〇〇の(ポケモン)トレーナー   作:カナーさん

9 / 25
今やってるアニポケの状況をこの作品のあなたに当てはめるとどうなるか、考えてみます。
まず、リオル無双が始まります(断言)。
このリオルにたまごの時期なんてありません。そしてどうぐが使えるなら格上でも問題ありません。
そしてあなたも影響受けてるように見えません。見えないだけで影響はあるかも知れませんが予告でもある幼体化は見受けられません。
それはそうとポケカのゼクロムにNがいて蒸発するかと思いました。
追伸 寝落ちて投稿するの忘れてたのでどうせならとだいぶ加筆しました。すいません


ウマ娘と付き合っていく

 スペちゃんの減量はチームみんなの頑張りと本人の根気で成し遂げて頃にトレーナーが皆を呼び出した。

 ホワイトボードにデカデカと書かれた

祝!模擬レース決定! スペシャルウィークvsタイキシャトル

の文字が。

 どうやらトレーナーはスペちゃんのためにセッティングしたみたいだ。

 でも

 

「去年のG1二連勝だろ?」

「マイルチャンピオンシップ、スプリンターズステークス」

 

 ボクもカイチョーのレースなら全部記憶しているけどスカーレットのように名前までは出てこなかった。

でもそれなら

 

「相手にとって不足なしじゃん頑張れ!」

 

それならスペちゃんにもいい経験になる。このトレーナーは普段頼りないけどそういうとこは素直にすごいと思う。

それで当日スペちゃん、レース中にピッチ走法っていう走り方に変えてタイキシャトルといいレースをした。

それでも負けちゃったけどとてもいい顔をしていた。これは負けられない。

 

…でもあのタイキシャトルでもぞろあーくには追い付けなかった。本人達が本気で走ったのかはわからないけど、というか誰が走ったのか知らないけどエアグルーヴとタイキシャトルが追いつけないってどんな早さなのさ。

 この前だって平気な顔でボク達に付き合っていたけどなんか黒い珠を持って走ってたから思わずなにを持ってるか聞いちゃった。

…うん。走りながら軽く渡すからこっちも安易に受け取ったのがいけないんだけどかなり重かったよ!!

 しかもそれでお手玉するから目を疑った。そりゃボク達はウマ娘だ。成人男性が持ち上げられないような重量だって軽々しく扱えるけどあんなの反則だ。

ボクの顔で笑いながら力が自慢なんだって言うけどこれを持ちながらボク達と同じように走っていたのが信じられない。もちろんできないわけじゃないけどあまりに普通に腕を振るからおかしい。遠心力とか働いて少しブレたりするものなのに。

 

 そんなこともあってぞろあーくに対抗心を抱きながらトレーニングに臨む。

 今日はどこかの神社の階段でピッチ走法を身体に叩き込むトレーニングだけどこれがキツイ。今日はスパルタだ。

 でもウオッカやスカーレットが地面に寝ているくらいヘトヘトだけどボクはまだ立っていられた。感覚的にボクも地面と仲良くしていると思ったんだけど。

 ボクも自分が思ったよりも成長しているのかな?

 スペちゃんはもう一回やるみたいだけどそこまでの元気はない。

 それに明日はマックイーンに会わないといけないしね。今日はこれまで!

 

 

 チームスピカに混じり遊んでいたゾロアークを"久しぶりに走った"あなたが回収し、そのまま帰路につく。

 あなたが走った姿に正確にはその速度にトレーナー含め驚いていた。

 あなた達トレーナーの中でもトップスピードを誇るあなたでもさすがにトラックや電車には追いつけない。

 

 スカイアローブリッジやシリンダーブリッジで下を通る車や電車と競走し、自転車でも惨敗でorzの体勢で地面に膝をついているあなたとメイちゃんの姿はとても微笑ましい。

 けれどあなた達でも半日もあればイッシュ地方を回りきれるたいりょくとすばやさがある。

 それを持ってすれば本気で走っているウマ娘でないのであれば追いつけないわけがない。

 

 そんなトップスピードを誇るあなたでもポケモンのゾロアークに追いつくにはまだ足りない。

ではなぜ回収できたか。理由はゾロアークにもちものにくろいてっきゅうをあなたはもたせていたからだ。

 

 くろいてっきゅう。ポケモンのバトル施設で購入できる文字通り黒くとても重い珠。本当に重い。どれほど重いか説明するならありとあらゆるポケモンが持つと盛れなくすばやさが低下する。ありとあらゆるである。鉄骨やコンクリート、片手でダンプカーを持ち上げるポケモンですらこの重さ故にすばやさが下がる。

 大陸すら動かしたと言われるポケモンには試したことがないのでわからないがおそらく些細でも影響はあるだろう。

 メイちゃん達の計測により一律にすばやさが0.5倍になるとのこと。

 ポケモンがどんなに剛力であれ非力であれもたせることは可能でその倍率も変化なし。ポケモンのどうぐというのはポケモンに負けず不思議が多いがあなた達はそれを十全に扱えなくてはならない。 

 

 とはいえ本当に持って扱うトレーナーは少ない。当たり前である。重い。重すぎる。

 トレーニングと称してかくとうタイプのトレーナーが自身を鍛えるため持っていることはあるがあなたはこれを900個近くバッグに保持している。ある意味扱うという点において有言実行できているトレーナーである。

 

 そんなありえない怪力をもつあなたはどこかの山の中を歩いていた。道なき道。整備すらされていない獣道をあなたは歩く。

 趣味の一環で行けるところは埋め尽くすあなたは一度通った山の階段で寄り道できることに気付いたのでこうして探索している。

 メイちゃんと旅を初めて早々にサンギタウンから行けるちかいのはやしという隠された場所を見つけてしまったこともあった。

 そういうワクワク感が好きなあなたは例えなにもないとわかっていても足を止めない。

 山を螺旋のようにゆったりと登っていれば気付けば空が朱に染まっている。時刻は夕暮れ。

 

 なぜあなたはこうも夕暮れに気付くのだろうか。過去を振り返るよりも前に進みたいあなただがそれでもかなり堪えている。

 カチャとサーナイトの入ったボールを取り出し見つめる。今夜はお世話になるかも知れないため草笛をしてもらう場所を考えていると、前の木々の向こう側から声が聞こえてくる。

 

 気になって止めていた足を向かわせる。

 辿り着いた場所は本殿の中間地点のような屋台でも並びそうな広場。数名のウマ娘がコンタクトを落としたのか草と地面と睨み合っていてその先には覚えのある二人の姿。

 

 挨拶するべきか悩んで、男性が迷いなくスカートの下の生足に手を伸ばしてその健脚に蹴り飛ばされる光景を見て、あなたは念の為話をすることに決めた。

 

 

 今日はうちのチーム、チームスピカに勧誘するために教室でマックイーンの話をしていた。

 

 ボクとしてはライバルのマックイーンを誘いたくはなかったけどゴールドシップに押し切られて仕方なくボクも受け入れた。

 でも当の本人はあまり気乗りはしないみたい。

 

「むしろなぜか懐かれてしまったようで…まさかあなたが誘いにくるとは思ってもいませんでしたけど」

 

「ボクもまさかマックイーンを誘う日が来るとは思っても見なかったよ。でも残念だね」

 

 ゴールドシップにはあの意味不明文字を読んでもらったので一応今回は根負けしてあげたけどこうやって柔らかな拒否をされたならしょうがない。

 この後にスペちゃん達と合流することも考えて用意したお菓子持ってマックイーンに一声掛けて席から立ち上がる。

 

「ちょっと待ってくださる?それは_」

 

「あぁこれ?」

 

 ぞろあーくと帰る途中にトレーナーに何個か渡していたのをボクがぶんどって管理している。ボクにはわかる。ボクみたいな犠牲者が出る前にボクがきっちり、このお菓子は頑張ったご褒美として皆にあげている。前に貰ったこと、太り気味だったことを伝えて皆それで納得して楽しんで味わっていることを伝えると

 

「あの人からの差し入れ!」

 

席を立ち上がってボクに食い気味に顔を近付ける。

すぐにあっと自分が思わず立ち上がったことに気が付いて周りに謝ってボクの手を掴む。

 

「貴女のチームには興味はありませんが今回は貴女の顔を立てます」

 

 つまり見学するってことかな。それでもいいけどぜーーーったいお菓子につられたね。まぁ気持ちはわかるから笑って誤魔化すけど。

 そのままマックイーンを連れて階段ダッシュしている場所まで案内する。

 そこまで取り留めない話を、まぁ共通の知り合いがいるからやっぱり話題はそこに重点がいっちゃう。

 

「昨日もあの人が作ってくれたきのみをいただいたのですがこれが美味しくて。しかもなんと一日に複数実るというとても変わった品種らしいですわ」

 

「えっそれって大丈夫なの?」

 

「私もあの人が提供しているので毒はないと思いますけど念の為爺やを通してメジロ家に確認はしてもらいました。追加でサンプルほしいと言われましたね……」

 

「それ大丈夫じゃないじゃん」

 

「いえ、品質にかんしては問題ないと言われました。ただ植えてから実るまでの期間が急速過ぎるので研究サンプルとしての要求みたいです、っと着きましたわね」

 

 また謎が増えた所で今日のトレーニング場についたけど誰も見当たらない。

 

「貴女の顔を立ててあげましたのに、誰もいないじゃありませんか……ピッ」

 

 ボクの顔じゃなくてお菓子に免じてだよねなんて思っていると急に小さな悲鳴を上げる。マックイーンを見れば左足に伸びているトレーナーの手。

あぁ。せっかく期待値が高かったのにこれが下降だよ。うちのチームには会わないことは薄々わかってはいたけどこれじゃ絶望的だね。

 猛烈な勢いでトレーナーは後ろに蹴られて飛ぶ。いくらボク達が加減しているとはいえトレーナーも懲りないなぁなんて思って、その音でゴールドシップが気がついてマックイーンに迫る。

ゴールドシップはルンルン気分でマックイーンに届け出の紙を差し出すけどマックイーンは入る気がないからそれを拒む。それにゴールドシップは泣き出してマックイーンが慌てるけどそっちは任せてウオッカに何をしているか聞く。ツチノコでも探しておるのかな?

 

「スペ先輩に四つ葉のクローバーを渡そうと思って。ほら一番幸運なウマ娘が制すって言うじゃないですか」

 

 なるほど。ボクも手伝おうと地面にしゃがもうとして木々の向こうから近付いてくる音に目を向ける。

 目を疑った。スカーレットやウオッカは探すのに夢中で気にならないんだろうけどパキッパキッと枝を折りながら幽鬼のように漂うキミが徐々に近付いてくる。

 いやそこ道じゃないけど。迷子になる要素がない。階段は整備されているし生け垣で区画別しているから向こう側になにか落とし物でもしない限り絶対に立ち寄らない場所からキミは現れた。

 

「うおっ!?」

 

 生け垣からのっそりと身を出して地を踏みしめればさすがにウオッカ達もキミのホラー映画みたいな登場に驚く。

 

「そんなところでなにしてるの?」

 

 事前にわかってたボクは普通に挨拶してついでに疑問をぶつける。どう考えても不審者として通報されても擁護できない。

 

 

 あなたが林から抜け出す頃には出口に彼女が待ち構えてあなたに挨拶と疑問を飛ばす。

 それに応える。

 

「えっ探索?でもそこ整備されていない獣道だよ」

 

 それはあなたが足を止める理由にはならない。行く必要のない場所、行ってもなにもない場所なら行けないようになっているはずである。もし行かないでほしいならサファリゾーンなどのように受付を導入すればあなた達も止まらざるおえない。

 実際ダウジングマシンに反応があり、しんじゅが落ちていたのでなにも収穫がなかったわけでもない。なにもないに等しい結果ではあったが。

 

「やっぱりボクはキミのことがよくわからないよ。でもわかった。しょーがないからその辺含めてボクか教えてあげる」

 

 あなたが世間をよく知らないという彼女の考えはあながちハズレでもない。実際あなたはこの世界の常識から外れている。

例えば社員証で開くゲートを採用している会社ならあなたも入れないとわかるため向かわないが工場などのそのまま入れてしまうような場所ならカロス地方のボール工場のようにあなたは躊躇しない。

 この世界では気になったからビルに入って会社を見学もとい徘徊することが何故か駄目らしい。あなたにはそれを活かせる人脈も頭脳もないので心配は無用なのだが情報漏洩の危険性を説かれたので、とりあえず後回しにしただけで後に向う予定を立てているため全く響いていない。なので彼女の提案はあなたにとっても有益である。

 

「あら貴方もここにいらっしてましたの」

 

 彼女の後ろからメジロマックイーンの声が掛かる。メジロマックイーンとはあまり久しぶりの感じはしない。土日に召し上がりに来る為あなたはむしろ寮生活がうまくいってないのでは、と心配しているくらいである。

 

「むしろ良好な関係ですわ。それよりも今日は珍しくゾロアークさんはいないのですね」

 

 連れ歩きはあなたもよく好んで使う機能だが毎回出しているわけではない。時には進行の邪魔になったりすることもある。今回では起伏の激しい林でとくにゾロアークが楽しめそうになかったので出していないだけである。用があるなら呼ぶがいったいなんの用事だろうか。

 

「あぁいえとくに用事はありません。珍しいなって思っただけですので。それよりも聞いてください私をチームに誘っているであろうトレーナーが乙女の許可なく勝手にボディタッチをするなんて!どう思われます?」

 

 まあ普通に有罪だろう。あなたも抑えきれずモフったり撫でたりしてしまうことはあるが初対面の相手にはさすがに許可を貰う。

 じゃないとあなた達ポケモントレーナーが容易く死んでしまうのだ。ウマ娘はあなたからするとむしろ凄まじいレベルで加減を制御できていると感心する。

 これが野生のポケモンなら下手したら死ぬ。冗談でなく本当に。あなたは会ったことはないがキテルグマというポケモンは何件もトレーナーの死亡事故を起こしていると聞く。決してちょっと我慢できなかったとかで済む話ではないのだ。ちょっとの我慢をせずジョーイさんにお世話、またはゴーストタイプへクラスチェンジなど笑えない話である。

 蹴られた男性のこと後のことも思うならばここは確実に有罪にするべきだろう。証言は任せてほしい。

 

「あっいえ別にそこまでは求めてないですわ。トレーナーが担当の足を触診するのは珍しい話でもないですし。私はまだ入っていないのですけどね……」

 

「そういえばキミはトレーナーともう既に会っているんだけど、数日の間に忘れちゃうものなの?」

 

 彼女の言葉にあなたは記憶を遡ると確かにいた。二人だけの空気を作っていたトレスズのトレの側の人。

 ちょうどあなたが思い出した頃にスペシャルウィークとサイレンススズカが階段から登ってきた。

 その姿を見てあなたはこの前タイマンしてことも一緒に思い出せた。

 ならやはり有罪にするべきだろう。一度保留にした以上むし返す気はない。けれどこれは話が別である。

 

「待ってタイマンはだめだよ!?」

 

 そんなに気性は悪くない。

 だが確かにあなたが蹴り飛ばしても説得力は薄い。口も同様に。

 あなたは上が赤で下が白のオーソドックスなモンスターボールを一つ取り出して木々の中へ投げ入れる。

 彼女とメジロマックイーンはポカーンした表情であなたをみている。唐突な行動にわけがわからないのだろう。

 

「とーう!」

 

 けれどその表情が驚愕に変わる。ボールを投げた地点から飛び出してきた彼女の姿に化けたゾロアークが覚えていない筈のメガトンキックをあなたに浴びせようとしていた。

 元々命中に不安のあるワザだ。避けるのは容易であるしおそらくただのキックなので威力も高が知れている。

 キックが外れ地面にダイナミックに着地してゾロアーク。もしかして怒っているのだろうか。

 

「当たり前だよ!そりゃ事情はわかるけども。わかるけども!うぅぅぅ」

 

 唸って言葉を選ぼうとするゾロアークに後でいっぱい遊ぶと約束する。

 

「わかればよろし。でなんでわざわざボクを呼んだのさ。こんな危険を冒してまで」

 

 まずあのトレーナーに覚えはあるだろうか。あのトレーナーの危機管理能力に不安を覚えているのだ。いつか蹴られて病院に入院してからでは遅いのでゾロアークかその危険性を十分に思い知らせてほしい。

 

「公園であったスピカのトレーナーだね。教えこむのはいいとして確かに見てたけどそこまでするほどかな?」

 

 トレーナーというだけあって肉体強度は普通の人よりはあるようだがそれだけでは不安である。そもそも勝手に触る癖を直すための行うのだ。

 

「ふーんOKいいよ。じゃあマックイーン!」

 

「は、はい?」

 

 放心していたメジロマックイーンにゾロアークが話し掛ける。

 

「さっきスペちゃんやサイレンススズカがやってたみたいなこと一緒にやろ?なにも収穫なかったらとんだ無駄足になっちゃうしさ、やろ?」

 

「それは構わないのですが…」

 

「よーしスピカのトレーナー!ボク達も計測してよ〜」

 

「ち、ちょっと!」

 

 有無を言わさずメジロマックイーンの手を掴み、歩いていくゾロアーク。

 

「テイオー…じゃなくてコスプレイオーか」

 

「変な名前ついてる!?じゃなくてえっとマックイーンと走るかる計測お願いよろしくー」

 

 トレーナーの返事を待たずメジロマックイーンを連れて階段を降りていく。

 ゾロアークと入れ替わるように謝罪の言葉を入れてあなたはトレーナーに近付く。

 

「あぁいいですよ。俺もあいつらの走りは見てみたかったので」

 

「ジュンビイイー?」

 

「いいぞー」

 

 ストップウォッチのボタンを押したタイミングであなたはチーム全体の伸びを聞いてみた。

 

「みんないい走りをしますね。意外だったのがテイオーで、みんながヘバッているのに一人だけまだ余力を残してまして、なにか特別なことでもさせたんですか?」

 

 …。意外なことにあなたがやってきた数々の足掻きは成果を出しているようだ。トレーナーには企業秘密とだけ答えて、ゾロアークとメジロマックイーンに視線を向ける。

 既に半分以上を登り後数秒であなた達に辿り着くだろう。

 ゾロアークがほとんど先行していないことには意外とは思わない。今の走りはゾロアークにとってかなり無理のある走りなので善戦しているといえる。

 

 けれどくろいてっきゅうをもっていないゾロアークなら例え無理な走りでもウマ娘に勝てないはずがない。

 

「どうどうボクの走りは?」

 

 そのまま息を整えることすらせずスピカのトレーナーへ近付いていくゾロアーク。

 トレーナーの方はかなり興味津々といったご様子。

 

「足を触ってみたい?いいよ」

 

 

 とくにそんな言葉を言ってもいないのにも関わらずゾロアークから提案する。

 いいのか、と存外嬉しそうな反応をした時点でチーム全体の視線の温度は極寒へ。

 そのままゾロアークの足に手を伸ばしてた時点でトレーナーの運命は決まった。

 ボンッと思いっきりゾロアークがトレーナーを蹴りぬく。それだけなら理不尽なことだが彼は慣れている。そんな彼が焦った理由は唯一。

その込められた力の弱さとそれに反比例するような体の負荷の矛盾。十メートルは優に超えて吹っ飛んでしかし地面の感触は訪れない。

そこで飛んだ先が階段であることに無意識に気付く。

十メートル飛ばされるのと十メートル落ちるのは同じ意味ではない。五十メートル走ることは誰にでもできるが五十メートル落ちることは誰が耐えきれるのか。

重力という枷は確実に体への傷を大きくする。

階段であればそのまま転がって傷を深くするかもしれない。

 

「トレーナー!」

 

 悲鳴にも似た叫びは届くも体がついていかない。有事の際に動ける人間やウマ娘はどれほどいるのか。

 それを事前に察知していたポケモンならそれは可能だ。空中から地面へ激突しそうなところを跳んでキャッチする。

 スタッとトレーナーをお姫様だっこで捕まえたゾロアークはゆっくりと言葉を紡ぐ。

 

「気をつけないとこうなっちゃうよぉ」

 

とうっすら笑みを浮かべてトレーナーに警告する。タマヒュンでなににしろ相当焦ったトレーナーはそれに頷く。

 

 よしっ!という掛け声と共にゾロアークは跳躍してあなたの隣に着地する。

 

 よくやったと言うようにあなたがゾロアークの肩を叩く。しかしあなたが肩を叩いたのは一緒に怒られようなという道連れの合図である。

 


 

「わかったからわかったよもう!」

 

 あなたとゾロアークは仲良く言葉責めを受けていた。

 

「えぇまあ貴方達の考えは間違っていません。実際私も蹴りましたし、ウマ娘が配慮しても怪我はすることもあるでしょう。そうなれば蹴った本人も自分責めてしまうので気をつけてくださいね」

 

「善処します……」

 

「ところでなんでボクも怒られているのさ。ボクはトレーナーの指示通りにやったのに」

 

「そりゃお前が実行に移したからだろ」

 

「トレーナーの死亡事故だって起こる可能性のある大事なことだよ?多少強引にいかないと」

 

「加減というものを知りませんの?…知りませんでしたね」

 

「とにかくトレーナーさんが無事で良かったです」

 

「安心してよ。誰が怪我してもボクが華麗に参上してスピーディーに駆けつけるからさ」

 

「あんたはもうちょっと反省しなさい」

 

四つ葉のクローバーは出番を待つようにユラユラ風に流されていく。

あなたはゾロアークの言葉に安心と不安を抱える。ゾロアークなら大丈夫だという安心と言葉として流された言霊は現実に近付く。

あなたとトレーナーの対話はまだ終わらない。

 




くろいてっきゅう NPCがなげつけるで投げてくる道具。他の使い方はトリックなどで相手に押し付けるくらい。正直出番ない。勿論あなたは大量に保持している。バッグの物理法則は気にしないものとする。

道なき道 バリアブロックがない場所は探索し尽くすタイプ。その結果通り抜けバグを見つけることもある。

きのみ ダイパやってる方はわかると思うが成長早すぎ。

受付 ポケモン世界の受付は優秀である。何があっても通させてくれない。ダイパではたまごか孵化すると感動して監視が緩くなり通れるらしい。

キテルグマ ワイルドエリアでビックリした人は必ずいるはず。かわいいけどこわい。

赤と白のモンスターボール 一般的なモンスターボール。あなたはゴージャスボールに入れたかった。

コスプレイオー テイオーのコスプレの略。テイオーコスでは駄目だったのだろうか。

テイオーに余力が? あなたの成果。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。