フューチ提督物語   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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エッド・ウォーの海戦

「エッド・ウォー……!? ギャバンさんそこはマズイ! 金獅子の大艦隊と接触する」

 

「なに? 予言か」

 

「まぁ予言といえば予言だけど……とにかくこのままだと金獅子と大海戦の末痛み分けで海峡を突破することになる」

 

「……船長に伝えてこよう」

 

 

 

 

 

「フューチ! 俺は勝てるんだろ。なら大丈夫だ突破するぞエッド・ウォー海域を」

 

「しかし危険すぎます私の知識が万が一外れたら敵の艦隊がいない可能性はまだいいとしても我々が負ける可能性の2つがあります! 危険です」

 

「ならもう一つ可能性を加えておけフューチ……痛み分けではなく俺達が完勝する可能性をな」

 

 私や知識を信じたギャバンは必死にロジャー船長を止めたが聞く耳をもたなかった

 

「ロジャーの時間は少ない。止めるなフューチ、ギャバン」

 

「レイリーさん」

 

「レイリーでもロジャー船長に万が一があったら俺は……」

 

「万が一があるか! これまでロジャーはそういったピンチを何度も乗り越えてきた! これ以上追及するならお前ら船を降りろ」

 

「す、すみません」

 

「わかったよ」

 

「うむ、ただ船員には秘密にしておけ。動揺されたら困る」

 

「わかりました。幸い私もギャバンさんにしか言ってませんので」

 

「うむ、フューチ武器や大砲の最終メンテナンスを頼むギャバンはどの位置で接敵すれば戦いやすいか計算していてくれ」

 

「「了解!」」

 

 こうしてエッド・ウォー海域にロジャー海賊団は突入することとなる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 エッド・ウォー海域

 

 天候が変わりやすくが大兵力を展開しやすい新世界でも度々ここで海賊や海軍が戦闘してきた場所である

 

 ここに金獅子海賊団大親分金獅子のシキは実に23隻の船と3000名の船員を用意し万全の準備で我々に対峙した

 

 そもそもなぜこの場に我々が現れるのか知っているのは謎であるが、近海で停泊していたのでそこから情報が漏れた可能性が高い

 

「だ、大艦隊だぁ!! 金獅子の大艦隊が現れたぞ!!」

 

「バギーうるせぇ! 見りゃわかる!」

 

「ロジャー船長!! どうする!!」

 

「接近だ! 声の届く距離まで近づけ」

 

「い、嫌だぁ砲弾がバンバン当たる距離じゃない!! 船長今から逃げましょうよまだ間に合いますって」

 

「いや、逃げねぇ……野郎共戦闘態勢!!」

 

「「「おおお!!」」」

 

「フューチ当たったな」

 

「……たぶん大丈夫。こっちもできる限りの準備はしてきた。幸いここは天候が荒れやすい。荒れるまで耐えればこっちの勝ち」

 

「あぁ、操縦は任せろ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして伝説の場面となる

 

「この話なん十回目だロジャー!! 若ぇ頃には色々有ったが水に流そう……お前が有りかを知る世界を滅ぼす兵器と俺の兵力!! そして俺が長い年月を費やして立てた完璧な計画が有れば今すぐにでもこの世界を征服できる!!」

 

「俺の右腕になれ! ロジャー!!」

 

「俺は支配に興味がねぇんだよシキ!!」

 

「やりてぇようにやらねぇと海賊やってる意味がねぇだろ!! どんな圧力をかけてこようとも金獅子!!」

 

「お前の申し出は断る!!」

 

「止めて船長これ何十隻いると思ってるんだよ」

 

「邪魔だバギー」

 

「つまりその答えは……今ここで殺してくれってことだよなぁ!!」

 

「てめぇら全員叩き潰すって意味だよ」

 

「フューチ砲撃だ!」

 

「わかりました!!」

 

 ドン!! 

 

「初弾命中!!」

 

「流石だフューチ」

 

「野郎共戦闘開始だ!!」

 

「死ねロジャー!!」

 

「死ぬのはてめぇだ金獅子!!」

 

 これまでのエッド・ウォーでの海戦を全て塗り消す海賊大艦隊大親分金獅子のシキと後の海賊王ゴール・D・ロジャーとの決戦が始まった

 

 

 

 

 

 

 

 

「月歩」

 

「フューチ妊婦なんだから無茶すんなよ」

 

「大丈夫これくらいの数なら!! 雑魚だよ」

 

 ヒュ──ーン

 

「武装色……青」

 

「青拳」

 

 飛んできた砲弾を掴み取り投げ返す

 

「海兵だ!! 海兵がロジャーの船にいるぞ!!」

 

「ギャー!! 砲弾を投げ返して来た!!」

 

「退いてろ邪魔だフューチ」

 

「連れないねぇバレット……合わせろバレット」

 

「腕が砕けても知らねぇぞ」

 

「「威海」」

 

 覇王色の覇気を纏わせ殴り合った衝撃で大津波が発生する

 

「舐めるなあ!! 斬波!!」

 

 しかしこの攻撃は全盛期のシキの前には無力であり防がれてしまう

 

「うわぁぁぁぁ近づくんじゃねぇ!! 来るなぁ!!」

 

 バリバリバリバリとバギーが操るマキシム機関銃が火を吹く

 

 近づいてきた船に対して機銃掃射は抜群であり覇気が扱えない雑魚は身を屈めて避けなければカスっただけで致命傷である

 

「おいバキー替われよ!」

 

「シャンクス今替わったら撃たれる!! 撃たれるから!! ムリー!!」

 

「どこ撃ってんだよ!! 貸せ!!」

 

「ギャア!! 死ぬ!!」

 

「相変わらず賑やかだなバギーとシャンクスは」

 

「チッロ!! それどころじゃないですって!!」

 

「ゼハハハハ! こんなに砲撃されるのは久々だな」

 

「だがこんな砲撃じゃトムさん自慢のオーロジャクソン号は沈まねえぞ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 私はバレットと合同で敵船に乗り込んでいた

 

「海兵がなぜロジャーと一緒に居やがる」

 

「さぁなぜでしょう? まぁ君達とは敵対ってのは馬鹿な君らでもわかるよね」

 

「貴様馬鹿にしやがって!! 野郎共あの女海兵を射殺しやがれ!!」

 

 バババン

 

 銃弾が私に襲い掛かるが

 

「見聞色紙絵」

 

 ヒラヒラと全ての銃弾を避ける

 

「てめぇら斬り殺せ!!」

 

「全身武装色青……鉄塊拳法!! 青拳突き!!」

 

 斬り殺そうとしてきた海賊の土手っ腹に風穴があく

 

「やぁぁぁぁ!!」

 

 ガキン

 

 刀の方が折れる

 

「君達新世界の海賊だよね? 何で覇気を扱えてないの?」

 

「う、うるせぇ!!」

 

「バレットそっちは」

 

「なに遊んでるんだフューチこっちは全員もう殺したぞ」

 

「ちぃ……化け物め武装色!!」

 

「やっぱり幹部クラスは使えるよね!!」

 

 ガキン

 

 腕と刀がぶつかる

 

 鍔迫り合いとなり一瞬の拮抗

 

「が、駄目!!」

 

「な!?」

 

 ボキン

 

 刀が折れる

 

「効率の良い覇気の扱い方、覇気の圧縮、覇気の総量……全てが私以下!! それでは駄目だ」

 

 ガシッ

 

「離せ!! くそ!!」

 

「黄金衝撃」

 

「が、がは!?」

 

「覇気を体内に直接流せば耐えきれないのだよ……おわかり?」

 

「おい、フューチこの船は終わりだ次行くぞ」

 

「……いや、終わりだよ」

 

「あぁん?」

 

「天候が変わった嵐だ……勝った」

 

「ずらかれば良いんだなさっさと行くぞ」

 

「ちょっと待ってね……」

 

「先行ってるぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 何回か海賊船に乗り込めば海賊がどこに財宝を隠すか検討がつく

 

 私は壊滅したこの船の中を漁り宝を物色する

 

「悪魔の実の継承には様々な仮説が存在する心臓説、遠くに飛ばされる説等々……バラバラの実を発見した時その実が実っていたのはリンゴの木だったとなると2つの仮説が更に出る能力者が死んだ瞬間近くに合った果実が悪魔の実となる説と近くにあるリンゴの実が悪魔の実となる説の2つだ……どうやらどっちかは当たりのようだね」

 

 手に持ったただのリンゴを噛りながら私は食糧庫を漁る

 

「有った……悪魔の実恐らくさっきバレットが倒していた流体金属の悪魔の実……モデルは何だろうね」

 

 私は他に奪った宝物を手に船から離れる

 

「お腹の赤ちゃんに食べさせる最高の宝物だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

「この海域を脱出するぞ捕まれ!!」

 

 嵐が更に酷くなり風に乗ってロジャー海賊団はこの海域から脱出

 

「シキ! これに懲りたら俺達の邪魔をするんじゃねぇ!!」

 

 シキはこの時船の舵が頭にめり込み気絶していてそれどころではなかったし、その影響で船団は大混乱であった

 

 ロジャー海賊団として沈めた船は3つだけ

 

 しかし嵐によって11隻の船が沈み新世界でシキの影響力は低下することとなる

 

 一方ロジャーはこの海戦の事実上の勝者となり、世界に名を馳せることとなる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ロジャー次はどこに行く」

 

「今回の海戦で船に何発か砲弾を食らったかも知れねぇ魚人島、シャボンディ諸島を経由してウォーターセブンへ行くぞ!! 野郎共!!」

 

「「「おお!!」」」

 

 

 

 

 

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