1話 魔法の森
どれくらい寝てたんだろう…
結構長く寝てたような気がする。あたりが暗いってことはもう完全下校時間じゃ…いや…
「ここどこ?」
まてまてまてまて
私は公園にいましたよね?
ベンチに座りました。寝ました。起きたら森の中にいました。
いや、意味わからないから!
てかなんかすごくジメジメして気持ち悪い。おまけに変な匂い。ものすごく体に悪そうな感じがする。いや、絶対に体調崩すでしょ。
長居したくないけどまずここがどこなのかわからない。
とりあえずGPS機能がついた携帯をポケットから出して電源をつけようとすると、携帯の画面には不幸にも充電切れのマークが…
あっけなく場所を知る手段を失う。こういう時ってなんでこうもついてないのかね。普段どうでもいい時ばかり変に運がいいこと起きるのにね。
「とりあえず歩いてみるか…」
思い腰を上げて、付近を歩いてみることにした。
しかし、これがまずかったのかもしれない。
こうしてここを歩き始めてみたが、見つかるものは木々ときのこばかり。どうわら森みたいだが出口らしきものが見えない。どこまで広いんだ…
あと、やはり息すると苦しくなるからポケットからハンカチを取り出し、それを口にあて、なんとか歩いていた。
上を見上げても、まるで晴れてるのか曇ってるのかわからないぐらい、木々によって空が遮られている。おそらくそれで日光がこの場所に入らないためか、このジメジメした環境できのこががっつり育っているんじゃないのだろうか。まあいまは早く森を早く出なければ…
とにかく私は歩き続けた。
一体どれくらい歩き続けただろうか…
もはや疲労ばかりが蓄積されていく。足は動くが感覚はあまりない。
着ていた制服も、歩く途中で何度か転び、あちこちで転んだせいか、土の汚れや制服に穴が空くなどみた目も結構ボロボロだった。
おまけに朝から何も食っていなかったせいか、フラフラして来た。
ヤバイ。
マジでヤバイ。
このままだと完全にぶっ倒れそうだ。
というか人っ子1人とも合わないというのも余計に不安にさせる。
何処かに拉致されたか…こんな場所に?何が目的で?
そんなことを考えていた時、
「佐天さーん!」
後ろから思わず聞こえた聞き慣れた声に振り返ると、そこには中学校の親友、初春飾利が手を振りながら私を呼んでいるのが見えた。
「う、初春ぅ〜〜〜〜!」
私は走った。
そりゃ当たり前だ。
やっと知り合いに会えた。
それも公私で仲のいい初春ならなおさらである。
自分の顔がどんな顔をしているかわからないが、多分涙でぐしゃぐしゃな状態になっている。もはや迷子の子が親にあった時みたいな、そんな感じなんかな。
あとちょっと。
あと数歩。
やっと……やっと……
これできっと帰れる。そう信じて私は初春に飛びついた。
ガンッ
あれ?
初春がいたよね?
確かここで手を振ってたよね?
笑って声をかけてくれたよね?
なのにさ…
なんで私は大木に飛びついたの?
あれは幻?あんなにリアルだったのに?
あぁ、もはや何が何だか分からなくなって来た…
もう…たてないよ…歩けないよ…諦めたいよ…
なんだかまた眠くなってきた…けどこれはあれか?お迎えが来たってやつかな…
ほら、金髪の少女が私を連れて行ってくれるのかな?最後ぐらいはロマンチックだな…
「ーーー、ーーーー!?」
なにかいってるみたいだけど、これもきっと見間違いなんだろうな……幻に違いないのさ…
どっかの童話じゃないけど、私は先に寝るよ…
「⁉︎ーーー、ーーー⁉︎」
なにいってるか分からないや…
あぁ…悪いけど早くいかしてくれ…
それじゃあみんなありがとう、そして、さようなら
また、人間に生まれるんだったら人間に生まれて能力があるといいな…
こうして佐天涙子は死を迎えた。
わけがなかった。
「おいおい、私の家の前で寝られてもこまるんだぜ。」
1人の少女が、倒れた佐天の前で頭を掻きながら困った顔をしている。少女は黒い服に白いエプロン。さらに黒の三角帽子をかぶり、いかにも絵本などで出てきそうな魔女みたいなかっこをしていたが、口調はちょっと男勝りしていた。
「まぁ死なれても困るしな。一応家に運んで行くか。放置しといても死なれたら胸糞悪いんだぜ。」
こうして佐天は謎の少女の家に運ばれていった。
ここから彼女の運命は大きく変わる。
というわけで1話です。
あまり進んでいないですね^^;
しかもgdgdで大変申し訳ないです。
投稿もできれば週に2回はしたいけど週一でとういつするかもしれないです。はい。
こんなんでよかったら次もよろしくお願いします。