とある少女の異変解決   作:ナキツセ

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3話 魔法

「うーん…発動しないなぁ」

 

「青の魔法はダメね。じゃあ次は水の魔法ね。」

 

「なんだ…結局私が借りた魔道書使ってるんだぜ。」

 

「魔理沙は黙ってなさい。これ私の物だから。」

 

「ちぇっ」

 

「ハハハ…」

 

 

あれからアリスさんっていう魔法使いが来たのだがわけあって魔法を教わっている。

なぜこうなったのか。話は1時間ほど前に戻る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まったく何回人の物盗めば気が済むの!?」

 

「私は堂々と借りてくぜって言ってから持って行ったんだぜ?なら大丈夫だろ?」

 

「死ぬまでとか言って返す気ないくせに!」

 

「分かってるならそんな怒鳴らない方がいいぜ?今日はお客さんもいるんだし少し落ち着こうぜ?」

 

「はぁ?お客さんって……」

 

「ほら、いるだろ?」

 

「どうも……」

 

 

 

そう言って、私は玄関らしき場所にいる彼女に話しかける。まるで人形みたいな綺麗な色白い肌に金髪のショートヘア、青いワンピースのような長いスカートの服を着ている彼女は私の方を見て、やらかしてしまったかのようにプルプル震えている。ちょっとかわいい。なんか初春みたいにいじりたくなる。

私はそんなことを考えていたが、そこを魔理沙が見逃すわけがなかった。

 

 

「なんだなんだ?人に見られたくないとこ見られて恥ずかしいのか〜?アリスさんよ〜?」

 

「う、うるさい!元といえばあんたが盗まなければ…」

 

「はいはい。私が悪かったんだぜ〜?ごめんなさいだぜ〜。」

 

「あー なにその謝り方はー!ニヤニヤしないで…ところであなたはどちら様?服装とかここらで見たことなさそうなんだけど…」

 

「あ、私佐天涙子っていいます。学園都市っていうところから…って言っても分からないか〜…」

 

「……魔理沙、この子ってまさか外から?」

 

 

自己紹介を軽くすると、さっきまでとうってかわって真剣な表情で彼女は魔理沙にたずねた。

多分普段はこうやって真面目に考えたりしてる人なんだろうな。きっとそうだ。

 

 

「そうだぜ。できれば霊夢にお願いして返したいけど、あいついま神社にいないからな。3日後には帰るだろうからそのときに連れていく予定だぜ。」

 

「…魔理沙にしてはまともね。」

 

「私は普通だぜ。人助けの一つや二つは軽くやるぜ?」

 

「………本音は外の世界が知りたかったとか?」

 

「よくわかったな。それもちょっとはふくまれているんだぜ。多分アリスも興味あるんじゃないか?」

 

「……まぁ多少は…」

 

 

ここの人たちにとって外から来るって相当珍しいのかな。

…まぁ学園都市も大概って言えばそうか。薬使ったり電気流して能力を開発するとか普通じゃないか。

 

 

「えーと…佐天涙子さんだっけ?」

 

「そうです。えっとアリスさんって魔理沙が呼んでたから…」

 

「そう。私の名前はアリス=マーガトロイド。魔法使いよ。まぁ魔理沙と違って人間じゃないけどね。」

 

「え?どっから見ても人間にしか見えませんよ?もしかして化けてるとか…」

 

「違う違う、私も元は人間よ。ただ修業つんで人間やめて魔法使いになっただけ。魔力さえあれば寝たり食事とったりしなくてもいいし、寿命も長いのよ。」

 

「はぁ…」

 

「まぁ魔法は人間のままでも使えるんだけど、魔法使いになれば使える魔法が幅広くなるからね?魔理沙よりいろいろな魔法が使えるわよ。」

 

「なーに言ってんだ。魔法も弾幕もパワーだぜ?パワーがなきゃ魔法なんて言えないんだぜ。」

 

「はいはい、そうですかそうですか。」

 

「アリスの癖に……あ、涙子も能力があるんだろ?確か向こうの…なんだっけ?」

 

「学園都市でしょ。さっき聴いたのに……まさかあなたの世界にも能力見たいのがあるの?」

 

「そうですね。能力を開発するところですからね。学園都市ではですね……」

 

 

そこからは2人に学園都市について説明をした。

能力の種類や開発方法など色々話した。

2人とも真剣に聴いてくれるので話してるだけだったが、結構充実していたと思う。

 

 

「……まぁこんなもんですね。」

 

「外の世界でそんなことやっているなんて意外ね。想像以上だったわ。」

 

「確かにすごいんだぜ。けど薬使ったりするのは抵抗あるんだぜ……」

 

「まぁ向こうじゃ抵抗なく皆やってますよ。皆能力が欲しいですからね。」

 

「そうなのか。そういえば涙子も能力あったよな?」

 

「え?そうなの?あるんなら見て見たいわ。どういう原理で出してるのか見てみたいし。」

 

「見せたいのはやまやまなんですけどね…私は能力は判明してるんですけどレベルが0だから発動はしないんですよね…まぁ色々頑張ってはいるんですけど、始めて2年は経ちますがいまだに進歩なし。才能がないって言われる始末ですよ……。」

 

 

悔しいが、改めて考え直すと才能がないんだと思う。

まぁだからと言って諦めずにここまでやっては来た。

後悔はないが、もうちょっと報われてもとは思ったことがある。

 

 

「………まぁ凡人が天才に勝つには努力するしかないんだ。諦めたら終了だと思うんだぜ?それに能力は判明してるんだったらきっとコツ覚えたらすぐできそうだけどな。」

 

「諦めはしませんよ。やっぱり何年かかっても、能力は欲しいですからね。自分が納得いくまでは足掻きますよ。」

 

「そうね。努力は裏切らないって言うし、この積み重ねがもしかしたら報われるかもしれないでしょ?だから頑張って。」

 

「ありがとうございます。」

 

 

2人の一言で楽になった気がする。

やっぱ諦めずに頑張らないとね。こりゃもどったら倒れるまでやる覚悟でやらないとね。

 

 

「……うーん…意外と、いや、どうだろう…」

 

「?アリス?なんかあったか?」

 

「いや……佐天さんに魔法が使えそうな気配があったから魔法なんか学んでみないかなーって…」

 

「え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして魔法の練習が始まった。

能力代わりに魔法を使えばレベルを誤魔化せるんじゃね?っていうくだらない動機だが、私にとってはそれが魅力的だった。

練習方法はいたって簡単、魔理沙が盗んだらしい魔道書という物を使い、その魔道書に書かれたことを頭の中でイメージすると魔法が発動するらしい。種類は赤,橙,青,水,緑,黄,紫の全部で7種類。赤は炎、橙は土、青は水、水は氷、緑は風、黄は光、紫は闇で、これらが基本らしく例外の物もあるらしい。

魔力に関しては1度魔法を使えればどんな物か分かるみたいだけど、今のところ赤、橙、青、水は発動する兆しさえなかった。やっぱりアリスさんの見当違いじゃないんですかね?

 

「次は…緑の魔法ね。風系ね」

 

「風…か…」

 

 

私の中では1番可能性があるのが緑の魔法だと思う。

能力開発でも一応風力使いとなっているから、多分魔法でもそうなのでは?と予想している。まぁ上手くいくかどうかは私と魔法の相性次第……

 

 

 

(まずはイメージ……)

 

 

何もない空間でも、風が吹く……

いや、そんな簡単なイメージじゃ……

集中してもっと違う形で……

風を吹かせるんじゃなくて別のイメージ…

………やばいやばい全然イメージがかたまらない!こういうところは能力開発の時と同じだ。自分だけの現実。結局能力同様魔法もアウトか?ダメなのか?

 

やっぱり才能なのか?

才能の壁は越えられないのか?

 

 

 

いや、そんなことはない。

才能がなくたってやるしかない。

私みたいな人間はもう足掻くしかない。ひたすら御坂さんや白井さんに憧れたって嫉妬したってそれになることはない。同じようになることは出来ない。

だったら私なりの方法で諦めずにやってやるしかない。

 

 

だったら諦めるな、ひたすらイメージしろ!

風を吹かせる…いや…風を操る…

風がなければそこに別の場所で吹いてる風を集めればいい!それが不可能?いや、出来るんだ!思い込め!風を制御出来るんだ!やってやるんだ!

頭が痛い?そんなの我慢しろ!頭をフルで働かせろ!ひたすら……そう、ひたすら……

 

 

イメージしろ!

風を操れ!

 

 

 

 

 

 

 

そして、奇跡の風が吹く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わずかだか…私の前で…小さな竜巻ができた。

私にもできたんだ。

しかし、それと同時に私は額に大汗をかいて倒れた。頭痛がひどいが、逆にそれが心地よく感じる。

そうか、これが魔力を使った感覚か…

ここで私は再び意識を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ちょっと長くなりました^^;
もっとまとまりがないとなぁ

一応補足ですが、東方の世界の魔法と、とあるの世界の魔術は別物っていうことで…

わかりにくくてすいません^^;
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