フューチ提督物語   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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着任フューチ少将

 どうも第四の壁を越えた先に居る皆さんこんにちはフューチです

 

 原作開始22年前……私が28歳、オーロとアルジェントが3歳、ココアが12歳になりました

 

 私は無事に子供達の居るバテリラに到着し

 

「フューチさん!!」

 

「おぉ、ココア元気だった?」

 

 約1ヶ月ぶりの再会オーロもアルジェントも元気そうだ

 

「ねぇママ。パパはやっぱり処刑されたの?」

 

「うん……偉大な最後だった……オーロ、アルジェント。これからパパの名前を言ってはいけませんよ。鬼の子と分かれば世界政府が動き出すからね」

 

「「わかった!!」」

 

「よしよし、良い子だよ。ココア直ぐにこの島を出てテンテン諸島に向かうよ」

 

「テンテン諸島? 行ったこと有りましたっけ?」

 

「いや、無いけど……永久指針もあるし、地図もある。行くのは容易いよ」

 

「そうですか……良かった……」

 

「ココア、オーロとアルジェントを連れて先に船に行ってて、ポートガス一家に挨拶してくるから」

 

「はーい。行こうオーロ、アルジェント」

 

 

 

 

 

 

 

「ルージュさんお久しぶりです」

 

「あら! フューチさん! いらっしゃい! 子供達には会えたかしら」

 

「えぇ、預かっていただきありがとうございました」

 

「いいのよ……で、もう行ってしまうの?」

 

「はい。ここでの長居はあなた方にも良くない」

 

「そう……海軍に乗り込んだってニュースは笑わせてもらったわ。あの人の顔写真も載っていたし、……ねぇ」

 

「はい」

 

「あの人は満足して逝けたのでしょうか……フューチさん」

 

「マリンフォードに向かう最後の旅でロジャー船長は貴方との惚気話ばかりでしたよ……やっぱりあなたが羨ましいルージュさん。……船長から私も愛されたかった……でも私には抱かれる事は有っても愛までいかなかった……仲間で完結していた。最後まで愛していたのはあなたでした」

 

「そう……そうですか……」

 

 ルージュさんは静かに泣いていた

 

 ルージュさんのご両親はその話を静かに聞き続ける

 

「私はもうここには来ないと思います。ロジャーの子供探しに海軍の捜索が始まると思いますがモンキー・D・ガープ中将に会うことが有ったら頼ってください。彼が監獄に入れられたロジャーと最後に話をしたライバルです」

 

「わかったわ。伝えてくれてありがとう」

 

「それでは……お元気で」

 

「はい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 バテリラから小型船でカームベルトを突き進む

 

 風は無いが天候が安定しているためである

 

 時折出てくる海王類はココアの良い練習相手となり、ココアもメキメキと力を付ける

 

「ココアは月歩と剃は使えるようになったから指銃とか覚える? 嵐脚覚える?」

 

「それより能力を伸ばしたい! はやく! はやく能力の覚醒ってのをしてみたい!!」

 

「そうだね……よし! それじゃあその特訓をしようか!」

 

「はい!!」

 

 歌を歌いながら航海を続ける

 

 春島、夏島、秋島、冬島通り抜け、空島、白海を通過してレッドラインを横断し、グランドラインに突入して、新世界テンテン諸島に到着する

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここがテンテン諸島……モーリシャス王国のある1の島」

 

 テンテン諸島の永久指針を頼りに進むこと3週間テンテン諸島に到着する

 

「裏道は航海を楽にすると知っていたけど……カームベルトとレッドラインを空島経由で通過するのは冒険をだいぶ簡単にするね……」

 

「楽じゃ何か問題でもあるの? フューチさん」

 

「いや、……昔のあれだけの苦労はなんだったのかなって」

 

 約10年前の大量の死者を出しながら敢行していたグランドラインの航海を私は思い出していた

 

「……とりあえず行こう。感傷に浸ってたってなにも始まらないからね」

 

 

 

 

 

 

「フューチ少将に敬礼!!」

 

 私も敬礼をしながら歩く

 

「ご苦労!!」

 

 基地に入ると手厚い出迎えを受けた

 

「大佐、まずはこの国の上層部に挨拶をしたい。アポは取れるか?」

 

「は! 既に王族の方から接触を求められております!!」

 

「よろしい。この子達は私の娘だ。生活私の自室に案内していてくれ」

 

「は!!」

 

「フューチ少将新しい制服になります。ボロボロのコートでは格好がつきません。着替えてください」

 

「王族との謁見する時は着替えるが、通常時はこのボロの服で良い……基地の人数、軍艦、武器の数、使える工場、町の規模等のデータが欲しい。謁見後こちらに戻るまでに準備しておいて欲しい」

 

「直ちに」

 

「ふー、さて始めますか!!」

 

 フューチ人生の第三章の始まりだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よく来てくれた海軍の少将さん。難しい土地だろうに……その……ずいぶん若いな」

 

 モーリシャス王国国王ベゾルト3世

 

 引き締まった筋肉、肌はやや黒くこの過酷な動植物の王国の国王に相応しい前線で指揮を自ら取る国王である

 

「若さは関係ありません。国王様……前任者は戦死と伺っております」

 

「うむ、白ひげ海賊団と抗争の末戦死した」

 

「まずは安全問題を何とか致しましょう。白ひげとは個人レベルですが知り合いですので何とかできます」

 

「本当か!!」

 

「海軍として公にはできませんが白ひげとは不可侵を結ぼうと思っております。もう一方のビッグマムに対しては苛烈に対処致します」

 

「しかし我が王国は動植物の進行により疲弊している。ビッグマムと全面的な敵対ができる程この国は強くないぞ……食料の輸入にも支障が出る」

 

「なるほど……まず私が着任したからには基地の兵、国軍の強化を行いましょう。覇気と六式の技を伝授致します。動植物の蔓延する島々の解放していこうと思っております」

 

「本当か!! ……前任者は海軍の管轄外と言って協力してくれなかったが」

 

「海兵の訓練のため、食料補給のため等理由は幾らでもつけられます……5年以内に新世界でも戦える強国になる手伝いを致します。10年以内にビッグマム、白ひげと渡り合える武力を、15年以内に世界の強国になる手伝いを致しましょう。こちらは全力で協力するつもりです」

 

「助かる……世界会議に出席する先々代から続く悲願達成に協力してくれ」

 

「わかりました。まずは……我々が力を蓄える時間と金を稼ぐため海兵を使って港の拡張、白ひげ、ビッグマム海賊団の船の補給の見逃し等を行います。治安維持にも海軍を出しますので治安は悪化させません」

 

「し、しかしそれは海賊との癒着になるのでは」

 

「何を今さら……私はロジャーの船のクルーですよ。悪名が高まろうが構いませんし、最終的に駆逐できれば良いのです。センゴク大将、コング元帥両名からの許可は頂いています」

 

「そ、そうか……ずいぶん劇薬みたいな人物を寄越したものだ」

 

「ふふ、別に私腹を肥やそうってわけじゃ無いですから安心してください」

 

 国王や重鎮達は私の威圧感、ふてぶてしさ、異常な自信にヤベー奴が来たと思うが、世界政府の機関である海軍からの人事に文句は言えず、守ってもらってる側なので文句も言えない

 

「それでは失礼します……」

 

「あ、あぁ。頼んだぞ」

 

 

 

 

「全ては未来のために」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「注目!!」

 

 海軍基地に戻った私は全海兵を集め指標や自身の正義を発表する

 

「まずこの国出身の海兵が多数だと思う! 安心しろ。前任者見たいにこの国の問題を見てみぬ振りはしない!! ガッツリ介入する! まず君らには1から鍛え直してもらい! 覇気と六式を覚えてもらう! これは私が訓練内容を紙に書き出し明日までに配る! 次に港の拡張工事を行う! 重機や基地に備蓄している資材を全て使う! 以上2つが目標値に達成するまで航海を禁じる!」

 

 戸惑い半分国の為に頑張ろうってのが半々ってところか

 

「それに新隊員のココア見習いは覇気は習得している。真似して頑張るように……最後に私の正義を発表する」

 

「包括する正義を掲げる!! 以上!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やべぇ人が来たぞ」

 

「あぁ、ずいぶん若い少将だと思ったがロジャーや金獅子を捕まえたヤバイ人らしい」

 

「金獅子!? ロジャー!? 海賊王と新世界の化物じゃねぇか! 俺達一般海兵が万単位でいても敵わない化物をか!?」

 

「何でもカームベルトや新世界を年単位で航海してもピンピンしてるらしい! 海王類も怖くないんだと」

 

「マジか……そんな人の訓練って死ぬんじゃねぇか?」

 

 フューチ少将が着任してから基地内で噂は絶えない

 

 何でもロジャーの船に何年も潜伏して捕まえる機会を狙っていたとか、白ひげ、ビッグマムとも殺し合ったとか

 

 悪魔の実の能力者で家具なんかを能力で出してるのを見たとか

 

 島出身の海兵達は前任者の不干渉主義の提督よりは話がわかるのではと言っていたが、大佐達も少将の行動力に目が回る程忙しいと言っていた

 

 この先俺達はどうなるんだ? 

 

『○○班至急広場に集合するように。武装は無しだ』

 

 地獄の訓練の始まりだった

 

 

 

 




バーが黄色になっちゃった(涙)
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