どうも第四の壁を越えた先に居る皆さんこんにちは、フューチです
現在ゾベルト三世とエンゼル様がテーブルに座り話し合いが行われています
両者共に王としての威厳が有りすぎてヤバイです
ただ、話し合い事態は凄まじくスムーズに行われております
やはり両者政治のトップに君臨する者の為、決める事が膨大に有ってもその場その場で決める事ができるのが強みですね
ゾベルト三世は周りに大臣達も居るので、わからなくなったら専門の大臣に聞いていますが、エンゼル様は全て自らの手で決めています
ちなみに私はホワイトランド側の書記をやっています
で、海兵の一部も私の手伝いをしてもらい、聞き漏らしが無いようにしています
「ゾベルト王、貿易に関してですが、空島の通貨エクストルはこちらのベリーが1に対して1万エクストルが交換比率になっています。変更は有りませんよね」
「フューチ殿、この交換比率は他の空島でもそうなのか?」
「はい、空島のエクストル貨幣は1万対1の割合と決まっています」
「ならばよし」
「続いて貿易の商品ですが、我々はダイヤルという貝の養殖をしていますので、そちらを貿易の商品と致しますわ」
これはエンゼル様に前に貿易する商品は何が良いですかと聞かれた時に、貝と答えたからだろう
雲の彫刻等は地上に持ってくると消えてしまうので商品にはできない
「いや待った、食料品も輸入したい」
「……これは交換案件ですわね」
ホワイトランドもモーリシャス王国どちらも食料は足りていない
ホワイトランドはやや足りない程度だが、モーリシャス王国は3の島解放により食料自給率は上がったとはいえ、まだまだ足りていないのが、現状……
食料の輸出入は等量の交換とし、双方生産量を上げてから再び会議する案件となった
また人員の移動、物資の運搬の効率を考えると、エレベーターは1つでは到底足りず最低10ヵ所は必要とされ、早急に組み立てを行うように要請された
エレベーター建設に必要な資材はモーリシャス王国とホワイトランドで折半の案に双方合意となり、次の議題に移る
ホワイトランドの外貨獲得のために海軍の工場を建てたいというものだった
本当はモーリシャス王国の工場で全て完結させようとしていたが、ホワイトランド発見で動力源に必要な貝の供給に目処が立ち、エンジンの組み立てをホワイトランドで行い、外貨備蓄を行いたいとの事だった
ただ、それには問題があり、空からどうやって大型のエンジンを降ろすかという問題だが、大型エンジンを積んでも大丈夫な位大きなエレベーターを作ることで解決しようとの事になった
割りを食う形となったモーリシャス王国側には新造船の発注量を増やす、新武器の設計図の売却による武器市場の活性化で穴埋めすると伝えた
(こうなってくると海軍本部から予算を更にもらう必要が有るな……基地拡張費や新造艦建築費だけじゃなく他に何か……)
海賊から財宝を奪うって手も有るが不安定であり、それは頼れない
(そうだ!? 保険屋だ。海軍が使用できるドックを民間にも解放して船を沢山作らせ、船を貸し付ける。沈めば全損の状態からセーフティができれば食いつくだろう!)
フューチが後で始める保険屋事業は白ひげの勢力の民間船にも適応となり、莫大な利益を産み出す金蔓となり、空きドックの貸し付け代金、海軍側の技術で作った実験船の売却等でも利益を産み出し、1支部でしかないのに機動艦隊の建造、運用、維持ができる下地を作り出す事となる
「これで大まかな決めるべき事は決まったな」
「えぇ、有意義な時間でした」
王達の会談のも終了し、以後はエレベーターが出来てから追加会議を行う事で締めくくった
5の島のエレベーター建造事業は早急に行われた
建築業者や植物の研究者等が5の島に速やかに入り、インフラを整えていく
海軍と国軍合同で猛獣狩りを行い、AF銃が大活躍したと記しておこう
ゾベルト三世とエンゼル様の会議が終わった後、私はエンゼル様とペタンさんをホワイトランドに送り届け、王の会議で決まった事を記した書類を大臣達に投げた
その後速やかに私は戻り、先ほど言った猛獣狩りに参加
生存圏を広げると共にエレベーター建造事業に月歩が扱える者は全員動員し、王の会議から約2週間で最初のエレベーターが建築された
シャボンの技術を応用した物で、設計は私が行った
マリージョアに向かうエレベーターを乗ったことがここで生きるとは思わなかった……
1基できれば物資運搬ができるため、次々と出来上がっていく
4ヶ月後には巨大エレベーターが稼働し、ホワイトランドとモーリシャス王国の国交が開かれるのだった
巨大エレベーターの建築中に海軍本部から派閥争いに負け、左遷さられてきた人員が到着した
リーダーはファルケンハイン准将、その他将校30名下級海兵200名だった
「ファルケンハイン准将長旅お疲れ、左遷は残念かね?」
「いえ! フューチ少将の下で働けるのであれば本望です!!」
「そうか、今回連れてきた兵達は皆私を持ち上げていた人物達で良いのかな?」
「はい! 皆志願してこちらに移った者達ばかりです」
まずこいつらが左遷された理由は海賊王のクルーと知りながら実力主義の観点から少将ではおかしいと異を唱えた者達ばかりであり、その為ファルケンハイン准将は六式を問題なく扱えるし、将校達も覇気を扱えたり六式の一部を扱えたりと優秀な者達ばかりであった
「まずこの基地に着任したからには武装色と見聞色の覇気習得及び、六式を完全習得してもらう。現在基地に居る全ての兵が覇気については扱えているため、六式習得の訓練を行っている。習熟度に差が出るのはまずいので私が今回着任した約200を直接訓練を施す……良いな!」
「は!!」
ファルケンハイン准将達の思考はわかりやすい
海賊に負けないくらい強くなること
この一点だけに絞ってある
元海賊だろうが、元傭兵だろうが、改心し、強ければ正義
強い者が弱者を導く動物の群れのような心理で動いていると見える
だから政争に負けるんだよ……
ただこういう者ほど強かったり、実戦経験が豊富だったりする
事実今回入ってきた約230名とホフマン准将率いる同数(ココア二等兵とパワプロ曹長は抜き)の模擬戦闘を行ったところ、左遷組が勝利するほど強いのだ
彼らは満足に覇気や六式を扱えてはいないが、使える技を最大限効率的にかつ、連携を取ることでG-6支部の面々に優位に闘ったのだ
これは嬉しい誤算である
経験豊富な彼らを小隊長や小隊長補佐、副隊長に組み込み、練度の底上げをはかる
そうこうしている旧式艦で射撃訓練を毎日の様に行い、新造船に組み込む砲を地上から試射させたりして、練度不足解消に勤める
部下達が六式習得や砲撃の練度向上をしている中、私は部下の火力向上の為、数年間温めてきたAF銃に代わる銃の開発をスタートした
国軍にも銃を支給する条件で、王国の武器開発を行っている場所と提携を結び、海軍本部の兵器開発局とはいかないものの、そこそこの施設環境を整備することに成功し、ボルトアクション方式ライフルの開発に着手する
ここから技術的蓄積を得てセミオートマチックライフルに進化させていくが、今はとにかくボルトアクション式だ
精度が高ければ狙撃銃としても扱えるし、何よりAF銃の普及により薬莢を製造できる下地は出来上がっているので、導入しやすい
ただ問題もある
無煙火薬の開発も同時並行して行わなければならない点である
たぶん世界中を探せばこの技術も有るのだろうが、海軍に出回ってない時点で秘蔵されていると見受けられる
どうしたものかと考えていると、国軍から出向してきてくれていた若い技師が
「もしかしたらニトロ茸なら無煙火薬の製造ができるかもしれませんよ」
そう、5の島で採取できるニトロ茸により無煙火薬開発はスムーズに進むこととなる