18話 現実
•••さん!••てます?
誰かが私に向かって声をかけてる。
なんか頭がぼーっとしているから反応ができていない。
そういえば私はよくわからない建物に入って、弾幕ごっこしたりして•••それからどうなったんだろう。記憶がかなり曖昧で思い出せない。私は一体•••
「佐天さん、聞いてますか!?」
「え?初春?」
気づくと目の前に初春がいた。いや、なんでここに•••
ここは幻想郷じゃ•••
「佐天さん、大丈夫?」
「どうせ佐天さんのことですから夜更かしでもされたに違いないですの。」
え?御坂さんや白井さんまでいる?
なんで?
もしかして私•••
戻ってこれたのかな?
周りを見ると座っている椅子や囲んでいるテーブルはみんなでお茶したりするのによく来るファミレスのもの。
初春に白井さん、御坂さんのいつものメンバー。
3人がいつもみたいに仲良く話しているのを、頭がうまくまわってないせいかぼーっとして聞いている。
いつもだったら率先して話し出すんだけどなぁ•••
話してる内容はイマイチ分からないけど、やっぱこういう風景は落ち着くね。
幻想郷の出来事とかも斬新で、あり得ないことばかりだったけどやっぱこっちの方が私にはあっているんだと思う。
「佐天さん!聞いてますか?」
「ん?なんか言った?」
「•••全然聞いてなかったんですか?」
「いやー、ちょっと考えことをねー。」
「佐天さんが考えることなんて初春の下着の色とか都市伝説みたいなものぐらいですの。」
「白井さんのくせにひどい言われようだ•••」
なんかボロクソにいわれたけど、嫌な心地はしないかな。
だんだん思考力が回復して来たか、それから結構色々喋っていた。主に御坂さんの恋愛話がメインだったけどね。話して行くうちに御坂さんからボロがで初めてだんだん顔が真っ赤になって行くのが可愛らしかった。
「もう!私の話はいいでしょ!//」
「まぁまぁ落ち着いて。そう言わずもっと惚気話聞かせてくださいよー。」
「あの猿人類め•••」
「白井さんは落ち着きましょうね?まぁ同性愛なんて諦めてもっと健全な出会いをすればいいじゃないですか?」
「も、もうこんな話やめて買い物行かない?」
あ、話そらされたな。
けど大分長い時間話してた気がするから場所変えてもいいかもしれない。•••移動中いじれば問題ないだろうしね。
御坂さん彼氏とどこまで進んだのかすごく気になるしね。
「さて、それじゃあ行きますか。」
「•••お姉様は渡しませんの。」
「白井さん早く帰ってきてください。佐天さんも早く行きますよ?」
「はいはい、わかってます••••よ?」
返事をしながら立ち上がろうとした時、いきなり全身から力が抜けその場で倒れてしまった。
立ち上がろうと力を入れようとしたけど、体がピクリとも動かない。だんだん目を開いてるのも厳しくなってきた。
みんなが私を心配して私に駆け寄ってくるのがわかる。
けどここで、私は•••
目を覚ますと、真っ先に視界に映ったのは白い天井。
体を動かそうと力を入れるけど覚ます前と同様に動かない。
とりあえずベッドに横になって寝てるし、着ている服も制服じゃなく病衣だっけ?そんな名前の服を着てるから病院に搬送されたのかな•••。
(誰もいないのかな•••)
ふと、そんなことを思う。
病院内だとしたらもう少し人の足音とかの雑音とか聴こえてもいいのにそれがない。
ここはあまりにも静かすぎる。
もしかしてここは病院じゃない?いや、まさかね。
(ひと眠りしようかな•••)
身体がこれじゃあ今できることがほとんどないから逆に寝て回復しないといけないかな。
眠気も結構あるし丁度いいかもしれない。
人が来る気配もなさそうだし、すぐ寝ようかな。
ガチャ
•••扉が開く音が聴こえた。
誰か入ってきたみたい。看護婦さんとかかな?
「む?目を覚ましたかな?」
女性の声だ。
身体を起こして確認しようとするけど全然起き上がらない。本当に私の身体はどうなってるの?
「無理して動かさない方がいい。私がベッドを起こすから待ってろ。」
この人は私の状況がわかってるみたいかな?
てことは担当医みたいな人か。だとしたら納得だ。
一体どんな人なんだろう?
リクライニングベッドみたいにベッドが少しずつ斜めに上がって行き、見る風景も変わっていったけど•••
目の前に現れた女性は明らかにあれだ。
「ん?私の顔に何かついてるか?」
「いや•••あなたってもしかして妖怪?」
「その類だな。正確に言うと妖獣だな。」
やっぱそうかー。
金髪で中華っぽい服を着ているとこまではまだ普通だけど、流石に数本生えてる狐みたいな尻尾があるのを見るとまぁそう思っても仕方ないよね?
それよりもだ。
学園都市には妖怪なんて非科学的なものはまずいない。そんな幻想みたいな存在が未だある所と言ったら•••
「ここは•••幻想郷ですよね?」
「そうだぞ?いきなりそんなこと聞いてどうした?」
「いえ、大丈夫です。」
そうか。
私はまだ幻想郷にいたんだ。
こうして私の幻想郷での生活が再開された。
少し遅れましたが新章スタートさせました。
もう少し早く投稿できると思ってましたが、意外と時間がなく今になってやっと投稿できました。
しばらくは日常生活編みたいな感じでかければいいかなと思っています。
次回もよかったらまた見に来てください!
最後に
お気に入りがいつの間にか50件に到達していました(*^^*)
ほんとこんな駄文なのに•••登録してくださった皆さん、本当にありがとうございます。
これを励みにがんばって続きも書いて行きたいですね(=゚ω゚)