松野唯吹は、ある年の、バレンタインデー
2月14日生まれの、水瓶座、AB型
身長165㎝ 体重47kg
松野家の第三子として生まれた。
上に姉が二人、妹が一人いた。
両親は、海外で暮らしているため、
唯吹は、姉二人と、妹一人と、四人で東京で暮らしていた。
幼少時から、人見知りをする傾向であり、
人付き合いが苦手だった。
彼がピアノを始めたのは、小学一年生、6歳の時だった。
母親の勧めで、ピアノを習い始めて、
それ以外にも、習い事をやっていたらしいが、
結局、長続きしたのは、ピアノだけだった。
ピアノが弾けるのと、容姿端麗故に、
彼の周りには、常に女の子に囲まれていた。
ハッキリ言って、男友達とは、縁が無いような、
小学校生活を送っていた。
孤独な小学校生活を送っていた。
ピアノがあってからこそ、イジメに遭う事は無かったが、
全くと言っていいほど、友達に恵まれなかった。
彼が転機を迎えたのは、中学二年生の初めの時だった。
転校生の潮田風夏との出会いで、
彼の人生は、大きく変わっていくのであった。
そして、時折を得て、
風夏や、他の仲間と共に、バンドグループ、metamorphoseの、
キーボードとして、バンド活動をするようになったのだった。
そして、今日も、放課後の音楽室で、
バンドの練習、そして、軽音部での活動をするのだった。
「ねぇ、唯くーん!
なに、ボーッとしているの?」
「あっ、ごめんなさい…ボーッってしちゃって…」
「唯くん、練習再開するよ!」
「はい、わかりました」
五人での練習が、続いていくのであった。
「なぁ、松野、文化祭まで、後一か月だけど、
大丈夫か?」
「大丈夫だと思います。
かけだしのバンドグループの交流会で、
結構、力が付いてきましたからね」
「唯くんが、そんなことを言うなんて、めずらしー」
「本当だね」
「そうですか?」
「だって、普段、唯くんって、後ろ向きだからね~」
「…すみません…」
「謝ることないよ!でも、言い出せるのは、
いい事だと思うよ!」
「そうですか…」
ピアノは、人並み以上に弾けれるが、
別にコンクールに出るくらいの実力では無いと、
わかりつつ、こんな事していいのかと、
松野唯吹自信、そう思っている。
後日、風夏から、電話が来た。
(もしもし?)
(あっ、急にごめんね?
急遽、また、バンドのイベントに参加することになったけど、
アタシ達も、出ようかな…って、思っていて!)
(いいと思いますよ)
(よーし!それじゃあ、明日、
詳細を伝えに、唯くんの家に行くから!)
(携帯電話を持っていないんですか?)
(うん、別に必要ないし、
手紙とかメールとか、苦手なんだよね…
だから!アタシが、唯くんの家に直接来ます!
いつがいい?)
(日曜日だったら、比較的、暇ですけど…)
(じゃあ、日曜日!)
(わかりました)
と、唯吹は、自分のスマートフォンの着信を切り、
勉強机の引き出しの中にしまうのだった。