フューチ提督物語   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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金獅子の脱走

 どうも第四の壁を越えた先に居る皆さんこんにちは、フューチです! 

 

 え、現在第二次遠征計画をしていた時に事件は起きました

 

「金獅子が脱走!!」

 

「はい! 本部の電伝虫から」

 

「かせ! こちらフューチ!!」

 

『フューチ少将か! 少々まずいことになった』

 

「センゴク大将ですか! インペルダウンの警備に穴でも有ったのですか」

 

『自らの足を切断して逃亡した。本部は先のバスターコールでサウロの奴に軍艦を6隻沈められ、ダメージを回復しきってない。そこで警告をと思い一報を入れた』

 

「金獅子の脱獄はまずいですよ。残党を吸収すればすぐに3000名を超える大艦隊となりますよ」

 

『あぁ、だから頭が痛いのだ』

 

「……まてよ。奴の行動を先読みして網を張ります」

 

『できるのか!! フワフワの実の能力で、我々では予想ができんが』

 

「下準備を金獅子なら必ず行う。そこを殴りかかります」

 

『そういうことなら金獅子捕縛はフューチ少将に一任する。何が必要だ?』

 

「金をください。新造艦の早期就役を行います」

 

『そうか! また全海域での補給許可書を発行する! 最悪殺してもいい。全力で当たれ』

 

「は!! 失礼します!!」

 

 ガチャ

 

「2番装甲艦と3番装甲艦の早期就役を行う!! 給金は倍出すと現場に通達しろ。また1番装甲艦で連続練習航海を行い練度向上を行うように!! 目標はグランドライン前半の海メルヴィユ。そこに網を張る」

 

「「「は!!」」」

 

「航海開始まで3ヶ月それ以上は延期できない!! 各員健闘を祈る!!」

 

「「「はい!!」」」

 

 基地内が一気に慌ただしくなる

 

 旧式艦は解体が始まっているので遠征には連れていけないが、装甲艦が3隻あれば800名は連れていける

 

 そうすればまだ計画を練っている段階のシキであれば兵力数は互角程度に持ち込める

 

「初めての総力戦だ。これを乗り越えられれば一段とG-6支部は強くなれる……忙しくなるぞ」

 

 私はシキ討伐に全力を傾けることとなる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オーロ、アルジェント来なさい」

 

「「なに? ママ」」

 

 金獅子のシキが脱走したと報告が有ってから、その日の夜

 

 家に帰った私はオーロとアルジェントを呼んで異空間から果実を取り出した

 

 悪魔の実である

 

「左がオーロ、右がアルジェントが食べなさい」

 

「ママ、これは何の悪魔の実? 変なのだったら食べたくないよ」

 

「ヒトヒトの実幻獣種モデルアダムとイブ……数ある悪魔の実の中でも最上位の悪魔の実だ。過去にこれらを食べた者は1人ずつしか居ない」

 

「アダムと……」

 

「イブ……」

 

「既に動き出しているこの時代で実を守るために与えられる私からのプレゼントだ」

 

「能力は」

 

「超人になれるハズだよ説明書には人間的全ての可能性を得るとしか書かれてなかったけどね」

 

「「人間的……全ての可能性」」

 

 オーロとアルジェントはゴクリと喉を鳴らすと、悪魔の実を噛った

 

「「うっ!!」」

 

「だ、大丈夫!?」

 

「不味い」

 

「吐きそう」

 

「堪えて堪えて!!」

 

 凄く苦しみながら2人は悪魔の実を食べきった

 

「「ぐあぁぁぁぁぁ!!」」

 

 バキバキと骨が軋む音が聞こえてくる

 

 オーロとアルジェントはみるみる成長するが、どんどんガリガリになっていく

 

「オーロ!! アルジェント!!」

 

「奥様何事です! キャー!!」

 

「み、水」

 

「た、食べ物」

 

「ミズキさん水と食べ物を」

 

「は、はい!」

 

 私はお手伝いさんのミズキさんに指示を出す

 

 成長したが、体重はそのままだったのだろう

 

 ガリガリでまるであばら骨が浮き出し、着ていた服は破れ腕や足はほぼ骨である

 

 ミズキさんが慌てて作った粥を食べさせるともっともっとと言うのでどんどん料理を作り、食べさせていく

 

 最初は粥だけ、次に麺類にして、普通の料理とバクバクすぐに食べていく

 

 私は異次元から海王類の肉も取り出し調理していく

 

 最後は調味料が切れて焼いただけの肉を出したがそれすらもバクバクと2人は食べていく

 

 明らかに体と食べた量が有ってないが、とにかく食べていく

 

 すると最初は餓鬼みたいにお腹だけが膨らんだが、それが徐々に身体に肉が付きだす

 

 オーロは身長が3メートル近くなり、アルジェントも2メートルを超えてる

 

 オーロは腹筋は8つに割れ、うでや足も筋肉質な物に変わる

 

 一方アルジェントは女性的肉付きになり、出るところは出て、引き締まるところは引き締まる理想的な女性になった

 

 顔つきも2人とも童顔ながら青年的なものに変わっていた

 

「これが僕……?」

 

「これが……私?」

 

 途中から合流したもう一人のお手伝いさんのサナエさんもこの変化に驚いている

 

「坊っちゃまとお嬢様なのですよね」

 

「うん……はは、凄い変化だ」

 

「ママ……お母さんよりも胸めっちゃ出てる」

 

「ハハ、こりゃ凄いや。肉体的最盛期に強制的に作り替えるのか」

 

 とりあえずその日は寝ることになったが、翌日、私が出勤している間に2の島にある山の中で覇王色の覇気と覇王色の覇気同士がぶつかり合い、天が割れる事件が起こった

 

「な、なんですか! 天が割れてますよ!!」

 

「フューチ少将は……居るよな……いったい誰が」

 

(オーロとアルジェントの覇気だあれ……何してるねん)

 

 探索隊を出すかと騒ぎになったが、私が見てくると言って海兵を落ち着かせた

 

 

 

 

 

 

 

「オーロ! アルジェント! 何をしてるの!!」

 

「え? お母さん? どうしたの?」

 

「あ、天を割ったから? ごめんね。力の制御が出来なくて……お互いにヒートアップしたらこうなった」

 

「天が何回割れたと……」

 

 互いに3種類の覇気全開で戦ったらしく山の一部に大きなクレーターができており、見つけた時には両者ノックアウトしていた

 

「ハハハハ、覇気の総量も爆発的に増えた!! これなら母さんも倒せるかも……っ!?」

 

「増長した者から……死ぬよ」

 

 オーロの首に緑色に光る人差し指を当てた

 

「肉体が成長したとはいえまだ6歳なんだから増長せず、貧欲に学びなさい」

 

「は、はい」

 

「アハハハハまだ弱いか!! お母さん!! 私10歳なったら世界を旅してみたい!」

 

「ぼ、僕も」

 

「別にいいけど……まぁロジャーの息子、娘だからいつか言い出すと思ったけど……まぁいいや、六式は必ず覚えなさい。航海に必要な物は全て覚えること……いいね」

 

「「はーい!!」」

 

 こうして私は空いた時間を航海で培ってきた事を全て教えていったが、乾いたスポンジみたいに2人は覚えていき、私の知らないうちにお医者さんに医学薬学を習ったり、船大工の手伝い、商家でアルバイトをしたりして、航海に必要な技能をガンガン覚えていった

 

 悪魔の実の能力か、完全記憶では無いようだが、記憶力が常人とは一線をかき、本当に教えたら教えた分以上に覚えてくれるから教えてて楽しい

 

 たぶんオーロとアルジェントもそうなのだろう

 

 町に出て色んな人と会話をして私がシキ捕縛に動いたときには町の人気者になっていた

 

 2人は遅れていた全装甲艦の建造にも従事し、持ち前の超パワーで建造速度を早めることに貢献してくれた

 

「これで6歳か……一気に大きくなっちゃったな」

 

 悪魔の実を与えるのを早すぎたかなとも思ったが、もう始まっている大海賊時代を生き抜く為に必要なのは知識と力だ

 

 それらを得れれば2人は自由に海を旅した方が2人のためだと思っている

 

「さぁ、私は私の仕事をしよう」

 

 

 

 

 

 

 

 プルプルプルガチャ

 

『ああ? なんだフューチか?』

 

「白ひげさんお久しぶりです」

 

『要件を言え。今俺は暇じゃねーんだ』

 

「金獅子捕縛に動くので領土を通過させて貰います」

 

『あぁ、わかった……あとエドワードわかるよな』

 

「えぇ、4番隊隊長の」

 

『エドワードが殺された。後釜は部下のサッチって奴が引き継ぐ』

 

「戦死ですか」

 

『あぁ、ビッグマムの部下に殺られた。俺はこれから弔い合戦を仕掛ける。邪魔すんじゃねぇぞ』

 

「御冥福をお祈りします……一段落したら墓に花を添えさせてください。色々調整した関わりが有りますから」

 

『おぅ。そうしてくれ』

 

 初代4番隊隊長エドワード・ジーンズの死はビッグマムと白ひげの戦争を意味した

 

 数年に及ぶ戦闘により両方の勢力は停滞し、その間をカイドウ率いる百獣海賊団が台頭し、後のワノ国の争乱に影響してくるのだが、フューチはまだ知らない

 

 




賛否両論あると思いますが許して
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