俺の13ヒーローアカデミア! 作:不審者γ
よっす、俺様だ。
あ?今度は何年経ったのかって?聞いて驚けなんと7年だ。主の計画のなさが目に見えるな。…ん?前も思ったが主ってなんなんだろうな?カタコトロボットとかか?
まあ、ともあれ今、俺は中3生だ。高校受験も控えてる。緑谷とはまた別の中学校だが、翔飛がこっちに来た。ちなみにだが、どういう縁か蔽夜もこの中学だった。今は高校生だが。一ヶ月前に告白されたが断った。あいつ、まさかこの伏線回収のために延々付け回してたのか?恋愛には元々疎くてな、あんまり興味がないんだ。あいつは友人。それ以上でもそれ以下でもない。まあ、さておき、今は下校中なのだが…
「ふぁ〜…」
眠い。
昨日何故かなかなか寝付けずにほぼ徹ってたからな…反動が…ん?
「何だあれ?」
瓶…か?中に…なんか入ってるな。捨てとこう。中身紫だ。しかもジュースとかの液体じゃなくて、なんというか…粘性の低いスライム?みたいな感じだ。
「ほっ、」
ゴミ箱に向けて投げ入れると、ガコン、と音を立ててナイスシュートした。ゴミ箱と俺の間の距離、わずか1m。中で瓶が割れた音したけどま、大丈夫だろ。
と、
「は?」
「いいサイズの…隠れ蓑…!」
紫のあの粘性の低いスライムみたいなやつが出てきた。目もあるし歯もある。…あれヴィランだったんかーーい!
「っ、【ディー…グバっ!?」
と、体にヴィランが纏わりつく。同時に口も塞がれ、カードも発動できない。
「っーーーっー!」
くそっ、こいつ…液体状のくせにしっかり掴んでやがる…どうなってんだよこいつ!クソっ…息が…!
「まぁまぁ、そう暴れるな。苦しいのは大体45秒…すぐ楽になるさ。」
この野郎…乗っ取るつもりか…っ!?くそ、口さえ使えりゃディーバ張れるのに…!おまけに手が拘束されて銃も使えない上、堕天変貌もできない…!
「んグっ…!」
と、ヴィランはめちゃくちゃに暴れ始めた。
くっ…まず落ち着け落ち着け…クールに行け……こいつ…ぜェってぇぶっ殺す…!
「ガッ…!」
…ま、冗談が言えるぐらいならそれなりに落ち着いてるな…!とりあえずこの状況から脱出しねえと…!
「ッグェ…!」
ちっ…人はいるが誰も来ねえ…いや、近寄れねえのか。そりゃそうだ。こんな状況だからな…あ、やべ…流石に息が…!
と、
「堕天くん!」
「!?」
緑谷!?なんでここに!?
「ガハッ…緑谷!?何でここに来た!?」
「なんでって…足が勝手に…分かんないけど!でも…一つ言うなら…
君が、助けを求める顔してた…!」
「…へへ、やっぱお前、最高だ。【ディーバ】!」
「っ!?」
「っふう、やっと息ができるぜ。さて、やってくれたなァ、ヘドロ野郎…!」
「!ま、まて!」
「誰が待つかァ!【アバカン】!」
流動体にゃ電気はキツイだろ!
「ぐっ…!?」
「へっ、それ、個性なんだろ?任意発動なんだったら…【イデア】。」
が、液体のままのヴィラン。
「チッ、」
元々の体がヘドロか…変異系の個性だったか…
「なら、また乗っ取ればいいだけだろぉ!?」
やべ、どうする…?ジョバンニは意味ない、全天は多分間に合わない、回復系は意味ない…堕天変貌もやってたら緑谷が巻き込まれるな…
と、視界の端に金髪が見えた。
「DETROIT………SMASH!」
ナンバーワンヒーロー、オールマイトのお出ましだ。出てきたのはいいんだが…
「…雨…?」
「まさか、いまので上昇気流が…!?」
「おいおいおいおい!」
「すげえ…右手一本で天気を変えちまった…!これがオールマイト…!!」
エグいな、大熱狂だ。
その後、バラバラになったヘドロ野郎はヒーロー達に回収されていた。
「だから!君が危険を犯す必要はまったくなかったんだ!」
「は、はい…」
…にしても、なんで緑谷が説教食らってんだ?
「あー、ちょいと失礼?」
「ん?」
「あんた、さっきから色々言ってっけどさ、逆にあんたは何かしてくれたかよ?」
「…あ…?」
「あんたが見てるだけの中、緑谷は決死で俺を助けてようとしてくれた。それに対してあんたは何だ。ぼーっと突っ立って特別なにもアクションも起こさなかっただろ。その上偉そうにこいつに説教だ?オールマイトが言うならまだ分かるが、だ。お前と緑谷のどちらがヒーローに近いかなんて一目瞭然、圧倒的にこいつの方が俺にとってのヒーローなんだなァこれが。」
あーもうイライラする。フルークぐらいなら撃っていいか?駄目〜?
「っ……そう…だな…。」
「ふん、ほい、お前もいつまでコンクリの上で正座してるつもりだ。とっとと帰れよ。聞いたぜ?雄英志望なんだろ?こんなとこで油売ってる場合じゃねえだろ。」
雄英高校。国立の超エリート高校で、偏差値79とかいうふざけた高校。オールマイト始め、様々なヒーローがこの高校の卒業生であり、教師をしているのもまたヒーローという高校。
「頑張れよな。」
それだけ言って俺はその場から離れた。
今の俺、かっこ良かったんじゃないの?ってな。
さて…雄英高校…か…。俺も目指してみるかな。ヒーローってかっこいいし、それに…人の役に立つのも悪くない。それに、ライバルもできるわけだしな。それなりにやりがいってのを感じられるかもしれない。
っし、そうなりゃ俺もとっとと帰って雄英の事とか、調べといてみるか!