やはりあーしの青春ラブコメはどうかしている。   作:Vierres

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第七話 Yawing Moment 3

 

「由比ヶ浜さん今日も来ないわね・・・。」

雪ノ下さんが寂しそうにつぶやく。

 

 あーしと比企谷君が、ららぽーと南船橋で結衣と会った翌月曜日から、結衣は部室に来なくなった。

そして、教室でも結衣はあーしを避ける様になった。

 元々少しギクシャクはしていたんだけど、それはあーしが心の中で結衣を責めていたからだから、何とか仲直りしたいんだけど・・・。

 

「まあ、由比ヶ浜も少しは勉強を休んで息抜きしたいんだろう。この処は部室で勉強ばっかりだったからな?」

「あら?そうなのかしら?比企谷君は何か心当たりは無いの?謝るなら早い方が良いわよ?」

「ちょっと待て、なんで俺が何かした前提だ?」

「あら、自覚は無いのかしら?」

「自覚も何も、アイツと最後に口を訊いたのは土曜日に『ららぽ南船橋』で犬を放してしまってたから注意しただけだぞ?」

「そういえば、そうだよね?で、お昼を一緒にどう?って聞いたけど用事が有るって言ってそのまま分かれたんだし。比企谷君は何も失礼なこと言ってないよ?」

あーしもつい、比企谷君の言葉に乗ってしまった。

 あ、しまった・・・。

 

「は?何故、土曜日に比企谷君と三浦さんが、ららぽーとに一緒に居たのかしら?」

やってしまった、雪ノ下さんにだけは秘密にしたかったんだけど・・・。

雪ノ下さんってば、スマホで何か検索しだしてるし・・・。

コレは、ある程度正直に話をした方が良いのかも?

「ふーーーーーん・・・。ななはちゃんの映画をやっているのね?」

あー。

バレたか。

「あー、三浦がチケットを偶々手に入れたらしくてな?誘ってくれたんだよ。あと、由比ヶ浜の誕生日ももう直ぐらしくてな?一緒にプレゼントを選んでたんだよ。男子目線でもアドバイスが欲しいって言われてな。」

「そう?偶々チケットを手に入れたのね?三浦さん。だったら、行かない訳にはいかないもの。それは仕方がないわね?」

「だっしょ?雪ノ下さんも小説を読んでくれたでしょ?」

「ええ、私も小説も読んだしアニメも観たしブルーレイも買ったわよ?」

「で、二人っきりで映画を観てショッピングしている最中に由比ヶ浜さんと会ったのね?」

「う、うん。まあ・・・。」

「で、由比ヶ浜さんの誕生日って何時かしら?」

「六月一八日だけど。」

「来週の月曜日なのね?では、私もプレゼントを用意しないといけないわね。部室で彼女の誕生会をやりましょう。私も由比ヶ浜さんには色々と助けてもらっているのだし。なにかお返しをしたいわ?」

「でも、肝心の由比ヶ浜来ないんだが?」

 

「あー、それってさー。」

話を聞きながら勉強していた沙希が口を開く。

「要するに比企谷と優美子が付き合ってるって思って、ココにも来づらくなったんじゃないの?」

「は?俺と三浦が?どうしてそういう事に成る?言っておくが三浦の相手が俺とかあ

りえないだろう?全く釣り合いが取れてないしな。三浦に失礼だぞ?川崎。」

いえ、全く失礼ではございません。

ってか、釣り合いとかなんだよ!あーしそんなの気にしないよ!

「はあ・・・、あんたね・・・。まあ、いいや・・・。」

沙希はあーしの顔をチラ見して言葉を止めた。

 え?

あーしの顔に何かついている?

 

「そうね?そう言うことならこうしましょうか?」

雪ノ下さんがメッチャ良い笑顔で、あーしと比企谷君を交互に見ている。

「私も偶々、ホントに偶々になのだけれど、『ななはちゃん』の映画のチケットを二枚持っているのよ。比企谷君?今度の土曜日に私に付き合いなさい。映画をオゴルから由比ヶ浜さんへの誕生日プレゼントを一緒に選びましょう。男性目線も必要なのでしょう?三浦さん?」

 

 

 や・ら・れ・た!!!!

 

 そう来たか!

 

「あ、そうだわ?川崎さん?土曜日のお昼頃に時間は無いかしら?」

「お昼頃?うーん、今度の土曜日なら三時頃までなら時間有るけど、下の妹の面倒を見ないとなんだよねー。」

「なら、ますます都合がいいわ?妹さんも連れて、ららぽーとに来ていただけないかしら?お昼をご馳走するわ?でね、由比ヶ浜さんも呼び出して欲しいの。誤解は早めに解いておきたいわ?」

「あ、あの、あの!あーしは?」

「あら、三浦さんはもう映画を観たのでしょう?それに誤解を解くのなら、その場に三浦さんが居ない方が良いと思うのよ?」

 

 あーしは、ぐうの音も出なかった。

本当にやられた。

雪ノ下さん、この処なりふり構わない感じになって来てない?

 

「ちょっと待て!俺の予定は?都合は?」

「はぁ・・・、今回は諦めなよ・・・。」

沙希が溜息をついて比企谷君の肩をポンポン叩く。

 

「では、作戦会議よ?比企谷君。先ずは映画なのだけれど、席はココで良いわね?」

雪ノ下さんがスマホの画面を見せている。

「おい!ちょっと待て!そ、そこはカップルシートじゃないか!そんなところに座れるか!」

「何を言っているの?チケットはこの席用のチケットなのよ?ほら。三浦さんとは並んで座ったでしょう?なら同じよ。」

「川崎さん?妹さんの好きな食べ物とか逆にアレルギーで食べられない物とか有るかしら?人数が多くなると思うから先に押さえておきたいの。」

「うーん、ウチの子はみんな好き嫌いないしアレルギーも無いね。好きなのはハンバーグとかオムライスとかかな?まだ、保育園だしね。」

ええええ、沙希の妹ってそんな小さいの?

そんな子連れてきて大丈夫?

 

「そう、なら小さい子が喜んでもらえる店を用意しておくわ。川崎さん、よろしくね?」

 

 こうなったら、あーしもコッソリ尾行しよう!

そうだ、なんだか雪ノ下さんの今日の行動力はヤバイ。

コレは、比企谷君の為だ。そうだ、絶対。

 

 

 ~~~~~~~~~~~

 

 

 土曜日朝七時一五分。

比企谷君は七時丁度に自宅を出発した。

雪ノ下さんとの待ち合わせの時間は八時三0分。

映画の上映開始時間は八時五五分。

 あーしは西船橋の駅のホームで小町ちゃんのメールを受け取り、南船橋方面行きの電車に乗り換えた。

 タイミング的には比企谷君が乗る電車の2本前のに乗っているハズだ。

先回りするにはちょっと微妙なタイミングだ。

 多分、雪ノ下さんの性格からして集合時間の一五分前には現地に居るはずだろうし。

 なので一応あーしは黒髪のウイッグを付けて、普段外では着ないダサ目の服をチョイスしている。ナンパとかされてもうっとおしいしね?

 

 南船橋の改札を出たところで雪ノ下さんを見つけたんだけど・・・?

ツインテールにして、メッチャ気合の入った服だよ。

あー、結構本気モードに入ってるわー。

 で、

あれ?

何処に行くんだろう?

そっちには何も無いんだけど?

 

 後を付けるべきか、放置して映画館に先回りするべきか悩む。

 そういえば、ゴールデンウィークに幕張メッセでやっていた東京わんにゃんショーで迷子になっている雪ノ下さんを見かけたと比企谷君が前に言っていたな。小町ちゃんと一緒だったから、厄介ごとに巻き込まれてもと思って放置したそうだけど、もしかして雪ノ下さんってば方向音痴なんじゃ?

スマホのナビを使えばいいのに・・・。

 

 まあ、面白そうだから放置しよう。

 

 あーしは映画館で前売り券で予約しておいた席へのチェックインを行っておいた。

さて、そろそろ比企谷君が来る頃だよね?って、ちゃんと一0分前には来てるじゃん?

 まあ、小町ちゃんのフォローのお陰なんだけどさ、服装もソコソコだし?

やっぱ、素敵。

 あんま他の女に知られたくないから、外ではダサい恰好の方が良いんだけどなー。

小町ちゃんにもそうお願いしたんだけどなー。

 

 で、待ち合わせ時間を一0分程過ぎても雪ノ下さん来ない。

あと一0分ちょいで開場なんだけど大丈夫なんだろうか?

雪ノ下さんが待ち合わせに来ないとかは、割とどうでもいいんだけど『ななはちゃん』の映画をブッチされるのは許されないよね。やっぱ。あーしは携帯で雪ノ下さんにメールを入れる。

〈スマホのナビを使って待ち合わせ場所に行くように!〉

それと、タクシーの配車アプリのURLも送っておいた。

 

 比企谷君の方を見たら、心配そうにキョロキョロしてる。(笑

あー!あの顔可愛いわー!

母性本能思いっ切りくすぐられんですけど!

 

 そうこうしていたら、雪ノ下さんが駅の方と違う方から走って来た。

あ、結局タクシー使ったな。

それを見て、あーしは映画館の中に先に入った。

 

 

 

 結論を言おう。

あーし、来週も来る!

 もうね?

なんで「ななはちゃん」が国語とか道徳の教科書に載らないのかが解らないレベル。

あーしが総理大臣になったら、絶対に国語の教科書に載せる。

 

 約束する。

 

そんな感想を持ちつつ、あーしはまたもや号泣して映画館を後にする。

 

 

 

 

「素晴らしかったわ!ねぇ、比企谷君?どうして『ななはちゃん』の話が教科書に載らないのかしら?きっと文部科学省の役人は頭が足らないのね?そうだわ、私こそがこの間違った世界を変えないといけないのよ!」

あー、雪ノ下さん?そんな事を大声で話してると周りが引いてるよ?

 

 あとさ?

雪ノ下さん?

結衣のプレゼントなんだろうけどさ?

服を引っ張ったり、裏の縫製を必死に見てるけど、多分結衣は服に防御力とか求めてないよ?

自分はあんな可愛い服をコーディネイトしているのに、どしたん?

 

「そういえば聞いてなかったわね?由比ヶ浜さんへのプレゼントなのだけれど、三浦さんは何を選んだの?あなたは?被っちゃったら不味いから、教えなさい。」

「あー、三浦はエプロンだったなぁ・・・。ほら、ポケットがいっぱい付いたちょっと頭の悪そうなやつ。」

「・・・。なにげに似合うだろうと思ってしまうのが悔しいわね・・・。」

雪ノ下さん、酷いし。

「で、俺は飼い犬用のグッズだよ。」

「なるほど、確かミニチュアダックスだったかしら?飼っているのは。」

「ああ、ちょっと訳ありでな。俺に懐いてるんだよ。だからな。」

 

「そうね・・・、なら・・・、私は・・・、クッキーの型とかを幾つか見てみましょうか。」

雪ノ下さん、ちょっと珍しい形のクッキーの抜型をチョイスしたようだ。

 

 

さて、そろそろ時間だ。

 

「優美子さん。お待たせです!」

「小町ちゃん、ごめんね?受験生なのに。」

「いえいえ、気分転換もひつようですしー。」

「お詫びに、勉強とかはあーしに何時でも聞いてね?」

「はい、その時はお願いします!」

 

 あーしと小町ちゃんは昼食を摂る為に、北館の三階にある洋食の店に入った。

ここは女子の人気が高い店なんだけど、小さな子供にも対応している。

 

 小町ちゃん、大志君経由の情報ではこの店で昼食を摂るべく、雪ノ下さんが予約を入れているらしい。

結構気合を入れているよね?雪ノ下さん。

 

 

 ~~~~~~~~~~~~~

 

 

「沙希?このお店なの?」

「ゆーちゃん?違うよ?さーちゃんだからね?」

「あ、けーちゃん。ごめんねー、さーちゃんだよねー。」

結衣と沙希と妹のけーちゃん?がやって来た。

「あのー、雪ノ下で予約を入れているハズなんですけど・・・。」

沙希が恐る恐る店員に聞いている。

「はい、承っています。こちらへどうぞ~。」

 

 結衣達の席から、あーし等は死角になるようだけど、こっちからは結構ハッキリと見える。

雪ノ下さんと比企谷君はまだ来ていない。

 

「ゆきのん、あたしをわざわざ呼び出してどうしたんだろう?もしかして部活をサボってるの、怒ってた?」

結衣は心配そうに沙希に聞いている。

「いや、心配はしてたけど怒っちゃいなかったよ。何の為に呼んだかはあたしにもよく解んないけどね。」

 

 結衣はいつものような元気が無い。

やっぱ、結衣も比企谷君の事が好きなん?

ただ、あーしも彼の事だけは譲れない。たとえ大切な友達だとしても。

 

 ガッシャン!ギャー!

 

激しくガラスのコップが倒れて、椅子の脚を引きずる音。

「ゆ、ゆきのん!」

結衣が立ち上がり、入り口をボー然と見つめている?

 

 え?

えええええ!!!

 

 あーしも一瞬大声を出して立ち上がりそうになったのを小町ちゃんがギリギリで制してくれた。

 

「ゆ、ゆきのん。ひっき、比企谷君と・・・、どういうこと?」

なんと雪ノ下さんは比企谷君と腕を組んで店に入って来たのだ。

 え?

実は二人は付き合ってたの?

小町ちゃんの顔を見てみると、小町ちゃんもビックリしている。

「お、お兄ちゃん・・・、あんな美人さんと腕を組める日が来るなんて・・・。」

別の意味で感動してますけど?

 

 で、でもさ?

二人部室ではそんな雰囲気全く無かった・・・、とは言わないけどさ?それならあーしとの方が雰囲気良かったよね?

 

 ね?

 

 ね?

 

「お待たせしてしまったわね?由比ヶ浜さん、川崎さん。それに・・・?」

「あー、この子が妹の京華。けーちゃん?ご挨拶は?」

「こんにちは、かわさきけーかです。けーちゃんと呼んでね?」

「こんにちは、けーちゃん。私は雪ノ下雪乃です。で、こちらのヌボーっとしたのがひ、引籠り谷君だったかしら?」

「おい、腕を組んでいる相手をコケにするなよ・・・。なんとなく近いが全然違うからな?俺は比企谷八幡だ。よろしくな?けーちゃん。」

「えーっと・・・、ゆきちゃんとはーちゃん!よろしくね?」

 

「で、何時まで腕を組んでなきゃいけないんだよ?もういいだろう?」

「そうね、良かったわね。警備員に連れていかれなくて。もう少し感謝してくれてもイイのだけれど?」

「ああ、そうだな。全く、俺を下着売り場に拉致っておいて、良くもそこまでそこまで上から目線で話が出来るな。」

「え?ひっき、比企谷君、ゆきのんと下着を見に行ったの?」

「行ったんじゃない。拉致られたんだ。」

「でも、私の下着を選んでくれたじゃない?嬉しかったわよ?」

「ちょっと話を捏造するな!そんなものは買ってないだろう!」

「あんたら、そんなに仲良かったっけ?ちょっとビックリだけどさ?三浦にバレたら修羅場だよ?」

「川崎、ちょっと待てなんでココで三浦が出てくる。」

「はーちゃん、カワサキじゃないよ?さーちゃんだよ?」

「え、あ、お・・・、さーちゃん?俺は無実だからな?由比ヶ浜も変な誤解はするなよ?今日は雪ノ下が見たいアニメの映画が有ってな?独りじゃ来れないから付き添いして、ついでに買い物にも付き合っただけだからな?」

 

 どうやら、比企谷君は雪ノ下さんの買い物に付き合って女性物の衣類の店を回っている時に、警備員に声を掛けられたらしく仕方がないので恋人の振りをして買い物を続けたと言うのだ。

 雪ノ下さん。

なんて頭が良いんだ!

そしてズルい!

 あーし、そこまでは頭が回らなかったよ!

雪ノ下さん、策士過ぎる・・・。

で、でも・・・。

うん。

次回の参考にしよう。

 

「そういえばさ、比企谷君?先週は優美子と一緒に映画を見て買い物をしてたよね?どうして?」

「どうしてと言われてもなぁ・・・、あ、因みに今日観た映画も先週に三浦と観たのと同じアニメだからな?まあ、俺からしたら一種の布教活動みたいなもんだな。」

「ふきょうかつどう・・・?」

「アニメと言っても、『魔法騎士マジカルななは』は俺にとってはバイブルみたいなモノだからな?観に行きたいけど独りじゃ行けないって奴がいたら、そりゃエスコートすることはやぶさかじゃないな。」

「えーっと、じゃあ・・・、優美子もゆきのんも、そのアニメが観たかったから比企谷君を誘ったの?」

「まあ、そうだな。二人とも他には、こういうアニメを一緒に観に行ってくれる知り合いが居ないだろう?因みにこんなアニメだ。」

比企谷君は手に持っていた映画のパンフレットを皆に見せている。

「ちょっと?そのパンフレットは私のなのだけれど?」

「いいじゃねーかよ。これも大事な布教活動だろ?」

見ると、けーちゃんが興味津々でパンフレットを眺めている。

「ねー、さーちゃん?けーか、この映画観てみたい・・・。」

「あら?けーちゃん?興味を持ってくれたの?中々見どころが有るわね?川崎さん・・・、いえ、さーちゃん?良ければ明日私がけーちゃんを映画に連れて行ってあげたいのだけれど?」

「え、いや、そんな悪いよ・・・。今日の、このお昼だって出してもらうんだしさ・・・。」

「いえ、私がどうしても、もう一度・・・いえ、何度でも観てみたいのよ。一緒に行ってくれる人だったら誰でもうれしいわ?」

「わーい!けーか、ゆきちゃんすきー!」

 

「と、処でさ?今日はなんの用だったの?ゆきのん。」

「そうね・・・、中々言葉では上手く言えないのだけれど、私は貴女に知らず知らず助けてもらっていたのよ。だから今日は感謝の気持ちを伝えたかったのよ。」

「え、そんな・・・。」

「あなたが仮にもう奉仕部に来たくなくなったとしても私はあなたと出来れば友達として付き合っていきたいわ?そう、ななはちゃんとアンジュちゃんの様に!今日は私のその気持ちを再確認するためでもあったの。」

「えーっと・・・、なんだかよく解んないんだけど・・・、ありがとう?ゆきのん。あたしの方こそ、ゆきのんに助けてもらってばっかだからさ?」

 

「でね?由比ヶ浜さん?明後日、月曜日の放課後だけは部室に来てもらいたいの、ささやかなパーティーをしようと思うのよ。」

 

 

 翌週、月曜日の放課後。

奉仕部の部室にはあーし達三人以外に、沙希、材木座、戸塚、姫菜が来てくれて結衣

の誕生日を一緒に祝った。

 

「でさ?結局、比企谷君はゆきのんと付き合ってるの?優美子と付き合ってるの?」

「はぁ?そこな、おなごよ。コヤツは修羅の道へ自らを追い込んでおるヤツよ。女子と付き合う事などあろうはずがない!な、ないよな?」

「ああ、全くだ。俺みたいなのが、お前らみたいな美少女と付き合えるわけないだろう?そもそも釣り合いが取れねーよ。」

「あ、いや、釣り合いとかじゃなくてね・・・?」

あーしも、つい口を挟む。

大体、釣り合いってなにさ。

「そーだねー、ヒキタニ君はさー、体育の時みたく材木座君と組んず解れずがイイんじゃないかな?」

「姫菜?ヒキタニじゃなく比企谷だからね?ちゃんと言って。」

「いや、まあ・・・、由比ヶ浜の変な呼び方よりはマシだけどな?」

 

 

「え?あたしにプレゼント?みんなが?」

最後にあーし達は結衣に誕生日のプレゼントを渡した。

「そうよ?このプレゼントを選ぶために比企谷君に付いて来てもらったのよ。私も三浦さんも。」

「え?優美子の買い物って・・・。」

「だって、あの場では言えないじゃん?」

「そうだよ?由比ヶ浜、アンタなんか勘違いしてる見たいだけどさ?」

あーそこは、半分勘違いじゃないんだけど・・・。

 

 

「そっか、あたしの勘違い・・・、早とちりだったんだ。」

いや、まあ今はそう言うことにしておこう。

とはいえ、不敵な笑みを浮かべている雪ノ下さんが怖いよ!

 

 こうして結衣は再び奉仕部での部活、もとい勉強会を始めたのだ。

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