フューチ提督物語   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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1日中夜の島 5の島

 どうも第四の壁を越えた先にいる皆さんこんにちは

 

 フューチです

 

 原作開始21年前、私は29歳になっています

 

 そこ、アラサー言わない! 

 

 恐らくこのまま結婚しないまま3人の子供を育て上げて一生を終えるのかな~なんて思いだした今日この頃

 

 私は一日中夜の島に来ています

 

 この島の上に分厚い雲が日光を遮り、日の出と日の入りの数分だけ日の光が見れるという特殊な環境で、この島にいる生物は嗅覚が異常に発達しているだけで、他にはそこまでそちらの世界と変わらないというのが数日に及ぶ探索で判明しております

 

「……邪神召喚の儀式でもしていたのかしら?」

 

 不可解なのはこの島にはなにやら儀式が行われた形跡や、遺跡の跡地が多数有り、それらが全て空に祈りを捧げるものだった

 

「ん? ちょっと待てよ……え~っと地図地図」

 

 私は貝を加工して作った懐中電灯で、ラフテルで写した地図を見る

 

「空島……あるじゃん」

 

 夜の原因が空島が有るからだと判明した

 

 私は荷物を担ぐと月歩で空島目指して空を駆けた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぷはー……能力者だから溺れる溺れる」

 

 無事に白海に到達した私は雲に突っ込んだ瞬間に溺れた

 

 そのためジゲジゲの能力で空間を歪め、スキマを作り、雲の上に飛び出した

 

「あぁ、邪神召喚の原理わかったわ。日の出と日の入りの僅かな時間に見れる日の光に映し出された空島の人々の影を邪神として崇拝してたんだな、さては」

 

 仮説でしかないが、そうなら空島には人が居ることになる

 

 夜の島は動物は普通であったが、巨大なキノコをくりぬいて家にしたり、食べていた口跡が有ったことから、生活可能であるし、光を放つキノコや火を吹き出すキノコ等の面白い物も多々有ったが、空島の貝に比べれば利便性はだいぶ劣る(と思っていたが、とあるキノコの発見により重要性が爆増するもよう)

 

 ルンルン気分で空島を探す

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「へそ! おやおや見馴れない服を着た人が現れましたな」

 

「こんにちはー、ここは空島ですよね?」

 

 月歩で歩くこと数十分、無事に陸地にたどり着いた

 

 そこで第一村人を発見した

 

「えぇ、ここは空島ホワイトランド。あなたは旅人かい?」

 

「旅人といえば旅人ですね……ホワイトランドということは国ですか?」

 

「えぇ、我らが女神エンゼル様の国です」

 

「へぇ……一度お会いすることは可能ですか? 私は地上……青海から来た者なのですが」

 

「おお、青海から!? ここを真っ直ぐ行けば大通りに出ますので、城前に居る衛兵に声をかければ謁見は可能だと思われますのじゃ」

 

「ありがとう。あとここでは貝は買える?」

 

「貝は沢山有りますのぉ旅の人なら買って損は無かろう」

 

「エクストルが手持ちに無いのでまた今度、青海の通貨との交換なんかしてないでしょ」

 

「そうですなぁ、青海との交流は数百年無かったものでな」

 

「わかりました。親切にどうもありがとうございます」

 

「うむ。くれぐれもエンゼル様にご無礼が無いように頼みますぞ」

 

 親切な老人と別れ大通りを進んでいく

 

 私の姿を見て町の人々は物珍しそうに遠巻きから眺めているが、それを気にすること無く、城を目指す

 

 城は真っ白な雲石で出来ており、素晴らしい造りをしている

 

 その大きさは地上では真似できない途轍もない大きさだった

 

 そちらの世界ではサグラダ・ファミリアに近しい物があると思います

 

 地震が無く、軽い雲の石材を使っているからこそできる巨大建造物に度肝を抜かれました

 

「見馴れない人物だな名を名乗れ!」

 

「エレ・フューチ……青海からやって来た」

 

「青海から? 怪しいな事情聴取する」

 

「ええ、いくらでもしてくださいな」

 

 私は事情聴取の為、城の中に連れていかれた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「青海とはこれ程広いのだな! ふむ……実に興味深い」

 

 私は事情聴取と言う名の質問会にいた

 

 青海を知らない衛兵達は私の話が面白いようで、今までの冒険の数々、青海と空島の違い、別の空島について、今まで戦ってきた人々、世界政府等を話した

 

「その天竜人とは偉いのであろうな……世界を創ったのであろう」

 

「まぁその当時の奴らは偉人かもしれないが、現在は堕ちきっているカスだけどね」

 

「それほどまでに酷いのか」

 

「人を人と思っておらず、家畜以下の玩具としてしか見ていない。前を横切れば射殺するのが当たり前……凄まじい屑だよ本当に」

 

「しかし、フューチ殿はそれを守る仕事をしておられるのでは?」

 

「私は世界政府保護下にある国々の人々を護るために海兵をしているのであって、屑の為に働いているわけではないのです」

 

「そうなのか……いやぁ実に有意義な時間であった」

 

「一応私も責任ある立場の人だから貿易等の話がしたい。貝の大規模な輸入の代わりに食料や鉄の輸出を行いたい。貝のエネルギーが有れば巨大なエレベーターを作り、人々の行き来が活発にできるかもしれない」

 

「うむ、直ぐに大臣を呼んでこよう。あと、謁見の話は承った。直ちに調整に入る」

 

「ありがとうございます」

 

 その後大臣達と話し合う場が設けられた

 

 大臣達は約10万人が暮らすこのホワイトランドの大問題である、ゆるやかな衰退、血の袋小路(数百年鎖国の状態が続いた為血が近しい者での結婚が多くなり体が虚弱であったり、障害持ちになりやすい現象の事)が発生してその問題が外部との接触をしなければならなかったが、その外部がどこにいるのか不明のため、解決不可能と思われていたらしい

 

 それを私がふらっと現れた事で救世主だと言われた

 

「直ちに国家事業としたい! 巨大エレベーターの動力は貝を組み合わせた物なのだろう!! 設計図を売ってはくれないか!!」

 

「それは構いませんが、融和は少しずつしないと必ず破綻しますよ」

 

「あぁ、大丈夫だ……すまないがエンゼル様への謁見は今日中に行ってもらっても構わないか! 速やかに動かなければならないのでな」

 

「それは、私的には有りがたいのですが」

 

「よし! 行こう!! 直ぐに行こう!!」

 

 大丈夫かこの国……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「エンゼル様、青海の民を連れて参りました」

 

「爺や、ご苦労」

 

「はは!」

 

 私は謁見の間に通され、頭を下げる

 

「面を上げてください」

 

 巨大な真っ白い羽が生えた金髪でロングヘアー、青い瞳をした美しい少女が座っていた

 

 頭にはリングが浮いている

 

「よくぞ来ました青海の民よ。ここホワイトランドの女神をやっておりますエンゼルと申します」

 

「青海の海軍という組織の基地長をしていますフューチという者です。謁見ありがとうございます」

 

 今まで見てきた皇族の中でも最上位の神々しさ、神秘性だ

 

 傲慢な王族が多い中、鎖国中のこの国で、民に慕われる正しい王になるとはどれ程の奇跡なのであろうか

 

「畏れ多いのですが、女神エンゼル様、あなた様は不思議な果実を食されたことはおありでしょうか」

 

「不思議な果実……あぁ、儀式で頂く継承の果実の事でしょうか。はい、頂きましたわ」

 

 悪魔の実だぁ、しかも場所からしてラフテルの悪魔の実の石版に載っていたヒトヒトの実モデルエンジェルか? 果実がランダム生成される場所とも一致しているし、代々能力を継承してきてるとでもいうのか……凄い国だ

 

「大臣達の頭痛の種で有った問題の解決の糸口を示してくださりありがとうございました」

 

「い、いえ、そんなお言葉を頂けるだけありがたいです」

 

「その、エレベーター? なるものができたら私も青海へと降りてみたいものですわ……」

 

「歓迎いたします。その時の護衛はお任せください」

 

「頼もしいですわね……では会食をご一緒にしませんこと? 白海の料理の数々は青海では味わえない物と思われますわ」

 

「頂かせていただきます」

 

 こういう時に外部との交流がないと料理等は発展しにくいのだが、素晴らしく美味しかった

 

 ただ、王族の食事となってマナーが分からず失礼が無いように苦労したとだけ記しておこう

 

 

 

 

 

 




数話前にエドワードという人物が出てきましたが白ひげとは別人です

注意をしてくださった方々に感謝を
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