〇〇の(ポケモン)トレーナー   作:カナーさん

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次の更新は1/30の日曜日です。


タキオンは止まらない

どこかとおく

それいじょうはもういけないというほどとおいばしょ

そこにさんにんの_三柱の女神がいました。

 

 

 

女神達は話をしていました。

 

女神達はウマ娘の輝きが好きでした。

 

夢見る娘が好きでした。頑張る娘が好きでした。涙する娘が好きでした。強い娘が好きでした。恋する娘が好きでした。

 

色んな輝きを持つウマ娘が大好きでした。

 

異世界のトレーナーを引っ張ってくるという考えはとても魅力的でした。

 

けれどそこで問題が一つ。呼び出したトレーナーが白紙(プランク)でなかったのです。

 

数多のトレーナーをウマ娘の世界に似合う色合いにしてきた彼女の物語でもかないません。

 

だから考えを改めました。

 

とれーなーはできました。

 

 

 

 

トレーナーは素敵でした。

 

女神達が求めていたウマ娘の輝きを光沢を引き出しました。

 

女神達は喜びました。

 

ウマ娘の全ての夢を実現させたトレーナーを褒めました。

 

女神達は怒りました。

 

傷付いた子供を家に帰してやりました。

 

世界を作り直しました。

 

 

 

 

 

 

 

 ハルウララを連れて高知とトレセンを往復する暮らし。

 ひとまずその結果を理事長に突きつける。

 ハルウララから始まったバトン。

 ゾロアークが繋げて回した。

 あなたが祝福を。

 カフェが仲介して。

 アグネスタキオンがプランを組み上げた。

 そしてバトンは理事長に。

 

 ウマ娘に夢見る。ウマ娘を信じる。ウマ娘が好きな人物に回った。

 資料作成はほとんどアグネスタキオンが嬉々としてこなした。

 本人としては成果発表のつもりでプレゼンまで手を伸ばそうというところでカフェが気付いて止めてくれたのであなたとしても余計な仕事がなくて助かっている。

 気持ちとしてはわからなくともないがやはり余計なお世話である。プレゼンなどしなくとも成長とその結果はハルウララが示してくれたのだ。なら後は大人に全部投げるべきである。あなたはダメナさん…で散々学んだことだ。

 一勝こそもぎ取れなかったものの短期間で凄まじい成長と走ったレースの数は過酷だとその過酷を強いるアグネスタキオンが断言していた。

 あなたにはまだ理解の及ばない感覚だ。

 あなたの周りだと、たまごから生まれたポケモンが後日、最終進化でポケモンリーグに挑めるくらい…LV80くらいまで育てられていることが割とよくあるのでハルウララの成長が異端であるという説明をされても首を傾げるばかり。

 

 ちなみにだがポケモン世界でもあなた含め周りの育てる速度は異常である。

 トレーナー歴十年以上のベテラントレーナーでもポケモンと何年も向き合ってそれでポケモンが応えてくれるかどうか。そもそもそこまで成長しないなんてザラ。

 あなたのようなトレーナー歴数年ならチャンピオンロードにいるベテラントレーナーを倒しまくるのは才能があるで終わる話。

 だがメイちゃん達のようなトレーナー初めて一年経ってないような初心者が十年以上の歳月を乗り越えるのは果たして才能があるで片付けていいものか。

 

 ウマ娘でもそれは変わらない。出会って一緒に夢に走ってそれでどれだけのウマ娘がその期待に応えれるか。夢に届くか。

 ウマ娘風にあなた達の成長速度を例えるなら生後一ヶ月のウマ娘が生体……つまり二十歳ほどの大人の体に仕上がっているのを想像すればわかりやすいか。あくまでポケモンの成長をウマ娘に当てはめた話である。

 

 どうだろうか。悍ましいと感じただろうか。畏怖に囚われただろうか。

 もちろんあくまで例えである。

 

 なのでどうもあんなにもアグネスタキオンの気持ちが荒ぶっているのかあなたはわからない。

……わからないではない。わかりたくないのだあなたは。

 アグネスタキオンが落ち着きを取り戻せないのはそんなの決まっている。可能性を示されたからだ。

 

 元々あなたも考えていたとおりハルウララの身体は他のウマ娘と比べ頑丈だ。間違いない。今までのように何本もレースを巡っていく生活が続くだろう。そしてその全てをあのハルウララは走り抜けるのだろう。大きな怪我一つ背負わずに。

 

 アグネスタキオンにとってそれは強烈だ。

 全力を出してターフを芝を踏み締めて、口で吸って肺が限界まで広がる感覚。空気を切り開く感触。レースでしか味わえない感情。

 その全てはもう自分がレースに置いてきたものをあの娘は味わっているのだから。

 

 心臓がドクドクと高鳴るのは無理のない話。

 だって置いてきたものを拾えるかもしれないと資料を纏めた自分が痛いほどよくわかる。

 心臓の炉心が稼働させろと煩い。でも頭もそれを停められない。期待しているのだ。

 誰に?あなたに。自分に。

 

 本来予定にないプレゼンなんて先走った、らしくない行動全てが語っている。

 何度もいうがこれは一ヶ月に満たない間の話だ。

 本人も混乱している。あなたとアグネスタキオンにそんな契約は存在しない。

 本人もそんな話題は出していない。けれどまるで幼い頃の結婚の約束のようにもうすでに交わされたような振る舞いがあなたを不安にさせる。

 今からでもモルモットなど気安い名を呼ばせないように徹底するべきかとあなたが迷ったくらいだ。

 

 まぁそもそも。

 あなたはトレーナーを引き受ける気は一切、微塵もない。

 

 あなたは自分の手が総てに届きうるなんて希望は既に途絶えている。だから届きうる大切なものは絶対に手放したくない。

 差別ではなく区別。

 この世界にやってきて、彼女に、トウカイテイオーに関わることを決めたあなたが定めたルール。

 元々余裕のなかったあなたが緩和した最大の融通。

 

 おそらくマンハッタンカフェやアグネスタキオンは勘違いをしている。

 トレーナーになれなかったあなたがその真似事をして足掻いているのではない。

 トレーナーをする気がないあなたがそれでも彼女達を切り捨てるほどの良心が残っていなかった。

 ただでさえあなたはややこしい場所にいる。彼女達のことを真に思うのであれば係わらないことが一番であったのにあなたは自制できず、図々しくも救えたなら、なんて傲慢な考えをもっている。

 

 そもそもその考えが、どちらも前提が違うのだ。

 

 本当に救いが必要なのはあなたなのに。

 もうあなたは限界なのに。

 もう生命がおわるのに。

 

 そんなあなたが無理してあの娘達に係わってより良い方向に歩いてくれたとしよう。

 良心ある彼女達は一生引きずるだろう。

 私のせいで、なんて言葉を重ねて自分を責め立てるのだろう。

 

 ……あなたは気付かないように舞台を整えるのでしょう

 ひどいひとだ。

 

 

 ……。

 

 一通りの資料を読み終えたのか理事長が落としていた眉を上げる。

 

「……これが本当なのか。なんてそんな愚直な事は聞かない。君達の思いに私も大人として対応しよう。

特定の食物の摂取によるウマ娘の健康改善および故障の誘発低下。

アピールしたいのはこの二点。実に魅力溢れる文面だ。被験者がハルウララ、トウカイテイオー、アグネスタキオンのみであるが資料だけを鵜呑みにするならその落差は歴然だが_」

 

 反応は良くない。

 そうだろうとも。調理の工夫、栽培法の改善などなら試してみる価値はあるもの。なぜならすでにある仕組みを変えるものだから。

 だがこれは違う。文明の破壊。ブレイクスルー。界隈の革新といってもいい。いままで先人達が積み上げてきたもの過去のものとし、老害と言って蹴り飛ばすそんな大バカな若人。はっきり言って冒涜だ。

 だがそんな人物が世界を変えてきたのもまた事実。

 反応が悪くないのはそこに起因する。

 

「勘違いしないでもらいたい秋川理事長。なんのために私が無馱に資料を分厚くしたと思う。そんなもの些細な付加価値に過ぎないのだよ。故障からの復帰率上昇もあくまで理論的に可能というだけなので今回は資料にないし、アピールするつもりもない」

 

 さらりと看過できない話が流されたがアグネスタキオンの一番の売り。それは

 

 "きのみを用いた肉体の強化"

 

 アグネスタキオンがあなたに真っ先に食いついた部分。きのみにはポケモンかピンチに陥るとその効力を発揮するものがある。あなたが渡したはすばやさが上がるかたく、あまく、すっぱいカムラのみ。イバンのみも渡しても良かったがあなたが本能的に危険を察知してそれは回避された。

 

 カムラのみはすばやさを上昇させる実だが、イバンのみは少し事情が異なる。イバンのみは相手の速さに関係なく相手より速くなる、そんな効力だ。

 正確にはでんこうせっか、しんそくなどの"すばやさ"とは別の優先度と呼ばれる速さの基準があるワザには効力はないが、それ以外の普通のポケモン自身の速さに依存するものであれば例え、圧倒的に天と地ほどの差があってもすばやさに関係なく相手より速く動ける。そんなきのみ。

 カムラvsイバンならイバンが勝るが、カムラは継続した効果を有するので使い所は差別化できている。

 ではなぜ、あなたが危険だと感じたのか。それは相手より速く動けるというその力。

 あなたがその効力の真価はどこかと考えたとき、それは最後尾にいる力を温存した疲れていないウマ娘であると到達した。この場合最後尾から確実に追込が可能になる。差しも同様に。

 あなたはそれは馱目だと思った。ポケモンならイバンのみがあったとしてもしんそくやかげうち、まもるで対応はできるがウマ娘にそんなものはないだろう。確実にイバンのみが機能するのは喜ばしいが対処できないのはいただけない。クソゲーである。あなたの判断に乾杯。

 

 カムラのみの具体的な上昇値だがそのポケモンのすばやさの1.5倍。二個であれば3.0倍。

 ウマ娘のレースを何本も見たあなたであるが一歩目からそこまでの加速を見たことがなかったためこれもアウトかと渡した後に悩んだ。

 ドーピングより質が悪い。

 

 "きのみを用いた肉体の強化"

 ……確かになにも知らなければそう見えるだろうが事実は異なる。あれはただの後押しでしかない。

 きのみによる強化ではなく引き出し。

 増強(プラス)ではなく解放(オープン)だ。

 ただ自然界の視点から見れば使うことを想定していない領域の話。

 だからなにも問題はない。なんせトレーニングとは人為的な人体に反したものを無理に体に落とし込む作業なのだから。元々脳とは忘れるように出来ているといるのに。学習そのものが容認されている以上これも通過できて当然だ。

 問題があるとするならそれが未知の構成物質で、なおかつ現役選手で試験したことだろう。

 だがメジロ家に問い合わせれば今の所問題は発覚していないはずであるし、フェアの話をするならそもそもハルウララの立場がフェアじゃない。

 問題を指摘するならこちらも問題を露見させる準備は出来ている。

 あなた達はNOと言わせる要因は予め全て潰してある。今日はYESしか聞く耳を持っていないのだから。

 

 少なくともハルウララの努力は実って欲しい。一着をもぎ取れなかったのはやはりトレーナーの不在が大きいのだ。これでハルウララにトレーナーがパートナーとして一緒に歩んでくれるならあなたはこれ以上のことはない。文句のつけようのない素晴らしい結末だ。

 

「テイオーに祝いの品をやったのにハルウララにはないのか?」

 

 あなたがハルウララの話を受け入れる道に舵を切った言葉。それは卑怯だとあなたは今も当時も思っている。

 しかしその祝いもこれで完遂だろう。 

 惜しむべきはあなたが少し愛着を持ち始めていたことか。でもそれぐらいで躓くくらいならあなたはとっくの昔にトレーナーを引退していただろう。

 これであなたとハルウララの関係は切れ_

 

「今この場の反論反対意見はないと見た。ならば要求しよう。トレーナーないしサブトレーナーとしてのサポートを」

 

 _ない。再三述べるが彼女達は勘違いしている。

 

「現場には必ず出てもらう。才能_ウマ娘の故障を見つける才については私で確認済みだ。渡した資料にもあるだろう。後はハルウララの体の頑丈さそのレースの本数は私が決めたんじゃない。いやはやなんとも驚かされてばかりで実に楽しいね。

それとトレーナーとしての先行投資だ。彼の者には私のモルモットかつトレーナーになってもらう。一緒の方がそちらも都合が良いし、学園としても彼ほどの才を逃すまい?」

 

 もうこいつだけでいいんじゃないかな(二回目)

 じゃなくて、なにを言っているんだこいつは。

 あなたは自身が忘れただけかと確認するためにハルウララ、マンハッタンカフェを見て、なにもわからず見つめ返す春と左右に振る影の仕草にあなたは確信する。

 

「肯定ッ!元々こちらから時期を見てオファーするつもりであった」

 

 あなたは一瞬で決断した。

 あなたは足に力溜める。そして溜めた力を奮おうとして背後からガシッとゴールドシップⅡに肩を掴まれる。

 見事ッ!……失礼。あなたは肩で抑えられてなかったら理事長室の窓をぶち破ってダイナミック退場を決めるところだった。

 

瞳を合わせて訴える。

HA☆NA☆SE

い・や・だ♪

 

「ハルウララ、こいつが寒いって言うから抱きついて温めてやろうぜ」

「いいよ!ぎゅー(๑>ᴗ<)」

 

 ははういやつめ。

 いつもなら髪をボサボサになるまでワチャワチャと頭を撫でてやるのだが今はまずい。非常に不味い。

 どのくらい不味いかといえば起点にしようと積みワザ(つるぎのまい)をしたらアンコールで縛られたぐらい不味い。なにも美味しくない。

 

 季節はまだ秋。もうそろそろ11月となり冬の脅威を奮う時期となるが冬でも服が変わらないあなたは暖まる必要はない。キッセキシティに遊びに来て遭難した連中のために暖を取ったことはあるがそれくらいである。ヒカリだって見るからに寒そうなスカートの格好なのに立ち振舞は一切変わらないのを見るとあなたの故郷はそんな連中ばかりなのかもしれない。

 

「なにを、しているんですか」

 

 そんなのあなたのセリフである。

 バトルでの感覚が日常生活に発揮されることはすくないのだがはっきりと感じ取った。

 風向きが変わった。補助ワザのおいかぜではなく勝負事の流れ。

 あなたを押してくれていた風があなたに立ち向かうように吹いている。

 

「こいつ逃げる気だからな、カフェも手伝ってくれ!」

「えぇー!駄目だよトレーナーさんは私のトレーナーになるって約束があるんだから」

「そもそも、なんでここで逃げるんですか?」

 

 まともな思考回路をもっているのはマンハッタンカフェだけのようだ。あなたの好感度が上がった。

しかし、あなたの腕を掴んだ。あなたの好感度が下がった。

 

 勘違いに気付かず猛進してきたあなたの落ち度ではあるのだが、そんなの気付けと言う方も無理がある。

 便宜上ハルウララにトレーナーさんと呼ぶ事を許した。トレーナーになる気はない、代理だと言うあなたの言葉は聞いてなお名称に変化がなかったのだからあなたも割り切った。

 アグネスタキオンのモルモット呼びも許容した。盟友ではないにしろ惹かれるものがあったからだ。

 その結果がこれか。

 

「元々トレーナーをする気はなく、次のトレーナーが見つかるまで面倒を見るというのが……ウララさんとの約束だったんですか。でも結構…楽しんでいるように見えましたけど」

「そうだぜトレーナー。せっかく面白くなってきたのにここで退場とか、カップラーメンにお湯注いでそのまま忘れて放置するみたいなもんだぜ」

 

 それは不味いな。

 

「急募ッ!まともにゴールドシップの相手を出来る人材は貴重なのだ。私の平穏のためにもどうか頷いてはくれぬか」

 

 ゾロアークの化け先はなにをしているんだ。いや、私も含めて言動意味不明過ぎて受信するのすら御免被るのだけど。

 

「おーやっぱりさすがにゴールドシップ様(わたし)だな。でもまだ納得してないみたいだな。ということでじゃじゃーん」

 

 あなたの捕縛をハルウララに任せ、ゴールドシップⅡはどこからかマントを取り出す。

 確かあれはタフネスマント。気力が上がるような気になる普通のマント。

 

「これをゴールドシップ(わたし)に被せて__

 

 マントを振りかぶってちょうど、全員の目がマントによってゴールドシップⅡの姿を隠したその一瞬。

 そこに立っていたのは綺麗でなく可愛い。すらりとした長身はちんまりとした小柄に。さらりと流れていた髪は後ろに纏められたウマ娘。

 

__トウカイテイオー(ボク)が出てきたらもう理事長は離してくれないよね」

 

 

 ニシシと笑う彼女の姿を見て、あなたと私はこう思う。とどめを刺すのはやはりこのウマ娘なのだろうと。

 

 

 

 

 あなたはアグネスタキオンに今までの成果をマンハッタンカフェと一緒に聞いていたが…

 

「今更ですけど、なんで光るんですか?」

 

 …今更という事は前からこの怪現象が多発しているということ。肴としては笑い話だろうが一化学者としてそれでいいのだろうか。確かに効果は保証されているようだが、ネタアイテムとしてあなたは重宝しそうだと思った。

 

「ひどい評価だね。しかしそんな発言をするならなにかこの分野で私に勝るものがないと私も黙っていないよ」

 

 あいにくあなたは科学者ではない。ライブキャスターやテレポーター、ポケモントレーナーを支える道具は数多あるが流石に理論までは把握していない。

 現代でいう冷蔵庫や電子レンジのような使えるが扱えしはない、そんなところだ。

 だがあなたが研究の手伝いをしたことはよくある。ナナカマド博士の助手をしていたこともあり、ダメナさん…に連れ回されてそれなりに交流が増えてしまったことも関係して、実際の計算やまとめを多大に手伝ってもらいあなたの名前を使って発表があったりもした。

 

 例えぱディアンシーのダイヤを作り出す際の圧力。空気中の炭素の含有量から一つのダイヤを作るだけの吸引力。

 例えばサーナイトが作るブラックホールの重さ。

 例えばウインディの時速。障害物のある地上で一昼夜で一万㎞を駆けぬけるので平均値を叩き出すのは意味のない話ではあるが。

 どれも図鑑に記されているが意外と細かい数字がない項目は多い。

 

 それでもこの研究は思いの外ウケが良かった。我々にはない発想と酒の席に肴になったようであなたとしても安心である。あなたはあくまでネタで研究している部分が強い。

 

 けれどアグネスタキオンの薬がどれも服用すると謎の光を発光するのはネタとして捉えていいのか、ガチのものとして捉えていいのか。

 

「空気中からダイヤを作る際の圧力、ブラックホールの重さ……実際に算出して実現可能だって?これがサンプル……」

「綺麗な輝きですね」

「そうだね、こうも簡単に渡してくるに本当の話にきこえてくるよ……あぁわかった信じよう。だから何個も並べなくていい。造形まで均等なのだから人工物なのだろうが……」

 

 少なくともあなたは彼女をちゃんとした研究者として捉えている。

 ハルウララにフォームの指導する姿は様になっていた。トレーナーのいない選手であるアグネスタキオンがなぜそこまで知っているのかという疑問はあるが。

 

「ん?あぁ、それはそうとも。私が求めるもの。それを求めて突き詰めるには多角的なアプローチが必要とはいえだ、基本的なフォームや蹄鉄について疎かにする方がおかしいだろう」 

 

「その注意力を、もっと他のとこにも伸ばせないですか……あなたが溢したことで私の部屋が……」

 

「現代で必要とされている能力は中途半端に多彩であることではなく尖った能力。アグネスデジタルのようなレースを選ばないような能力ではなくサイレンススズカのような条件さえあえば誰も追いつけない極振りの尖った才、それが現代で求められるものだ。……まぁデジタル君場合、選ばなさすぎるのであれもまた尖った才と呼べるだろう」

 

 そうだな、と頬に手を添えて言葉を続ける。

 

「例えば、サイレンススズカが逃げではなく差しなどの練習、つまり自分の弱みの改善だね。

取れる戦略の幅はそのウマ娘の力となる。けどそれはできなかったことができるようになっただけなのだよ。

それが悪いと言っているんじゃない。

ただそれはそのウマ娘が速くなったわけじゃない。

ただタイミングがよくなって速くなったような気がするだけさ。どんなに弱みを鍛えたところで強さには直結しない。持論だがね。

けど強みなら鍛える価値はある。強みなら必ず直結した結果を叩いてくれるからね。

……まぁこと逃げに限っては不安定というのが定説だ。他の作戦を、安定を求めるのは選手の故障も考えるとむしろ自然なことさ。

 

逃げは博打が強いから、ね……大いに結構じゃないか!レースに全てを捧げるウマ娘の生においてこれ以上噛み合った走りがあるかい?一つのレースに頑張ってきた過去を賭けて、これから手にする栄華を賭けて、それでもまだ足りない故、今を賭ける。

負けたらなにも残らない、今まで手にしたものこれから手にできたはずのもの。そして今すら支払った者に残されるものといえば敗北のみさ。でもそれで十分なのさ。それを糧に出来るから者がまた走れるのだから」

 

 まるでアグネスタキオンのようだな、とあなたは口を滑らす。

 

「ほうどうして私が逃げだと?」

 

 それは単純だ。アグネスタキオンは自分の走りに足に絶対の自信をもって走るだろうからだ。自信があるからスタミナや他の選手のことなんて気にしない。ただ最初から最後までレースが自分の足を、速さを魅せるだけの場としてしか見ていないような気がする。

 

「……続けて」

 

 それにその姿勢はすでに嫌というほど研究の没頭具合に現れている。まだ見えぬ遥かな未知の先へ。

そのために学業を疎かにしている。おかけであなたは会えることができたわけだが学園で学生としての身分でいるのなら学業とは切れぬ縁だと思うのだが、それを無視して更に勧告。あなたの数少ない交流の網でもアグネスタキオンの話は良いものは入ってこない。

 しかしそれだけ苛烈に自分を進む道を未知なる場所に我進させるのは並外れた精神ではない。

 あなたが見てきたアグネスタキオンは目的(ゴール)まで妥協しないウマ娘だから。

 

「そうかい……話は変わるが私達研究者にとってもっとも大切な宝物はなんだと思う?」

 

 急だ。道具だろうか。実験器具。研究には欠かせない物だろう。

 

「考えは悪くないね。しかしハズレだ。高価な実験器具。睡眠時間を削り書き殴った論文でもない。どちらも時間を使えば代替はきく。

研究者にとって一番の宝物は研究材料そのものだよ。

これさえあれば器具も論文も必要ない。だからこそ惜しいね」

 

 確かに、材料が優れていれば事前投資もあなたのようにあるだろう。前借りも十分検討できる。

 

「あぁ……だから本当に惜しい」

 

 キミがトレーナーだったらよかったのに。そんな言葉は私だけが拾った。

 

 

 




すばやさ 優先度
とても大事な要素。すばやさ<優先度の関係なので優先度がマイナスの値だと相手よりすばやさが勝っていても相手より遅く行動する。書く内容が多すぎる為むしろ何を書けばいいかわからない。
すばやさを上げるのをバフとするなら優先度はなんだろ

秋川理事長
普段の口調を潜めての対応。筆者が言葉探しを諦めたとも言う。ルドルフも諦め……

あなた達のトレーナーとしての質
偉業にして異常

生命
よくルビはいのちと振られる。

HA☆NA☆SE
まだバーサーカーソウルの効果処理中なので遊戯の方が正しい。ダイレクトアタック!

研究の実現可能
ポケモンが実現しているから可能理論。

勘違い
価値観諸々の理由のせいでよく起こす。

Qきのみの強化はドーピング判定にならない?
A特定時に効果を発揮するきのみはアウト。だが永続的なものはセーフ。リオルが作成すればセーフ。ガバガバ。でも使う機会はないと思う。多分アニメ二期の一部で軽く?でもまだ日曜日が来てないから当分先。
後はタキカフェストーリーの進める時には関わる。でも描写しないかも。描写するとしたら記念作品の時。つまりこの作品が人々に望まれるなら描くよ……多分。
ちなみにこの話に関係なくハルウララは確定の出番あり。やったね! 

女神
______読めない箇所、飛ばされた箇所多数____
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