アークナイツものも書かなきゃ……
そんな事は置いておいて、今回もごゆっくり、見ていってください。
俺たち3人は武器を持ち、山の中を進んでいた。
今日やる事は、小規模なフランスで生産されたナチの物資を1度集めている基地を叩くことだ。
山を進んでしばらくすると、フェンスで囲まれた、小さな基地を見つけた。
元々あった建物をそのまま使用しているので、建物の配置も地図の通りだ。
双眼鏡を使い、隠れながら偵察をする。
恐らく銃火器を積んでいるトラックが3…
趣向品を積んでいるのであろうトラックが2…
SMGで武装して警備している兵士が4、木箱へと座って雑談しているナチが3、書類を確認しながら何かを話しているナチが2…
SMGを持っていないやつも、ハンドガンのホルスターを装備している。
幸いなのは、警備が2人づつ組んでいるのではなく、1人で巡回していることだ。
確認し終えた俺たちはその情報を共有し、どう攻めるかを話し合い始めた。
「私が全員殺る、って言うのは?」
「却下だ、スナイパーが位置バレしてどうする……それに、方向だけでもバレればなかなか出てこないだろ」
「こっそり近づいてSMGで蜂の巣にするのはどうだ?それなら位置バレもねぇだろ?」
「全員が1箇所なら可能だ。だが1番厄介な警備がバラバラにいるから無理だ」
「じゃあどうするってんだよ、そんなこと言い出したら何も出来ねぇぞ」
「それはそうだ。だがな、ひとつ俺に考えがある」
「考え?」
そうトニーが尋ねてくる。
「ああ、まず最初にマリー、お前、ライフル以外に武器は?」
そうマリーに尋ねると、腰に着けていたポーチからハンドガンを取り出し、
「一応護身にこれを。でもなんで?」
「それを貸してくれ、そんでお前はこれを持て」
そう言い、俺は持っていたMP40を手渡す。
そしてハンドガンを受け取り、マガジンの残弾数を確認し、スライドを引き、チャンバーに弾を込めた。
「……それで戦うつもり?もしかしてバカ?」
「いいやバカじゃねぇ。いざと言う時の火力はトニーが最初の目的達成まではなんとかしてくれるはずだ、コイツはバカだけどな」
「うるせぇな……で?それでお前はどうしようってんだ?」
「まず俺とトニーが警備をおびき寄せて殺してそいつの銃を奪う」
「どうやって?撃ったらバレるわよ?」
「世の中にはナイフっていう便利なものがあってな?お前に渡したMPはお前が退避する時に弾幕を張るのに使え」
「ああ……なるほど、わかった」
「んでここからが本番だ、奪った後は俺とトニーで1人につき1人警備を殺る、その音が聞こえたらマリーは残りを殺してくれ」
「わかったわ……でも、残りはどうするの?」
「あとはハンドガンしか今のところ持ってない、俺らが引きつけるからその内に股間をヌいてやれ」
「せめて頭にしてやれよ……股間とか人として死ぬ前に男として死ぬぜ?」
「その方が確実だ、小さい頭よりも股間の方が周囲に急所が多い……まあ、ヤツらのソーセージは小さいだろうがな」
「ハハッ、違ぇねぇ、アイツらよりも俺の方がデケェだろうよ!」
「トニー、そのポークビッツがなんだって?」
「うるせぇ!誰のがポークビッツだ!……よし、行くぞ!」
そうトニーが言い、俺たちは別れた。
俺たちはこっそりと基地に忍び込み、死角が多い場所の近くを警備しているサブマシンガナーを見つける。
俺はポケットから予めパク……用意しておいた空薬莢を手にし、近くの硬い地面へと投げた。
金属特有の高い音がすると、先程まで聞こえていた足音が少し止まり、俺たちの隠れる死角の方に足音が近づいて来た。
そして隠れている角へと警備のナチが来た瞬間、口を抑えて喋れなくし、そのまま喉をナイフで掻っ切った。
警備のナチはそのまま膝から崩れ落ちると、しばらく首の切れ目からヒューヒューと空気の漏れる音がした後に、何も聞こえなくなった。
「……よし、殺った」
俺はそう言い、その死体の両目を閉じさせてから、警備が持っていたMP40を拾い上げ、軽く死体のポーチを漁り、いくつかのしっかり残弾があるマガジンを鹵獲する。
そしてトニーと共に足音を消し、周囲を確認できる場所へと移動する。
そして双眼鏡で残りを探し、マリーがいそうな方向以外の警備を斜線に入れた。
そしてハンドサインでトニーへとカウントダウンを開始し、ゼロの合図で、警備のナチを蜂の巣にして殺した。
ちょうど2人のナチが息絶えた瞬間に、こちらへとMPを構えようとしていたナチが銃声と共に倒れ、警備の殲滅が完了した。
慌てるナチの声がする方向へとクリアリングしながら進み、斜線に収めると、そのままハンドガンを持つだけ持っている腰抜けを撃ち殺す。
見た感じコイツらは雑談していた3人組だ。
俺たちはマガジンを交換すると、残りの2人を探し始めた。
その瞬間、数発の銃声がし、急いで辺りを見ると、1人道沿いに逃げていたのであろうナチの死体と、遠くに未だ走って逃げているナチの姿があった。
それを見ていると、マリーが草むらから出て、俺たちと合流した。
「マリー、ちょっとライフルを貸してくれ、弾はあるな?」
「え?いいけど……残り1発しか入ってないわよ?」
「大丈夫だ、多分当たる」
「多分当たるって……まさか?」
そう言うトニーを無視し、マリーからKarを受け取る。
そしてチャンバーに弾を込め、スコープを覗き、ふっと息を吐き、照準。
そして引き金を引いた。
パァン!という破裂音がした後、遠くを走っていたナチが倒れ、そのまま動かなくなった。
「おい!なにも逃げてるやつを殺す必要はねぇじゃねぇか!」
そう俺の胸ぐらを掴みながらトニーが言ってくるのを振りほどき、俺はひとつため息をついてから、
「アイツが逃げ帰ろうとした先は恐らく味方の別の基地だ。その途中で死んでる可能性もあるが、別の基地に俺たちのような存在がいると知られればフランス全域で討伐軍や鎮圧部隊が送り込まれてほかの仲間が殲滅される可能性もある。ここで殺しておかなければその情報が伝わるのが早くなり、殺しておけば物資が届かない事の疑問が先に来て、情報が伝わるのが少しでも遅らせることができるんだ」
「そうは言ってもよ……相手は丸腰だぜ?」
「いいかトニー、これは戦争だ。確かに俺たちの国は負けたから正規な戦争ではない。だが、やってることは戦争に他ならないんだ、殺さなければ誰かが死に、殺しても報復が待ってる地獄なんだ、手段を選んでる暇なんてない」
「……そう…だな、お前の言うことは正しい。これは戦争だ、手段なんて確かに選んでられない」
そう自分に言い聞かすようにトニーは言い、下を向いた。
俺はそんなトニーの肩をポンと叩き、
「確かにこれは戦争だ。だが、しっかりとした地獄みてぇな戦場で起きていることじゃない。死者を弔い、自分の国に尽くしたと讃えてやることはできるさ」
「……そうだな」
そう言うトニーの返事を聞き、俺は死体の方へと歩き出し、その死体らを弔ってから、俺たちは物資を漁り始めた。
いかがでしょうか?
本当は投げナイフとなやりたかったのですが、投げナイフって刺さった所で殺れなくない……?となったのでこうなりました()
ではまた次回、お会いしましょう!