋の中央にやたらと不気味な魔法陣がある。
怪しい…多分なんか起きるな。
「…なんか不気味だな。試しに乗ってみるか?」
「そうね。じゃあ魔理沙、お願いね。」
「わかったぜ。」
こういうのは魔理沙に任せる。決して実験台とかそういうわけではない。魔理沙が(多分)やりたそうにしてたから。
まぁ何か起きても魔理沙なら大丈夫だろう。
…とか考えてると、魔理沙がもう魔法陣の前に立っていた。
「そんじゃ乗るぞ。」
そう言いながら魔法陣の中央に立った。
しかし、何も起きない。
なんだ見掛け倒しか。変に警戒して損したわ。こんなものを飾りに置くなんてほんとありえないわ。
とにかく先に進みますかね。
「何もなしか。魔理沙、早くいくわよ。」
「わかったん…」
「あれ…魔理沙?」
声が途切れたのに反応し、振り向いた時には魔理沙は魔法陣毎いなくなっていた。
…勘だがあれ転移系の魔法陣じゃないかな?なら魔理沙は館の何処かに飛ばされたって感じかしらね。
まぁ勘だが。
それに魔理沙ならそう簡単にくたばらないだろうし私は私で解決しに行くか。
再び階段を上がろうとしたとき
「!?」
今までに感じたことのない、不思議な…いや、不気味な力を感じた。妖力でも神力、魔力でもない。私の巫力とも違う。それが波動のように拡がってきた。
近づいたらやられる
そう直感した。
どうやら今回の異変主はとんでもない化け物みたいだ。
それでも異変は解決しなければならない。
私は博麗の巫女だから。
「ふーっ…」
一息入れ緊張をほぐす。
これで大丈夫だ。
私は気を引き締め、2階に上がった。
あまりにも静かだった。
さっき感じた力が全く感じない。
それよりもまず敵1人も出て来ないなんて絶対におかしい。
いくらなんでも無防備すぎじゃないかしら?
進みやすいには助かるけど、なんか腑に落ちないのよね。
あっという間に次の階にいける階段を見つけた。もうこの階も用済みかしら?
…いや、階段付近にさっきと似た力が残っている。
ここに残ってるということは力の持ち主はここの住人で確定かしら…いや、もしかしたら私や魔理沙以外の第三者が異変解決に動いてるのかしら?…私達の知らない力を持った何者かが。
可能性としてはありね。
でも、私以外にも異変解決を仕事とする奴なんて幻想郷にはいるかしら?魔理沙みたいなやつは除くけど。
(まぁいいか。行けばわかるでしょ)
そう思いさらに上の階に上がって行く。
3階は2階とは逆にまさに戦闘した後って感じのありさまだった。
所々壁や床に傷がついており、時折ナイフが数本そこらに刺さっている。弾幕ごっこで使った武器?
だけどさっき感じた力はこの階では消えていて分からなくなっている。不思議な力だわ。
…どうやらまだ弾幕ごっこは続いてるみたいね。
廊下の曲がり角の先かしら。ちょっと覗いてみようかしらね。異変の元凶だったら弾幕ごっこで倒せばいいでしょうし。あの力の持ち主が相手だったら…気を引き締めないとこっちがやられる。
まぁとにかく、覗いてからかしらね。
「…いつまでこれを続ける気?あなた下手したら命を落とすわよ?」
「だから私は攻撃手段がないって言ってるじゃないですか!」
「だから逃げ続けて時間切れ狙いか…でもあなたじゃ私のスペルカードから逃げ切れないわよ?」
「…1枚は突破しましたよ?」
「まだスペルカードは残ってるわよ?」
どうやらまだ始まったばかりか、銀髪メイドと見たことのない服をきた黒の長髪が対峙していた。
あれは外来人か?けど彼女からは若干の魔力を感じる。外来人なのに魔力があるなんて珍しいこともあるもんね。
たど対峙してるメイドも人間か?門番が妖怪だったから妖怪しかいないと思ったらそうでもないのね。
…様子見しようか悩んだけど、外来人が目の前でやられるのを見てるだけってのも癪だし…私がやるしかないわね。
ちょうどメイドのいる奥にエントランスで見た魔法陣がある。…この外来人は魔理沙に任せるか。どうせあれも同じ移転系の魔法陣だろうしさっき移転された魔理沙に合流出来るだろう…勘だけど。
まぁ、行きますか。
「弾幕ごっこ中だけどお邪魔するわよ。」
2人の間に入り、まずは外来人の前に立つ。
…この子結構ボロボロね。弾幕ごっこも素人かしら?
「…どちら様でしょうか。」
「博麗の巫女って言ったらわかる?」
「…霧を止めに来たのかしら?だとしたら諦めなさい。」
「こっちは異変解決で生活がかかってるのよ。諦めるわけないじゃない。」
「それなら…ここで始末します!」
さて、なら私がこいつの相手をするとして…
あとはこの外来人だ。
「そこのあなた!」
「はい!?」
「あなたあの魔法陣まで走れる?」
そう言いメイドの奥にあるそれを指差す。
見た目ボロボロだが走ったりならなんとかなるだろう。
「い、いけますけど…」
「ならよかったわ。私があいつの相手するから、あなたはあの魔法陣で別の場所に移動しなさい。多分私の知り合いがいるから。」
「え…知り合い?」
「そうよ。だから…ここは私に任せなさい!」
陰陽玉を2つ宙にだし、メイドに構える。
相手もナイフを数本指に挟んで迎撃態勢をとる。
…まぁいつも通りに弾幕ごっこして倒せばいい。
「あなたにお嬢様をあわせることはできない。それが私の使命。時間を止めてもあなたを足止めするわ。」
「ならこっちは引きずり出してやる!」
少し前の門番よりは強いかしらね?
まぁ私は異変解決をするために動くだけよ!
本日2度目の弾幕ごっこがはじまる。
はい、疲れました。ナキツセです。
祝、10話!
まさか10話も続けられるとは…三日坊主で定評のあるナキツセさんには無縁のことだと思いましたよ。
まぁこれからもがんばっていきます。はい。
次回バトル回だけどまた佐天さん空気になりそうな…まぁいいか(笑)まずそのバトルシーンが私にかけるかどうかが心配です。^^;
まぁこんなんでよければ次回もお願いします。