というわけで、久々に興奮MAXな状態で早々と書き上げました。早いとこ修正もしろよと自分自身にも言ってますので、そこんとこ見逃してもらえたら…or2
勇者グループで1番強いのは誰?
そう聞かれた時、多くの者は真っ先に天之河光輝をあげるだろう。ハジメグループですらそう言う。ただ、2人を除く。
1人は七海。ただ彼の場合、悩みどころがあるが、最終的にはやはり光輝を選ぶ。そして、もう1人は…
「俺だって……言えるのかな?」
*
数分前
「っっ!」
感情反転の効果によって、鈴は窮地に陥っていた。結界に迫り来るゴキブリ全てが愛おしく見え、それらに相対することに抵抗が生まれていた。加えて、いけすかない教師の言葉と、結界内にいる
「解くのじゃ!鈴!」
それでも結界をどうにか維持しようしていた時、七海に次ぐ自分の師であり、実力があり、悪感情があるというのに、何故かできれば
「ちょっとぉ⁉︎」
「なにしてんですかぁ!」
香織とシアは指示を出したティオと、それを聞き入れた鈴に対して怒号をあげる
「なに余計なことしてんだ鈴!」
この世で
「あぁ!もう!」
雫は
「〝嵐焰風塵〟!」
無詠唱で放たれた魔法で生み出された火災旋風。それを結界の代わりにし、近付いてくるゴキブリを焼き払う。…だけではない既に炎の壁の向こう側には、移動する炎の竜巻が、近付く相手もそうでない相手も、灰燼にしていく。
「これで周囲の敵は大体焼き払った。雫よ、お主のその技は、攻撃に反応するのじゃろ?感情の反転をされた今のお主では、上手く反応しない可能性が高い、攻撃方法を変えよ!鈴、少し休め!守りの要のお主が、役目を果たそうとするのはよし!じゃが、妾も香織も結界は張れるのじゃから、必要もなく無茶する必要はない!そこの男2人!もう少し動かんか!結界内から攻撃できるように鈴が調整しておるのじゃから、尚更じゃぞ!」
ティオの鋭い目と、厳しい声が響く。特に防御に徹していた鈴と、風の斬撃を結界内から飛ばしていた雫を除くと、残る2人、光輝と龍太郎は動きが鈍っていた。
光輝は感情反転をもろに受けてゴキブリに攻撃する事への抵抗感が強く出ており、立ち止まっていた。
「お前達はなんのためにここに来たのじゃ。なにもせず、戦うべき相手に身を差し出しに来たのか?」
感情の反転をされて、ティオに対する感情も、当然だが悪感情があるのだが、何故かその姿に威厳のようなものを感じている。
「え、ちょ、誰⁉︎」
「何故でしょう!ティオさんがカッコよく見えます!」
光輝達だけではなく、香織とシアにもだ。
「「まるで伝説の竜人族‼︎」」
2人は驚愕が止まらない。今のティオに後光のようなものが見える気がしていた。
「お主ら、失礼にもほどが…いや、自業自得か?ええぃ!そんな事は今はよい!そろそろ魔法が解けるが、今度は鈴に代わり、妾が〝聖絶〟展開する。その後攻撃に転ずるのじゃ!」
ティオがそう言うとほぼ同時、炎が消える。そして見えてのは、大多数の人型ゴキブリと戦うハジメとユエ。更にそこから距離を離れた場所で、どうにかと言うレベルで戦う七海の姿。身体に傷があり、半人型と人型よりも、極小のゴキブリの津波には手を焼いている。相手もそれを理解しているのか、通常のゴキブリの群れを使いつつ、半人型、隙を見つけて人型が攻めるという戦法をしている
「七海の奴、前に出すぎじゃ。普段のあやつならこうはならんじゃろうに…あやつもどうやらこの感情反転の影響を強く受けておるようじゃな」
ティオはそう言いつつ、手助けをしようとした時、
「七海先生!」
そのティオはもちろん、他の誰よりも早く、光輝が動いた。
「なっ⁉︎光輝よ、待つのじゃ!」
ティオの静止よりも光輝は駆け出し、結界の外に出た。あまりにも無謀で、考えなしの行動。ティオが魔法で周囲の敵を焼き払っていなければ、この時点でゴキブリの群れの餌になっただろう。また、ティオの叱咤を受けて尚、光輝は愛着の湧く相手と戦うのに躊躇いがあった。なんならこの場で
人型の殆どはハジメとユエに割いていたのと、ティオによる一時的な殲滅もあり、光輝はそこに向かうのにさほど手間がかからなかった。ゴキブリ軍団の脅威度が光輝に向いてなかったのも大きいだろう。
「〝限界突破〟!」
光輝は出力を調整した〝限界突破〟を解放し、技の効果範囲、威力をあげる。聖剣に光を集約させ、走りながらそれを振る。振られた際にできた光の斬撃を正面に配置し固定。斬撃のビームとして撃ち出すのではなく。それら全てをまとめて1つにすることで、貫通力をあげ、発射の際に回転を加えることにより光属性の魔力を放出しながらとび、雑魚相手なら放出された魔力でもそれなりのダメージを与える。
「〝天翔剣十二翼・
光の鏃が七海に襲いかかるゴキブリの群れを消し去る。
「これ以上、お前達に傷つけさせない!」
光輝はそう宣言するも、その手はわずかに震えている。無我夢中で、相手を守るためとはいえ、愛しく思えるような生物を大量に殺したことに動揺している。その隙、そして新たな脅威を放っておくほど、大迷宮は甘くない。
新たな半人型のゴキブリ数体が光輝の後ろからと、七海に向かっていた個体が迫り来る。
「後ろを警戒しなさい!」
「⁉︎っぜああ!」
加速してきた2体を光輝は振り向きざまに斬り、七海は自分に背を向けた半人型を、容赦なく斬り、そして殴って撃退した後、光輝と合流した。
(天之河君は1級呪術師レベルの実力はある。あの半人型は凡そ1級呪霊レベル。人型は特級呪霊レベル。特に人型は、あのノイントとほぼ同様な動きや能力を使ってくる。やはり、仮想の神の使徒という事でしょうね。そして周囲の通常のゴキブリの群れによる攻撃は、ノイントが使った羽をイメージしてるんでしょうね)
現状の把握を頭の中で瞬時に済ませた七海は、光輝に指示する。今の七海は感情反転によって、光輝がどうなろうとどうでもいいが、責務を投げ出したりはしないし、利用できるのなら利用するまで。
「天之河君、通常のゴキブリの群れは任せます。基本それだけでいいです。あと、攻撃しないならそれでいいですが、君に向かう個体は私は無視しますので、やらなきゃ死ぬだけです。結界をでたなら、その覚悟をもっておくように」
「!……は、い」
七海の言葉が、未だ迷う光輝を動かす。正直、
だが七海の言う通り、この場に来て今更ハジメに任せてしまおうとなど言えないし、言えてもこの状況下でハジメの援護を得られるわけがない。光輝は涙を飲んで聖剣を構え直す。
「では、お願いします」
「…はい」
七海の言葉に僅かに言葉を詰まらせつつ、光輝は集中をした。
1級術師レベルの人間が2人。この場においては良い。以前、七海はノイントを陀艮より強い称したが、それは単純な実力と戦術レベルで見た話。実際に戦った場合は領域展開を持つ陀艮が最終的に勝つ。そして今相手をしている人型ゴキブリは、特級レベルだがノイントよりは、弱い。要するに
(1級が2人がいれば、どうにか保つレベルの事態)
半人型がソニックブームをだして七海に向かう。その際、腐食効果の黒い靄を放出している。回避しても腐食で、しなくても相当のダメージを与える為だろう
「〝天爪爆光〟!」
聖剣に溜まった光を、光輝は上に打ち上げた。ある程度まで上がると、花火のように無数の光が飛び出し、それらが降りかかる。
「〝操光〟!」
光輝にはこれ程の数の光の魔法を操作し、細かく当てるなどという芸当はできない。そこで、〝操光〟で行ったのは、七海のみを対象から外すこと。七海に向かう自分の魔力を視認し、それのみを外れるようにコントロールする。あとはコントロールせず、当たればいいというもの。だが、降ってくる光は雨のように多く、回避は難しい。そして、光が当たった瞬間、通常のゴキブリは内部爆発を起こし、その爆風で黒い靄を飛ばす。半人型も死んではいないが、内部からのダメージで怯んでいる
(黒閃!)
七海は1体の半人型は黒い閃光で粉砕し、もう1体も、
〝天爪爆光〟:光輝が使える魔法の中に、〝光爆〟という魔法がある。これは相手に剣を突き刺し、内部に蓄えていた魔力を送り込んで、内側から爆破させる魔法なのだが、それと〝天爪流雨〟を合わせた応用技だ。拡散させた光は針のように鋭く、威力はないが、刺さる程の威力はある。それらが命中すると内部に一気に流れ込み、内部爆発する。1つ1つの魔力量は少なくとも内部での爆発は防ぎようなどなく、威力の低さに油断していると、無視できないレベルのダメージを負う。
加えて倒せた個体からは微量の光魔法が放出され、それ自体には威力はないのだが、靄や霧といった気体を吹き飛ばす効果がある。分類するならこの魔法は光属性の魔法だが、その効果は、毒に近い。その性質の為、光輝はこの魔法を嫌っている。
(使いたくはないが、仕方ない!仕方ないんだ!)
誰に告げるでもなく、そう思いつつ、光輝は使った。手数を増やし、状況を見て行使した。ただ、もし今感情反転の影響下でなければ、使わなかったか、使かったとしても七海に影響がないようにという配慮ができたのかというなら、微妙なところだろう。
次の攻撃を行う為光輝は魔力のチャージを行う。
「シャオラああああああ!」
と、七海がチャージまでの護衛をしようとした時、赤い鉄球が通り過ぎて、光輝に近付く個体を粉砕した。球体の大きさは2メートルくらいだろうか、相手を粉砕したその球体は、雄叫びを上げた者の元へジャラっと取り付けられたチェーンの音を出して戻っていく。特徴的なウサミミを靡かせたシアの元へ。
「うん!初使用ですが、いいですね」
ドリュッケンにつけらている赤い鉄球。その形は剣玉を彷彿させる。実は随分前にハジメによって新たに装備されていたのだが、術式との合わせが難しいので、使えていないでいた。…つい最近まで。
「いっきますよぉぉぉ!術式解放!」
シアは術式を解放する。
だが、トレイシーとの戦いの際、たとえ触れていなくとも、マーキングしていれば術式の遠隔発動ができたように、何かしら条件や縛りがあればできると、シアは考えた。
「
シアと、握っているドリュッケンの先についた鎖と赤い鉄球に、呪力と同じく水色の光が灯る。
半人型は何かはわからないが、嫌な予感を感じ取ったのか、シアに攻撃…
「りゃおらぁあぁぁ!」
できなかった。行動する前に赤い鉄球が後ろから命中した。既に術式で移動したシアが鉄球を振り回していた。どうにか攻撃した時にはもうそこには存在せず正面にいきなり現れ、ハンマーの餌食になる。半人型が追撃をしようとしたが
「うっりゃ!」
シアはドリュッケンでガキンと鉄球を打ち、それが敵を砕く。……だけではない。
「ギィ!」
「ギギィ!」
奇怪な声を出して半人型のゴキブリが滅殺されていく
縦横無尽、視覚で捕捉した時にはすでに別の場所から現れ、命中したと同時に消えてまた現れるを繰り返していく。次第に速度が衰えているなとシアが感覚的に感じた時、鉄球がシアの手元に瞬間移動し、再びドリュッケンに装着した。
(うーん。まぁまぁですかね。欲を言うなら、これにハジメさんのビットみたいな自動で、更に言うならある程度の自立行動ができればいいんですけどねぇ)
そんな事を考えつつ、シアは再びドリュッケンを振るう。その真後ろから新手の半人型が接近してくるが、両断され、墜落していく
「お互い、殲滅力には欠けますね」
「…助けたつもりですか?」
少しズレたサングラスを直し、七海がシアの後ろに立つと、シアは反吐がでそうな表情で受け答えた。
「いえ、別に。ただ、この状況をどうにかする為にも、今は協力をするべきだと言いたいだけです」
感情反転でシアも七海も、互いに殺意が湧くほどの悪感情があるが、七海の提案をシアは受け入れることにした。理由は単純、その方が都合のいいから。少なくとも、仲が悪い者同士で争うよりも効率的だ。
「それと、天之河君の次のチャージまで暴れてなるべく敵を引き付けてください。考えがあります」
「あの勇者に何かさせる…だけじゃないみたいですね」
今のシアは、七海に悪感情がある。だが、だというのに、魔法の影響を受けて尚、信頼していた。そして七海も、自分がシアより劣っていることは百も承知だ。それに対して、劣等感が無いと言えば嘘になる程に。そして同時に、そんな相手が自分を信頼している事もわかっている。だからこそ
「任せてもらってもいいでしょうか?」
「ハッ!言わずもがなですぅ!」
自らの手で、その信頼を勝ち取る。
「さて、使わせてもらいましょうかね」
シアが再び攻撃を再開するなか、七海は懐からとある物を取り出す。それは、ハジメが制作した通信用呪具。〝念話〟が込められているそれを使う事で、同型の呪具で連絡ができるもの。小型で耳に取り付け可能で、戦闘の邪魔にならない。七海はそれを耳につける。ちなみに通話相手は備え付けてあるボタンを押す事で変更できる。携帯電話などの通信機の違いは、口を開く必要がない事。互いに耳につけなければ会話はできないが、つけていなくとも、一方通行の連絡はできること。七海が今通信相手に選んだ相手は
【ティオさん、そのまま聞いてください。通信機を耳につける必要もないです。これから私が指示する場所に〝聖絶〟を展開してください。範囲は広め、強度は内部高め、維持力高めでお願いします】
ティオは七海からの指示に対し、即座に対応した。
ティオは、まごうことのない変態であるが、同時にまごうことのない竜人族としての誇りと強さを持つ者だ。これまでの旅の中で、ユエとシアが異世界の力となる呪術を見たことで、力を上げていくなか、ティオは大きな変化をしていなかった。事実、〝魔力感知〔+視認〕〟を得るまでに時間がかかっていた。
これに関して言うなら、長い時を生きてきた者と、ユエのような感覚派でないという理由がある。価値観というのは植え付けられた時間によって変わる。これまで自分が持ち合わせない物を、いきなり言われ、見せられた所で、すぐにできる者は少ない。ただ、だからといってティオに才能がないというわけでない。地球から来た物達のような訓練無しで〔+視認(上)〕を得たのだから。
そして、得た後の彼女の進化は凄まじかった。七海は鈴の師事を任せたが、現在の鈴に対するケアだけで任せたわけではない。ティオは鈴の完全上位互換であるからだ
「遠方に新たな結界を作る故、こちらの結界を消す!ここから先は、お前達に任せる。じゃが…このくらいはしておこう〝聖絶(纏:外装)〟」
これまで鈴がしてきた〝聖絶〟の派生魔法の全てを七海が見て聞いた情報のみで使いこなせ、しかもその精度は全て鈴を上回る。
〝聖絶(纏:外装)〟は身体に展開させた〝聖絶〟の最大1回の完全防衛の機能と魔力を送り込み続けなくともある程度の持続力を維持の両立させた物。結界を纏った状態による攻撃も可能とした、これまで鈴が考案していたものの完成系だ。加えて鈴との最大の違いは、結界術のみに適した者でないという事。
「半人型ならお前達でも倒せるじゃろうが、援護もする。そのかわり、動けん鈴の事を守ってやってくれ!」
そう言うとティオは紫色の炎の球体をいくつも出す。それらが雫と龍太郎周りを飛び、通常のゴキブリの群れが近付いた瞬間に激しく燃えて爆散する。
幾つもの魔法を同時に扱い、且つ難しい結界術の乱発。普段の変態性でわかりにくいが、ティオは計算高い人物だ。ハジメとの関係性がアレなだけで、ちゃんとしていれば凄まじく有能な、まさに誇りある竜人族の長に相応しい者なのである
「なんか酷い事を言われた気がするのじゃ⁉︎でも妾が悪いような……えええい!まぁともかく!やってしまえ七海よ!」
〝聖絶〟の球体が七海とシア達の上空に顕現する。
「シアさん!回避をしてください!」
七海がそこに向かい、加速していく。外側の強度は低いが、触れることができる外装はある。ティオも領域展開を見たことによって、調整能力が上がっていた。
「さて、理論上できると思う程度ですが…」
七海はこれまでの旅で、神代魔法を3つ習得したが、その全てを使えない。だが、その魔法の知識と、習得した事による副次効果もあった。そのひとつとして、空間魔法の習得による、空間把握力の向上と、結界術の向上。特に空間把握能力の向上によって、術式の発動の際の対象の線と点の置き位置を瞬時に把握しやすくなった。今ティオが作り出した〝聖絶〟は、通常の家の屋根の倍以上の大きさだが、全体の大きさを把握できるなら、瞬時に術式の線と点が見える。そして、結界術の向上は知識面でも現れる。今の七海なら、全体の大きささえ把握しているなら、虎杖悠仁でも壊せなかった渋谷に張られた帷を、完全破壊はできなくとも、罅を入れることくらいはできる。まして外側の強度が低いなら
(十劃呪法、瓦落瓦落・載!)
砕く事ができる。破壊された〝聖絶〟は、維持力があった為、砕いた後も、ガラス片のように降り注ぐのだが、瓦落瓦落の効果で呪力が流れ込み、ハジメが使う呪具爆弾と同じ現象が起こる。そして
バァアアン
と音を出し、爆散していく。呪霊に通常兵器が効くとした時の特級の強さの例に出されるのが、クラスター弾の絨毯爆撃だが、この攻撃はそれに相応しいものだろう。
「〝天爪爆光〟!最大出力!」
更にそこにもう1発、クラスター弾クラスの攻撃が来る。
〝限界突破〔+覇潰〕〟で出力を限界まで上げた攻撃は、攻撃方法も含め、クラスター弾と言うに相応しい。命中した対象から内側爆発し、その爆発も先程以上に強大である。七海の攻撃もまだ続き、爆撃音がこの場に広く、大きく響く。
「術式があるからとはいえ、あれを事前に言わずにただ回避をしろとか、無茶苦茶です!」
いつのまにかシアは七海を抱え持ち、術式で別の場所に移動してその光景を見ていた。
「自分で言ってるように術式があるなら」
「そうじゃなくて!」
シアは割と怒っていた。
「瓦落瓦落はそもそも自分も巻き込まれてしまう危険な技。それにハジメさんが使う呪具爆弾みたいなことして、しかもそれが載…出力最大ともなれば尚更危険度が高いでしょう!それを回避する手段あったんですか?」
「……一応、足につけたこの呪具もありますから、と言いたいですが、予想以上に威力がありましたし、回避できなかったでしょう。感情反転の影響で心から信頼できていなかったのもあったので…」
シアが助けに来ること、助けをもらえることを除外して戦っていたと七海は言う
「あと、こう言えるということは」
「ええそうみたいですね」
試練が終わった事を意味する。即ち、ハジメとユエが大元を叩いたのだ。その証拠は、先程ゴキブリの群勢が次々に発火し蒼い炎と共に焼き尽くされのと、もうゴキブリの群勢が出てこないのと、
(ユエさんが妙にツヤツヤしているのに対し、南雲君は少しやつれている。吸血行為の後でしょうね)
広場に戻ったいつもの2人を見ればわかる。
ちなみに
今回書いたように光輝君が七海に抱いてる感情とは、嫌いだけど超信頼&信用、そして尊敬してるみたいな感じです。
だからもし誰か…例として檜山が「七海むかつくよな」的なことを言えば、
光輝「そうだけど、あの人はそんな言葉で済ませる人じゃない!」
から始まって聞いてもない七海の凄さなどアピールポイントを長々と散々言った挙句に「気に入らないけどな!」もしくは「嫌いだけどな!」と堂々と本心を言う、そんな感じです。