俺の13ヒーローアカデミア! 作:不審者γ
よう、俺様だ。
ん?まさかまた何年も経ってないだろうなって?安心しろ、今回は何年も経ってないぜ。せいぜい20分程度だ。今、あれから孤児院に帰ってきた感じだ。
「雄英高校…っと、」
スマホでポチポチして調べる。おー、めっちゃ出てくる。
ふむふむ………おい、Googleの雄英高校総合評価星4.99ってどうなってんだ…バケモンじゃねえか。あとその0.01どうした。…ま、総合平均だから全員が全員5評価するなんて事になってたらそれはもう色々飛び抜けてヤバい、の一言だけだな。…ま、4.99もなかなかヤバいけどな。…あぁ、ボキャ貧が垣間見える…
「さてさて…」
入試情報…お、あった。…ああ、やっぱ偏差値79がトップに出てくるよなー…
他に…なになに、筆記試験のあと実技試験?実技試験って何だ?個性使ってバトルでもすんのか?まさかぁ。…いや、意外とありえるかもな…
ふんふん…他に…実技は毎年なかなか盛り上がって埋もれがちだが、筆記試験が死ぬほど難しい…と。どんなんだろ。ちょっと過去問とか見てみるか…あ、あったあった。さて、どれどれ…
《3時間後》
軽く数学、英語、国語を解いてみたが…一言。ヤバいな。数学系統は前世知識があるからまあ、良いだろうと思う。実際悪くはなかった。試験時間がどれぐらいかわからんが、一時間で82点はまあ、悪くないと思う。
問題は国語やらの思考力じゃないものと、そもそもの俺の苦手科目、英語。
特に英語、38点だ。もうちょい真面目に解けばまあ、45点ぐらいにはなる…と思うが。それでもだいぶ問題だ。ヤーバいな…
それに、他にも理科系統と社会系統があるだろ?一番問題は社会系統だ。なんせ俺はここの知識は全くと言っていいほど持ち合わせてなかったから、他の科目と同じようにうまくは行かない。
「こりゃまずいな…」
本気で雄英高校を目指すならとりあえず文系の点数を底上げしねえとやばい。
実技は…内容は知らんが、対人戦とかならもう、全天アバカンフルークとかである程度の勝負は付きそうだな。
「なら、先決は筆記だな…」
しかも、こうなりゃ徹底的に暗記ゲーだ、ともできない。去年の入試を見たところ、こっち側の意見を問う問題がかなり多かった。だから、確かに暗記ゲーでは点数はあまり取れないと考えたほうがいいかもしれない。
「ちっ、真面目にテス勉してこなかった弊害が…」
ともあれ、志望は雄英高校で決定だ。
こればっかりは、負けてくれねえか、とはできねえし、する気もない。やってやんよこんなニ回目の高校入試程度!
そして翌月の学校で…
「さあ!お前らはもうすでに受験生だ!本腰はとっくに入ってないと大変なことになるぞ!どこの高校を受験するのかにもよるが、この教室の中に!雄英高校志望が二人もいる!」
おい先生…そういうのは言わないもんなんですよ。
「二人…」「しかも雄英志望って…誰だ?」「偏差値79とかいう化け物校だろ!?」「倍率とか去年400%超えたらしいぞ!?」「オールマイトの出身校とかだろ!?」「筆記もだが、実技が毎年すげーらしいぞ!」
うわー自由にザワザワするなー…っておい4番目のやつ。何なんだ倍率400%って。集計者の頭のネジでも外れたんじゃねえか?
「どうするかなー?名前言ってもいいかなー?いいか!?お前ら!」
「「「「「是非!お願いします!」」」」」
なんでお前らはそんなに興味津々なんだ。人の受験背景とか知ったところでだろ…
「堕天と高坂だ!」
そしてためらいなく言うな
ってか高坂雄英志望だったのかよ!?
「お、堕天と高坂だと!?」「おいどういうことだ高坂!」「お前この頃妙に勉強始めやがってたなァ!?」「つーか堕天…?」「そういや堕天の個性ってどんなんだっけか…?」「誰も見てないよね。」「おい堕天!お前個性教えてくれよ!」「確かに頭はいいからな、堕天は。」
…本当なんなんだか、こいつら。
「つーか翔飛、お前も雄英高校志望だったのな。」
「ああ、そういう十三もな。お互いライバルだな、絶対負けないからなー?」
「おぅ、かかってこいやオラ。」
なんか、こういうノリってやった事無かったから新鮮だな。前世の高校入試とかも一人で寂しく受けてたし、ライベルと呼べるようなやつもいなかった。
あ?陰キャボッチだったからだよなんか悪いかア"ァン?
ちなみに、このあと十数人からお前の個性は何なんだとかお前の血は何色だとか聞かれながら追い回されて、必死に逃げてた。
つーか血は普通に赤だよこの野郎。ちゃんと人間だわ。
「ぜぇ…ぜぇ…」
「お疲れー。」
「なんで、悪乗りして、先生まで、追いかけ、回して、くんだよ……!」
うちの担任は体育教師だ。だからなまじ体力はある。しかも、学校への提出書類の中で個性の欄に「複雑過ぎて説明ができません」って書いて提出したのもあって先生も知らないんだよな、俺の個性。あ、でも学校長に呼び出されて話したから校長以外、だな。
「…まぁ、俺は前々からお前にいくら聞いても教えてくれなかったからあえて追いかけ回したりはしないけどよ、なんでそんなに隠すんだ?」
「隠してる訳じゃねえ、説明が出来ねえんだよ。できる事の統一性がなさすぎてな。」
「…よく分かんないけど分かった。」
分かってねえじゃねえか。
まあ、だがここで「こういう事だよ」なんて言って誘導されて個性使うほど俺は馬鹿じゃない。当人もそんな気はサラサラないみたいだしな。
…というかそういや、緑谷は実技試験どうするつもりなんだろうか。本人は無個性っつってたが。ま、あのヒーローオタクの事だ。なんか策があるんだろ。
だってすごい、と思ったヒーローの行動とかそれに対する感想、客観的評価、実用性とかの情報をノートに書き留めてってるぐらいだぞ?あいつやべーだろ。
さて、あいつにも負けねえように俺も修行すっかな。
短い。