〇〇の(ポケモン)トレーナー   作:カナーさん

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ポケカ追加購入したらアセロラがデレてくれました。やったぜ。
アニポケはもうひとつのシンオウ組が優秀すぎる。ロケット団のシステムにどうやってアクセスしたんだ。そしてこれはギラティナ案件だろうにギラティナは何をしているんだろうと毎回疑問に思います。あなたについてきたから不在とかこの作品では理由付けはできますが。

そしてポケモンエボルーションズのヒガナの表情良かったです。れいとうパンチはストーリー的に教え技解禁されてないから覚えないってコメントは笑いました。
このあとにジェネレーションのスクープをまた見直しましたね。



ハルウララの風が吹く_

 叱られてから時間の経ち、あなたはどこかの公園でゾロアークのケアを行っていた。イリュージョンを使っていない生のゾロアークの姿。

 あなたが胡座をかいたふとももの上に頭を乗せて寝転がるゾロアークの姿に懐かしさを覚える。

 進化前のゾロアの頃と変わらない癖。あなたとの戯れの合図。

 ゾロアークから伸びる長いたてがみに指を通せばサラサラと心地よい感触が指を撫でる。あなたはこの感触が好きであるが今回はゾロアークのご機嫌取りだ。

 

 マッサージ、爪研ぎどれ一つとして早くそして楽に終わるとのはない。

 

 顔を色を覗いながら、丹念に、愛情をこめて。

 

 早朝に移動し、太陽が上を陣取る前に始まったケアは真下に影を作るほどに時間が経過する。

 

「トレーナー」

 

 この後の予定を頭で組み立てながらバッグへ視線をむけているあなたにその声は届かない。

 

「…たっく。おい」

 

 頭を載せていた足からビリッと頭へ流れる電撃のような刺激にあなたはゾロアークか呼びかけていることに気がついた。

 慌ててゾロアークへ瞳を動かそうとしてそこに元気な声が降り掛かり邪魔をする。

 

「今トレーナーって言ったよね!」

 

 息を切らしてあなた達の正面に立つウマ娘。ピンク色の周りの明度を上げそうな元気なウマ娘。

 

「お願いしますわたしのトレーナーになって!」

 

 …。………。

 何秒かの空白を作りあなたは理解する。

 あなたはポケモントレーナーであるがウマ娘を指導するトレーナーではない。けれどあなた達も自身の事を態々ポケモントレーナーということは少ない。トレーナーで通じるからだ。

 まずあなたは誤解を解くことから初める。自分はトレーナーではないと。

 

「えぇーー!!?でもさっきそこの綺麗なお姉さんが確かにトレーナーって呼んでたよ」

 

 綺麗なお姉さん。

 あなたの周囲に影は一つしかない。

 今なお膝を枕にしているゾロアークにあなたは視点を落とす。

 そこには綺麗な白色_芦毛の長髪の覚えのない顔のウマ娘が。

 

「んあ?ああ私か。おうとも確かに私がトレーナーって呼んだぜ」

 

 あなたの視線に気付いたのか頭をあげて体を伸ばす誰かに化けたゾロアーク。

 

「やっぱりトレーナーじゃん!ねぇーお願い。わたしのトレーナーになって!」

 

 難しい話が嫌いなあなたではあるがこれは要約が進み過ぎである。

そもそもポケモンとウマ娘は根本から違うのだ。その肉体の頑丈さだって…?

 私とあなたは気付く。いやあなたはまだもしかして?という疑いだけであるが。

 ともかくそれでも断ろうとするあなたの声を遮られる。

 

「いーじゃねえか。トレーナー。相手が望んでいるなら、相手が仲間になりたそうに見つめているならそれに応えてやるってのもトレーナーだと思うぜ?」

 

 何故かこのウマ娘側にまわるゾロアーク。

 けれどそれはこの娘の親になるという事だ。軽い気持ちで向き合うのはポリシーに反する。面倒も見切れないのに責任を持つことなどトレーナー失格である。

 …それでも。

 

 あなたはウマ娘の瞳を見る。

 綺麗な桃が咲き誇る澄んだ瞳。

 求められたのなら応える。それもまたトレーナー。でもあなたに応えきれる、実力や魅力を引き出せる能力がないのも事実。

 それならあなたがこのウマ娘に合うトレーナーを探すくらいが今あなたのできることだ。

 けれどそれはゾロアークへの施しが終わるということ。

 それもゾロアークはわかっている。

 それも飲み込んだ上であなたにこのウマ娘のトレーナーをやれ、と発言している。

 

「お前名前は?私はゴールドシップⅡでいいぜ」

 

「わたしはハルウララ。よろしくねゴールドシップⅡにトレーナーさん!」

 

 あなたにトレーナーをする気は毛頭ないのだがとりあえず話をするためあなたは立ち上がった。

 

 

 

 

「ってことでうちのトレーナーにハルウララを担当させてやれないか?」

 

「驚愕!まずは状況を説明してほしいのだがっ!?」

 

 あなたは話を聞いてもやはり本業でもない上に興味が薄いので説明されても忘れてしまう。なのでゾロアークに話を通すように指示した結果、サーナイトのテレポートでウマ娘の学園に移動したあなた達。

 なんでも理事長に直接話を通したほうが余計な手間や時間を削減できるとのことで。

 

 ついでに探索できていなかったトレセン学園を巡るつもりでその許可も貰うためにあなたは理事長に会いに来ていた。

 

「説明ならもうしただろ?」

 

「否っ!事情はわかったが状況がまるでわからんぞ!?詰問ですらなく脅迫ではないか」

 

「口調崩れてんぞ」

 

「そもそもなぜ君がここに。ゴールドシップ」

 

「うんなことは今の話題には必要ないだろ?別にそこにいるトレーナーじゃなくてもいいからハルウララのトレーナーとデビューについてはこの学園の問題だろ?ならあんたの問題であんたが直々に解決しろ。じゃないと時々ここで踊ってんのバラすぞ」

 

「なぜそれを!?」

 

 ハイスピードにあなたはついていく気が失せる。

 もうゾロアークだけでいいんじゃないかな。

 ともかく前のめりになっているゾロアークを引っ張りつつあなたは秋川理事長に目を向ける。

 色々強引ではあったものの問題自体は深刻なものだ。理事長の仕事ではないだろうが理事長からの声があれば解決も早いはず。

 

「まぁ、私の領域ではないがそれでも引き受けていたよ。その点に関してはハルウララ。心配しないで欲しい」

 

「本当に!ありがとう理事長さん」

 

「ただ今日高知に行くはず君がなぜここに?」

 

「はぁ?こいつさっきまで徳島にいたぞ」

 

「」

 

 絶句。

 まあ無理もない話だ。まさか乗り間違えて、約束の時間をおもいっきりすっぽかすとは夢にも思わないだろう。

 まだ出会って一時間も満たない間柄だがこのウマ娘はいい気質のいい人、ウマ娘であるというのはあなたでもわかった。

 だがあなたによって送り届けられたが第一印象は最悪で、どうやら能力も褒めることのできないレベル。それにあまり空気が良くなかったのだろう。

 地方と中央。

 様々な確執に偶然、タイミング。運命。それらが絡まり、ハルウララはデビューを危ぶまれた。

 そしてハルウララはトレーナーがいなければレースに出られないことを知っていたのでそれはもう慌てたのだろう。

 誰とも知らないあなたに縋るくらいにはもうどうしようもなかったのだ。

 

 レースに出るため。レースで走るため。

 

 しかしあなたがあそこで快く返事をしたとしてレースへの参加は無理だろう。

 あなたでなかったとしてもだ。野良のトレーナー、まぁあそこにいるのだから高知の所属であろうがもし他県のトレーナーでもいきなりトレーナーの変更等々果たして問題なかったのだろうか。

 あなたはこの世界が厳しいことを知っている。地元が緩すぎたのかも知れないが確実に問題が起こってハルウララはレースに出ることは叶わない。

 だがハルウララが手を伸ばしたのはこの世界の常識から外れた異世界のトレーナーであるあなただ。

 

 規定など知らない。この理事長にこの問題を解決する手筈がないのだとしても心苦しいがさいみんじゅつを使い一時的にハルウララは予定通りデビューしてもらう。そこからはおそらく秋川理事長の手腕でどうにかしてもらう。

 

 タイムリミットは一刻と。

 

「英断!とは言えぬだろうな。だがどうにかしてみよう。君をトレーナーにする云々もその後にしよう。"さっきまで"という発言から、今から高知までの時間はなにか間に合う手段があるのだろう?ならば頼む。根回しはこちらで行っておく。どうかハルウララを連れて行ってやってくれ」

 

 これはあなたとハルウララの出合い。そしてウマ娘に最初に怒り泣くあなたの初めての経験。その一頁。

 

 

 ゴールデンウィークのレースを見て、これがこの世界のバトルかと理解を深める。

 キングとセイウンの先頭争い、その勝負の後に追い上げるゴールデンウィーク。更に続くエルコン。

 

 サイホーンレースとは違ったレースにあなたは満足していた。

 ただでさえ激闘をしたウマ娘にさらなる負担を強いるウイニングライブをあなたは複雑な気持ちで最初は見ていたがジムリーダーホミカのライブのようの大いに盛り上がった。

 

 とても面白かった。作業の片手間で応援するくらいに。

 …もちろんあなたは作業の片手間に応援した訳ではない。ちゃんと楽しんだ。それは間違いない。

 

 でもあなたは他のチームのウマ娘について知りたいとは思わなかった。チームスピカのウマ娘が出走するレースなら時間があれば覗きに行こうか、とやはり一歩足りない。

 あなたがカミツレやホミカの時、チャンピオンズの時は公式サイトなどを巡ったり過去の映像を確認したりと踏み込んだ行動を取っていた。

 なによりも次の機会を逃したくないという想いがウマ娘にあなたは抱かなかった。

 

 季節は夏へ。

 けれどあなたの熱はまだまだひのこくらい小さなものだった。

 

 

 

 

 ファン感謝祭。

 この日をあなたは待ち望んでいた。

 出店はもちろん全て周るがなにより思う存分探索して良いとあの理事長から許可をもらっていた。

 予想通りではあったものの特別盛り上がりはしなかった。むしろ出店の方がポケモン達には好評であった。

 

 ウマ娘がバトラーの格好をしてもてなす店を見て、初めの頃のシロナさんの印象を思い出していた。

 今でこそダメナさん…と呼んでいるがカリスマは本物でメディア露出を見ている限りはその印象に間違いはない。が…ここは彼女の名誉のため口を塞ぐ。

 それを思い出したが故にあなたはこの素敵なウマ娘達も実は意外な一面があるのだろうか、と考える。

 

 特に彼女の進化先だと思っていたシンボリルドルフはそのような隙はなさそうではある。

 どうかダメナさん…のような残念美人という評価は付ける日がないことをあなたは願っている。

 

 ウマ娘の大食い企画というの見たことがなかったあなたはウマ娘達の膨れ上がった腹を見て小さく驚いた。

 ピチューが自分の体並の大きさのオレンのみを一口で食べても体に変化はなかった。そこはポケモンだからであなたも納得はしている。

 

 ウマ娘はポケモンではないので腹が膨れることに関してはなにもない。ただあそこまで大きくなるのは体への負担を懸念せざるえない。

 あとあなたも出たかった。人間の挑戦者は受け付けていなかったのが残念でならない。

 

 巡っている間に彼女とメジロマックイーンの姿をあなたは確認した。

 客と同じく黄色い声をあげて、知らない人達に語りかける姿はどこかあなたを彷彿させる。

 マックイーンはなぜか催し、チームメンバーと食べ物を売り捌いていた。看板娘というそうな。意外と似合っていたのが印象的であった。食べることが好きなメジロマックイーンが売り手になるということはつまり食べる時間の大幅な削減といういくら休憩時間が設けられても可哀想な事態になりそうなのでとりあえず全ての食べ物をメジロマックイーン用も合わせて買う。金額は祭りにしては恐ろしい値になりはしたがあなたの懸念は的中であったため普通に喜ばれた。元々今のあなたのお金はメジロ家のものである還元にはちょうど良かった。

 

 ちなみに大食いには出られなかったあなたではあるが優勝者であるウマ娘と一緒に食事をしていた。

 勝負をしている訳ではないがたまたま同じ席座ってお互いにおかわりに行く姿を見て無意識に張り合っていた。

 隣にはゴールデンウィークとスズと知らないウマ娘達が話し込んでいたがあなたには興味のない話であった。

 

 ちょうど近くにバトラーがいたので勝負しているウマ娘と共にオーダーをいれる。

 なぜか怒られた。

 

 


 

 いくらボクが似合っていたからってオグリキャップと一緒に注文を頼むとかどういうことさ!

 せめてこの格好への感想を入れてほしかったね。

 やれやれとそのままオグリキャップと共に同じ量を食べている姿にそんな思いも押しつぶされたけどさ…なんであの量を食えるのさ。スペちゃんも驚いてたよ。

 しかもなんで終わり際にボクの手の甲にキスするんだよ!そこが一番わけわかんないよ!

 




ゾロアークの癖 靴に前足を置く。肩にのる。頭にのる。かわいいとあなたはやめさせなかった。結果進化したら肩車をする羽目に。

マッサージ おんがえしは最大火力を出せる。けどポケモンが喜ぶのであなたも覚えた。

テレポート ゲーム的な性能はバトルだとにげることができて、更に前に行ったポケセンに移動も可能。だがぶっちゃけそらをとぶでいい。ケーシィのテレポートにイライラした方もいらっしゃると思う。

ハルウララの頑丈さ おや?

ゴールドシップⅡ 実は振り回すという点で結構相性が良かった。

理事長 今回の苦労人。でもこのあとも苦労する。まだゾロアークの招待があの黒いトウカイテイオーだとは気付いていない。

ゴールデンウィーク ゴールドシップも混ざった結果。スペシャルであることに違いはない。最後の並んだ瞬間、あなたはとてもいい表情をしていた。

オグリキャップ いっぱい食べる君が好き。カビゴンを所持してことがあるあなたからすれば島の食料をいくつも食べる渡る規模でない限り大食いとはいえない。基準がバグってるがこれ以上の大食いがUBと呼ばれるポケモンにいる。ちなみに本当に美味しそうに食べるので今度保護者付でご飯を食べる約束をした。稲妻は頑張れ。

手の甲に ポケウッドの映画撮影やカトレアのせいで所作に関しては完璧のあなた。ルドルフ達がリップサービスを控えていたのでテイオーに見本として見せるためにした。

ハルウララの風が吹く… アローラの風が吹きそう。
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