とある少女の異変解決   作:ナキツセ

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4話 弾幕ごっこ

「お、起きたか。よかったんだぜ。」

 

「おはようございます…。」

 

「半日以上は寝てたんだぜ?もう昼の10時だぜ?」

 

「え?」

 

「昨日の夕方ごろに倒れてから今までずっとだぜ?」

 

「昨日倒れた…あぁ…」

 

「まぁ魔法も上手くできてたんだぜ。あとは慣れだな。」

 

「練習あるのみかぁ」

 

「練習の相手ならしてやるんだぜ。それよりまだ飯食ってないだろ?食べるんだぜ。」

 

 

そう言って、器によそったスープを私に差し出す。料理できたんだという突っ込みは置いといて、そのスープを食べることにする。きのこをふんだんに使ったスープは、温めておいてくれたのか、まるで出来立てみたいで美味しくいただいた。

私が食べている途中、魔理沙は私に渡す物と言って服と一つのノートを渡してくれた。

 

 

「アリスからのプレゼントみたいだぜ?服は多分サイズ測ってたから合うんじゃないかな?そっちのノートは開けばある程度わかるらしいぜ?」

 

「服って……あれ?今着てる中学の制服と同じだ。」

 

「あいつ人形とか自作するからこういうの得意みたいなんだぜ。服も出来る限り涙子が着てるのと同じやつらしいぜ。」

 

「デザインもほぼ一緒…いや、見分けがつきませんよ、これ!」

 

「まぁアリスなら楽勝だろうな。私じゃ服作るなんて無理なんだぜ。とりあえずそっちに着替えて、汚れている服は洗うんだぜ。」

 

「はい。」

 

一旦制服を脱ぎ、アリスさん作の柵川中の制服に着替え、今度はノートに目を移す。

表紙は特に変わったところがない普通の物だ。しかし、ページを開いてみると、そこには魔道書同様に色々な魔法の説明が載っている。しかもよく見ると風を使った魔法のものばかり。これ見て練習しろってことか。

スープを飲みながら魔法の種類を確認しとくか…最初のページは簡単にできそうなものばかりだから、食べ終えたらそこから始めよう。温かい内に食べないとね…

 

 

 

 

 

食べ終わった後、外に出て早速練習を始めることにした。

簡単な魔法から始めて、1つでも出来るようになればいいかな……まぁあくまでも能力もどきでレベルが上がったらラッキーって感じだからやれるとこまでだね。

とにかく練習あるのみ!

まずは最初のページから…

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

はっきり言って驚いた。いや、信じられなかった。

外から来た人間が、たった数時間で魔法を唱えられたことが……私だって今では人間の中では1番魔法が使えるという自負はある。火力だって負ける気はない。

ただ、あんな短期間で使えるようにはならなかった。

色々試行錯誤しながら、やっとまともに使えるようになるまで1年はかかったと思う。才能はない。だから努力するしかないのはわかっていたから頑張ってきた。

だからこそ昨日の涙子の魔法を見たとき少なからず嫉妬を感じた。魔法を話でしか聞いたことのないやつがだぜ?ありえないだろ?あいつには才能があるのか?

まぁうじうじするなんて私らしくないぜ。一緒に喜んでやって、これからの2日間は世話する予定だしな。私も色々試しながら付き合うんだぜ。

さて、そろそろ私も見に行くんだぜ。きっと頭抱えて出来ないとか言ってそうだしな。

………外出ると案外詰まってる感じじゃなかったな。てか意外と頑張ってるな。とりあえず声かけてみるか。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「涙子〜進んでるか〜?」

 

魔理沙が来たみたいだ。聞きたいところもあるがちょっと試してみたいこともあるな……

 

「結構進んでますよ!現に何個か出来るようになりました!いや〜、出来るようになると嬉しくなって次々って感じでやり始めちゃうんですよね。」

 

「ほ〜 意外とやるじゃん。ちなみにどんなのが出来るんだぜ?」

 

「風を吹かせたり、弾みたいに飛ばしたりですね!なんか楽しいですね!」

 

「まぁ初歩みたいなところだな。私の魔法に比べたらまだまだだぜ?やっぱりパワーがないとな。」

 

「そういえば魔理沙はどんな魔法を使うの?」

 

「よくぞきいてくれたんだぜ!私が使う魔法は威力なら誰にもまけないんだぜ!最近のお気に入りはこれだぜ。」

 

 

そういうと帽子の中から八角形の形をした変わった物と、カードを取り出した。なににつかうんだろ?

 

「森の中だから上に向かって打てばいいかな…よし、いくぜ!」

 

「【恋符】マスタースパーク!!」

 

 

最初はまるで厨二病かと思ったが次の瞬間、天に向けてた八角形の物から、極太のレーザーが激しい音を鳴らしながら発射された。

御坂さんのレールガンとはちょっと違う気がするが、威力は多分引けを取らない…いや、それ以上かも…口だけじゃないんだな。

 

「まぁ私のはこんなもんかな。このスペルカードなら霊夢にも勝てそうだぜ。」

 

「スペルカード?」

 

「まだ言ってなかったか?弾幕ごっこっていう…まぁここでの勝負事で使うものだぜ。これ自体はただの紙切れだが、変わった攻撃ってか強い弾幕を打つ時はこいつを使って宣言してから使うんだぜ。」

 

「さっきのマスター…あれ?」

 

「マスタースパークな。それもそれに含まれてるんだぜ。まぁ人に当てたら一溜まりもないな。妖怪とかになら平気に当てるけどな。まぁ霊夢には打つかな?そうしないと勝てそうにないんだぜ。」

 

「そうですか(この人普通に人相手でも打ちそうなんですけどね)。てか霊夢さんって人なんですか?化け物ですか?これ使わないと勝てないって…」

 

私を元の世界に唯一帰せる人だし、魔理沙の話にもちょくちょく出てくるから多少は気になっている。

まず人なんだろうか。そこさえ怪しい。人にこんなの狙ったら普通に一発で即死じゃないか疑うレベルだし。

 

「人の形をした化け物ってのは否定出来ないんだぜ。けど人間なんだぜ。多分幻想郷で1番強いんじゃないかな?元々の巫女としての能力でってのもあるけどな。」

 

「巫女さんなんですか?てか巫女さんの力が強いってどんだけ特別なんですか…」

 

「ナンバーワンかつオンリーワンだぜ。弾幕ごっこも霊夢が発案したものだしな。まぁこれのおかげで妖怪との無駄な殺し合いとかは減ったがな。」

 

「殺し合いとかあるんですね…」

 

「そうだぜ。弾幕ごっこは弾幕の美しさやその人の精神力で競うからな。だから人間でも妖怪でも平等に勝負出来るんだぜ。まぁ場合によっちゃあたり場所悪くて死ぬってこともあるんだがな。」

 

「死ぬって…そんな…」

 

「まぁようするに当たらなければいいんだよ。敵の攻撃にな。当たらないでよけ続けて、攻撃出し終えさせても勝ちだからな。まぁスペルカードは持つ者によってはたくさん持ってたりするから、よけ続けるなんてよほどの精神力がないと無理くさいがな。」

 

「私みたいにスペルカードがない人はよけ続けるしかないってことじゃないですか。」

 

「そうだな。でも、あくまでも遊びなんだぜ。だから決闘と言ってもいつもゆるいんだぜ。この世で1番くだらない遊びだと思うからな。」

 

「そうですか。まぁ私には無縁かな。」

 

 

魔法は使えるけど弾幕飛ばすとかは出来ないからなぁ。

よけ続けて勝つって方法もありだけど、別にやりたいとは思わないからなぁ。

そんなことを考えてた矢先だ。魔理沙が提案して来た

 

 

「そうだ。試しに弾幕ごっこやってみようぜ!涙子にそっちの才能あるか見てやるんだぜ。」

 

どうやら避けて通れないようだ…

私の初弾幕ごっこがはじまる…魔法の特訓はどこに行ったのだろうか…




4話終了です!

なんか佐天さんの強化が速すぎた気が…まぁ今更ですかね^^;
グダグダなのももはや仕様ですね、はい

こんなでもよかったら次も読んでやってくださいm(_ _)m
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