俺の13ヒーローアカデミア!   作:不審者γ

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雄英ってな、エグいんだぜ。

「ただーいまー。」

今雄英から帰ってきたぜ、俺様だ。

 

「おっ、堕天。おかえりー!どうだった?雄英はよ。」

孤児院に帰るなり高坂が絡んできた。まあ、そうなるか。

 

「いやまあ…色々大変だったぜ。入学式とかガイダンス潰して個性把握テストとか言うふざけたもの始めるし。」

 

「マ?入学式潰して…?つか個性把握テストって何だ?」

 

「中学校とかの身体能力テストを個性アリでやる感じだな。」

とか言うと、高坂は…

 

「へー、面白そうじゃん。」

…ま、所見じゃそうなるわな…

 

「…お前は雄英来なくて正解だよ。」

少し頭を振って答える。

 

「は?」

 

「うちのクラスでも面白そう、つったやつのおかげでテストの最下位のやつ除籍処分とか言われんだぜ?」

俺の部屋に入る。…高坂も着いて入ってくる。まあ、そこは普通に分かってるが。

 

「………ん?何だその理不尽。…で、誰か除籍食らったのか?」

 

「や、除籍は嘘だとよ。最大限を引き出すための合理的虚偽、ねぇ。」

バッグを置きながら言う。

 

「でもなー…なーんかあの合理的虚偽っての、変だよなぁ。何なんだか。」

床にあぐらをかいて座り、顎に手を添える。

多分、最初はその気でいたんだろうな。が、なんか気が変わって除籍を真っ当らしい理由をつけて撤回した…って感じかね。最下位は…緑谷だったよな。

んー…

 

「その先生ってなんて先生なんだ?雄英って先生が全員プロヒーローなんだろ?」

 

「ああ、相澤消太ってやつだとよ。イレイザーヘッドさ。あの個性消す、ってやつ。…ま、アングロ系って言われてるみてーだから知らねーかもだが…ってどうした?」

 

「あー、うん、知らねえわ。」

まあ、だろうな。テレビの露出とか嫌ってる系の人らしいし、情報が少ないからな。

 

「…ま、良いか。………で、だが…」

 

「「「「「「「「「「(ジー)」」」」」」」」」」

 

「…なんだあいつら。」

ドアの端から目だけ出して大量のガキどもが部屋の中を除いていた。

 

「雄英高の生徒なんかそう見る事ねえんだから珍しくもなるだろ。ほれ、相手してこーい。」

 

「わ、おいこら高坂ァ!」

後ろから持ち上げられて突き飛ばされた。

あいついつの間にこんなパワー身につけてんだよ!?

 

 

 

 

この後、1時間ほどワチャワチャされた、とだけ言っとこう。高坂許すまじ。

 

 

 

 

「ってことがあった。」

 

「へー、堕天って孤児院育ちなんだな。」

現在雄英高校。二日目の学食だ。授業終わって昼休み中、切島、上鳴と三人でいる。

 

「まーな。もうだーいぶ前のことだから何があったとかほとんど覚えてねえけどな。」

そもそも俺の意識が出てきたのが3歳の頃で何かの事が起こったあとだったっつーの。

 

「なるほどな。それでこんな暗くならずにそんな話ができるって訳か。」

 

「ああ、そうだな。」

ま、物事を深く考えねえ俺の性分もあるかも知んねえけど。…八割…いや、九割方そうだな。

 

「そういや、今日ヒーロー基礎学だろ?何するんだろうな。」

あー、そういやオールマイトが講師だったか。

 

「ま、普通じゃねえのは決まってるわな。」

 

「「そりゃそうだ。」」

まあ、そんなこんながあってからの五限目。

 

「わ〜た〜し〜が〜…!」

 

「来っ…」

 

「普通にドアから来た!!」

前のドアからオールマイトが入ってきた。……何か画風が違う気がするのは気のせいか?なんつーか…圧?

 

まあ、例のごとく緑谷がオールマイトの格好やら存在そのものやらに興奮してる間に、授業の説明は淡々と進んでいく。

 

「ヒーロー基礎学、ヒーローの素地を作る為様々な訓練を行う科目だ!早速だが今日はコレ!戦 闘 訓 練!」

それを聞いた瞬間に、教室中が沸き立った。…ま、そうなるか。そういう年頃ってやつさ。…俺?んー、ま、想像に任せるぜっ。

 

「そしてそいつに伴って…こちら!!」

オールマイトが言うと、壁が少しづつ出ててきた。なんじゃありゃ。で、その中には番号が書かれた入れ物がいくつか入っていた。…なんじゃありゃ。

いや、あの入れ物もだが、そもそもここの壁どうなってんだ?

まあ、そこは置いておいて、オールマイトは説明を続ける。

 

「入学前に送ってもらった個性届けと要望に沿ってあつらえた戦闘服コスチューム!!!」

 

「「「「「おおお!!」」」」」

教室中が更に沸く。あーね、校長先生が言ってたあれか。俺?要望したのの形状はもちろんあの13の衣装。あれに限る。

……院長先生にもらったやつに似た感じのやつに色々機能性を入れてもらった。

 

「全員!これに着替えてグラウンドβに集合だ!」

 

さあーて、どうなるかな…?

で、着替えてグラウンドβに集合した…が。

 

「堕天、何だそのコスチューム。」

 

「色々とあんだよ。」

明らかに俺のコスが浮いてる。格好的に一人ヴィランいるからな。

…つーかあの緑谷のやつ、絶対オールマイトリスペクトだろ。……そしてその横の機械に身を包んだ縮小化したニズヘみたいなやつは何や。

と、オールマイトから号令がかかった。

 

「さあ!始めようか有精卵諸君!戦闘の時間だ!」

と、あのニズヘみたいな奴が手を上げた。

 

「先生!ここは入試演習場ですがまた市街地演習を行うのでしょうか?」

 

「いいや!もう二歩先に踏み込む!屋内での対人戦闘訓練さ!!」

…あのニズヘ、飯田(あのピシピシ君。名前教わった。)だったのか。

 

それはさておき、戦闘訓練、という言葉に興奮する生徒も多々見受けられる。俺は…まあ、ぼちぼちかな。色々とカード使ってみたいところもあるし、まあ…勝てるといいな、程度。

で、オールマイトは説明を続ける。

 

「敵退治は主に屋外で見られるが統計で言えば屋内のほうが凶悪敵出現率は高いんだ。監禁、軟禁、裏商売…このヒーロー飽和社…ゲフン…真に賢しい敵は屋内()にひそむ!君らにはこれから「敵組」と「ヒーロー組」に分かれて2対2の屋内戦を行ってもらう!」

流石はナンバーワンヒーローって所か、説得力が違う。

…一瞬ヒーロー飽和社会って言いかけた所については目を瞑ろう。

 

「基礎訓練もなしにですか?」

 

「その基礎を知るための実践さ!ただし、今度はぶっ壊せばオッケーなロボじゃないのがミソだな!」

確かにだな。人相手だし。自分のやらなきゃいけない事もあるし。流石にうっかり「殺っちゃったテヘペロ」じゃ済まねえわな。…俺人殺せねえけど。この間蚊叩いたらナタデココになったわ。虫も殺せない人間(物理)になるとはな…

と、

 

「勝敗のシステムはどうなります?」

「ブッ飛ばしていいんスか」

「また相澤先生みたいな除籍とかあるんですか…?」

「分かれるとはどのような分かれ方をすればよろしいですか」

「このマントやばくない?」 

 

「んんん~~聖徳太子ィィ!!!」

まぁ、次々と質問されりゃオールマイトも困るわな。それとそこのよく分からんキラキラ野郎。せめて授業に関係ある質問しろ。

と、オールマイトはゴソゴソと何かを探り…カンペを引っ張り出してきて、読み始めた。…おいぃ…

 

で、内容は…?

まあ、いえば…ヴィラン側は核兵器を室内に隠し持っていて、ヒーロー側はその核兵器を回収(タッチ)するか、ヴィランを全員捕縛するかの二択になるわけだ。なるほどなるほど。んー…いや設定アメリカァン!!

 

で、組分けはくじで、一組は三人組になる、と。なるほどな。

組み分け方が適当か、みたいな飯田の指摘に対しては本番だと誰と組むか分からない、みたいな感じの緑谷の的を射た答えで鎮圧。流石ヒーローオタクだ。

 

で、くじの結果、俺は…Iグループか。仲間は…えっと、尾白?と葉隠?ってやつか。…誰だよ。

そして、

 

「続いて、最初の対戦カードは…こいつらだ!」

そこで引かれたカードは…AとD。

 

「Aコンビがヒーロー!Dコンビがヴィランだ!」

Aチームは緑谷が、Dチームは爆豪がいるチームだ。…なんつーか…また面白そうなことになりそうだな。

どうなるかねぇ…




8974さん、高評価ありがとうございます。
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