ハリーポッターと不死身の預言者【改正中】   作:或売奴千刺

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"気電"同志

リンネはアーサー・ウィーズリーにうまく取り入っていた。

パーシーウィーズリーの話を経て、それぞれの家の話、マグルの生活、魔法界の出来事なんかを話していた。

 

「へぇ、羨ましいです!」

 

「そうかな?君の方が羨ましいよ、なんせ"気電計算機"の仕事に携わっているんだろう?」

 

「とは言え父は、販売しているだけですけど……」

 

先程、アーサーがパソコン(電子計算機)について聞いてきた時に勢い余って解説してしまってから、「あれ?5歳にしては賢すぎるかもしれなかった」と後悔した。

だが、アーサーが無類のマグル好きであったことが幸いし、秘密がバレたようには見えなかった。

 

アーサー・ウィーズリーは感情的になりやすいキャラだったはずなので、目の前にいる子供が年齢通りではないと気づけば何かアクションを起こすだろうと踏んだ。

 

「いやあ、羨ましいよ!私もマグルの作るものを沢山見たくてマグル製品不正使用取締局に就職したけど入ってみれば閑職で、おまけに狂った純血主義のマルフォイに絡まれるし、見れるマグル製品は"気電"が使われてないものばかりで、あんまり楽しくないからね」

 

「マグル"商品"不正使用"取れ閉まれ"局ってどんな場所なのですか?」

 

リンネはわざと間違えた言い方をした。

そういえば子供の頃は、長い名前とか正しく覚えられなかったな、と。

 

「"マグル製品不正使用取締局"はうーむ、簡単に言うのはなかなか難しいんだけど、魔法界の秩序や文化、それに治安の維持やマグルからの隠蔽も含めて魔法界とマグル界を混在させないように魔法界にマグル製品を持ち込んだり使用したり、魔法界を暴こうとするマグルから記憶を消したり、そんな場所かな?」

 

全然まとまっていないし、普通の子供ならつまりどう言うこと?と思っただろうがリンネは5歳の見た目をしているだけだ。

 

「つまり、マグルから魔法界を隠蔽しマグル製品が流入するのを防ぐ仕事なんですね!」

 

話をまとめたりしっかりした受け答えをしているのはなかなか違和感があるものだが、アーサーはマグルの話に夢中だし、リンネはリンネで流石に自分が5歳の時どんな言動や行動をしていたかなど覚えているはずがなかった。

 

「そうなんだよ!いやあ、最近の子供は賢いね、いやマグル流の教育がいいのかな。うちの子もマグルの学校に通わせてみるか?」

 

「いや、どうでしょうか、それは」

(原作壊れる、原作壊れる、原作壊れちゃうぅ!!)

 

まさか自分の演技によって意図しない原作ブレイクが起きるんじゃないかとヒヤヒヤした。

 

嘘は真実と混ぜて言えばバレにくいとあるように、リンネは本名や出身地に嘘をつきながらも親の仕事が何をしているかは本当の話をしたのが間違いだったか。

なんとかロンやジニーがマグルのスクールに行ってハリー・ポッターの友人にならずダズリーの友達や妻になってしまう狂った未来などさせるものかと、頭をフル回転させた。

 

「うん、いくらマグルに理解があるモリーもホグワーツに通わせないと怒るかな?…… うーむ、難しいなぁ

 

「あー、マグルの世界にも教科書があるのでそれを買ってみたらどうですか?アーサーさんの興味がある電気についてもホグワーツ一年生くらいの年齢でならうみたいです」

 

「本当かい!でも、マグルの"気電"の本を買ってみたんだけどすごく難しくて占い学並みによくわからなかったよ?」

 

子ど…… じゃない、多分、あー、魔法族のように電気を知らない人にもわかるように書いてあるはずです。たぶんアーサーさんが買ったのはおと……そう研究者用のやつだと思います」

 

子供向けとか大人向けと言う言葉をだして、アーサーに意図しない皮肉を言いそうになるのを回避して言葉を捻り出した。

危うく、マグル対策の専門部署に勤めているけど、知識はマグルの餓鬼並みと言う皮肉になってしまうところだった。

 

「今度買ってみるよ!」

 

 

今のところ、疑われている様子はない。

 

真実薬を盛られた気配もない。

 

開心術をかけられた感じもない。

 

 

服従の魔法とかもかけられていない……はずだ。

 

真実薬は話したくない内容も聞かれたら口が勝手に動いて話してしまったり、頭がぼぅとして考えられなくなるはずだから、今色々なあくどいことを考えながら嘘をついている時点で真実薬を使われていない証拠になる。

 

開心術をかけられると、無理矢理誰かが精神へ入ってくるような不快感を感じるはずなのでそれもない。

 

服従の魔法はかけられた直後や効果が切れかけならともかく、確認しようがない。

 

だが、畳みかけるなら今しかない。

 




評価ありがとうございます♪
いつのまにか9と8の評価が。

あと数話で一章終わります。


アンケートの参考になればと思いまして情報を乗せておきます。
ハリーポッター の原作や公式情報でわかっている杖の構成情報について以下のものです。【分岐 序-3】

○芯材 
●詳細までわかっている
ドラゴンの心臓、ユニコーンの毛(たてがみ)、セントラルの尾毛、不死鳥の羽、ヴィーラの髪

●名前だけ出てきた
サンダーバードの尾羽、トロールの髭、ホーンサーペートの角、ルーガルーの毛、バジリスクの角、ハナハッカの茎、サンゴ、骨、ホワイト・リバー・モンスターの背骨、ルーガルーの髪、スナリーガスターの心臓、ジャッカロープの枝角、ニーズルの髭、ケルピーのたてがみ、貝殻、ワンプスキャットの髪

◇木材
■木材一覧 *木材の性質についてはほぼ全て判明
あ】
アカシア、アカガシワ、アスペン、イチイ、イトスギ、鬼胡桃
か】
カエデ、カラマツ、ギンヨウボダイジュ、クマシデ、クルミ、クロクルミ、栗、黒壇、月桂樹
さ】
サンザシ、桜、シカモア、紫壇、杉、セコイア
た】
トウヒ、トリネコ
な】
ナシ、ナナカマド、ニレ、ニワトコ
は】
ハシバミ、ハナミズキ、ハンの木、バラ、ヒマラヤスギ、ヒイラギ、ブドウ、ブナ、ヘーゼル、棒、ポプラ
ま】
マホガニー、マツ、モミ
や】
ヤナギ、ヤマナラシ、ヨーロッパナラ
ら】
ライム、リンゴ、リンボク、レッドオーク

オリ主が杖屋で購入する杖は?公式情報、公開されている木材や芯材で作られた原作寄りの杖。オリジナルの素材の杖。もしくは買わないで誰かの杖を略奪して使う。

  • 公式の情報で出ている木と芯材
  • オリジナルの木材と公式情報の芯材
  • 公式情報の木材とオリジナルの芯材
  • オリジナルの木材と芯材
  • 誰かの杖を略奪する
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