ポッターモアやゲームなど小説原作以外のキャラの登場や知識も出てきます。
本作主人公は根がヴォルデモートよりも邪悪です。オリ主、猟奇的シーン、具体的なグロシーン、原作・公式知識無双・異能バトルの要素がありますがそれでもよければよろしくお願いします。
プロローグ
僕は生まれた時から変なやつだった。
与えられたおもちゃは壊し、壊れる姿を見て笑う。
形あるものをぐちゃぐちゃにするのは楽しくて、いろんなものを壊してしまった。
それから、ひどく偏食でほぼ全ての食べ物から臭みを感じていてなかなか好きになれなかった。
匂いや味に敏感で食べるもののほとんどが気持ち悪くて、変わった味を楽しめるようになるまでは、ほとんど食べられなかった。
昔、虫を沢山飼っていた僕は、虫を殺している同級生を見て憤怒に駆られていた。
子供というのは蟻を潰したり、バッタの足をもいだりカブトムシを高いところから落として耐久実験をしたり。
そういうのが可哀想だと見てられなかった。一方で人が殴られている様子を見て酷く気分が高揚した。
むしろ蟻のようにすりつぶしたらどんな反応するのか、バッタのように手足をもいだら?死なない程度に高いところから何度も落としたら?仲の悪い同級生や意地悪な上級生をみて残虐な妄想に耽った。
もっとも異常、足るものが血を吸いたいという欲望で、歯が生え変わる時、自分の歯茎を突き破って新しい歯が生え変わろうとして常に出血していたあの頃、口の中を滴る血を舐めて僕は血の美味しさに気づいた。
思春期に入ると僕の友達らは酷く性に興味を持って学校の図書館でエッチな絵が書かれた本をみんなでこっそりみたり、クラスメイトの女子でヤるなら誰だとか、性癖暴露大会なんかやって異性に関心を持っていたが、もっぱら僕の関心は血に関することで、常に考えていたのはクラスメイトで一番血がうまそうなやつ、である。
探究心というのが僕に目覚めたのはこの頃で、まだスマホなんてものはなかったし今ほど調べやすくはなかったから、自分の体でいろんな実験をした。
今考えてもおかしくて、自殺願望があるわけでもないのに故意に自分の身体のいろんなところを傷つけて、血をテイスティングしていたのだからどうかしている。
その中で気づいたことだが、心臓より下の血は苦く、上の血は深い旨味と塩味となんとも言えない極上の香がすることだった。
そして脂が混じった血は粘土のような味がして不味いことも知った。
創作で吸血鬼が首元に噛みつき血を吸うのも自ら血を飲み比べる中でその合理性に気づいたわけだ。
とはいえ、僕ら人間の顎の力では焼いたり皮を剥いだ肉はともかく生きていて皮膚もついた人間の肉を噛み付いて血を出すというのはかなり困難なことだ。
中・高校生の頃には東京喰種とかJOJOとかが流行っていたお陰で僕の異常な面は厨二病として隠し通すことが多分できていた。
元に、自分を喰種だと信じて疑わないやつとか、吸血鬼だと公言しているやつもいたし。
自称喰種や吸血鬼は牛肉が好きみたいで、僕とは気が合わなそうだった。
自分で血を吸いたいだなんて異常だとは思っていながらも僕が悩むことはあまりなかった。
幼い頃から血を飲みつつけていたせいか、あまりに日常化していたからだろう。
唯一困ることといえば、初対面の人間がワインのボトルやジュースのパックそれから未開封のお菓子の袋のように感じることだろう。
ああ日焼けしていて体も引き締まっていて血も美味そうとか、キツすぎない香水の匂いがいいなセンスがいい人だし血も美味いだろうとか、汗でびしょ濡れで太ってるし血に脂が混じっていて不味そうだとか。
そういう血に異常な執着を持ちまた血を美味しく感じることを大学生になって好血病というらしいことを知った。
吸血病やヴァンパイアフェリア?とも言うらしい。
ネットで調べてもほとんど出てこなくて、それが本当なのかわからなかった。
大学を卒業したら就職するが、僕は少しずつ強まる吸血願望が抑えられなくなるのではないかと不安だった。
不安はそれが病気かどうかということや人を襲ってしまうかもしれない恐怖や罪悪感からくるものではない。
僕に罪悪感のざの字もないことは、明らかであったし、不安の種は万が一その辺の人から血を啜って事件になった時、僕が築き上げてきた日常が失われるかもしれないということだ。
他人から血を貰えない状況では、自分の血を吸うしかないが、あまり飲み過ぎれば貧血や出血死のリスクもある。
だが、動物や魚の血で代用するのは論外だ。生臭いし、苦いしとてもじゃないが飲めたものではない。
普段は血液に似た味の梅味のキャンディで代用して衝動を抑えているが、それがいつまで持つか。
そんな生活を続けていたからだろうか。
僕はある時から記憶が曖昧になって、震えも止まらなくなった。
それがいつの日か見た人肉中毒者の末期症状に似ていると思ったが、だからと言って吸血はやめられないしいろんな意味で手遅れだった。
人間離れした欲望と食生活と性格を持っていたとしても、遺書や辞世の句を読む暇もなく死んだのは、所詮僕が人間でしかなかったということに他ならないだろう。
今後の展開について
一つ二つ、今後の展開について先に述べておくとすれば、せっかく転生したというアドバンテージや設定的な魅力を持ちながらも、自分が転生したことや原作知識を積極的に、または初期から開示してしまう小説にはならないと思います。
"「やあ、ハリー!君の未来を僕は知っているよ!なんせ僕は転生者だからね!」"
とか
"「先生!ジニーはヴォルデモートに操られているんです!」「何故君がそんなことを知っているのだ」「それにはまず僕に開心術を掛けてください!」「こ、これは…!?(転生前に見たハリーポッターの映画のシーンをみる)」"
とかそういうのは無いです。
あと、いきなりダンブルドアに「お主転生者じゃな?」のような狂ったメタ発言(つまらない)展開はない、とだけ言っておきます。
二つ目。
アンチ・ヘイト要素も原作キャラに対する否定ではなく、オリ主や原作を知る転生者がいることによる間接的なストーリーの破綻(現在と違う部分がでる)という面でタグを入れています。
三つ目。
異能バトル要素とは、過去を変えようとする主人公リンネ・ウェインライトが原作の魔法では無い要素によってタイムリープをしている為です。そこの部分は正確には異能ではありませんが、魔法を主軸としたバトルでも無い為、異能バトルと表記しています。
最後に。
もやもやするシーン(主人公が糞野郎でイライラするとか謎が謎を呼びつけるとか)、オリジナル展開があるとは思いますが、こういった感じでもよければどうぞよろしくお願いします。
ビクター・ケツエキというキャラクターを知っていますか?
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詳細まで知っている
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名前は知っていた
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誰ですか、それぇ
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今から調べるから待ってて