フューチ提督物語   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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回想 特訓

 フューチが言った白ひげ、ビッグマム海賊団の船の補給の見逃しと言う発言について

 

 話はセンゴク大将とコング元帥の許可を取るところまで遡る

 

 五老星から直接指示が下り、私は直ぐにテンテン諸島及びモーリシャス王国を調べた

 

 モーリシャス王国は白ひげとビッグマムの勢力のちょうど境目にあり、海軍がその隙間を縫うように進出している地域であり、五老星的にはラフテルにて秘密を知る私を早く消したいのであろう意図が見え見えであった

 

 ただ、海軍上層部としては金獅子にて活躍し、使える戦力をみすみす逃したくないと言う意図があり、左遷する場所を4つの海にできないか揉めていたが五老星に押しきられる形となった

 

「なら、白ひげと不可侵を結んでも?」

 

「海賊と取引だと! フューチそれは海軍の絶対的正義に反するぞ!!」

 

「しかしそれでは私はビッグマム、白ひげに擂り潰されてしまうでしょう。なら、穏便に済ませるのが妥当……どうせ20年はビッグマム、白ひげの勢力が拡張する事は有っても衰退はしませんから」

 

「ずいぶんな自信だな。何か根拠でもあるのか?」

 

「ビッグマムも白ひげも実際戦っていますからね……絶対的正義は確かに必要ですがねじ曲げなければ生存できないとなれば話は別です……なに、別に私腹を肥やそうって訳じゃないですよ」

 

「うむ、しかし」

 

「じゃあこう考えましょうよ。滅ぼすための準備期間と考えてください」

 

「滅ぼすための準備期間だと」

 

「えぇ、時間はかかりますが超過酷な生存競争を虐げられているテンテン諸島の兵士の質は新世界でも並み以上には有るでしょう。そこに覇気と六式の技術と強力な武器が有れば海軍の絶対安全圏ができることに繋がります。欲しいでしょ新世界の確固たる拠点は1つでも」

 

「実質新世界で稼働している基地なんてG-1からG-5までなのですからそれが1つでも増えれば楽になるのでは?」

 

「センゴク、悩んでばかりいても仕方有るまい。我々は始まってしまった大海賊時代に1つでも多く使える基地が無ければならない」

 

「コング元帥……ではフューチの白ひげとの不可侵を許可するのですか!?」

 

「フューチお前さんどこまで交渉できる」

 

「海軍側と白ひげの縄張りに互いに手出し不要、縄張りどうしの貿易の許可……それくらいならもぎ取って来ますが」

 

「ふむ、そうなると別のところに割ける兵力も多くなるだろう。だが白ひげが新たな海賊王になった場合、新世界は白ひげの海になるぞ」

 

「まぁそれは無いでしょう」

 

「フューチなぜ断言できる」

 

「白ひげは現在の勢力で精一杯です。これはロジャーのクルーの時に話して聞いています。地固めを白ひげは今行っています。それに……」

 

「それに?」

 

「白ひげは家族ごっこで満足してしまっている。ロジャーの様に全てを知りたい欲望も無ければ金獅子の様に世界を支配する野望もない。海賊王という可能性で言うとビッグマムの方がまだある。奴はロードポーネグリフの1つを所持している」

 

「なに!? それは本当か!!」

 

「えぇ、私はその石しか在りかは知りませんがね」

 

「本当か?」

 

「嘘言ってどうします?」

 

「……まぁ信じよう」

 

「ありがとうございます」

 

「で、白ひげが海賊王になれない理由はわかったが、不可侵を結んだとして本当に殲滅できる兵力は揃えられるのか?」

 

「現在の白ひげの総兵力は3万……恐らく大海賊時代到来に伴い更に兵力は拡張するでしょう」

 

「一方テンテン諸島海軍基地G-6は兵力500名、モーリシャス王国国軍の総数5000名、島全人口を合わせても約20万人程度しかいません……普通に考えて白ひげに勝つには不可能でしょう」

 

「じゃあどうするのだ?」

 

「移民を募ります幸い無人島が8つもあり、開拓地には困りません。世界中から移民を募り白ひげ、ビッグマム海賊団とも渡り合える兵力……まずは3万人の海兵育成を目指しましょう」

 

「正気なのか!? 3万人だと!!」

 

「えぇ、可能でしょう。ただ、これはマリンフォードには迷惑がかからないように進めます。支部でなく本部が海賊と不可侵を結んだなんてニュースが入れば海軍の権威が失墜しますし……まぁ新世界でも辺境の部類なのでニュースにもならない可能性が高いですがね」

 

「……まぁよかろう。やってみたまえ。ただし責任は取るようにな。今回の案件は海賊王逮捕の君とはいえ、失敗したら庇いきれん」

 

「わかってますでは、自分は出向の準備を進めますので……失礼します」

 

「あぁ、頑張ってくれたまえ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「コング元帥! 海賊と取引など正気ですか!!」

 

「センゴク、お前はよくやってるじゃないか」

 

「あれは戦術レベルの話で戦略レベルの話ではないのですよ!!」

 

「なに、フューチ少将ならばやれると思ったまでだ。常識はずれのロジャーの元クルーだ。海軍と海賊の取引など簡単に成功させるかもしれんぞ」

 

「ですが……」

 

「くどい。この話はこれで終わりだ。それよりもグランドライン前半の支部や東西南北の海の支部から悲鳴に近い救難要請が来ている。これから忙しくなるぞ」

 

「私も前線へ?」

 

「あぁ、シャボンディ諸島の案件はゼファーにやらせる。教育隊で呑気にやらせとく訳にもいかんからな。それにセンゴク、ワシはこの初動対処が一段落したら上からの招集がかかっとる。世界政府全軍総帥の地位に着かねばならん。後任として元帥はセンゴク。お前がやれ」

 

「……貧乏クジですな」

 

「適任がお前しかおらん。ガープの奴が大将にならんからゼファーのみの大将になるが、ロギアの3人が育つまでそれでいくしかなかろう」

 

「育ったらどうするのです? ゼファーの奴は教育隊に戻せば納得すると思いますが元帥の地位は1名しかなれませんぞ」

 

「古臭い制度だが上級大将制度を再認する。ゼファーはそこにぶちこみ、教育総監にさせれば問題なかろう」

 

「上級大将制度……300年前に撤廃されたやつですか。話には聞いていましたが」

 

「話は以上か? そしたらお前さんも前線へ行く準備を頼む。そうそう、ガープにも声をかけといてくれ。東の海近海をガープに任せる」

 

「奴なら喜ぶでしょう伝えておきます」

 

「うむ、頼んだぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 はい、どうも皆さんこんにちはフューチです

 

 現在覇気を強制的に発現させる特訓を行っております

 

 やり方は簡単

 

 1小隊30名を私の居る部屋に入れ、気絶しないギリギリの量の覇気で体を包み込みます

 

 出力を徐々に上げ、覇気を体内に循環させます

 

 すると

 

「うわぁぁぁぁ!! なんだ!? お前何か言ったか!? 声が頭に響く!!」

 

「うぎゃぁぁぁ!! 体の内側が痛い!! 痛い!!」

 

「息が……ぐるじぃ!!」

 

 幻覚、幻聴、激痛を訴えます

 

 幻覚、幻聴は見聞色の覇気が活性化していることを現し、激痛は武装色が上手くコントロールできずに内側で暴れていることを現しています

 

 この状態でも気絶させないようにして訴えを無視して腕立て伏せをさせます

 

「いだい! いだい! おぇ!」

 

「ぢぐじょう! 鬼め」

 

「はーい、苦しかったら黙る。体に強制的に覇気を覚えさせてるから無駄口を叩かないで腕立てをする!」

 

「もう……無理……」

 

 才能が無い人は私の覇気に耐えきれずに気絶しますが、倒れた海兵の背中に手を当て強烈な覇気を流し込みます

 

「うぎゃぁぁぁ!!」

 

「誰が寝て良いって言ったよ。大佐が一番最初にバテてどうする。部下に示しが付かないでしょさっさと腕立てをしろ!」

 

 どんどん密度を上げていく

 

 普通の人はこんなことできないが、私の鍛え上げられた莫大な覇気の総量に覇王色の才能が有って初めてできるくんれんである

 

 部屋が広ければ人数も100人程度までなら同じことができるし、簡易版でココアは覚醒したので理論上これで生命の危機を感じて覇気に覚醒するはずである

 

 腕立てを続ける海兵の中にソワソワしたり、腕が既に黒くなっているのは才能が有る証

 

「ほぉ……腕を黒くした海兵……名前は」

 

「はぁはぁ……パワプロ二等兵であります!!」

 

「パワプロか。覚えておこう。この基地で一番才能があるぞ」

 

「はぁはぁ……うぐ! ありがとうございます!!」

 

「特別だ! 受け取れ」

 

「ぎゃあぁぁぁぁぁ!?」

 

「腕に意識を集中しろ。今与えた覇気を腕に集めるんだ」

 

「はぁ……はぁ……うぐ」

 

 腕はみるみる黒く硬くなる

 

「やればできるじゃないか! おめでとう覇気使い一番乗りだ。お前ら覇気を扱えれば隣の島に生息する化け物を対処できるようになる! 武器も良いのを与えるから頑張れ! この国の為だぞ!!」

 

「「「国のため!! はい!!」」」

 

「愛国心は素晴らしいな! ほら大佐!! 外部の者だけど頑張れ! 実力が劣る者の指揮下に皆入りたがらないぞ」

 

「はいぃぃぃ」

 

 だいたい1時間もするとパワプロの様な状態になり、私が1人1人強く覇気を流していく

 

 皆激痛だろうが、血涙を流しながら訓練に耐え覇気の初歩の初歩を習得していく

 

 微かな気配に敏感になったり、才能がある奴は心が読めると言い出す奴もいる

 

 腕を黒くできるものがいれば、指先だけしかできない者もいる

 

 だが密度がまだ足りない

 

「今日はここまで! 次の小隊! こいつらを運び出せ」

 

 部屋が吐瀉物まみれだが素早く私は掃除をして換気をする

 

 そして30分の後また次の30名に同じことを行っていく

 

 3日間に別けて全員を覇気の素養を引き出すと練度別に別けて組み手をさせる

 

 勿論覚えたての覇気を使って

 

 温い事をやっているように見えたところにはココアを投入

 

 一般海兵にとって覇気を十二分に扱え、能力者でもあるココアは恐怖の対象であり、そんな怖い怖いココアと対戦したくないと組み手に力が入る

 

 で、鞭だけでは可哀想なのでアメも与える

 

 覇気習得が目覚ましい者には私がロジャー時代に蓄えた財宝を特別給与として与える

 

 もしココアに最初に勝てた者が出たら悪魔の実を与えるよ

 

 その言葉に海兵達は目をギラつかせ、果敢にココアに勝負に挑む者も現れる

 

 四六時中戦闘を強要し、食事は組み手で勝った者から、掃除等の雑用も弱い者、覇気習得が未熟な者が行うようにさせ、例え階級が高くとも覇気が未熟であれば容赦なく雑用をさせた

 

 頑張る者もいれば諦める者も出てくる

 

 諦める者は私と組み手である

 

 銃や刀の使用も許可して覇王色を全身に浴びながら歯向かったらどうなるかという恐怖を植え付ける

 

 心が壊れた者は精神安定剤を飲ませ無理やり戦わせる

 

「お前の国を思う愛国心はその程度か!! 財宝が欲しくないのか!! うつむいて吐いてるだけじゃどうしようもないぞ!!」

 

 それでもリタイア使用とする者は

 

「大佐、また脱走を試みましたね……わかるんですよ私には」

 

 私の見聞色の覇気の監視網からは逃げられず次々に捕まり、私と一緒に化け物ばかりいる隣の島へ散策に連れ出される

 

「ひやぁぁ!! フューチ少将助けて!!」

 

「お前らが死ぬ気で訓練しないのが悪い……次サボったら私無しで隣の島で散策してもらうから」

 

「ひゃ、ひゃい……」

 

 殺されると思ったら人って頑張れるもので2ヶ月で全員が武装色硬化や、見聞色が使えるようになり、なんと連戦で疲れてるところを見計らったパワプロがココアを倒す快挙を達成

 

「全員よく頑張った!! 時に第4小隊は頑張りが凄かった。1人20万ベリー程度の宝は用意した受け取れ」

 

「「「ありがとうございます!!」」」

 

「さて、パワプロ二等兵。階級を軍曹に昇格のうえ、悪魔の実を与えよう」

 

「ありがとうございます!!」

 

「食べろ」

 

「はい! 少将!! ……うぇ!?」

 

「我慢しろ! 絶対に吐くんじゃない!」

 

「ばい……うぐぐぐん!」

 

 ドロリ

 

「メタメタの実モデル水銀だ強い悪魔の実だからな。良かったな」

 

「ばりがどうございまずぇ」

 

「さて、総仕上げだ! 隣の島の解放を行う! 武器を取れ!! 行くぞ!!」

 

「「「おおおおお!!」」」




アンジェントをアルジェントに修正していただきありがとうございましたm(_ _)m

評価ありがとうございます!モチベーションが上がって助かります

がぁぁぁぁぁ(高評価注入)

これで私は更に戦えるぞバニー!!
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