フューチ提督物語   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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前話で最後に立っていたのをバレットに変更

すみません


ロジャー

「おめぇ強いなハァハァ」

 

「そりゃ……どうも」

 

 ダグラス・バレット……鬼の跡目

 

 滅茶苦茶強かった

 

 ただ私も強くなっているのは感じた

 

 バレット相手に1日殺し合いができたのだから

 

 しっかし全身武装色の覇気は良いなぁ……未来の見える見聞色の覇気と合わせたらほぼ最強になれるだろうに

 

「よぉ姉ちゃん強いな! バレット相手に1日戦えるのは異常だぞ」

 

「ハハハ、海賊王にそう言われたら嬉しくなるじゃないか」

 

「ん? 海賊王?」

 

「未来の話さロジャーあんたのね」

 

「なんだ予言か?」

 

「ちょっと違うかもしれない。私は読めるんだ第四の壁を越えた先の映像と文字を」

 

「第四の壁とはなんだ」

 

「役者と観客の境目にある壁の事さ。この出会い、旅、出来事……この世界の大きな出来事を読んでいる者達がいる」

 

「なんじゃそりゃ? 俺達は役者じゃねーぞ。海賊だ」

 

「その冒険を楽しそうに読んでいる子供達が別次元には居るんだよ。もしかしたら今も見られているかもね」

 

「ハハハハっそりゃ傑作だ……で! 俺の役回りはなんだ?」

 

「産まれるのが早すぎた主人公にしてそれを運と努力で最後まで完走した時代の覇者さ」

 

「ハハハハそいつぁすげえな! なぁもしもだ。もしも最後の島への行き方なんかもわかったりするのか?」

 

「確証は無いけどわかる。赤い4つあるポーネグリフを読み解き、そこに記された4つの地点の交わる位置に最後の島がある」

 

「お前海兵だよな。そんな重要な事を言って良いのか?」

 

「あんた達ロジャー海賊団にはゴッドバレーにて助けてもらった借りがあるこれでチャラといこう」

 

「話のわかる奴は好きだぜ! 女海兵名前は」

 

「フューチ……エレ・フューチ、階級は大尉」

 

「「「大尉!?」」」

 

「おめぇ将官じゃねぇのか!?」

 

「将官なんて無理無理! 現場で一回やらかしてるし、この無人島に流されてから約10ヶ月も職務放棄してるから更に階級が上がらなくなったよね……たぶん」

 

「かぁ! 見るめねぇな海軍は……よし! フューチ俺の船に乗れ!!」

 

「おい、船長海兵乗せる海賊がどこに居るんだよ」

 

「かわいそうだろこんな辺鄙な島に置いていったらよぉ」

 

「そうだけどさ」

 

「……そうだ! ただで乗せてもらうのは流石に悪い。船内で働いたりもするけどこれを譲るから乗せてくれないか」

 

 私はダッシュで樽を持ってきてこれを渡すと言い張る

 

「樽なんか要らねーよ」

 

「樽の中身だよ……悪魔の実だよ」

 

「そりゃ乗せるのに釣り合う宝だ! フューチますます俺はお前の事が気に入ったぞ」

 

「そりゃどうも」

 

「おいバギー! お前にこの悪魔の実はやるよ。欲しがってたからな」

 

「へ!? 良いんですかロジャー船長!!」

 

「おう、よく考えて使え」

 

「あ、ありがとうございます!!」

 

「良かったなバギー」

 

「うるせぇシャンクス!! お前にはやらねーからな」

 

「わかってるよ」

 

「予言ついでに教えてくれ……俺には何が足りない」

 

「ポーネグリフを読める人材でしょ。その人材は白ひげ海賊団に居る光月おでんその人さ」

 

「光月おでん……今暴れてる侍か」

 

「あと乗せてもらう手前こんなことを言うのは苦しいのですが……私を鍛えてほしい」

 

「おいおい嬢ちゃんバレットと1日やり合っておいてこれ以上どこを鍛えるんだよ」

 

「武装色と見聞色の覇気」

 

「見たことねぇ青い覇気を使いこなしてたじゃねぇか」

 

「しっかりとした武装色の覇気の習得方法を知らないと新世界は厳しい。私のは邪道だよ」

 

「ロジャー、じゃあこいつの面倒を私が見よう」

 

「レイリーか! 良かったなフューチこいつは俺の右腕だ。物知りだから色々教えてもらえるぞ」

 

「あ、ありがとうございます!! 代わりに船のコーティングのやり方を教えましょう」

 

「そいつは良いな」

 

「おい船長俺は海兵なんざ乗せるの反対だかんな! 占いも当たるかわかんねぇじゃねえか」

 

「ギャバンお前も真面目だなぁ」

 

「じゃあこれは当たってるでしょ……ロジャーの余命約2年。ラブーンの居る岬で船医クロッカスと出会い延命している」

 

「……当たりだ」

 

「勿論この事は海軍の誰にも言ってない。言っても信じてはもらえない。私の能力も海軍で信じている人は少なかったからね」

 

「そうかそうか! 海軍の事なんざ一回忘れて航海を楽しめフューチ!!」

 

「そうするつもりさロジャー……船長」

 

「野郎共新たな仲間のために宴だ!!」

 

 こうして私はロジャーの船に乗ることとなる

 

 下っ端も下っ端でバギーやシャンクス達と同じ事をやりながら料理の腕を買われてコックの真似事をやっている

 

 これまでの航海を通じてきた事が多いに役立った

 

「フューチさんいつまでボロボロの正義のコートを羽織ってるんだよ! それじゃいつまでも浮いたままだよ」

 

「このコートにはあの島で寒さから助けられてもらってきたし、私が命がけで手に入れた物でもあるんだ……このコートを着られるようになるまでに何度死にかけた事か」

 

「でもフューチさんバレット並みに強いじゃん! 本当に死にかけたの」

 

「シャンクスは居なかったか。ゴッドバレーは地獄だった。何百人もの海兵が死に絶え民間人も亡くなり、ロックス海賊団も多数の死者が出た。私も肋骨が何本も折れたし、島の崩壊時も何とか脱出できた。ゴッドバレーだけじゃない。普通の海戦でも覇気を上手く扱えなかった私は何度も死にかけた。私が漂着していた無人島に飛ばされる前の嵐だって死にかけたっちゃぁ死にかけた……このオーロジャクソン号の様に頑丈な船を海軍は持ってないから嵐が来ると何人もの犠牲者をだす」

 

「へぇ、海軍ってあんなに立派な船を沢山持ってるから強いって思ったけどそうでもないんだな」

 

「船単体だったら海賊の方が良いのを持っている事は多々ある。怖いのは総戦力と少将以上のごく一部さ」

 

「へぇ」

 

「でもよフューチ! 海軍がそんなに怖くないんなら民間人はたまったもんじゃねぇな」

 

「今はまだ海軍と海賊が拮抗している状態だから何とかなっているけれど次の時代にはその拮抗が崩れ20年近く無法の時代が到来することとなる……シャンクスもバギーも強くなりな。もし海軍に私が復帰したら捕まえに行くから覚悟しときな」

 

「ヒュー怖」

 

「べべべつにビビらねーかなら!!」

 

「フフフ」

 

 

 

 

 

 

 

 

「こうですか」

 

「違う違うこうだ!!」

 

「こうですか」

 

「そうだその調子だ」

 

「またフューチはレイリーに覇気を教わってるのか」

 

「あぁしっかし武装色の覇気の才能が恐ろしい程無いんだとよ」

 

「じゃあ何でバレットと殴りあえるんだよ」

 

「何でも膨大な量の覇気を圧縮して使ってたらしい」

 

「だから俺らにも青く見えたのか」

 

「だけど能力によって終着点は見えてるんだと」

 

「終着点?」

 

「武装色の覇気は全身に纏って長時間活動できること、見聞色の覇気は未来を見えるようになるんだと」

 

「全身武装色って船長とレイリーさんとギャバンさんとバレットくらいしか出来なかったよな」

 

「あぁ、それができれば能力者の攻撃をほぼ無効に出来るんだと」

 

「でも内臓とかは守れないんじゃねぇか?」

 

「フューチは膨大な覇気で内臓や骨まで武装色の覇気で守るんだと。そうすればグラグラの実の白ひげも怖くないんだと」

 

「そりゃ無茶だ」

 

「無茶でもフューチはやる気だぜ」

 

「見聞色で未来視ってなんだ? 見聞色って鍛えれば未来も見えるのか?」

 

「そうらしいぜ何でも数秒先の未来が見えるんだとか」

 

「そいつは良いな! サイコロ当てまくりじゃねぇか」

 

「そういう事考えてるからいつもお前は賭けに負けるんだよ」

 

「ちげぇねえや!!」

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