12月28日 潮田風夏さんに誘われて、
年末ライブを観に行くことになった。
「ほら!唯くん!こっち!こっち!」
「風夏は元気だな…」
「あったり前でしょ?だって、年末ライブだよ!
観に行かないと損だよ!」
「そ、そうだけど…」
と、戸惑いつつも、年末ライブを観に行った。
そこでは、アマチュアからプロまでのバンドが一堂に揃っていた。
大規模のライブであった。
「見て見て!Leo/needにポッピン・パーティーまでいるよ!」
「すごいね…」
「いつか、こういう、大きなステージに立ちたい!」
「でも、僕達、まだ中学生だし。
それも、中学生で構成されたバンドだからな…」
「そ、それもそっか…
でも!文化祭みたいに、また、みんなでライブがしたい!」
「僕もそう思います」
「唯くん!また、一緒にステージに立って、
ライブをしようね!」
「はい。よろしくお願いします」
「あっ、潮田さん」
「あっ、同じクラスの雅利くんに千尋ちゃんだ!」
と、風夏が反応した。
「唯吹も観に来たのか?」
「はい。風夏さんに誘われて…」
「みんな、来ていたの?
じゃあ、すっごく盛り上がりそう!」
「そう言えば、雅利さんや千尋さんに、
話したこと無いですね…」
「唯くん、どれだけ人見知りなの?」
「一度も話したことが無いので…」
「じゃあ、自己紹介しようよ!」
「ま、松野唯吹です…」
「高木雅利だ」
「い、石瀬千尋です…」
「あっ、もう一人の子は?」
「天宮悠里ちゃん。俺と友達で、女子校の中等部に通っているんだ」
「初めまして!天宮悠里!悠里です!」
「潮田風夏!アタシ、唯くんと一緒にバンドをしているの!
よろしくね!悠里ちゃん!」
「うん!よろしく!風夏ちゃん!」
「雅利くんって、女の子の友達、結構いるね~?
唯くんもだけど、女友達がいる男子って、
結構、珍しいね~?」
「俺にそんなこと言われても…」
「僕にそんなこと言われても…」
と、雅利と唯吹が、言い放った。
「悠里ちゃんと千尋ちゃんは、
雅利くんと、どういう関係なの?」
「同じ小学校で幼馴染だ」
「そっかーいいな~幼なじみで両手に花なんて!」
「そう言えば、風夏さんは転校生でしたね」
「そうだったな」
「うん、そうだね」
「だから!その…憧れちゃうんだ…
いつも、あたしの傍にいてくれて、悩みを聞いてくれるような友達。
唯くん!そう!唯くんや他の人と出会えて、
アタシの一年、すっごく楽しかった!」
「ぼ、僕もです…」
「私も!風夏ちゃんに出会えて、よかった!」
「悠里も嬉しい!」
「俺もだ」
みんなで、年末ライブを満喫するのだった。