フューチ提督物語   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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最後の島

「ここが……最後の島」

 

「野郎共上陸だ!!」

 

 最後の島に嬉々として上陸して島の中央に向かう

 

「すげぇ……これがポーネグリフを残した者達の遺産か!?」

 

 島の中心部に向かう途中には歴史を感じさせる建物や見たこともない動植物、架空とされてきた生き物達が多々生息していた

 

「既にここだけでも来た価値があるなレイリー」

 

「あぁ、家の中には金や銀で作られた小物や巨大宝石を切って作られた椅子にテーブル、燃え続ける石、見たこともない金属……スゴいな」

 

「ポーネグリフの石が石切場にゴロゴロ転がってやがる」

 

「島の中心は……なんだ!? 作りかけの船か?」

 

「ポーネグリフが沢山転がってます!!」

 

 おでんがそれを1つ1つ読み上げていく

 

「ふは、フハハハハ」

 

「わはー!! なんじゃそりゃ!! それでこの国は滅んだのか!! とんだ笑い話だ……その時攻めてきた船員の生き残りが今の世界政府の子孫か!! 笑える」

 

「天竜人とはそういう意味だったか!! 天を駆ける竜ではなく文字通り天からやって来たって意味だったか……」

 

「巨大な力とは外部を意味していたかうむ」

 

「何より傑作だ!! オールブルーの作り方だ!! レッドラインの破壊方法がぶっ飛んでやがる!!」

 

「フューチどこへ行く」

 

 私は朽ちた船のなかに進んでいく

 

「文字は読めないけれど写しは取れる……有った……」

 

 私は巨大な絵のついた石板を見つける

 

「おーい! フューチ!! どこ行った!!」

 

「ここだよおでんさん」

 

「なんだここかまた石板か!!」

 

「おでんさんこれを読んでください。私はそれを写しますから」

 

「何々……悪魔の実とはか……!? この国は悪魔の実を人工的に作っていたのか!!」

 

「悪魔の実の複製はできなかったようですがあらゆる物質、動物を悪魔の実にしていったようですね」

 

「しっかし自分等が起こしたあれで滅ぶとはなんとも間抜けな人々も居たものだ」

 

「ただ、原文によるとその時に裏切り者が居たのも確かだね」

 

「……ジゲジゲの実についてもありますか?」

 

「あぁ、確かにある。何でも異次元と交信をし、時空を飛ぶ力と書いてある」

 

「時空を飛ぶ……」

 

「別空間を使い物質を瞬時に転移させる力だそうだ。別次元に蓄えそれを持ち運ぶこともできると書いてある」

 

「ポーネグリフはそれで運ばれた感じかな? となると」

 

「いや、国の一大事に別の能力で飛ばしたらしい」

 

「なるほど……おでんさん写すのに時間がかかるけど大丈夫?」

 

「あぁ、とことん付き合おう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし、これで写し終わった」

 

「悪魔の実の辞典が出来上がったな」

 

「これで欲しい悪魔の実を狙うことができる」

 

「ランダム時に飛ばされる場所まで書かれてるとはスゲーな俺も一個食ってみてぇ」

 

「本当にそうだね……私ももし2つ目が食べられるのならあれを食べてみたい」

 

「「ゼウス」か」

 

「神の名をもつ悪魔の実ただ、船長が許さねぇだろこれを口にするのは」

 

「ここにあるこの実を口にすれば船長の命は延命できるかもしれないけどそれをやろうとはしないだろう」

 

「……オーロに食べさせたい」

 

「正気か」

 

「あ、ゼウスじゃないよ。こんな地雷悪魔の実なんか食べさせないよ」

 

「あぁ、食べた瞬間に半分の確率で死ぬ悪魔の実はな……自分の運をかけるのなら良いが」

 

「となると何を食べさせたいんだ?」

 

「アダムとイブ……世にも奇妙なさくらんぼ型の2つ同時になる悪魔の実だよ」

 

「ある場所はわかってるから行ってみれば良い」

 

「そうだね……海軍に戻ったら行ってみようかな」

 

「おめぇ真実を知ってもなお海軍に戻る気か!?」

 

「歴史の真実を知った今、逆にやることができた」

 

「そうか」

 

「恐らくココアも今回ので海軍という組織に対しての希望が無くなっただろうね……ココアはもう家族にも戻れないから私が受け入れないと孤児になってしまう」

 

「そうだな。そうしてやれ……で、このプルトンはどうする? 設計図は入手したんだろ?」

 

「あぁ、原盤は流石に不味いからあくまで写しだけど手に入れた……私が注目したのはコアだよ」

 

「コア……動力源か」

 

「まさか私が使おうとしていたダイナ岩で代用できるとは思わなかった。これを私が設計した動力装置に組み合わすことができれば私が夢見た不沈艦が完成する!!」

 

「不沈艦か! そりゃすげえ」

 

「だけど足りないパーツが多すぎる。海軍に戻ったら1つ1つ手に入れないと」

 

「そうだな……」

 

「……そういえばロジャー船長達は?」

 

「笑い転げてるよ! 世界がひっくり返ったんだ面白すぎてな……フューチは良いのか笑わなくて」

 

「勿論笑ってるよ。ただこの島の宝が今後私が生きるためには必要だからね」

 

「次は何を写すんだ?」

 

「こっち来てみな」

 

「ん?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「な、なんじゃこりゃ!!」

 

「巨大地球儀さ」

 

「これは持ってけねぇな」

 

「恐らくこの島最大の宝だよこれ……空島まで全て書いてある気候も全て……」

 

「こいつが有れば世界が安全になるな!! 海王類はポセイドンで何とかなるから」

 

「そう、人魚姫が居て初めて完成する!!」

 

 パチン

 

「ジゲジゲポケット」

 

「おお!? 早速使えるようになったのか!?」

 

「発想が無かっただけで説明さえあればできますよ。これぐらい……これまで写したポーネグリフを含めこれらの写しは海軍に見つかるわけにはいかないからね」

 

「まぁそりゃそうだろうな」

 

「安全となると私が作り出す異空間の中に入れるしかないでしょ。最悪暗号にして更に読み辛い文にしなきゃならないと思ってたんだから」

 

「そいつは大変な事をしようとしてたなフューチ!!」

 

「だけどこれで写しをそのまま保管できるってわけ!!」

 

「良かったなフューチ」

 

「そういえば莫大な財宝はどうするんだって?」

 

「何でも必要な分だけ貰ったら後は後の世代の為に残すんだと」

 

「まぁそれが良い」

 

「さぁおでんさん帰ろう皆のもとへ」

 

「おうよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやー、笑った笑った!!」

 

「最高の島だったなロジャー」

 

「そうだ! この最後の島にこんな名前を付けようlaugh taleと!!」

 

 これがラフテル誕生秘話である

 

「フューチずいぶん色々書いていたがどうだった収穫は!!」

 

「悪魔の実についての石板と巨大な地球儀がありましたよ」

 

「そうかそりゃ良かった」

 

「後はゼウスの悪魔の実が有りましたが船長食べます?」

 

「いや、いい。俺は今回の旅でハッキリしたジョイボーイを後世に残さなければならないからもう命はいらない。延命できる悪魔の実だろそれは」

 

「はい。そうです。しかも恐らく最強の悪魔の実でもあります」

 

「入らねぇ入らねぇ野郎共いる奴いるか!?」

 

「船長が食べないんだったらいらねぇな」

 

「そうだそうだ」

 

「あ、食べると半分の確率で死ぬよ」

 

「先に言えフューチ!! 俺を殺す気か!!」

 

「ですよね……だから島の中央に置いてきました」

 

「まぁそれが良いな」

 

「で、フューチ世界の真実を知った今も海軍に戻るか?」

 

「戻る」

 

「「「ええ!!??」」」

 

「ココアはどうする?」

 

「わかんなくなっちゃった……正義だと思ってたのが崩れちゃったし」

 

「なら海軍じゃ無くて私に着いてきなよ。世界をひっくり返そう!!」

 

「え!? えええええ!!」

 

 最後の島で見たもの聞いたもの読んだもの

 

 全てが世界をひっくり返す出来事だった

 

 最強の悪魔の実ヒトヒトの実モデルゼウス

 

 半分の確率と言ったが正確には9割で死ぬ

 

 脳が処理できなくなるそうだ

 

 もう皆もこれで海賊家業は終わりだろう

 

 ロジャーの時代はこれで終わり

 

 海賊王の誕生と共に終わるのだ……

 

「楽しかったよロジャー……」

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