とある少女の異変解決   作:ナキツセ

14 / 20
13話 魔力

急に始まった弾幕ごっこだけど、あの紫髪の少女の狙いは魔理沙みたい。

私にはあくまでも流れ玉みたいな物しか飛んでこないせいか、フランを背負ったままでも簡単によけれた。

だけどこのままじゃいつフランに弾幕がぶつかるか分からないため一旦背中から降ろして、弾幕がぶつかっても傷一つついていない本棚の後ろに避難させた。

 

さて、問題はここからだ。

どうやってあの紫髪を倒すべきか。

向こうは魔理沙に集中して攻撃していて、通常弾に加えてレーザーみたいな物まで打ってきている。私は眼中にないみたいだ。

なら、狙いを私に変えれば大丈夫かな?弾幕をよけれる自信はぶっちゃけない。魔理沙が先に相手を落としてくれないと厳しいかな。

でも魔理沙が倒されたらゲームオーバーは確定だ。ならやるっきゃないでしょ。

さっき歩いて考えていたことを試したい。もしかしたら私の攻撃手段になるかもしれないしね。

 

とりあえず右手を出して、空気弾を相手に向かって打つ。

•••すぐには打たないけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とにかくよけろ!

今は当たらないようにするのが優先だ。

涙子がなんでここにいるか気になる所だが今は目の前の魔法使いをなんとかしないとマジでやばい。主に涙子が。

 

 

「勝手に人の本とっておいて逃がすわけ無いわ。」

 

「私は借りていくって言ったろ?」

 

「死ぬまで借りてくとかありえないでしょ。」

 

 

そう言いつつ弾幕にレーザー系のやつまで加えてきやがった。通常弾は私狙いでレーザーと挟み撃ちさせようって寸法か。

結構いい弾幕だな畜生。まぁ私が使うのならもっとカラフルで派手にするけどな。これを元にスペルカードにしてみるか。

とはいえ逃げてばかりじゃどうしようも無いな。

こっちも反撃に弾幕を打つか。装備はミニ八卦炉。私の恋符のあれに比べたら威力は格段に下だが細い2本のレーザーを展開して反撃だぜ。

 

 

「そんな直線な攻撃•••当たると思ってるのかしら?」

 

「そういうお前の弾幕も私を被弾させることは出来てないだろう?」

 

「•••そこまで言うなら私の魔法を見せてあげるわ。まずは【木符】シルフィホルン。」

 

 

さーて、敵さんスペル一枚目か。

•••なんか急に風が吹き始めやがったな。あー、これがこいつの魔法か。風を操るとか涙子も少し見習えば多少は上手く魔法を使えるようになるんじゃ無いかな?

まぁ風吹かせるだけじゃないよな。

それに小さな弾幕をのせて攻撃か。球の速度が速い分、かなりよけにくいぜ。

 

それでも私のレーザーは相手を捕らえた。

スペル発動中は被弾させても相手にダメージがなさそうに見えるが実はある程度ダメージが蓄積されるとスペルが強制的に終わってしまう。まぁ普通はこの状態になるのを狙うんだがな。

風のせいで動きにくいがよけるのに大きな動きは必要ないな。最低限の動きでかわして行きながらレーザーを当てる。私のレーザーは霊夢のお札に比べたら威力は高いが範囲が狭すぎる。

だからひたすら霊夢に弾幕ごっこを挑んで練習し続け、当てながらよけれるようになった。

その成果が今は存分に発揮されている。

 

 

「•••あなたやるわね。」

 

「1枚目、ブレイクだな。結構出来るだろ?」

 

「そうね。なら•••【火符】アグニシャイン上級」

 

 

今度は炎の魔法か。

自分の周りに炎をまとっている•••防御系か?

いや、レーザーは相手に当たっているよな。じゃああの炎は攻撃用か?

だとしたらあの魔法の魔力の量を考えるとかなりヤバイ気がするけどな•••

 

 

 

「それじゃあ••••くらいなさい。」

 

「やっぱ攻撃用か!」

 

 

まとった炎がバラバラになり、ランダムに飛んでいく。

さっきのスペルと違い弾の大きさや速さが全然違う。

まぁ慌てるような厳しさはないか。霊夢の方がまだ厄介だぜ。なにせ弾幕が追ってくるからな。

ただ規則性がない弾幕はあまり得意じゃないんだよな。パターン作るやつじゃなく気合いで避けたりするのは嫌いなんだよな。

 

さて、まぁこいつもあとは当てながら避ければいいか。

レーザーの標準は相手に向けながら正面の距離を•••

微妙にあいつも動くからなかなか当たらないな。

ならいいか。1枚使うのは勿体無いが使ってやるか。

あっちが炎ならこっちは星屑だ。

 

 

「こっちもスペルカードでいくぜ!【魔符】スターダスト•••」

 

 

そのとき、大きな魔力の塊が相手に向かって飛んで行った。

明らかに異常な量の魔力だ。マスタースパークを打つときでさえここまでは消費しない。てかあれほどの魔力を使ってきたやつはどんだけの魔力を蓄えているんだ•••妖怪か

だとしたら一体誰がこれほどの魔力を放った?

気になって振り返って見ると

 

 

「初めてやってみたけど•••上手く出来たっぽいかな?」

 

「はぁ?涙子か?」

 

 

意外な奴が放ったものだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

髪飾りに魔力を貯めたとき、ふと気付いたことがあった。

この貯める行為を攻撃とかに応用できないかなって。

一応弾幕(笑)になってはしまうが、空気弾みたいなものを打つことは出来る。

 

 

もし、これに魔力を貯めることが出来たら•••

 

 

私にとって大きな武器になるかもしれない。

例え一発こっきりでも、逃げたり注意を引いたりできれば充分有効なものになる•••はず。

 

幸いなことに相手はまだ私のことは眼中にないらしく、スペルカードを使っても弾幕はこっちにはあまり来ない。なら今、試すのにはもってこいだ。

まずは普通に空気弾をだす。いつもはここで打って終わりだけど、今回はここに魔力を送り込む。

この空気弾、風を集めただけで威力はあまりないと思う。弾を1個相殺するだけで、はっきりいってあまり役に立たない。

多分魔力を溜め込めばある程度は使い物にはなるんじゃないかな?そう踏んではいるけど•••

目の前にある弾は膨らんでいるかどうかは怪しいが、魔力を少しずつ溜め込んではいる。

目には見えないが今ではなんとなく感覚で魔力自体を掴めている。幻想郷にきて魔法を覚えてからだと思う。多分能力の演算も似たような感じなのかもしれない。

そう考えると別の形だろうけど、やっと学園都市の他の人たちと並べたような気がした。•••能力開発として認められなかったらレベル0のままだけどね。

 

 

かなり溜めている気がする。

なんかこれいつ打てばいいか分からなくなってきた。

一旦溜めるのをやめて、弾幕ごっこの状況を確認すると魔理沙がちょっと苦戦してそうな感じだ。

もし打つとしたら今かもしれない。

とにかく当たらなくてもいいから私の方に目を向けてくれれば•••そうすれば魔理沙がそのうちにやってくれるはず。

 

魔力を溜めた空気弾を相手に向けて、当たるように標準を合わせる。周りに炎をまとっているけど、それを少しでも削るくらいの軽い気持ちで弾を放った。

 

空気弾は真っ直ぐ進み、炎と相殺すると思ったがそれを掻き消しながら飛んでいく。

 

 

「初めてやってみたけど•••上手く出来たっぽいかな?」

 

「はぁ?涙子か?」

 

 

魔理沙のそんな声が聴こえたが、今は弾の行方が気になってそっちのけだ。

弾はおそらくスピードは変わらないだろうが、魔力を溜めたせいか、打ち消されることなく相手に向かって飛んで行ってる。

 

(もしかしたら当てれるか?)

 

相手との距離まであと少し。

下手したら被弾してくれるかと甘い希望を持っていたが•••現実は甘くなかった。

 

 

「何この魔力⁉︎」

 

「あ。」

 

 

完全に気付かれた。

敵は弾の軌道から少し離れると、空気弾は当たることなくそのまま後ろにあった本棚にぶつかり、破裂した。

どうやら空気を詰めすぎたからか、ものすごい風が図書館内に吹き荒れる。

まさかここまで威力があるとは思ってなかった。

 

 

一時的に吹き荒れてた風も止み、図書館は本来の静けさを取り戻していた。そして•••

 

 

「あなた•••厄介ね。」

 

 

弾幕ごっこも再び再開された。




一週間空いてしまった•••

なんとか投稿出来て良かったです。
それにしてもあまり進歩がないかな•••

紅霧異変、流石にあと数話でおわさないとやばい気がしてますよ。

なんとか来月以内には新章に突入出来るように頑張ります
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。